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0505鏡野町の滝二つ [日帰り旅]

左:岩井滝 右:中林(チュウリ)の滝
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緊急事態宣言下で近くの密でない自然の中を歩いているが、この日は少し足を伸ばして、兵庫県から少しだけ県境を越えた二つの滝を見に行ってきた。県境を越えるか越えないかということはさほど問題ではない、密な所に行かないという方がはるかに大事だという思いからでもある。宣言が出されてない所に行って遊ぶということではないのだ、と一応断わっておく。言い訳にもならないかもしれないが。

朝6時半ごろ家を出て、今回は山麓バイパス~R175~滝野社で中国縦貫にというルートを試してみた。高速代は370+1760で休日割引がなくても安い(笑)。佐用から鳥取道に入る。途中にスギサポwalkというアプリで知った「恋山形駅」があると知ったが、後で時間があったらということでスルー。用瀬(モチガセ)でR482を西に進み、恩原高原のあたりで北上し、目指す「岩井滝」の駐車場には10:10に着いた。滝の近くにある「いっぷく亭」という食堂をナビっていて、近づくと滝の標識が出てすぐ行けた。
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早く着いたのでまだ5台ぐらいしか車はなかった。早速滝に向かう。
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途中の渓流も美しく、小さな滝がいくつもあった。
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名水百選にも選ばれたという清水「岩井」。水は汲まなかったけど。
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スミレと大岩。
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木橋の向こうに滝が見えてきた。
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「岩井滝」(鏡野町上齋原)は、落差は約10mと小ぶりだが幅は約6mある。
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この滝の特徴は裏側から滝を見ることが出来る「裏見の滝」であることだ。
滝の裏側は割と広い洞(岩窟?)になっていて小さな祠があった。
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「裏見の滝」。落ちる水が見えるかな?
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いくつか滝の写真を。
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10:50駐車場に戻ると車が増えていた。早く来てよかった。
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昼はいっぷく亭で食べられたらいいな、と車を走らせた。
「いっぷく亭」。古民家を利用した風情あるお店のたたずまい。
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ところが、こんな張り紙が。
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むちゃくちゃ残念だが、岡山でも感染が広がっているので賢明な判断と言えるか。コロナがおさまったら再訪したいと思ったことだよ。
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気を取り直してR179を南下し、お店を探す。道の駅「奥津温泉」に入ると車で一杯。
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名物のおばちゃんの店「温泉亭」はやっていたが超「密」な感じなので水を1本買っただけで退散した。お店によって考え方が違うのが興味深いが、お客が殺到するという判断はなかったのかな。
更に南下しているとそば処「秀峰」の看板があったので入ってみた。
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席は庭に向かって同一方向にセットしてあり、酒も提供しないと感染対策ばっちりのお店だった。辛み大根のざるそば大盛りをいただく。なかなか美味しかった。
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12:15昼食を済ませ、次の目的地「中林(チュウリ)の滝」に向かう。R179を南下し、鏡野町役場の手前で左折し、県道を北東に進む。大町公会堂のあたりに大きな看板がある。
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細い道を3kmほど進むと駐車場に着いた。せいぜい5台ぐらいが駐車できるスペースに2台止まっていた。
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滝は泉山(いずみがせん 標高:1,209m)への登山道の途中にある。中林の滝(一の滝)の他に二の滝、火の滝、十六夜の滝、天の滝など多くの滝があるようだ。とりあえず一の滝を目指して歩いた。おこもり堂と呼ばれる建物の向こうに滝はあった。
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「中林の滝」(落差30m)。
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なかなか優美な滝であった。少し戻って他の滝もと思って登り始めたが、かなりの急登で杉の落ち葉が敷き詰められて滑りやすく、ちょっと無理だと諦めて、少し登ったところにある天の滝などを見るだけにした。
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14:00駐車場に戻り帰途に就く。途中の道に山藤がたくさん見られたので、少し写真を撮った。
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杉や檜には絡んでいないのは、伐られているのだろう。雑木にはたいがいまとわりついて咲いている。すごい繁殖力だと思った。

さあ、ちんたら地道で帰ろうとしていたが、まだ時間があったので、来るときに見て「頭の隅っこに」入れておいた「恋山形駅」に立ち寄れるかなと思い、R53を東に向かってみた。これだと智頭駅まで一本道である。途中の津山あたりでご飯にしようかなと思ったが、まだ早かったのでスルーしたら、二度と食べ物屋さんに巡り合わなかった(笑)。
16:00「恋山形駅」に着いた。
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この駅を知ったのは、ウォーキングアプリのスギサポで、「駅巡りウォーク」というラリーの中にあったので、頭の隅に残っていたのだった。駅はすべてピンクに彩られていた。
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智頭急行智頭線の駅(無人駅)であるこの駅は、1994年の開業当初は「因幡山形駅」とする予定であったが、地元の要望で「来い山形」をもじって「恋山形駅」にすることとなったそうである。「幸福駅」のような人気駅にしたいという意図があらわであるが、その目論見は果たして功を奏したのだろうか。「恋ロード」という駅前の道のピンク色がやや色あせて見えたのが気になったが…。
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夕食は結局大原駅の近くのコンビニで買って、車の中で食べる羽目になったのは残念だったが、まあこれもこういう時期の旅だからな、と自分を慰めたのであったよ。
大原駅に停車していた列車。
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やけになったわけではないが、帰りは国道を南下し、姫路バイパスに出て、山麓バイパス経由で帰った。山の中だけしか行かなかったので、いつもの滝見旅と同じ楽しいドライブであった。


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0331「清住かたくりの里」のカタクリの花の群落@兵庫県丹波市氷上町清住 [日帰り旅]

カタクリの花の群落。
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夕方のニュースでカタクリの花の群生地群落を紹介していたので行ってみることにした。最盛期まで数日はかかるということだったのでメモしておいた。佐用町にもあるようだが、確か丹波市と言っていたよな気がしたのでこちらにした。調べてみると「雨や曇りの日には蕾のままの姿」とあったので快晴のこの日にした。カタクリの花は山歩きの中で一・二度見たことがあるがめったに見られないと思っていたので楽しみだった。

8時に家を出て六甲トンネル~舞鶴道で行った。最寄りのICは春日のようだったが、愛車のナビは持ち主に似て地道に行かせたがるので丹南篠山口ICで下りた。その後もやや迷走気味のナビだったが、10時に駐車場に着くことが出来たので上首尾ではある。
駐車場わきの桜。
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駐車場(無料)は50台分ぐらいあって、ちゃんと観光地として整備されているなと思った。標識に従って山の斜面に向かう。
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先ずヒメオドリコソウの群落が。
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モクレンのようだけど葉っぱが。
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入り口で入園料300円を払う。
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斜面を少し登るといきなり視野一杯のカタクリが。
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予想外のスケールにどこをどう撮っていいか分からないほどだった。うまく撮れたとは思えないけど並べてみる。
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ツバキの花とのコラボ。
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日陰の花は確かに閉じている。
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一通り見て満喫し、順路に従って帰ろうとして歩いていると、さらに規模の大きな群落が見えてきた。
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カメラマンもたくさん。
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カタクリの花を堪能して車に戻った。
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丹波なら蕎麦ということで、お昼は蕎麦屋さんに。名前に惹かれて「いづも庵」を選ぶ。
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名前の通り出雲蕎麦も出しているお店だったが、内装はちょっとファミレスっぽかった。
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天ざると鴨汁蕎麦を食べたが、例によって半分ぐらい食べてから写真!と気付いた(笑)。
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地元では人気の店のようだった。

来る時途中何度も桜並木を見かけたので、帰りはどれかを見ようと車を走らせた。前にも書いたが、この時期どこを走っても桜並木があるので改めて驚くのであった。柏原駅を通った時駅の向こうに見えたので立ち寄ってみた。
JR柏原駅。
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駅の裏手に柏原川という川があって、土手に桜が植えられていた。川岸に桜が植えられていることが多い。土手に根を張って補強するためだと聞いたことがあるがどうだろう。
川の北の方には甲山のような山が。
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反対方向。なかなか長い並木だった。平日だからか人はあまりいなかった。自粛かな。
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のどかないいところだった。
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帰りも丹南篠山口ICから高速に乗ったが、西宮北IC~盤滝トンネル経由で。行きもこちらの方がよかったかも。カタクリの根は片栗粉の原料と思っていたが、今ではジャガイモが原料になっているらしい。大量生産しにくいからかなと思うけどちょっと残念な気もすると思ったことだよ。こんなに大規模でなくてもいいから六甲山あたりにあったら毎年行くのになあ。



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0224「道明寺天満宮」の梅林@大阪府藤井寺市 [日帰り旅]

「道明寺天満宮」の梅の花。
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少し前にTVで紹介していたので、行ってみようかなと思っていたが、休日は人で一杯だろうと逡巡していた。月曜日に行ったら密だったとFBでの紹介があったので、ますます逡巡したが、朝一番で行ったらなんとかなるかなと思い、この日出掛けることに。まあ、密なら早々に退散すればいいといつものスタンスで。こういうスタンスは大事だと思う。せっかく来たからと無理にとどまってしまうのが、感染を広げることにつながると思うからだ。

