0424ツツジ・藤など「穀雨の候」の花々 [日々の散策]
この時期、家の周囲は公園も街路もツツジでいっぱい。
桜も散り、ハナミズキも盛りを過ぎた頃から、様々な花々が次々と開花している。4/20~5/4は二十四節気の「穀雨」ということだ。「穀物には恵みの春雨が降る頃」ということだが、これまではあまり気にも留めていなかった。二日に一度ぐらい雨が降るので、雨の多い時期なんだなと思いを新たにした。「春雨だ、濡れて行こう」という時代劇の決め台詞にはあまり賛同できないけど。
この時期の花々、といっても園芸種を入れると際限なくて私の手には負えないので、割と昔からありそうなものを中心に並べてみる。
藤。少し前に公園で見て1枚だけ撮った。
そのうち盛りになると思っていたら、いつの間にか終わっていたみたい。
山の藤はまだ盛りだった。
紫蘭。
十二単。シソ科キランソウ属の日本原産の植物だそうだ。
タニウツギ。
隣に最近植えられた白い花はヒメウツギ。
ヒトツバタゴ@西浜公園。別名はナンジャモンジャノキ。
「芦屋オープン・ガーデン」の看板。今年は実施されているようだ。
いずれがアヤメかカキツバタ?
3色のナデシコ。ナデシコって2度咲くんだっけ?
エニシダ。黄梅と紛らわしかったが。
こちらはマメ科の低木とあるから違いは明らか。日本ぽい名だけどヨーロッパ原産でオランダ語での呼び名「エニスタ」から来ているらしい。面白いね。
ネモフィラ。群生感を出してみたけど。
撮った花の画像はまだまだあるが、撮ったものを全部挙げたいと思うのがお前の悪い癖、とよく言われるので、今回はこれで許しといたろう(笑)。
0425。早朝に目覚めて、「月が見えるよ」と言われて外に出て撮った有明の月。月齢約23.5。
桜も散り、ハナミズキも盛りを過ぎた頃から、様々な花々が次々と開花している。4/20~5/4は二十四節気の「穀雨」ということだ。「穀物には恵みの春雨が降る頃」ということだが、これまではあまり気にも留めていなかった。二日に一度ぐらい雨が降るので、雨の多い時期なんだなと思いを新たにした。「春雨だ、濡れて行こう」という時代劇の決め台詞にはあまり賛同できないけど。
この時期の花々、といっても園芸種を入れると際限なくて私の手には負えないので、割と昔からありそうなものを中心に並べてみる。
藤。少し前に公園で見て1枚だけ撮った。
そのうち盛りになると思っていたら、いつの間にか終わっていたみたい。
山の藤はまだ盛りだった。
紫蘭。
十二単。シソ科キランソウ属の日本原産の植物だそうだ。
タニウツギ。
隣に最近植えられた白い花はヒメウツギ。
ヒトツバタゴ@西浜公園。別名はナンジャモンジャノキ。
「芦屋オープン・ガーデン」の看板。今年は実施されているようだ。
いずれがアヤメかカキツバタ?
3色のナデシコ。ナデシコって2度咲くんだっけ?
エニシダ。黄梅と紛らわしかったが。
こちらはマメ科の低木とあるから違いは明らか。日本ぽい名だけどヨーロッパ原産でオランダ語での呼び名「エニスタ」から来ているらしい。面白いね。
ネモフィラ。群生感を出してみたけど。
撮った花の画像はまだまだあるが、撮ったものを全部挙げたいと思うのがお前の悪い癖、とよく言われるので、今回はこれで許しといたろう(笑)。
0425。早朝に目覚めて、「月が見えるよ」と言われて外に出て撮った有明の月。月齢約23.5。
0420 初カルガモ親子2022@住吉川 [日々の散策]
今年も住吉川でカルガモの雛が生まれているのを見た。
去年も同じ時期に見ていて、早いなあと思ったのだが、今年もほぼ同時期(初カルガモ親子2021)。
早速カメラマンたちも集結。
その後何度か川に行ったが、3家族がいるのを確認したので、もっと増えるかもしれない。
しばらく川歩きの楽しみになりそう。
川にはニセアカシアの花が。
黄色いアヤメ(黄菖蒲)も咲き始めている。
この花は?と思っていたが、タイムロンギカウリスという花で、花壇のグラウンドカバーとしてよく見かけるものと同じようだ。
上流に足を伸ばすと、
役小角の石像とも一年ぶりに再会。
別の日、夕方のニュースで住吉の駅の近くのSMBCの社員寮の工事用仮囲いにアートが展示してあるというので行ってみた。JRの電車から見えるというのであたりを付けて行ってみたが、線路の北側は通路もないので、一つ北の道、シーアの駐車場の少し東に工事現場はあった。
自閉スペクトラム症(ASD)を抱える中学2年のアーティスト、柳生千裕さんの作品だそうで、精密な筆致の描画はどれも素晴らしかった。
午後になって、南側から見た絵も撮ってみた。線路越しなので電線が邪魔をしてるけど、電車からはどう見えるのかな。
