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1222「冬至」から年の瀬へ [日々の雑感]

12月に咲く曼珠沙華はピンクのダイヤモンドリリー。
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ジョウビタキ。
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今年の冬至には旧友の朝H奈君にいただいた柚子を風呂に浮かべてみた。
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ほぼ毎年のように冬至について書いてきたので、改めて書くほどのものはない。過去記事を参照していただければ幸甚(「冬至」の頃の風景)。

夕方住吉川を歩いていると、5時ごろにはすっかり暗くなっていたのに、気のせいか日が長くなってきている気がした。冬至の前なのにと思っていると、冬至は昼間が一番短くなるが、日の出・日の入りの時間は少しずれているらしい。暦のページで調べると以下のようであった(東京のもの)。
11月27日 16時29分 28日 16時28分 30日 16時28分
12月10日 16時28分 15日 16時29分 18日 16時30分
  20日 16時31分 22日 16時32分
11月28日~12月10日あたりがボトムで、だんだん日没が遅くなるようだ。といっても誤差の範囲のような気もするが。ちなみに12月01日神戸の日没は16時48分とあり、東京との差が20分もあるということの方が驚いた。いずれにしても、これから春に向かってだんだん日長になっていくんだなあ。

1226
この日はいつもライブでお世話になっている、神戸ホンキートンクの忘年会が西宮のフラッパーハウスで催されたので参加した。折しも新たなオミクロン株が日本にも入って来るというニュースが流れていたので、開催が危惧されたが、対策をきちんとした上で実施することになったようだ。まあ、参加者はホンキーのライブ演奏者と常連客に限定されているので、ある程度安心できる集まりともいえそうだった。
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この日は故マスター野澤氏の月命日だったので、マスターの七回忌でもあったのだと改めて気が付いた。あれからもう七年の月日が流れていたんだなあ。15年の3月26日に鬼籍に入られたマスターについては、以前少しだけ書かせてもらった。

神戸ホンキートンクの思い出
追悼ホンキー・マスター@上屋劇場(神戸)

マスターの遺志を引き継いで、ここまでお店を存続させて下さったママさんのご苦労は並大抵のものではなかっただろうと推察される。この日はママさんの尽力でお店に集まってきたバンドの大半が参加して、次々と素敵な演奏を披露していた。普段は自分のライブの時だけお店に行っていることが多いので、こんなバンドもあるんだ、と新鮮な驚きで一杯だった。自分もこのところ演っているユニットに、3人もトラに入ってもらって拙い演奏であったが、これからも頑張ってより良い演奏をしていきたいものだと改めて思ったことだ。
写真もいくつか撮ったが、このご時勢なので少しだけ載せておく。
店内の様子。
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ホンキー1の長寿バンド!ずっと続けているのが凄いなあ。
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おみやまでいただいて恐縮。
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明けて1227。冬枯れの住吉川。
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カワセミを狙うカメラマン氏。
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自分も撮ってみた。
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珍しいポーズも撮れた。
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河口には今年初のユリカモメ(都鳥)が飛来していた。
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こんな鳥たちも。
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1228。
日没のことを書いたのに写真がない、と六甲大橋へ。
西の空には雲が広がっていたが、隙間から夕日が見えた。
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ちなみに、この日の神戸の日没は16:56とあった。

かくして、2021年もコロナ禍を引きずったまま暮れて行こうとしている。
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1218はこの冬一番の寒さ [日々の散策]

1218の朝、潮芦屋沖の雲。継ぎ接ぎの写真だけど。
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朝の気温は2℃。近畿中部も雪との予報だったので、六甲山が白くなってるかなと思い、潮芦屋まで車を走らせた。雪と聞くと少し心浮きたってしまうのは、庭駆け回る子犬と大差ないのだが、性分だから仕方がない(笑)。

浜辺に着いて歩いてみた。六甲山上に雪はなかったが、冠雪しているかのように山上には雲がたなびいていた。
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海の方はと見ると、遠くに横一線に雲が広がっているのが面白かった。
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対岸の生駒から紀伊半島へと続く山々の上に湧き出ているのかな。
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海岸沿いは風があって寒いので、モールの方に移動して歩くことにした。
ヨットハーバーには豪華なヨットがぎっしりと係留されている。
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庶民からはかけ離れた異空間に思える。
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ぐるっと歩いてモールに戻る。
庶民的な空間もあるな。
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朝のノルマを歩いて家に戻った。後で聞くと六甲山の北、丹波篠山あたりでは降雪があったようだが、さすがの子犬もそこまでは行けないな(笑)。