7時半に車で家を出た。9時に梅園が開くとのことだったので、それまでに行って神社内を散策し、開園と共に入って観梅をし、さっと帰ろうという算段だった。例によって高速代節約したので、武庫川ICまで30分かかったが、なんとか8:50に駐車場に入ることが出来た。
実際は駐車場から入ったが、参拝順路に沿って。
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道明寺天満宮はもともと「土師(はじ)神社」と言ったそうだ。菅原道真の祖先は土師氏を名乗っていたので菅原氏の氏神と言ってもいいだろう。すぐ隣に「土師寺(道明寺)」もあり、昔はそちらの方が隆盛を誇っていたようだから、明治の廃仏毀釈の影響を受けたのだろうと推察される。道明寺というとあのドラマの主人公の名を思い浮かべる方も多いと思われるが、私はと言えばあの安珍・清姫伝説で有名な和歌山の「道成寺」と混同していたような気がする(笑)。
さて、境内をもう少し回ってみる。
本殿。
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能舞台。
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他の神社でも見た「さざれ石」。普通の石に見えるが。
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「梅まつり」のポスター。
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盆栽展ならぬ「盆梅展」もやっていた。
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「思いのまま」。
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さて、9時になったので裏手の梅園に入ってみた。入園料300円。
一番に入ったので人は少なくてよかった。梅は密であった。
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手前にある木は別名「孔子の木」と言われる「楷の木」。
上から俯瞰したいものだと思っていたら、園の中ほどにこんな観梅台が。
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もう少し高くてもいいかなとも思ったが、園の風景に溶け込んでいたので、ぎりぎりの高さかな。
台の上から撮ったものをいくつか。
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園内を回ってみた。
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少し盛りを過ぎているのもあったが、小一時間梅の花を堪能した。
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西隣にある「土師寺(道明寺)」にも立ち寄ってみた。
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菅原道真の叔母の覚寿尼がこの尼寺にいたので、道真もよく訪ねていたらしい。大宰府に左遷されるにあたって、やはりこの寺を訪ね「鳴けばこそ別れも憂けれ鶏の音のなからん里の暁もかな」と詠んだと伝えられている。ちなみに「道明」は道真の号であるということだ。
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梅の木は少ししかなく、閑寂なたたずまいであった。
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帰りは中央環状を西に走り、大浜ICから湾岸線に乗ると、1時間ほどで家に着くことが出来た。3時間半ほどのプチ観梅ドライブであった。


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0219琵琶湖バレイ・スキー場 [日帰り旅]

琵琶湖テラスから見た雪の琵琶湖。
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2月に入ってから、三寒四温というのだろうか15℃を越える日々が続いていたが、17日ぐらいから急に寒くなってきた。これなら近場でも雪が締まっているかもと思い、機会をうかがっていた。17・18は気温も低いが吹雪のようで断念、この日は午後から晴れるという予報なので、琵琶湖バレーに行ってみることにした。そこより北だと雪で道路状況も厳しそうだし、翌日からまた春の陽気になりそうなのでぎりぎりの選択だったと言える。前にこのスキー場に行ったのは15年の3月だった(記事参照)。あれからもう6年になるんだなあ、早いものだ。

少し高速代をケチってR171を走り、中国吹田~京都東まで名神で行った。湖西道路の和邇ICのあたりから周囲は雪景色になった。雪深くなるのはもっと北だと思っていたのでちょっとびっくり。
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9時過ぎにロープウェイの駐車場に着く。前日までにweb予約をすると、ロープウェイ・リフトで平日4000円になるのは有難い。
駐車場からは琵琶湖が見えた。
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ロープウェイは定員まで入れるので満杯で密だった。コロナ対策でマスクは義務付けられているが、会話は控えめにというのはあまり守られていなかったように思った。レジャーだからはしゃいでしまうのかなと思うが、5分間下を向いて耐えた(笑)。
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滑るというよりは山からの琵琶湖の景色を撮るのが主たる目的だったが、午前中は曇りの予報だったので、ちょこっと滑りながら雲の晴れるのを待とうと思った。
時々うっすらと見えた太陽。
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少し前に気温の高い日が続いたためか、リフトは半分しか動いていなかったのは残念だったが、雪は悪くなかったので、それなりに楽しく滑ることが出来た。平日なので人はそう多くなく、レストハウスも密でないのはよかった。野麦ではなかったことだが、リフト待ちと乗る時にマスク着用を求められたのには少し驚いた。施設側もかなり気を使っているようだった。
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12:00少し滑ったり休んだりした後、6年前にはなかった「琵琶湖テラス」に行ってみた。
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テラスの先から少しだけ湖岸が見えたが、全体としては雲に隠れていた。
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再びゲレンデに戻る。14:30ごろレストハウスで休んでいると、「さっきゲレンデから湖が見えたよ」と隣で話しているのが聞こえて、急いでホーライ・ゲレンデの上に行ってみた。雲の切れ目から見えた琵琶湖を今しかないかなと思っていくつか撮った。晴れ渡っているのとはまた違う味わい深い景色だった、かな?
北に広がる比良山系。
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雲が切れてはまた隠れるという変化がよかったが写真ではうまく伝わらないかな。
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15:15、やっと晴れ間が見えてきたので、琵琶湖テラスに戻った。
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晴れるのが遅かったので、思いの外たくさん滑ってしまったが、最後に晴れてよかった。雪の蓬莱山からの琵琶湖の眺めは格別なものがあった。
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パノラマ風にしたけどデコボコじゃね(笑)。
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15:30ロープウェイで下界に下りた。下りは三々五々に帰るので空いていてよかった。
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駐車場から見た蓬莱山と琵琶湖。
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予定では2時頃切り上げて、明智光秀ゆかりの地をいくつか見ようと思っていたが、遅くなったので坂本城跡だけ立ち寄って帰ることにした。
坂本城は湖に突き出た城で、破却されて遺構は湖の下にあり、調査が少しずつされているようだ。
坂本城址公園。
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光秀の像。
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近くにあった明智塚。
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CG復元された坂本城のポスター。
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物寂びた湖岸の風景もいいものだった。また別の機会に時間に余裕をもって訪れて、坂本の町や光秀ゆかりの西教寺なども回ってみたいと思ったことだ。
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0129「白崎海岸」@和歌山県日高郡由良町 [日帰り旅]

“日本のエーゲ海”とも称されている「白崎海岸」の白い岩肌。
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夕方のスポット番組でこの海岸がちらっと紹介されていたのでメモっておいた。和歌山の有田市と御坊市の中間にある由良町にある白亜の海岸ということだった。“日本のエーゲ海”というのはやや大げさかなとも思ったが、茶色っぽい岩肌が多い日本の海岸の中では、確かに異彩を放っているように見えた。R42のこの辺りは和歌山を訪れた時何度か通っているが、通過するだけで今まで知らずにいた。国道が海岸線を走っていたら気が付いたのだろうが、ちょっと海岸から離れているので前もって知っていなかったら訪れる機会はないのだろうな。付近に水仙の群生地もあるようなのでこの時期がいいだろうとこの日出かけることにした。ただしこの日は再び寒波が襲ってきて北陸あたりは大雪になりそうな天候だったが、さすがに和歌山は大丈夫だろうと思ったのだった。実際雪こそちらつく程度だったが、気温は終日4℃以下で強風が吹き荒れるという厳しい条件になってしまった。まあ、厳冬の太平洋を満喫したと思うことにしよう(笑)。

例によって高速は北津守までの区間と、和歌山道の上之郷IC~広川ICだけという最低限の利用であった。道の駅「白崎海洋公園」をナビっていたが、ちょうど昼前に着きそうだったので、由良町のランチを検索すると"BALORICCO" という倉庫を改造したというカフェがヒットしたので、そこに行ってみることにした。後で分かったがこのお店は由良町の市街地にはなくてずっと北寄りの小さな漁港のほとりにあったのだった。白崎海岸に行くのも市街地側から行くのが王道のようなので、これから行かれる方はそのおつもりで。ナビ頼りも考え物だが思わぬ出会いもある。結果オーライの面白いお店だった。
お店の前の海。なかなかの絶景だった。
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カンムリカイツブリ?も泳いでいた。
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店の外観&内観。
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昼食後白崎海岸に向かう。5kmほど海岸沿いに走ったところだ。
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荒々しい冬の太平洋。うっすらと四国の山々が見える。
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12:45 道の駅に着く。「白崎海洋公園」の中に作られた駅である。
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駐車場の周囲がすでに白亜の岩山である。こんなど真ん中に施設を作っていいのかと思うぐらいだが、国立公園に入ってないからだろうか。駐車場の向こうにコテージが数戸立っていた。
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なかなか素敵だがこれ以上増やさない方がいいのにとも思った。
それではちょっと多いが、“日本のエーゲ海”の絶景をランダムに並べてみる。
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白崎海岸は岬全体が白い石灰岩で出来ていて、約2億5000万年以上も前になるペルム紀のものだということだ。地質学的にも貴重だと思うので保存に注力してもらいたいと思ったことだ。園内には昔作られて今は使われていない施設と駐車場の跡が残っていた。
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かつて観光地として整備されたが、その後さびれてしまって、今再び観光地として見直されているというところなのだろう。潮岬なんかと比べても遜色のない景色だと思われるので、性急にならず大事にしてもらいたいものだ。