この展示は、障害があるアーティストの作品を展示することで街の活性化や、障害者に活躍の場を提供しようと、SMBCと障害者のアートを発信するベンチャー企業「ヘラルボニー」(盛岡市)が企画したものだという。10月頃まで工事は続くらしいので、興味のある方は一度観に行かれると良いと思う。
もう一つ、住吉川の河口近くにこんな花があった。
以前芦屋川の河口付近にあったものとよく似ていた(竜舌蘭?など)。毎年咲くわけでもないかもしれないので、今まで気付かなかったのかな。
家に帰って芦屋川まで行ってみた。
竜舌蘭かはたまた君が代蘭か、素人には判別不能ですなあ。
この時期様々な花が次々と咲いているが、それは稿を改めて。
去年も同じ時期に見ていて、早いなあと思ったのだが、今年もほぼ同時期(初カルガモ親子2021)。
早速カメラマンたちも集結。
その後何度か川に行ったが、3家族がいるのを確認したので、もっと増えるかもしれない。
しばらく川歩きの楽しみになりそう。
川にはニセアカシアの花が。
黄色いアヤメ(黄菖蒲)も咲き始めている。
この花は?と思っていたが、タイムロンギカウリスという花で、花壇のグラウンドカバーとしてよく見かけるものと同じようだ。
上流に足を伸ばすと、
役小角の石像とも一年ぶりに再会。
別の日、夕方のニュースで住吉の駅の近くのSMBCの社員寮の工事用仮囲いにアートが展示してあるというので行ってみた。JRの電車から見えるというのであたりを付けて行ってみたが、線路の北側は通路もないので、一つ北の道、シーアの駐車場の少し東に工事現場はあった。
自閉スペクトラム症(ASD)を抱える中学2年のアーティスト、柳生千裕さんの作品だそうで、精密な筆致の描画はどれも素晴らしかった。
午後になって、南側から見た絵も撮ってみた。線路越しなので電線が邪魔をしてるけど、電車からはどう見えるのかな。
この展示は、障害があるアーティストの作品を展示することで街の活性化や、障害者に活躍の場を提供しようと、SMBCと障害者のアートを発信するベンチャー企業「ヘラルボニー」(盛岡市)が企画したものだという。10月頃まで工事は続くらしいので、興味のある方は一度観に行かれると良いと思う。
もう一つ、住吉川の河口近くにこんな花があった。
以前芦屋川の河口付近にあったものとよく似ていた(竜舌蘭?など)。毎年咲くわけでもないかもしれないので、今まで気付かなかったのかな。
家に帰って芦屋川まで行ってみた。
竜舌蘭かはたまた君が代蘭か、素人には判別不能ですなあ。
この時期様々な花が次々と咲いているが、それは稿を改めて。
0417 芦屋ハナミズキ通り2022 など [日々の散策]
0417 芦屋ハナミズキ通り2022。
字は消えているが「花水木通り」と書いてある。
リタイア後初めて呉川町のハナミズキ並木を<発見>して以来、毎年定点観測している。むしろ30年の間、毎朝夕車で通過していたのに気付かなかったことにも驚いたのだった。いつもは20日前後の開花だったが去年はずいぶん早かった(芦屋ハナミズキ通り2021 )。
臨港線沿いに植えられているリンゴの樹にも花が咲いていた。
震災からの復興のシンボルとして植樹されたらしい。
この看板なからましかば。
傍らにはアゲハ蝶が。
ハナミズキも近頃はあちこちで見るようになった。これも散歩の範囲が広がったからだろうか。
この時期の花々を。
山吹。黄と白がある。古今集春上で桜の次に出て来るのが山吹の歌である。
コデマリ。
オオデマリ。
シャクナゲ。
クルマにポピー!
モッコウバラ。
チューリップとネモフィラ。
ベランダの君子蘭、今年も咲いてくれた。
4月の満月はピンク・ムーンと呼ぶそうだ。
ピンク色をしているわけではない(笑)。
字は消えているが「花水木通り」と書いてある。
リタイア後初めて呉川町のハナミズキ並木を<発見>して以来、毎年定点観測している。むしろ30年の間、毎朝夕車で通過していたのに気付かなかったことにも驚いたのだった。いつもは20日前後の開花だったが去年はずいぶん早かった(芦屋ハナミズキ通り2021 )。
臨港線沿いに植えられているリンゴの樹にも花が咲いていた。
震災からの復興のシンボルとして植樹されたらしい。
この看板なからましかば。
傍らにはアゲハ蝶が。
ハナミズキも近頃はあちこちで見るようになった。これも散歩の範囲が広がったからだろうか。
この時期の花々を。
山吹。黄と白がある。古今集春上で桜の次に出て来るのが山吹の歌である。
コデマリ。
オオデマリ。
シャクナゲ。
クルマにポピー!