午後は住吉川へ。久しぶりにカワセミを見た。
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毎日行っているのに、最近は週に一度ぐらいしか見ることがない。時間帯かなあ。この日はじっくり見ることが出来た。

夕方、家に帰る前に再び潮芦屋に。
親水公園の池にはこんなクリスマスツリーが。
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周囲の家々にもイルミネーションが。
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我が家の周辺は高齢化のせいかめっきり少なくなってしまったが、この辺りは新しい住宅地だからかな。これも一種の地域格差?

この夜の月。ほぼ満月。
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日曜日は二日遅れの Birthday Brunch。いつもより御馳走なので控えめに食べた。
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もう68歳か。膀胱がんの手術から3年。今のところ順調だが。
家族からのプレゼントはワイルドターキーと大谷君カレンダー。
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来年もバーボンを啜りながら大谷君の活躍を見たいものだ。


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1212 樋之池公園の「ひかりの実」など@西宮市樋之池町 [日々の散策]

樋之池公園のイベント『笑顔をつくる「ひかりの実」in越木岩』。いと佳き。
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少し前、FBの「西宮のひみつ&不思議」で紹介されていたので、覗いてみようと思いながら最終日のこの日になってしまった(12月10日〜12日に実施)。午後1時過ぎに家を出たのだが、夕方までまだまだ時間があったので、とりあえず先月も行った枝川町のメタセコイア並木を見ることにした。前に行った時はまだ紅葉が進んでいなかったので。

南側のアメリカフウは半分ぐらい葉が落ちていた。時機というのは難しいものだ。
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メタセコイアの方は以前より紅葉が進んでいた。なかなか見事。
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落ち葉。
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ちょっと人工的?(笑)。
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さて、まだ3時過ぎ。夕暮れまではまだまだ時間があったので、これまた同じFBのサイトで廣田神社の裏山に隠れた紅葉の名所?がアップされていたので、行って見ることにした。
廣田神社の駐車場から甲山が見えた。
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拝殿を参拝。
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コバノミツバツツジ園を通って裏山へ。
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季節外れに咲いているツツジがあった。
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奥に歩いて行くと、……あった。
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左がモミジで右がドウダンツツジ。
ドウダンツツジの色のグラデーションが素晴らしかった。
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この秋も様々な紅葉を楽しんだが、場所によって随分見頃の時期が違うんだなあ、と改めて思ったことだよ。
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駐車場に戻る道を歩いていると、こんな変わった車を見つけた。
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ダイハツのミゼットII(Midget II)という2001年まで販売されていた貨物自動車だった。初代のオート三輪はかすかに記憶があるが、二代目があったとはびっくり。持ち主と思われる方に話を聞くと、中古で購入して、改造して楽しんでいるとのことだった。

さてさて、やっと5時近くなったので樋之池公園へ。まだ明るかったが近くに車を停めて、イベント会場に行ってみた。公園の中に大きな池が。これが樋之池なんだな。
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「ひかりの実」の看板が会場のあちこちに。
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公園内の樹々の枝いっぱいに果実袋に「笑顔」が描かれ、中にLEDの小さな光が入った「ひかりの実」がぶら下げられていた。すごい数。
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美術家の髙橋匡太氏が手掛けたイベントのようだが、一つ一つは小さな「ひかりの実」が集まると、「ダイナミックで造形的な光の作品」になっていくのはすごいなと思ったことだ。

暗くなるまで公園の外を少し歩いた。昔訪れた店で残っているもの、なくなってしまったものがあって、少し感傷的な気分に。
街にもイルミネーションが。
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17時過ぎ再び公園に入る。
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少し暗くなって光がより鮮やかに。
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ずっと観ていたかったが、寒くもなってきたので、公園を後にした。
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この日は師走の西宮の街を三つ堪能した一日であった。


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1209 Hobo&Friends@神戸ホンキートンク [バンド]