その後、近くにあるという水仙の群生地「番所山」を探して行ってみた。「白崎青少年の家」の駐車場に車を停めて歩いてみた。野生水仙の群生地ということなので、以前行った淡路島の「灘黒岩水仙郷」ほどのスケールではなかったが、斜面に沿って肩を寄せ合って可憐に咲いているのがよかった。
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一番上の広場から見た海岸風景。
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もう一度道の駅に戻ってトイレ休憩してから、14時半ごろ由良町の市街の方を回って帰途に就いた。この日は本当に風が強くて、車のドアを開けたら中にあったゴミ袋が吹き飛ばされたりしてびっくりした。
白崎海岸のシンボル「立厳岩」を最後に見ることになった(笑)。
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帰りは有田IC~阪南ICまで高速に乗り、府道29号線を北上、大浜ICから湾岸線に乗った。ちょうど5時過ぎに中島PAを通りそうだったので、トイレ休憩を兼ねて夕日を見に立ち寄った。
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偶然だったが、まるで計画していたかのように美しい夕景を見ることが出来た。

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1101 滝三つ @鳥取市国府町雨滝 [日帰り旅]

左から「雨滝」「布引の滝」「筥滝」。
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少し前に山陰の滝を紹介する番組を観てすぐに録画しておいた。我が隠岐の島の「壇鏡の滝」も紹介していたが、他は初めて見る滝ばかりだった。まだこんなに知らない滝があるんだと思い、いつか行こうと場所をメモしておいた。
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滝と前から行こうと思っていた「月山富田城」を組み合わせて一泊二日の旅をと考えていたが、前日の土曜日は安い宿が見つからず断念。"GO TO TRAVEL" も皆さん殺到しているのと、もともと安い宿が基本料金を一旦上げてクーポンで下げる、というような怪しい業者もいるような気がして、あまりいい感じがしないなあ。

この日、珍しく朝4時半に目覚めて、いつもなら二度寝するのだが、「明けの明星」と見ようと外に出てみた。
「明けの明星」。
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そうこうしているうちに6時になったので、いっそ日帰りで鳥取の滝だけを見に行こうと車を出した。目的地は鳥取市の近くの国府町にある「雨滝」にした。近くに「布引の滝」と「筥滝」もあって一粒で三度おいしいと思ったからだ。中国縦貫~鳥取自動車道を走り、道の駅「かわはら」で右折してしばらく走ると「雨滝右」の看板が見えた。結構地元が推している滝のようだ。
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10;00駐車場に着いた。早く出たからというのもあるが意外と近いなあ。
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「筥滝展望台」があったがかなり遠い。あそこまで歩くのか?
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滝の案内板。このあたりに10個も滝があるのか。
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5分も歩くと滝が見えてきた。落ち葉が敷き詰められた風情ある川床。
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左手にあるのが「布引の滝」落差20m。名前の通りたおやかな滝だ。
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この滝は地下水が崖の途中からしみ出して滝になった珍しいもので「潜流瀑」というそうだ。
次に右手奥にある「雨滝」に向かったが、小さな木橋の右手に渓流と言った方がいいような小さな滝があった。
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「佛谷の滝(仏谷渓谷)」というようだが、青葉と苔むした岩が配された日本庭園のような優美な滝だった。

さて「雨滝」が見えてきたが、手前の木々と落ち葉の絨毯で日本画のような美しさ。
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「雨滝」落差40m。扇ノ山を源流とした雨滝川(袋川という記述も)にかかる滝ということだ。
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水量の多い滝で、滝壺に近づくと水しぶきがかかってくる。オーソドックスで豪快な滝だった。

次の滝はと見ると、たくさんあったが「筥滝」を目指すことにする。
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ひと山越える山歩きになりそうだ。
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坂の途中で滝を振り返って見る。
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凄い階段!これを見て行くのをやめる人も多いかも。
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階段の上から見た滝。
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崖沿いの山道を歩いて行く。
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少しだけ紅葉が。
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20分ほど歩くと「筥滝」が見えてきた。
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「筥滝」落差30m。重箱を重ねたような岩肌からその名が付いたという。
一段かと思っていると、川床に下りたらその上にもう一段滝があった。
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更に上にも滝があるようだが、ドローンでないと無理みたい(笑)。
荒々しい柱状節理に圧倒される。
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左手に上の段に上る梯子が。よく整備されてるな。
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それでは「筥滝」の全てをランダムに。
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どの滝も素晴らしかったが、自分的には「筥滝」が一番インパクトが強かったなあ。
滝を堪能して引き返した。
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11:50駐車場に戻る。昼は鳥取市内で食べようと車を走らせた。
来る途中で見かけたススキ原。
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「殿ダム」という珍しい石造りのダムもあった。
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早起きしすぎてくたばっていたので、昼食を食べてからしばらく車で仮眠してから帰途に就いた。滝を三つ見ただけだったが十分満足した日帰り旅であった。鳥取は近いということも再認識したのであったよ。


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0921 彼岸花&「十割そば処 山獲」@兵庫県三田市 [日帰り旅]

今年は彼岸花が少ないような…。
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毎年彼岸の頃には計ったようにあちこちで花開いているヒガンバナだが、今年はあまり見かけないようなので、裏六甲のあたりにないかなと思い、出かけてみた。奈良の明日香村には前に二度ほど行った(棚田と案山子と彼岸花)が、ちょっと遠いので。当ブログでもリンクを貼らせていただいているshashiさんのブログを見て、有馬富士公園と波豆川の八坂神社周辺を回ってみることにした。
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有馬富士公園はさすがに4連休の3日目ということで、駐車場はほぼ満杯だったが、広い公園なので密にはならならなかったのはよかった。快晴だったが風が強かったので「逆さ富士」は見られなかった。
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福島大池の周りを一周すれば見られるだろうと高をくくって左回りに歩き出したが、今回は少し甘かったようだ。
「水辺の生態園」の付近に少し咲いていたが群落というほどではなかった。
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池には蒲(ガマ)と蝦蟇(ガマガエル)が(笑)。
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古民家のあたりの田んぼの脇にはいくらか咲いていたが、こちらは盛りを過ぎているようだった。今年は夏の暑さが酷かったので、彼岸花も咲く時期を見失っているのかな。いくつか撮ったものを並べてみる。
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これは珍しい古代米?
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古民家で少し休憩。
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お化けカボチャ。
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大池は雨が少ないせいかかなり水位が下がっていた。
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お昼前になったので公園を出て、波豆川に向かう途中で昼食を摂ろうと考えながら車を走らせた。前日に地図でコースを考えた時、八坂神社の手前に十割蕎麦の店があったので、行けたら行こうとメモしておいたのだが、まさかこの日一番のハイライトになるとは予想だにしていなかった(笑)。住所でナビって、ここを通るのかというような細い道を走っていると、山すそに古民家風の家があり、車がたくさん停まっていたので驚いた。どうも知る人ぞ知る名店?だったようだ。
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「十割そば処 山獲」という名のこのお店(三田市下槻瀬50-1)は、店主が「マタギ」をしているという「炭火焼き&ぼたん鍋&荒削り蕎麦!」のお店で、鶏・雉・猪などのジビエの炭火焼きと十割蕎麦が売りということだった。庭先には猪の子などが飼育されているゲージがあり、獣臭が漂っていた。人によっては敬遠するかもしれなかった。
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雉の炭火焼きと盛蕎麦のセットを頼んだ。雉は思ったより柔らかく、おいしく頂いた。蕎麦は殻ごと挽いているらしいが、十割というよりは十二割と言った方がいいような、コシがありまくりの蕎麦であった。しっかり噛みしめると味わい深いが、普通の十割蕎麦と思うと抵抗を感じる人も多いのではないかと思った。
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また来たいとは即座には思えなかったが、一度は是非訪れたい店であることは間違いない。

昼食を終え八坂神社に向かう。お店から5分も走ると波豆川沿いの神社に到着した。有名な京都のお寺とは違って鄙びた神社であった。
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こちらにもいくつか彼岸花が咲いていたが、群落には程遠かった。
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場所が違うのかなと思って、ぐるっとあたりを走ってみた。三田市・宝塚市・猪名川町が境を接する地域のようだった。しばらく走って猪名川町に入ったところに蕎麦畑があるのを発見。
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もともとは田圃だった所に蕎麦を植えたのだろうと思われたが、一面に蕎麦の花が広がる情景は圧巻だった。

最後に思いがけずいいものを見ることが出来て、満足して帰途に就いた。帰りは六甲山トンネルを通るルートをとったが、途中の田圃にも彼岸花はあまり見かけられなかった。所期の目的は果たせなかったが、実りの多い初秋のドライブではあった。
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0821「比地の滝」と「延ヶ滝」@兵庫県宍粟市山崎町 [日帰り旅]

左「比地の滝」と右「延ヶ滝」。
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コロナ禍に酷暑と重なると、どんな人間でも心と身体を病んでしまいそうになるだろう。ましてや持病を持っていたりすると、あらぬ妄想にさいなまれたりするのも、さもありなんと思ってしまう。かくいう私も「エアコンをつけずに寝ている高齢者が熱中症で…」という記事を見たりすると、自分も寝ている間に、と思ったりして、ガーガーうるさいので送風でしか使っていなかった自室の窓用エアコンを稼働させたりしている今日この頃である。

この日は週末から雨模様という天気予報に騙されて?、暑気払い・邪気払いに久しぶりに滝めぐりをしてみることにした。我が家の自粛警察から「兵庫県から外に出てはだめ」と言われているので、「兵庫県・滝」で検索したら、時々ネットで見かける「滝メグラー」さんが標記の二つの滝をセットで紹介していたので、それをスマホに転送して出かけた。ちゃんとポイントを押さえていなかったので「延ヶ滝」の方を危うく見落とす羽目になりそうだったが(笑)。