モッコウバラ。
チューリップとネモフィラ。
ベランダの君子蘭、今年も咲いてくれた。
4月の満月はピンク・ムーンと呼ぶそうだ。
ピンク色をしているわけではない(笑)。
劇場型アクアリウム「アトア(átoa)」@神戸市中央区新港町 [展覧会]
「神戸ポートミュージアム(略称KPM)」の中にある「アトア(劇場型アクアリウム)」。
神戸のウォーターフロント、メリケンパークの近くに去年の秋にオープンしたアトアという水族館に行ってみた。átoaとは、Aquarium(水族館) to(と) Art(アート)が掛け合わされたもののようである。知人が車を購入した際、お店から贈呈されたという入場券をいただいたので、そうでなかったら行く機会はなかったかもしれない(笑)。
メリケンパークの近くのパーキングに車を停めて歩いていると、港に帆船が停泊しているのが見えた。「海王丸」と書いてあった。
メリケン地蔵尊の横を過ぎたところの広場に黄色の美しい花が咲いていた。
珍しい花と思って後で調べると、イペーというノウゼンカズラ科の高木だった。日本最初のブラジル移民船「笠戸丸」が神戸港から出港して100年を記念して植樹されたものらしい。ジャカランダに次ぐ南米産の花樹を知ったのだった。
海沿いを歩いて新港突堤に来ると、コンクリートの要塞のような建物があった。これがアトアだった。
中に入ると順路があって、テーマ毎の空間を巡っていくのだった。よく分からないまま歩いたのだが、4階まであって、次はどんなスペースなのか、ちょっとわくわくする感じ。水族館ということだったが、カピバラやカメレオンなど陸上の珍しい動物もいて、とにかく珍しいものを寄せ集めた感も強かった。だが、水族館というのはそういうものなのかもしれない。見た時は「これは何々」と名前が降臨したのだが、今振り返ってもちょっとも名前が浮かんでこないのは、シジマボケなのか(笑)。
というわけで、撮影したものをランダムにいくつかあげておきたい。
説明不要、というか説明不能につきお許しあれ。
屋上の展望デッキからは港が見渡せた。
一度は見ておきたいと思うアクアリウムなので、この稿をご覧になって興味を持たれたら、是非訪れるとよいと思ったことだよ。
アトア公式HP : https://atoa-kobe.jp/
多くの生物を一気に見て、頭がカオスになって帰路に就いた。
帰りにもう一度見たイペの可憐な花。
神戸のウォーターフロント、メリケンパークの近くに去年の秋にオープンしたアトアという水族館に行ってみた。átoaとは、Aquarium(水族館) to(と) Art(アート)が掛け合わされたもののようである。知人が車を購入した際、お店から贈呈されたという入場券をいただいたので、そうでなかったら行く機会はなかったかもしれない(笑)。
メリケンパークの近くのパーキングに車を停めて歩いていると、港に帆船が停泊しているのが見えた。「海王丸」と書いてあった。
メリケン地蔵尊の横を過ぎたところの広場に黄色の美しい花が咲いていた。
珍しい花と思って後で調べると、イペーというノウゼンカズラ科の高木だった。日本最初のブラジル移民船「笠戸丸」が神戸港から出港して100年を記念して植樹されたものらしい。ジャカランダに次ぐ南米産の花樹を知ったのだった。
海沿いを歩いて新港突堤に来ると、コンクリートの要塞のような建物があった。これがアトアだった。
中に入ると順路があって、テーマ毎の空間を巡っていくのだった。よく分からないまま歩いたのだが、4階まであって、次はどんなスペースなのか、ちょっとわくわくする感じ。水族館ということだったが、カピバラやカメレオンなど陸上の珍しい動物もいて、とにかく珍しいものを寄せ集めた感も強かった。だが、水族館というのはそういうものなのかもしれない。見た時は「これは何々」と名前が降臨したのだが、今振り返ってもちょっとも名前が浮かんでこないのは、シジマボケなのか(笑)。
というわけで、撮影したものをランダムにいくつかあげておきたい。
説明不要、というか説明不能につきお許しあれ。
屋上の展望デッキからは港が見渡せた。
一度は見ておきたいと思うアクアリウムなので、この稿をご覧になって興味を持たれたら、是非訪れるとよいと思ったことだよ。
アトア公式HP : https://atoa-kobe.jp/
多くの生物を一気に見て、頭がカオスになって帰路に就いた。
帰りにもう一度見たイペの可憐な花。
0412スミレ群落&八重桜など@近所 [日々の散策]
西浜公園の芝生広場の一画で今年も咲いてくれたスミレ群落。
公園の植栽の管理ををしている方々が、丹精をこめてお世話されているスミレの群落が今年も綺麗に花を咲かせた。「山路来て何やらゆかしすみれ草」の芭蕉の句のように、散歩の中で見かけるスミレもゆかしく感じられるけど。