1209 Hobo&Friends@神戸ホンキートンク
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10月に続いて同じメンバーでやらせていただきました。例によって12月1日にスケジュールが発表されてから、空いている日に入れてもらったので、ちょっと慌ただしかったですかね。クリスマスが近づいている割に、加納町界隈の人出は少ないようでした。コロナは今のところ治まっているようにも見えますが、忘年会はやらないという企業も多いようですな。
ホンキーもクリスマスの装い。
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今回もドブロの師匠に来ていただいて有難かったのですが、弟子の方はややプレッシャーを感じていたかもしれませんね(笑)。前回に比べて良くなった曲もうまくいかなかった曲もありましたが、回を重ねていけばいいユニットになりそうな予感がします。今回新たにやったのは、セルダムシーンの "Raised by the Railroad Line"。といっても私自身は New Bohemians で20年前から歌っていた曲ですが、このメンバーでは初めて。いきなりの割にはいい感じで出来たように思いました。
バンドが横に広がり過ぎの声も(笑)。
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皆さんそれなりの年齢になっていますが、まだまだ伸びしろはありそうなこのユニットなので、もう少し練習を重ねて、年が明けたらまたホンキーでやらせてもらおうと思っていますので、またお時間が合えば是非聴きに来ていただきたいと願っております。
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1st
Peach Picking Time in Georgia (D)
You Ain't Goin' Nowhere (A)
Lonesome Pine (G)
Day Break in Dixie (A)
Mr. Bojangles (F)
Did She Mention My Name (A)
Willin' (A)
Redwood Hill (B♭)

2nd
Are You Waiting Just For Me (G)
Raised by the Railroad Line (F) 初めての割にはよかった。

Lone Star State of Mind (G)
Blues Stay away from Me (G)
Green Sleeves (Am) 前回より安定。

Blueridge (G)
Don't Think Twice It's Alright (G)
Place in the Sun (A)

encore
Wait a Minute (B)ドブロの師匠の大好物なのでアンコールに。


巷ももうクリスマスモード。
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住吉川のカワセミも元気です。
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1204「倉敷美観地区」(師走の地道な旅vol.3) [旅日記]

「倉敷美観地区」は以前より進化していた?!
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10時ごろ福山を出て、2号線を東へ。近い場合は高速を使ってもそれほど時間短縮にならないので地道が有効だ。倉敷駅に近づくと渋滞が始まったので、やはり土曜日は混むんだなと思い、駅の北西の少し離れたところに大きなモールがあったので、そこに車を停めて歩くことにした。実際は4km近くあったので、十分すぎるウォーキングになったのだが。
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倉敷の街は道路が碁盤の目にはなっていないので、実際はもっと歩く羽目になったが、11時過ぎには美観地区の入り口に到達した。
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何はともあれ昼をということで、少し駅の方に歩いた所にあるこのお店へ。
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ここも人気のお店だったようだが、時間が早かったので入ることが出来た。

さて、美観地区をざっと見て帰るつもりだったが…。
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人力車が多いのが目につく。
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喫茶「エルグレコ」。これは昔からあったな。
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「大原美術館」。これも有名だね。
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堀川の両脇の町家風な建物にはほぼお店が入っていた。前からこうだったかな、と今浦島になった気分。
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川べりだけでなく縦横に路地があり、歩いていると迷子になりそうだった。ランダムに写真を並べておく。
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倉敷デニムのお店があったので入ってみた。
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手ごろなハンチングがあったので思わず購入。
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更に歩いていると、「倉敷デニムストリート」という横丁が出現。
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"SINCE 2014" とあるので、比較的新しいのかな。というかこの頃から観光地としての規模が大きくなったのかもしれないね。

洋館もいくつか。
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大きなメタセコイア。
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40年前に一度だけ泊まったアイビー・スクウェアーにも行ってみた。
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相変わらずシックなホテルだったが、往時の勢いがやや薄れていたように感じたのは、晩秋で「蔦」が茶色くなっていたからかな。
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珍しく3時間近くも見て回ってしまったが、それはこの街が観光地としての質を常に高めようと努力しているからかも知れないと思ったことだよ。