「比地の滝」は県立「国見の森公園」から歩いてすぐのようだったのでそこをナビった。公園の駐車場には山崎ICから10分ほどで着いた。近くには以前行った紅葉の名所「最上山公園」もあるんだと地図を見て分かった。最近県立の公園によく訪れているが、どこも駐車場・入園料は無料だし敷地は広大だしで、ありがたいような、でも我々の税金で運営されているのだと思うとちょっと複雑な気分。
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事務所でパンフレットをもらっていざ滝へ。
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比地の滝への遊歩道の入口には猪や鹿の侵入を防ぐゲートが。
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こちらには背後の国見山に登るモノレール「はばタン号」が走っていて、これも無料だったので驚いた。事務所のおねーさんに「もうすぐ出ますよ」と言われたが、山頂は暑そうだし滝めぐりが今回の主目的と思い直し、「また秋にでも乗せてもらいます」と言った。でもちょうど出発するはばタン号が見えたので何枚かパチリ。
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なかなか可愛い。前日まで電源の故障で不通になっていたそうだが、傾斜が急そうで乗ると怖いかも。
坂道を少し登ると滝が見えてきた。奥の方に見えるのが「比地の滝」。
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落差12mということだがもっとあるように見える。細くて優美な滝だった。
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シャッタースピードを落として撮るやり方を勉強してこなかったので「キラキラモード」でも撮ってみた。
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動画も。

滝つぼの近くは本当に涼しくて、やはり「夏は滝」と思ったことだよ。
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小さな祠もあった。
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少し涼を楽しんでから車へ引き返し、「延ヶ滝」(山崎町)に向かう。一旦揖保川まで出て北上し、県道429に左折してそのまま進めば道路わきに見えると思い込んでいた。途中にあるペンション「空とさんぽ」が目印になるので、そこをナビっていたが、そこは県道を右折するのでそのまままっすぐ行ってしまったのだ。
後で見るとその三差路にこの標識が。植栽に隠れて分かりにくかった!
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標識を見ればわかるが、そのまま5km先の「岩上神社」まで行ってしまったのだった。お蔭で神社を参拝出来たのだが(笑)。
「岩上神社」。
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このあたりに車を停めて川沿いに歩いてみたが、一向に滝は見つからずこんな看板まで(悲)。
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「滝メグラー」さんのブログを見ようと思ったが電波がとどいてない(悲2)。どうも途中で見逃したらしい、と右手の川を見ながら細い道を下っていった。途中に釣り堀があったので、そこの人に聞いてやっとわかったのだった。ペンションをナビったのは実は正解だったので、行ってみようと思われる方は是非。
こちらの道も大変細く、木材を伐り出して運ぶトラックと行き会うのも往生したが、なんとか「延ヶ滝」の看板を見つけることが出来た。
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道路から見た滝。
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前に行った「尼ン滝」も道路のそばだったが、もう少し急な道を下りていくと、滝つぼのすぐ近くに出ることが出来た。
「延ヶ滝」。落差20mということだが、こちらももっとあるように感じられた。
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もう3週間近く雨が降っていないようなのに、この水量はすごいなと思った。滝つぼの近くにいると、しぶきがミストのように降りかかってきて実に心地よかった。
こちらの動画も。

他にも小さな滝がいくつかあった。
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しばし自然のオゾンを一杯吸い込んで滝を後にした。
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行きは中国縦貫で吉川~山崎まで来たが、帰りはR29~姫路バイパス~加古川バイパスと無料区間を走り、山麓バイパス(370円)のみで神戸まで帰ることが出来た。軽い夕食を摂っていると、夕立が降ってきた。何日ぶりの雨だろう。雨は嬉しかったがこの日はまだ8000歩しか歩いていなかったので、ノルマ?を果たすため住吉川を少し歩いた。途中で雨は上がったが、連日の猛暑の蓄熱からかそれほど涼しくならなかった。
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これを書いている今日(土曜日)は予報では雨だったのに、降らなかった。天気予報の嘘つき!と叫んでいたが、夕方また通り雨があって、その後は少し涼しくなった。秋が近づいているのかな。


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0329「闘竜灘」など@兵庫県加東市滝野町上滝野 [日帰り旅]

想像以上の絶景だった「闘竜灘」@加古川中流。
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「闘竜灘」を真っ二つに割って流れる「掘割水路」。
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桜が咲き始めたのにぐずついた天気が続いているが、この日はやや天気が良さそうなので、郊外に出ることにした。まあ、コロナ騒ぎがなくても都心部をうろつくことはほとんどなかったから、いつもとあまり変わりはない。去年の秋に、ある番組で加古川の中流に奇岩・怪岩の続く名勝があると知って、そのうち行こうとスマホに場所のメモを送っておいた。この日もまあまあ早く出たのだが、この時期感染者数の多い兵庫から他県(岡山・鳥取など)に出かけるのもためらわれて、ふと思い出した近場の景勝地だったのだ。

自分は例によって地道中心で、六甲山トンネルと北六甲道の一部(計320円)で行ったが、一般的には中国縦貫の滝野社ICから北に7分ほど走ると行ける。R175の「闘竜灘東」の信号を左折すると「闘竜橋」があり、そこから下流にかけて「闘竜灘」が見えてくる。
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橋から北の山を望む。
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どこに車を停めようかと走っていると、ちゃんとした無料駐車場が二つもあった。観光協会が力を入れているようだ。
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川の方に歩いていくと、モニュメントなどいくつかあって、観光地として整備しているなと思ったことだよ。
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銅像があって、阿江与助という江戸初期の人だった。加古川を開削して舟が通れるようにした人のようだ。
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川辺に出ると、手前の方が滝になっていて、前日の雨のせいもあってか勢いよく流れていた。
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往時はこの滝やもっと高い岩場を水が流れていたらしい。阿江さんもこの岩場の掘削はできなかったようで、当時の舟運はここで一旦途切れて一度荷を下ろし、下流で積み直したともいう(荷を滝から落としたとも書いてあったような)。ここが宿場町のような形で栄えたそうだが、闘竜灘の間近まで住宅があるのを不思議に思っていたので腑に落ちた。

岩場には歩いて行ける。上から見ているだけでも十分楽しめるのだが、実際足場の悪い岩の上を歩いた方がより迫力を感じられるだろう。
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岩場の真ん中あたりが割れて幅10mぐらいの水路になっている。自然の渓谷のように見えるが、実は明治初期にダイナマイトで作った水路のようだ。「掘割水路」と呼ばれている。
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この水路が出来てから、途中で荷を積み直すことが無くなったという。逆にここは宿場町として衰退していったのかもしれない。バイパスや高速が出来て衰退していく国道沿いのお店を連想した。
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一時間余り足場の悪い岩の上を歩き回って疲れたが、住宅地に隣接した本格的な岩場は想像以上だった。武庫川渓谷は廃線が横を走っているが、山の中を通っているのでそこが違いだと感じた。
武庫川渓谷廃線跡
武庫川渓谷廃線跡」再訪
前に立ち寄った吉川町の「黒滝」は実際に見るとスケールが小さかったが、こちらの迫力はかなりのものだ。
ここだけを目指して来ると若干の物足りなさがあると思うが、近隣の景勝地とセットで行くと満足できる日帰り旅になると思う。ということで、もう一つ調べておいた志方町の「円照寺」に立ち寄ってみた。
「円照寺」(加古川市志方町広尾)は闘竜灘から南西に30分ほど走ったところにあった。「花の寺」として有名な所で、今頃はクリスマスローズが満開だとニュースで紹介していた。私の親戚のお寺も「~花の寺」を標榜しているが、代替わりしてからやや花が少なくなったような。
「円照寺」。
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本堂と鐘楼ぐらいしかない小さな浄土真宗のお寺だが、入り口から中に入ると本堂が花に包まれてあるように見えた。本格的な「花の寺」だなあと圧倒された。
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種々のクリスマローズ以外にもいろいろな椿や名前も分からない珍しい花々で一杯だった。というわけでランダムに写真を並べることにした(笑)。
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裏手にある「鐘楼」はかつて豊臣秀吉が中国攻めの時に「陣鐘」として使っていたが、「中国大返し」に際してここに打ち捨てていったものを拾って、この寺に安置したとされているが、どうなんだろう。
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寺から100mほど北に以前の伽藍跡があり、ユキヤナギのトンネルがあるというので行ってみた。
こちらもなかなかの風情。
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ワンちゃんのインスタ映えする写真を撮りに何組かのグループが集まっていた。
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2時過ぎまでいて寺を後にした。
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どの季節もそれぞれ見どころがあるようなので、調べて行くとよいと思ったことだよ。
周囲の田んぼは今は麦畑になっていた。「麦秋」にはまだ早かった。
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あぜ道に咲いていたタンポポとヒメオドリコソウ。
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帰りは地図を見ながら東に走り、R175~山麓バイパスで神戸に帰った。途中で「平荘湖」や「厄神駅」など覚えのある名前が出てきたので、前に通ったなと思っていると、「ああ、ここは籾摺り精米機を探して来た所だ」と記憶が天から降臨してきた。記憶をたどりながら上荘橋の西の県道65を走っていると、懐かしい?コイン精米機があった。
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あれからもう4年も経ったのだと思うと妙に感慨深かった。
コイン精米機顛末記
精米再びと『平荘湖』のアジサイ

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0309「玉置神社」~「玉置山」@奈良県吉野郡十津川村 [日帰り旅]

0309「玉置神社」~「玉置山」@奈良県吉野郡十津川村
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不安定な気候が続いている中、珍しく一日中晴れの予報だったので、少し遠出して大峰山系の霊山の一つである玉置山に行ってみることにした。山なら濃厚接触の可能性はまずないしね(笑)。少し前に毎朝BSで放映している「グレートトラバース3三百名山全山人力踏破」という番組で、プロアドベンチャーレーサーの田中陽希が「大峯奥駈道」という、吉野と熊野を結ぶ大峯山を5泊6日で縦走するというのをやっていて、それはとても無理だけど、その現場付近に行って気分だけでも味わってみたいと思っていたのだ。「玉置山」(標高1,076m)の九合目に神社があり、そこから30分で登れるというのがポンコツハイカーにはちょうどよさそうだった。

南阪奈道路の葛城ICから南下しR168に入るのは、何度も通っているルートだ。山に入ると極端に細くなる道だったが、付け替えられた部分も増えてきて、快適になりつつある。古い自分のナビの予測時間より一時間早く着いたことからもそれがわかる。
10:15、前に行った葛城山登山口の近くから吉野の山々を望む。
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11時ごろ道の駅「吉野路大塔」着。そこの売店に前探していた「あんぽ柿」が400円ちょっとで売っていた。
翌日早速サラダに使われて一個足りなくなっているあんぽ柿。
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11:30、「谷瀬の吊橋」着。
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よく立ち寄っているが、今回は50mほど歩いてみた。なんせ高所恐怖症なので(笑)。
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12:20、道の駅「十津川郷」に着いたが、駐車場が一杯だったので手前に見えた蕎麦の幟があるお店に入ってみた。
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のれんがかかっていたので中に入り、声をかけるとやっているようだった。85歳ぐらいのおばあさんが自宅でやっている蕎麦屋さんで、退職して始めてもう25年になるそうだ。どれも1300円なので、メカブの入ったセットを頼んでみた。
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蕎麦は普通だったが、セットの甘露煮やちらし寿司など美味しかった。メカブは最近我が家でヘビロテのぶっかけ蕎麦の新しい具材になりそうだ。尾張屋さん、また来ることがあるかな。

再びR168を南下し、標識に従って左折し玉置神社に向かう。同じ方向に以前行った「瀞八丁」の標識もあり、近くを通っていたんだと知った。
途中でさらに左折し、細い山道を上っていって神社前の駐車場に着いたのは13:10過ぎだった。
駐車場前の鳥居。
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駐車場から見えた紀州の山々。
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月曜日の人里離れた山の中に結構人が来ているのに驚いた。皆さん自分と同じように人込みから離れて来ているのかな。
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駐車場から神社まではすぐだと思い込んでいたが、2kmほど参道を歩くとあってびっくり。もともと歩くつもりで来ているので良かったけど。聖域が広いのでこうなっているのだろう。
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玉砂利が敷かれた参道を歩いていると、荘厳な静寂に包まれているようだった。いたるところに岩が露出していて、依代になっているようだった。
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この岩は「枕状溶岩」というらしい。
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標高900mのこの辺りは植生的にはブナ林になるようだが、杉も多く植えられている。古代から残っている樹も多く、「神代杉」「大杉」などの名がついている。屋久島みたいだね。
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「玉置神社」本殿着。熊野三山の奥の院と言われている。
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さて、神社の裏手から玉置山頂を目指し登る。保久良山よりちょっときついかなという感じ。
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途中には役行者が財宝を埋めたといわれる場所などがあった。
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大峰山脈の主稜線沿いに75の靡(なびき)と呼ばれる行場(霊場)があるそうだが、「玉置神社」もその一つらしい。少しだけそこに触れられた気がした。
14:20 山頂到達。
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山頂からは南東方面の山々が見渡せた。
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15:15 駐車場に戻り山を下りる。帰路についてもよかったのだが、せっかく来たのだからと、以前「熊野本宮大社」を訪れた時見落としていた旧社地の中州「大斎原」(おおゆのはら)に立ち寄ってみた。
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日本一の大鳥居。
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1889年(明治22年)の大洪水で流されるまでは「熊野本宮大社」はこちらにあったそうで、往時の姿は想像するしかないが、熊野詣の聖地としてはよりふさわしいものだっただろうと想像できた。
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コロナ騒動で活動自粛を余儀なくされているかにも見える今だが、過度に自粛するのでなく、配慮はしながらもどんどん活動していきたいものだと思ったことだ。
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1201絶景の「王子ヶ岳」@倉敷市児島唐琴町7 [日帰り旅]

「王子ヶ岳」のシンボル、海に向かってほほ笑む?「ニコニコ岩」。
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鷲羽山からの瀬戸大橋や瀬戸内海の眺望がすばらしいという情報は、以前から知っていていつか行きたいと思っていた。11月の初めだったか、偶然点けていたBSの朝の(旅か山歩きの)番組で鷲羽山の近くの低山だが眺めのいい山を紹介していた。「**割山」というかすかな記憶を頼りに検索すると、どうも「王子ヶ岳」=「新割山」(標高233.9m)ということらしいのが分かったので、関連するサイトのアドレスをスマホにメールしておいた。アルツ気味の身には実に有効な方法なのだ(笑)。

この日、朝から快晴とのことだったので、早起きしてプチ登山をと考えていたが、家人に起こされたのが7時半過ぎだった。取り敢えず珈琲をすすって家を出た。「王子ヶ岳」は海岸にある「渋川駐車場」あたりを出発して登るのがオーソドックスなコースらしいのだが、頂上近くにも駐車場があるらしいので、今回は頂上からその付近をトレッキングすることにして山陽道を西に向かった。早朝出発だったら下から登るんだけどね。
9:20権現湖PAで休憩。数年前遺棄事件があった所だが、景色のきれいなサービスエリアだ。
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倉敷JCTから瀬戸中央自動車道に入り、水島ICで下りて南下し、海沿いに少し走ると渋川という港に出る。ここが登山の起点になるようだが、王子ヶ岳山頂付近の王子が岳パークセンターをナビっていたので、そこはスルーして山頂に向かう。

11:15山頂の駐車場(無料)着。ここはその昔観光地だったのがその後一度寂びれ、また盛り返してきているような観光地で、駐車場が2か所にあるのはそのためのようだ。いきなり駐車場から瀬戸内の海が見えた。
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遊歩道を歩いて「王子が岳パークセンター」に向かう。
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いきなり「ニコニコ岩」が見えた。自然の岩なのにまるで笑っているように見えた。
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このあたりには猫がたくさん棲み付いている。餌付けをしてるのかな。
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11:30「王子が岳パークセンター」に着く。
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建物は古そうだが、中にあるカフェ「ベルク(belk)」は2017年に開店とのこと。
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カレーぐらいあるかなと思ったが、なかったので「はちみつバタートースト」と珈琲を頂いた。広いガラス窓から瀬戸内の島々や橋が見渡せる。
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そこから少し山道を登ると最高峰の「新割山」に着く。
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「観月堂」。
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新割山を含む山稜一帯を「王子ヶ岳」と呼ぶそうだ。初めての者にはややこしいな。山名の由来は、かつて同地に百済の王女が生んだ8人の王子が住んでいたという伝承によるらしいが、これまた分かりにくい。
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山頂だけでなく、周辺をトレッキングしていると、どこからでも絶景が角度を変えて目に飛び込んでくる。写真に撮ろうにも広大すぎてどう撮っていいかわからなかったが、「ニコニコ岩」に向かって歩いていく中で撮ったものをランダムに並べてみる。
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動画も撮ってみた。youtubeで。
https://www.youtube.com/watch?v=2z0E5B134zk

そろそろ帰ろうかなと思っていると、模型の飛行機を抱えてやってくる一団があった。ついて行ってみると、動力のないグライダーをラジコンで操作するというものだった。
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海に迫った山の上に車で簡単に行ける地勢のためか、パラグライダーなども盛んらしいが、面白いものを見せてもらった。
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超ショートムービーも。

13:30駐車場に戻って帰途に就く。帰りはR2のバイパスを走り、備前IC~龍野ICのみ山陽道を通って帰ったら1200円ぐらいで済んだ。意外と近いのが分かったので、天気が良く空気が澄んでいる日を見定めて、今度は下から登るのもいいかなと思ったことだよ。

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1009「酔芙蓉の寺『大乗寺』」再訪 @京都山科 [日帰り旅]

1009「酔芙蓉の寺『大乗寺』」再訪
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お酒をかなり嗜まれた美女?
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『大乗寺』に前行ったのはもう三年も前になる。芙蓉と別に「酔芙蓉」という花があって、一日のうちに花の色が白⇒薄いピンク⇒濃いピンクと変化して、夜になるとしぼんでしまう。それはまるで傾城の美女がお酒をたしなんでいくと、次第に頬がピンク色に染まり、妖艶さを増していく様になぞらえられている花ということだった。

3年前の記事。
0910「大乗寺(酔芙蓉の寺)」
https://hobot2.blog.ss-blog.jp/2016-09-11-1
1012「生誕300年若冲の京都 KYOTOの若冲」
https://hobot2.blog.ss-blog.jp/2016-10-17