帰りは倉敷駅の中を通って行くことにした。
途中の路上にあったヒマラヤザクラの樹。
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秋冬咲きの桜だそうだ。可憐な花だった。
可愛いマンホールも発見。
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倉敷駅南口。なかなかおしゃれな駅だ。
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北口に出ると、目の前に北欧風の塔が現れた。
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「アンデルセン広場」と書いてあった。
アンデルセン像。
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人魚姫の像も。
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帰ってから調べると、ここにはかつて「倉敷チボリ公園」という、デンマークのコペンハーゲンにある「チボリ公園」を模したテーマパークがあったその跡地らしかった。1997年~2008年の営業だったようで、全く知らなかった俺って、と思ったことだが、試行錯誤の上のあだ花だったということかな。

北側には「三井アウトレットパーク倉敷」という巨大なモールが出来ていて驚いたが、写真を撮る余裕もなくそそくさと通り抜け、車に戻ったのだった。遠くに車を停めたからこそ、これらの施設も見ることが出来たのであった。この日は結局25000歩も歩いてしまった。ふうっ。

昼食のついでにちょっと立ち寄るつもりだったのに、今回の旅で最も濃密な時間を過ごしたような気がした。だから旅は面白いんだな。帰りはほぼ行きと同じ経路の地道ドライブで、9時ごろには魚崎のガソリンスタンドに着いた。走行距離460km、燃費16.12km/Lと新車のエコドライブも満足できる結果となった。
今回の戦利品。
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1204「福山城」(師走の地道な旅vol.2) [旅日記]

福山城天守閣は「令和の大普請」中だった。残念!
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夕方ホテルに着いたが、あまり歩いていなかったのに気づき、居酒屋を探すついでに駅前を散策してみた。ずいぶん前に福山に泊まった時は、駅から離れた確かコンフォート・インに泊まったので駅までは来なかったのだ。さすが広島県第二の都市なので、繁華街も広く賑やかで、面白そうな店がいくつもあった。
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散々歩き回った末、ホテルの隣の居酒屋に入った。知らない街だからご安全に。
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「日本人のお名前」に出てきそうな屋号。
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それほど空腹じゃなかったので軽く飲んだが、「ねぶと(天竺鯛)」のフライが珍しくて頼んでみた。
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初めて見た魚だったが、この辺りでは普通に食べているらしかった。美味。
早起きしたので、宿に帰ったら風呂にも入らず爆睡。

翌朝、福山城はすぐ隣なのでチェックアウトまで散策することにした。いつもは朝一で出発するのにね。
歩き始めてすぐにあった物見櫓跡と外堀石垣。
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改修中の天守閣はもちろん鉄筋コンクリートで復元されたものだが、空襲で焼失するまでは残っていたそうだ。残念なことではある。
広い城内を反時計回りに歩いてみた。歩いた順に写真を並べてみる。
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天守閣はシートで覆われていた。
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一本松は心惹かれる。
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立派な門。
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三蔵稲荷神社。
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護国神社。
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阿部正弘像。
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合祀されるまでは阿部神社と呼ばれていたそうだ。幕末の老中阿部正弘の領国だったんだと知った。この人や島津斉彬が死なずにいたら、もっと違った近代日本になっていたかもしれない、とふと思ったことだ。

旧内藤家長屋門。
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この他にも伏見櫓や筋鉄御門は現存しているもののようだが、ざっと見ただけでは判別しかねたので、写真だけ並べておく。おいおい調べてみるつもり。
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お濠が埋め立てられてしまっているのはやや寂しかったが、広大な敷地で、西国への備えとして重要な城であったことがよく分かった。
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一時間以上散策をして、チェックアウトぎりぎりに宿を出た。福山は旅の通過点と思っていたからか、お城をじっくり見ることもなかったが、今回見ることが出来てよかった。

福山駅正面。
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北側はお城の前なのに、バス停や駐車場があるだけで殺風景なのが残念に思ったのだが、表は表で愛想がなかった。お城の修復が終わったら、こちらも化粧直しすればいいのにと思ったことだよ。

帰りの立ち寄り所は特に決めてなかったが、ここでも昼をどこで食べるかということから倉敷を目指すことにした。

vol.3に続く。


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1203 渋沢栄一ゆかりの「井原市」(師走の地道な旅vol.1) [旅日記]