続けて2度行ったが、いずれの場合も一時間程度の滞在しかできない(辛抱が足りないから)ので、上記のような色の推移が少ししか確認できずにいた。今回は家で昼食を食べてから午後出発、夕方前を狙ってという目論見であった。大蔵相随伴だったので高速を使ったら午後2時過ぎについてしまった。ちょっと早かったかも(笑)。
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地下鉄御陵(みささぎ)駅の近くに車を停めて歩き出す。ナビが近くまでしか誘導できなかったからだが、何となく前の記憶が残っていたのですんなり行けた。
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寺の手前の住宅のお庭にも見事な酔芙蓉があり、ボーっと眺めていたら、おうちの方が「庭を見られますか?」と招き入れて下さった。
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お庭を見せていただきながらお話を聞くと、今年は夏が暑かったから例年より早く咲き始め、もう終わりに近いとのことだった。温度が高い方が花の色が変わリやすいということで、10月になってから、しかも冷える夕方を目指して訪れるという今回の企ては見事に打ち砕かれたのであった。
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出るときに「明日咲きそうな蕾の枝を切って差し上げましょう」と庭の草花と一緒に包んで下さったのには恐縮したが、ありがたく受け取ることに(笑)。「水責め(たくさんの水に浸すこと?)にするといいですよ」とのことだったが、うまくできないかもと思って持ち帰ったものが、今回最大の収穫になるのだということを、この時点では想像だにしなかったのであった。
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14:40大乗寺正面入口。
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例によってゆるやかな裏参道から入る。
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シュウカイドウ(秋海棠)が出迎えてくれる。
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正面に回る。
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初めての訪問ではなかったので、園全体の写真を撮り忘れた(泣)。取り敢えず色々撮っておくという鉄則を忘れるんだなあ。
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それでも所どころに色が変わりつつある花を見つけることができた。
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寺務所の前に置いてあった写真で、「こうなんだ」と知る。
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3時半までねばったが、やはり辛抱たまらず帰ることにした。
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同じように観ていらっしゃったご夫婦は、もう少し頑張って待っているように言っていらっしゃったが…。
京都東から高速に乗ったら、5時前には家に着いた。高速は偉大だ。

切り花の世話を家人にお願いして、ウオーキングに出かけた。水漬けにした時の蕾の写真を撮らなかったのは痛恨の極み。
翌朝5時にたまたま起きていたら、「昨日の花が咲いてるよ」との声が。室内に持って入って撮った写真がこれ。
5:22 一晩で一気に咲くんだなあ。酔芙蓉以外の花も取り混ぜて下さった奥様のご配慮にも感激!
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10:05 少し色づいてきた。
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10:42 かなりピンク色に。優美さが際立っている。
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11:42 更に色濃くなって妖艶。少ししなびてきているところも悪くない。
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あとはめくり絵風にご覧あれ。
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思いがけないプレゼントのお蔭で、優美な酔芙蓉の一日の色の推移を鑑賞することが出来たのはこの上ない僥倖だった。数年来の思いを晴らしていただいて有難うございました。

ただ、我が家で育てた「くす玉酔芙蓉」が若干色あせて見えたのは、残念であるがこれも致し方ないと思ったことだよ。

参考ブログ
花の山旅
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hanatabi/






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0707宇治平等院など [日帰り旅]

0707宇治平等院鳳凰堂。
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前の日にFBを見ていると、8日に宇治市文化センターで "Ayrshire Fiddle Orchestra" というスコットランドの伝統的ヴァイオリン音楽を演奏するストリング・バンドの公演があると知った。予約のみの受付と書いてあったが、問い合わせると整理番号を発行してくれて、当日受け付けるということなので行ってみることに。アイリッシュとスコティシュの違いも分かっていない私だが、めったに観られない公演らしいので見聞を広めようと。入場料が1,500円と格安だったのが一番の動機か(笑)。

前に宇治市に行った時、昔のバンド仲間の同級生がやっているイタリアンにもう一度行ってみたいというのもあった。ライブだけではなかなか腰が動かないのだ。今回は西宮~茨木まで高速に乗って、後は京滋バイパスの側道を走った。11時半ごろ宇治に着いたが、お目当てのお店は日曜日休みになっていた。残念。仕方なく検索して宇治橋を渡ったところにあるお店に決めた。川の対岸なので街はずれだろうと思っていたが、「朝霧通り」という、表参道ほどの賑わいはないが、風情のあるお店が並んでいる通りであった。
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「しゅばく(酒蕎麦)」「TRE VERDI」どちらも人気店のようだ。
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昼食後まだ時間があったので、川を渡って平等院方面へ。

宇治川は水量が多い。琵琶湖から流れ出る唯一の川で木津川・淀川と名を変える。。
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橋の手前に杭のようなものがあるが何だろう。
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和歌によく出てくる「網代木」かなと思ったが違うようだ。橋脚を守るというような役割があるのだろうか。
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 朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木
              権中納言定頼(64番)『千載集』冬・419

「三の間」という出っ張りは、橋姫という橋の守り神を祀る場所で、かつて豊臣秀吉が、ここから茶の湯を汲ませたという。
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橋を渡って表参道を平等院方面へ。
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表参道は賑わっていた。
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平等院入り口。
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平等院鳳凰堂の内部は現在修復作業のため公開していないが、十円玉の裏の姿を外から見れば十分(笑)。割と最近来たような気がしていたが、何度か来ているはず、と後でブログ内検索をしてみたが出てこない。5年以上前だったようだ。月日の流れの速さをここでも感じる。
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観音堂。
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鳳凰。
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鐘楼。
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時間がなくなってきたので宝物館に少し立ち寄ってから平等院を出た。
南門から出て中州を通り、対岸に出る。
鵜飼の船(観光船?)が並んでいた。夜には鵜飼の実演があるのだろう。
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浮島十三重石塔。
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宇治川に沿ってぐるりと一周できるコースはちょうどいい散歩道になる。また紅葉の頃の<平日>に是非来て散策したいと思ったことだよ。
13時半ごろ車に戻って宇治市文化センターに向かった。車で10分ぐらいの所なのだった。

(後半へ続く)





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0502 「白毫寺」の藤~「福知山城」 [日帰り旅]

白毫寺の九尺ふじ。少し時期が早かったようだ。
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連休中はどこの観光地も人で一杯だろうとは思ったが、中日のこの日、天気も良かったので少し遠出してみることにした。行き先は最も渋滞しそうにない福知山方面とぼんやり決めて家を出た。

北六甲道路~中国縦貫~舞鶴道と渋滞なく走り、春日ICから一般道に。途中に藤で有名な 「白毫寺(びゃくごうじ)」(兵庫県丹波市市島町白毫寺709)があるので立ち寄ってみた。駐車場に入るのに何時間も待たなくてはならないと聞いていたので、無理するつもりはなかったのだが、早く出たせいか9時半ごろすんなり入れた。
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境内に入るとすぐ右手にあるのが「太鼓橋」。えらく急勾配な橋だが、「 この橋の手前が私たちの俗世界。反対側は仏たちの覚りの世界を表し、急勾配は、悟りへの道のりの厳しさを表現している」とのことだ。よく分からずに反対側から登ってしまったが、当分悟りの世界には行けそうにないのかな(笑)。
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庭に廻ると藤棚があった。
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白と紫の藤がきれいに咲いていたが、「これが白毫寺の藤?」って感じだった。
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それより庭の中に孔雀が飼われていて、そちらの方が目に付いた。
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網越しなのでうまく撮れなかったが、スマホだったら網目をくぐって撮れたかもと後で思った。

庭を抜けて裏に出ると、広い敷地が広がり、長さ120mの二段にわたる藤棚があった。これが「九尺藤」といわれるこのお寺の一番の見所の藤棚だったのだ。
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上の段はまだ咲き始めだし、下の段も九尺全て花が開いているわけではなかったのが残念だった。もう一週間経てば見頃になると思われた。
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石楠花はちょうど今が見頃だった。
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七福神に別れを告げて福知山に向かう。
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これで近辺の藤の名所を三箇所制覇したことになる。あとの二つは下のリンクで。

「野田藤」@春日神社
「葛井寺(ふじいでら)」の藤

福知山駅に11時ごろ着いた。前回来た時に行った、駅前にあるホテル「アールイン福知山」の1Fにあるレストラン「イル・プルチネッラ」に入ろうと思ったら、12時開店だったので、それまで駅前を少しぶらぶら。
JR福知山駅。
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駅前にはSLが飾られていた。「C11形式40号蒸気機関車」とある。
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昼食後、歩いて福知山城へ。片道1kmほどのウォーキングである。
福知山城遠望。
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去年来た時はもう夕方になっていたので、じっくり見ようと再訪したのだが、時間があるから丁寧に見るというわけでもなかった(笑)。
新たに見たものを2・3挙げてみる。
「転用石」。どれか分かるかな?石垣の石が足りず宝篋印塔、五輪塔などの石造物などを転用している。
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そう思って見ると至るところにあった。
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「豊磐井」。深さは50mもあり、城郭本丸内の井戸としては日本一の深さらしい。
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「銅門(あかがねもん)番所」。天守閣などは1986年に再建されたものだが、この番所は唯一残存する遺構で本丸横に移築されている。
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天守閣も再建されたものと思えない、木の壁などに風情を感じさせるものだった。
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3時前までぼんやりと城を愛でて、駅前まで歩いて戻り、帰途に就いた。

途中で貰ったパンフに「丹波市春日町野上野(のこの)」のれんげ畑が載っていたので立ち寄ってみた。
れんげ畑と鯉のぼりと親子の図。
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田植えをしているおばちゃんと愛車。
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蜜蜂の巣箱もいくつか置いてあった。れんげの蜜を吸わせる為?
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翌日の5月3日に「れんげまつり」があり、その後れんげ畑は鋤き込まれるらしいので、いいタイミングで見ることが出来たのはよかった。
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帰りは丹南篠山口IC~三田西ICだけ高速を走り、三田ウッディタウンを抜けて柳谷JCTまで地道を走ってみた。渋滞もなく早く帰れたので今後こちらに来る時は有効な道だと思ったことだよ。