井原市はデニムの街でもあったんだ!
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今年の大河ドラマは、日本の近代資本主義の基礎を築いたと言われる渋沢栄一を描いている。新一万円札のPRかどうかは別にして、これまで戊辰戦争に勝った薩摩・長州にばかりスポットライトを当てられていた感のある、明治維新前後の日本を、旧幕府側にも光を当てて描かれているので、その点で興味を持ってこれまで観ていた。6月ごろ、栄一が一橋家に仕えた初めの頃、農兵を集めるため領地であった備中国の西江原村(現井原市)を訪れた場面があって、そのうち訪ねてみようとスマホにメールしておいたのだった。

北陸行きも考えていたが、天気が悪そうなので、岡山方面に変更した。朝7時ごろに出発して山麓バイパスに乗ったあたりから、地道の旅にしようとぼんやり決めていた。結果として、福山までの往復の旅で有料道路は¥370×2のほぼ地道の旅になった。走行距離460km、ガソリン代¥4,520(燃費16.12km/L)だったので、交通費¥5,260のケチケチ旅行が出来た。サンデー毎日だから出来る技?

バイパスを乗り継いで岡山市に着いたのが11時前。2号線沿いで検索したお店VIGORE(ヴィゴーレ)は田圃の中の一軒家だった。
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人気の店のようだが早かったので入れた。
さて、再びバイパスを西へ、倉敷のあたりで北上し、R486を西に走ると14時過ぎに井原市(いばらし)に着いた。どこかで高速を使えばもっと早く着けたかもと思った。とりあえず井原市文化財センター・古代まほろば館へ。
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入館料無料なのは有難かったが、何しろ無名の一幕臣だった頃の資料はほとんど残っていないはずで、主に親交のあった郷校「興譲館」の館長の阪谷朗廬との交流を中心に展示されていた。二人の交流はその後も続いていたらしく、栄一の次女・琴子と、朗廬の四男・芳郎は後に結婚している。撮影可だったのでいくつか写真を。
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朗廬の書いた漢詩。
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「天下に奇策あり つとめて私意を除くを要す 天下に奇策なし 平均ただ両字」
慶喜から朗廬に下賜された佩刀。
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栄一(号:青淵)の娘婿の母親の実家の屋号「協和堂」の書額装。
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同じく青淵が地元埼玉の中学校に贈った額装。
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自らを高めるため時間を惜しんで努力せよの意か。
藩札の一種と思われる。
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栄一の等身大肖像写真。並んで撮らなかったけど(笑)。
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センターでシール貰ったけどこんなにたくさんどこに貼ろう。
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センターを出て西に歩くと公園があった。
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田中苑(でんちゅうえん)という日本庭園だと後で知った。井原市出身の彫刻家、平櫛田中にちなんだものだという。隣には井原市立田中美術館(新館建設工事のため休館中)がある。
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園内にはでんちゅうさんの作品が展示されていた。これは「鏡獅子」。
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他には「岡倉天心先生像」「西山公」「良寛来」「長寿明王」などが。
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「不老庵」という市民に開放されている茶室。
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少し遠いが井原駅まで歩いてみた。
JR井原駅。
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観光に力を入れているのが分かるモダンなたたずまい。市に編入された美星町(BGフェスもやってたんだね)の天文台も想起させる…かも。
那須与一ゆかりの地でもあるようだ。屋島の合戦で与一が射た扇のモニュメントが駅前に。
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駅に入るとデニムの製品がいっぱい。
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井原デニムと呼ばれているらしい。倉敷が有名かと思っていたが、こちらも本場だったんだ。藍、綿花というと栄一も少しは関わっているのかもしれないなあ。
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でんちゅうさんの作品もいくつかあった。
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「北条五代を大河ドラマに」という幟もあったが、かの北条早雲の出身地であるとも言われているらしい。町おこしの材料はまだまだあるようだ(笑)。

さて、車に戻る途中雨に降られて閉口したが、興譲館高校に移動した。
興譲館高校。
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この高校は1853年(嘉永6年)岡山興譲館として開校。初代館長は阪谷朗廬とある。なぜか私立高校である。
創立時からあるという校門。
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扁額の書は渋沢栄一の手によるものである。
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奥にはこれも創立時から残っている講堂も見えた。
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あの陸上長距離選手の新谷仁美さんの母校だったんだね。
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近くに江原陣屋跡があるとのことなので歩いたが、よく分からなかった。ほとんど住宅地になっているようだった。稲荷神社だけは残っていた。
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日も暮れてきたので井原市を後にした。こちらにはホテルもあまりないようだった。
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この日の宿はお隣の市の福山駅前のサンホテル福山。6時には着いた。

vol.2に続く。

<付録>
帰ってから調べているとこんな動画が見つかった。興味のある方はご覧あれ。

渋沢栄一ゆかりの地PRガイド養成講座その1
https://www.youtube.com/watch?v=1pGeNvicaMc&t=118s

渋沢栄一ゆかりの地PRガイド養成講座その2
https://www.youtube.com/watch?v=BRlEALCSVkw

渋沢栄一ゆかりの地PRガイド養成講座その3
https://www.youtube.com/watch?v=L7chDR9wUsY

渋沢栄一ゆかりの地PRガイド養成講座その4
https://www.youtube.com/watch?v=dPqoo4zCZfY

渋沢栄一ゆかりの地PRガイド養成講座その5
https://www.youtube.com/watch?v=ldOhNiAXlmw


こんなのもあった。西宮東高校の先生による解説ということに驚く。

渋沢栄一の生涯 ①波乱万丈の前半生・前編【西宮市公民館推進員会講座】
https://www.youtube.com/watch?v=mSuh2m4TRKM

渋沢栄一の生涯 ①波乱万丈の前半生・後編【西宮市公民館推進員会講座】
https://www.youtube.com/watch?v=kvb08QV2AOU

渋沢栄一の生涯 ②日本資本主義の父・前編【西宮市公民館推進員会講座】
https://www.youtube.com/watch?v=5ouKGjhzoPI

渋沢栄一の生涯 ②日本資本主義の父・後編【西宮市公民館推進員会講座】
https://www.youtube.com/watch?v=sx17SnwacKU



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「芦屋神社」と「山手緑地」の紅葉 [日々の散策]

「芦屋神社」。初めて行ったかも。
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神社のすぐ上にある「山手緑地」。市の公園とは思えない優雅な庭園だった。
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少し前に赤鳥居の森稲荷神社に行った時、そういえば芦屋神社にも行ったことがなかったような、と思ったのだった。地元なのに一度も初詣に行ったことがなかったのは、海岸近くの自宅から阪急神戸線の上まで歩かなくちゃいけないのと、参拝客でいっぱいだからというのが理由だったような気もする。その結果空いている、駐車場広い、という理由で、石屋川の綱敷天満神社を勝手にホーム神社に指定して現在に至っている。今回改めて距離を測ってみると2.85kmで徒歩35分とあったので、日々ウォーキングにいそしんでいる今なら初詣に行けるかもしれないなあと思った。

この日いつものように朝の散歩に出たはずが、車に乗っていた。寒かったからかな。ふと芦屋神社のことを思い出して、場所だけでも確かめようとナビってみた。後になったら分かりやすい場所だったが、曲がり損ねてぐるぐる廻って甲南高校のあたりから下に下りた。神社の手前にお邸の門が見えてそれが「山手緑地」だった。
何とか神社の正面に着き、鳥居をくぐる。
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「拝殿」と思ったが背後に本殿らしきものは見当たらなかった。これが本殿なのかもしれない。
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「祭神である天穂日命は縁結びの神として崇敬を集めている。また、氏神として、芦屋の地の守り神として地元の人々の信仰を集めている。」とある(wiki)。境内には後期の横穴式石室墳や猿丸大夫の墓と伝えられる宝塔などがあり、大昔からあるということは間違いなさそうだった。
芦屋神牛。翡翠で出来ているようだ。
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龍神社。
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水神社(古墳を祀っている?)。
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猿丸太夫の墓とされるもの。
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早朝だったからか境内は静寂に満ちていて、パワースポットといわれるのもうなずけた。
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紅葉も美しかった。
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御神木。
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さて、東の道路に出て、先ほど見かけた立派な門のあたりまで歩いてみた。
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個人のお邸かと思って初めは外から写真を撮っていた。
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だが、門は開いていて、「山手緑地」という石標が脇にあるので、公共の公園かもと思いながら、恐る恐る入ってみた。
いきなりモミジのトンネルが。
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庭とすると相当広い敷地だが、どこを歩いても、落ち着いた典雅な趣を感じさせるものだった。元はどこかのお大尽のお邸だったのが、市に払い下げられたのかなと、と後で調べてから思ったが、そのあたりはまだよく分からないでいる。
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この時は、入っていいのかなという気持ちで歩いたので、落ち着かなかった。また改めて訪れて、ゆったり散策したいものだと思ったことだよ。
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神戸ホンキートンク12月のスケジュールなど [神戸ホンキートンクライブ日程]