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0127 雪の「金閣寺」 [日帰り旅]

雪の「鹿苑寺舎利殿(金閣)」。
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以前から雪の金閣寺を観に行きたいと思っていた。これまでも何度か京都市内に雪が積もっているという情報は得ていたが、その時は当然寒くて出にくいし、交通事情も悪いので行けずじまいだった。この日曜、早く目が覚めたので、各地の積雪情報を見ていると、京都市5cmと出ていた。美山ならわかるが京都市内とあったので、これは珍しいことと思った。車で行きつくのは難しいかなとも思ったが、せっかく早く出られるのでダメもとで車を走らせた。

時間が早かったからか、高速も空いていて9時ごろには着けそうだった。京都南からの地道も渋滞がなく、金閣寺に近づくと道路の正面に大文字の文字が雪で浮き上がって見えた。
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寺の駐車場はすでに満車だったので近くのコインパーキングを探して停めた。南のほうから行列があったようだが、寺の前の信号から横入りしてしまったようだ、ごめんなさい。事前にトイレに行きそびれたので不安だったが、列に並んでみた。お寺のほうも突然の積雪で警備の手も手薄になってしまったようだ。朝の9時ですでにこの行列。
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市内も南の方はそれほどの積雪ではなかったが、ここは洛北、周りはすべて雪景色だった。
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9時半、「総門」到着。
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「庫裡」。
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「鐘楼」。
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「唐門」。ここで参拝料400円を払う。意外と安い。御札が入場券になっているのは粋だね。
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入るとすぐに金閣が眼前に。
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人もいっぱいで身動きが取れないほど。それでも皆写真を撮っては動くので、じりじりと移動できた。
あまりにも有名なので、どう撮っても太宰の曰く「風呂屋のペンキ画、芝居の書き割り」にしかならないようにも思ったが、せっかくなのでランダムに載せておく(笑)。
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もっといい写真もあったような気もするが、うまく選べないし、きりがないのでこのあたりで。
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1時間以上もいたが、そろそろトイレも限界になったので出口方面に移動。
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トイレの前にあったミニ雪だるま。
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不動堂から出口に向かう道。
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思いがけず雪の金閣を観ることができてよかった。混雑でゆっくりできなかったのは残念だったが、こんな僥倖を観光客が見逃すはずもないので仕方がない。10時半ごろにはあの行列もなくなっていた。この日の雪ならそれからでも十分間に合ったとも思うが、いつ消えるか分からないのものね。長年の思いがかなったのでもう思い残すことはないかな、とも思ったがさにあらず、人の業というものは死ぬまで尽きないもののようだ(笑)。
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平等院にも寄ろうかなと思っていたが、病後の年寄りが無理をしてはいかんと思い直して、地道でチンタラと帰った。帰ってみると余力があったので、住吉川も少し歩くことができた。

オマケに、前夜零度の寒さの中撮った神戸の夜景を載せておく。
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少しはバリエーションの変化になるかな?



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1116 「談山神社」の紅葉 @ 奈良県桜井市多武峰 [日帰り旅]

「談山神社(たんざん じんじゃ)十三重塔」の紅葉。
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我が写真の師であるM氏が談山神社の素晴らしい紅葉をFBにアップしていたので、この日行ってみた。大和高田~明日香のあたりはこのところよく行っているが。例によって南阪奈道~大和高田バイパスと走って11時過ぎに現地近くに。
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多武峰付近には食べるところがなさそうなので、「ホテイアオイ」を観に行った時にも立ち寄った "Lasso" で早めの昼食を。
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談山神社の駐車場に着いたのは13時ごろ。ずっと昔に来たことがあるような気もしたが、記憶の彼方だった。神社に向かう道の途中に「十三重塔」という標識があったので行ってみると、小さな塔だった。
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「淡海公十三重塔」とあって、藤原不比等を祭ったものらしい。
改めて参道を歩く。
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神社に入るといきなり「十三重塔」が遠くに見えた。
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右手にある拝殿への石段を上る。
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石段の上から見た十三重塔。
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神社なのに十三重塔?と思っていたら、明治初めの神仏分離以前は寺院であり、多武峯妙楽寺(とうのみね みょうらくじ)といったそうだ。大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼んだことによる。そういうわけで祭神は中臣(藤原)鎌足(談山大明神、談山権現)となっている。まあ、紅葉を見に来たので…。
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拝殿の内外から撮ったものをいくつか。
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拝殿から見た本殿。
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この仏像たちはスピリチュアルな力を持っているそうな。
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一時間余り紅葉を堪能して帰途に就く。
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日暮れまでには時間が少しあったので、桜井駅の近くの旧街道(町屋?)を少し覗いてみた。下調べをしてなかったので駅の南側を少し歩いただけだったが、風情のある街並みだった。
JR桜井駅南側。
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「山の辺の道」とかまだ訪れてないところもたくさんあるので、またウォーキングを兼ねて来たいものだと思ったことだ。
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0915 「ホテイアオイ」群落 @ 本薬師寺跡(橿原市城殿町279) [日帰り旅]

大和路散策vol.1 「ホテイアオイ」@ 本薬師寺跡
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「ホテイアオイ」は知っていたが、可憐な花が咲くことは知らなかった。ひと月ほど前に同級生のA比奈君が、自分で鉢で水耕栽培している写真をFBにアップしていたので知った。
彼が栽培しているホテイアオイの鉢。
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10日ほど前に夕方のニュースで本薬師寺跡にホテイアオイの群落があると紹介していたので、行こうと思いながら、秋の長雨でなかなか行けずにいた。遠出もしようと思っていたのにそれもできず、この日業を煮やして?行ってみることにした。

経路は8月に「赤目四十八滝」に行った時とほぼ同じで、大和高田バイパスからR169を南下し、畝傍御陵前で左折するとすぐであった。
バイパスから東を見ると山々の連なりが。音羽山観音寺のあたりかな?
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10時過ぎには駐車場に到着。駐車場の係員が2人もいたのに駐車料も全て無料。橿原市が管理しているのかな。休耕田を利用して栽培されているという「ホテイアオイ」の花が一面に広がっていて壮観であった。
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畝傍山(うねびやま)をバックに。
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今年は近所の橿原市立畝傍北小学校の2年生が植樹したという立て札もあって、毎年地域の人々の手によって増やされているのだと思われた。
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本薬師寺は「天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒祈願のために建立した寺」で藤原京にあったものが平城京遷都に伴ってこの地に移築されたという。現在では遺構として金堂跡と東西両塔跡に大きな礎石が残されているだけである。
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境内には咲き始めの彼岸花が。
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萩の花やいろいろな秋の花や実もあった。
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お寺としてはあまり機能していないのか、トイレが見つからなかったので、もう少し見ていたい気もしたが、本薬師寺跡を後にすることにした。
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昼食の後、もう一つ調べておいた橘寺の「酔芙蓉」を見に行くことにした。それは vol.2 で。


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0331 朝から桜めぐり@ 芦屋~京都(半木の道) [日帰り旅]

芦屋市六麓荘町の田んぼの中にこんな桜が!!
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この日は、今来日している若手ブルーグラス・バンド "MILE TWELVE" のライブを京都宝ヶ池のホンキートンクに観に行く予定だった。それは後述するとして、どうせ京都に行くならどこか他の名所も巡ってみたいとも思っていた。まさか三月終わりに咲き始めてしまった桜見物をすることになろうとは、つい一週間前までは予想もしていなかったのだが。

京都に行く道すがら、まだ見ていない桜の名所をいくつか通りながら地道で走ることに。先ず芦屋の六麓荘の手前の桜並木。ここは20年前の通勤路だった。宮川から岩園町の方へ上がって「岩ヶ平」の交差点を左折、次の交差点のあたりにある。右に行くと六麓荘町のお屋敷街、左折すると芦屋霊園につながる“山麓線”の起点になる所だ。桜の頃いつも通勤途上に見かけてきれいだなと思っていたのだが、左手の枝垂れ桜は以前はなかったような気もするなあ。
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奥のほうにもまだ桜が見えたので、左手の土手の上に行ってみるとそこは田んぼになっていて、それを取り囲むように桜が植えられていた。
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田んぼの所在を隠すような意図があったのかもしれない。外からはちょっと見えにくいので開放して欲しい気もしたが、それはそれで人が押し寄せて大変かもしれないな。
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次いでR171を京都方面に向かう。少し前に「寒緋桜」を見た牧落の桜並木にも立ち寄ってみた。「ヒロ」という喫茶店でモーニング・コーヒーを。誰かのブログでここのテラス席から桜を眺められると書いてあったので。
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お店からは二本の桜しか見えなかったが、美味しい珈琲を飲むことが出来た。
モーニングサラダ180円!
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「寒緋桜」はすっかり散っていたが、その下の「桜低橋」の手前に三色の花が。これは桃の一種?
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更にR171を進む。高槻駅のあたりで軽く昼を食べ、更に車を走らせていると、ナビに「水無瀬神宮」とあるのを見つけた。『伊勢物語』に「水無瀬の離宮」が書いてあったなあと思って立ち寄ってみた。説明文を読んでみると「後鳥羽院によって作られ、一度流失して高台に再建されたが、その跡にこの神社が作られた」という意味のことが書かれてあった。そうなのかと思って境内を見て回った。
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「離宮の水」という名水百選の湧水があり、多くの人が水をタンクに汲んでいた。
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見渡せば山もとかすむ水無瀬川 夕べは秋となに思ひけむ  後鳥羽院(新古今)
これは今の季節に相応しい歌であるな、と思ったことだよ。