雨に降られて雨宿りしていると虹のプレゼントが。
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世の中悪いことばかりではないと思いたいですね。
真弓の木の実。ピンクで可愛い。
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11月になって感染者が激減し、安心していたのも束の間、オミクロン株という新たな変異株が発見されて、まだまだ予断を許さない歳末となってしまいました。ただ街を歩いていると、規制解除にもかかわらずほとんどの人がマスクをしているのに驚きます。これが日本人の民度なのでしょうか。逆にいうと行政の施策を全く信用していないとも言えますがね(笑)。この姿勢を貫けばこれから再び状況が悪化してもなんとかなるのではと思ってしまうのですが。

今月はライブもお休みしようかなとも思っていましたが、やはり続けることが大事と思い、スケジュールの隙間にもぐり込ませていただきました。

12月9日(木)Hobo & Friends@神戸ホンキートンク 19:30 start
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このメンバーでやるのもこれで3回目。今回は更にスキルアップされた演奏を披露できるかも。平日ですが、お仕事帰りに是非お立ち寄り下さい。
前回のliveよりLonesome Pine (G)


神戸ホンキートンク12月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。今月もフルタイムの営業ですので、お店に問い合わせの上お越しください。忘年会はなくても少人数のお疲れ様会はあってもいいですよね。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
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神戸ホンキートンク12月のスケジュール 
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(クリックすると少し大きくなります)

それでは、今月もよろしくお願いいたします。
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12月2日の有明の月。
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1128銀杏並木二つなど [日々の散策]

潮芦屋総合公園の銀杏並木。
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11月も終わりになって、紅葉も色あせていく中、各所の銀杏並木はこれから黄葉の盛りを迎えているようである。あちこちの街路樹に、銀杏が植えられている所が多いなと感じているが、その中からいくつかを中心に、散歩の中で撮った写真を並べてみる。

潮芦屋地区が第二芦屋浜として埋め立てを完了してからもう20年以上になるのかな。街路樹もすっかり成長しているのに驚く。ここの銀杏並木もなかなかのスケール。
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潮芦屋総合公園はすごく広いので、散歩には適している。家からはやや遠いので、いくつかある30分無料の駐車場に車を停めては歩いているのが現状である(笑)。
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別の日、六甲アイランドの銀杏並木も見に行ってみた。アイランドセンター駅の北側のロータリーから西に延びる道にあった。
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無機質な高層住宅が立ち並んでいて、それを和らげているのが並木なんだな。
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南北の通りは南京櫨の並木だった。
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更にぐるっと廻って歩いていると、メタセコイアの並木もあった。メタセコイアも最近ではあちこちで見るようになったなあ。
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ここでふと気付いたのだが、この街には電線というものがないんだな。ニュータウンなので初めから地下に埋設してあるのかも知れない。同じニュータウンでも芦屋浜はやや時期が前だったのでそうなっていないのは残念。前に見た武庫女のメタセコイアも、見事であるだけに電線が見えてしまい、残念だったから。

一時間余り歩き回って駐車場にたどり着いた。駐車場の壁に這っていた蔓性の植物。
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何だろうと調べてみたがどうも葛の葉のようだったが、形がいろいろあるようで確信は持てない。

そんなこんなで11月も過ぎていく。この時期の散歩の中の写真をいくつか。
近所の紅葉。
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朝日を浴びて。
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住吉川。モノレールと銀杏。
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モミジ。
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栴檀の実。
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うずくまっているこの鳥は?
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久々に見たカワセミ。雌かな?
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夕暮れ前の東神戸大橋。
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11月30日の有明の月。
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