※帰ってから伊勢物語の該当個所を見てみた。
「むかし、惟喬の親王と申す親王おはしましけり。山崎のあなたに水無瀬といふ所に、宮ありけり。年ごとの桜の花ざかりには、その宮へなむおはしましける。・・・ (「渚の院」)」
そのうちまた調べてみようっと(後に延ばすんかい)。

京都は桜の名所がいっぱいあるが、有名なところは人で混雑しているだろうと、目指す宝ヶ池に程近い「半木の道(なからぎのみち)」に行ってみようと思った。京都府立植物園のあたりの鴨川左岸沿いらしいと当たりをつけて、北山大橋の西詰めの近くのPに車を停めた。
橋の上から左手(上流)を見るとソメイヨシノの並木が見えた。これもなかなかのもの。
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右手を見ると枝垂桜の並木が見える。向こうに見えるのは比叡山?
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橋を渡って左岸に出る。
「半木の道」の碑。
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「賀茂川の左岸、北大路―北山通間800メートルの堤防道。京都府立植物園に沿った枝垂れ桜の名所で、せせらぎの静かな散策路。神木が流れついたという流木(ながれぎ)神社の森が植物園となり、それが、なからぎ(半木)になまった。」とのこと(京都観光NAVIより)。
例によって圧倒的な美しさをうまくカメラに収めることはかなわなかったけどいくつか。
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4時半過ぎに川の中の飛び石を伝って右岸に戻り、駐車場へ。ここから3km足らずで宝ヶ池に行けるが、朝から歩き回ったのでかなりくたばっている。ライブを寝ずに観られるのかな。ここ数日家の周りの桜もずいぶん見たのでお腹いっぱいの感もあるなあ。どうせ京都に行くならと欲張りすぎたみたいだ。

To be continued …


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0429 「新舞子海岸」@ 兵庫県たつの市御津町黒崎新舞子 [日帰り旅]

「新舞子海岸」の干潟。
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絶景写真のサイトで以前見て、いつかは撮りたいと思っていた。初めて見たときは「新舞子海岸の夕日」と書いてあって「写真から見ても朝日だろう」と思っていたら、やはりその通りで、朝の干潮と重なるとき干潟の上に朝日が昇るというものだった。確か1月20日あたりが絶好の撮影日だったようだが、スキーで怪我をした直後でもあり、また三時ごろ起き出して行き、寒い中待機するのもなんだかなと思い、それきりになっていた。先ずは下見からだなとも思っていた。

この日、どこか出かけようかと思ったが、特に行き先も決まらず、ふと新舞子海岸の「干潮時間表」を見ると、「18:01 潮位6cm 」とある。下見としてはちょうどいいかと思い、行ってみた。何時に行くのがよいのか分からぬままに、加古川バイパス→姫路バイパスと走り、あとは地道で行く。途中にわか雨が降ったが、まあそのうち晴れるだろうと思っていると、13:30には近くまで来てしまった。あまりに早いのでその先にある道の駅「みつ」で時間をつぶす。
道の駅「みつ」から見た海と桐の花。前にも来たことがあった。
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14:30 ごろ新舞子海岸 に着くと有料駐車場しかなく、一旦入れると動きが取れないので、右手の道を高台まで走ってみた。300m行ったところに駐車スペースがあり、そこから新舞子海岸が見渡せた。偶然だったがどうもここが干潟の撮影ポイントだったようだ。
14:30過ぎの海岸風景。
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まだ干潮までは時間がある中、たくさんの家族連れが潮干狩りを楽しんでいた。
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沖には、家島諸島の「男鹿島(たんがじま)」や、
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「家島」などが見え、更に右手には「小豆島」もうっすらと見えた(写真には写らなかった)。
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さて、干潮まではまだまだあるので、そこから500m先の「新舞子ガーデンホテル(新舞子荘)」に日帰り浴場(600円)があるので行ってみた。広い浴場からは家島諸島などの浮かぶ瀬戸内の海が見渡され、素晴らしいと思ったことだよ。(浴室の写真はHPから)。
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15:30再び撮影ポイントに。干潟がかなり広がっているのが分かる。
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地元のカメラマンも集まってきていた。
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帰りたい気もしてきたが、もう二度と来る機会はないようにも思ったので、6時まで頑張ろうと思った。時間つぶしも兼ねて、海岸まで歩いてみた。潮干狩りの場所に入るのは有料なので、その手前まで(笑)。
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この海岸は大正11年までは「船越ノ浜」と呼ばれていたが、観光地として開発するに当たって神戸の「舞子浜」にちなんで「新舞子」と名付けたそうだ。おかげで?この日行こうとするまで、地図で見ていたのにも関わらず、「明石の先ぐらいだろう」と思い込んでいた。以前訪れた「世界の梅公園」もすぐ近くと知ったが、このあたりはナビに頼ることの弊害なのかなとも思われた。
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16時過ぎ、再び駐車場に戻る。潮干狩りも終了し、ほとんど人がいなくなっている。
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と、一台のトラックが干潟に乗り入れてきた。どうも明日のためにアサリを撒いているようだ。ズタ袋に入ったアサリをポンポンと下ろして行き、後でおねえさんが袋から出して撒いていた。
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なんか夢のない話でもあるが、商いとしての「潮干狩り」とはこういうものなのかもしれない。

それでは、日没までの写真をいくつか。同じような写真でも微妙に光の陰影が変わるなあ、と自分では思っているが。
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後で1月20日の撮影の記事を読むと、3時ごろから陣取りをし、最前列以外は脚立に上がってひたすらシャッターチャンスを待つとのこと。なんちゃってカメラマンにはとても無理そうなので、この日の体験と重ね合わせてwebの写真を鑑賞することにしようと思い決めたのであったよ。
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0402「雨乞の滝」@徳島県神山町 [日帰り旅]

名瀑「雨乞の滝」。
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暖かくなったら一度四国の「剣山(1,955m)」に登ってみたいと思っていた。といっても途中まで登山リフトを使うつもりの「なんちゃって」であるが(笑)。日帰りでは無理なので前泊するついでに四国の名瀑を一つ見ようと思って探していた。この週末は天気が悪そうなのと他に用事もあったので、結局日曜日になってから滝だけを日帰りで観に行ってきた。四国に渡るのは高速もそこそこかかるのだが、明石海峡大橋(900円)と大鳴門橋(570円)だけで済ますこともできる(休日)。その代わり早出しなくてはならないけど。
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予報と違って快晴で早出したので、鳴門北ICをでてすぐのところにある「鳴門公園」に立ち寄った。駐車場が有料だった。以前立ち寄った時は「渦の道」(大鳴門橋の車道下に設置された海上遊歩道)はなかったと思うがどうだろう。2000年に出来たらしい。また、淡路島側にも「道の駅うずしお」があるようで、渦潮を観るだけなら大鳴門橋を渡らなくてもいいみたいだ。ここは主目的ではないので、歩いていけるところを散策していくつか写真を撮った。
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「雨乞の滝」はwikiによると、「吉野川の下流で合流する鮎喰川の支流の高根谷川水域にある。右に落差45メートルを三段に落ちる雌滝と、左に落差27メートルの直落の雄滝を配する夫婦滝である。滝の名の由来は、かつてこの地の農民が干魃の際に、ここで蓑笠を着て鐘・太鼓を打ち鳴らして雨乞いを行ったことに由来する。滝には竜王神と不動尊が祀られている。」とある。少し前にFBの写真投稿サイトで見て「いいな」と思っていた。

徳島からはR438を走って一時間で行ける。途中で「明王寺しだれ桜まつり」が行なわれていたが、桜はほとんど咲いていなかったように見えた。神山町はしだれ桜の名所だったのだと知った。
道端で撮った写真。
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後でFBを見ると咲いている所もあったようだ。FBからの写真。
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滝の駐車場に着いたのが11時ごろ。二つある駐車場の一つは工事中だった。
苔むした岩と標識。ログ・キャビン風な建物は実はトイレ。
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滝には整備された遊歩道を20分と書いてあったが、結構急登で写真を撮りながらではあったが、一時間近くかかった。どんな健脚の青年が計ったんだ?と思ったことだよ。
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道沿いに大小の滝がたくさんあった。撮った中のいくつかをあげてみる。
「うぐいす滝」。ちょうどウグイスが鳴いていたが撮るべくもなく。
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「不動滝」。
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「地獄淵」。
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「観音滝」。
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「紅葉滝」。
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これは?
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12時ごろ目指す「雨乞の滝」に到着。何組かの見物客がいてお昼を食べていた。
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「雨乞の滝」。左の雄滝はこの日は水量が少なくて残念だったが、右の雌滝は水量も多くなかなかの迫力だった。三段の滝は角度によって見え方が違い、「嗚呼、我に師匠の腕あらば…」と思ったことだよ。
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帰りは急な下りなので、滑らないかと恐るおそる下りた。行きにすれ違ったおじいさんが、「年寄りにはこの下りはきつくて」と言っていたがその通りだった(私も年寄りか!?笑)。

帰りに「支那そば 三八 【黄金スープの徳島ラーメン】」を食べた。徳島ラーメンでイメージしてたのと少し違ったが、これはこれで美味しかった。
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往復300kmの日帰り滝見ドライブ&山歩きであった。
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