3年前の記事の写真の方がうまく撮れてるなあ。
0411「スミレ群落」など
同じ公園で、ピンクのシジミバナ。前に白いのを見ていたけど。
乙女椿は長く咲いている。
カラスノエンドウ。
ネモフィラ。
フリージア。
利休梅。
こんな小鳥も。シジュウカラかな。
ソメイヨシノが終わるころ、八重桜が満開になる。
中央公園の八重桜。500mぐらいの長さ。
川西町の鳴尾御影線から南にかけて、道の両側に咲く。
北側がソメイヨシノなので、季節の移ろいが一目瞭然だ。
八重桜は豪華な感じがするが、はかなさを感じさせるのはソメイヨシノが一番かな。
伊勢物語82段『渚の院』にこんな歌のやり取りがある。
馬頭なりける人の詠める、
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
また人の歌、
散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき
桜をめぐる様々な思いが凝縮されている二首だと思ったことだ。
午後の住吉川。川原の泥を採っているツバメの姿が。
冬鳥が北へ去り、燕の季節がやってきた。
この日の夕方、魚崎浜の運河の向こうに沈む夕日からまっすぐ伸びた光の帯を見ることが出来た。
公園の植栽の管理ををしている方々が、丹精をこめてお世話されているスミレの群落が今年も綺麗に花を咲かせた。「山路来て何やらゆかしすみれ草」の芭蕉の句のように、散歩の中で見かけるスミレもゆかしく感じられるけど。
3年前の記事の写真の方がうまく撮れてるなあ。
0411「スミレ群落」など
同じ公園で、ピンクのシジミバナ。前に白いのを見ていたけど。
乙女椿は長く咲いている。
カラスノエンドウ。
ネモフィラ。
フリージア。
利休梅。
こんな小鳥も。シジュウカラかな。
ソメイヨシノが終わるころ、八重桜が満開になる。
中央公園の八重桜。500mぐらいの長さ。
川西町の鳴尾御影線から南にかけて、道の両側に咲く。
北側がソメイヨシノなので、季節の移ろいが一目瞭然だ。
八重桜は豪華な感じがするが、はかなさを感じさせるのはソメイヨシノが一番かな。
伊勢物語82段『渚の院』にこんな歌のやり取りがある。
馬頭なりける人の詠める、
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
また人の歌、
散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき
桜をめぐる様々な思いが凝縮されている二首だと思ったことだ。
午後の住吉川。川原の泥を採っているツバメの姿が。
冬鳥が北へ去り、燕の季節がやってきた。
この日の夕方、魚崎浜の運河の向こうに沈む夕日からまっすぐ伸びた光の帯を見ることが出来た。
0410 保久良神社の桜など [日々の散策]
0410 保久良神社の枝垂れ桜。
退職後、保久良山に初めて登ったのは14年の9月だった(なんちゃって登山vol.8)。標高185mの、山ともいえない山だったが、体がなまくらだったので、街に下りたあたりで膝が笑って、斜めに歩いたのを覚えている。その後山歩きやウォーキングを重ねているので、もう山歩きではなく日々の散歩に入れてもいいくらいだ(笑)。
ここの神社の枝垂れ桜はまだ綺麗に咲いているというので、この日朝から行ってみた。甲南大の近くのPに車を置いて歩き出す。天上川沿いに歩いていくと先ず岡本八幡神社の鳥居が見える。
その右手の公園に色々な花が咲いていた。
ツルニチニチソウ。
シャガ。
これは初めて見た。ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)?
西の参道を登る。
ここの紅葉は綺麗だったが、青葉も悪くない。
シロハラがいた。
ここから先は登山道。
神社の脇に到着。
保久良神社の鳥居。左の桜は散り始め。
拝殿前の枝垂れ桜。盛りは過ぎているがまだまだ綺麗だった。
拝殿前から参道を見る、この静かなたたずまいが佳き。
保久良梅林にも足を伸ばしてみた。
梅花はさすがになかったが、木の下草に様々な花が。
ヒメオドリコソウの大群落。地味だがこれだけの規模だと壮観。
ホトケノザもちらほら。
こんなかわいい花も。
同じ場所でも季節によって違う景色がある。またちょくちょく来なければと思ったことだよ。
退職後、保久良山に初めて登ったのは14年の9月だった(なんちゃって登山vol.8)。標高185mの、山ともいえない山だったが、体がなまくらだったので、街に下りたあたりで膝が笑って、斜めに歩いたのを覚えている。その後山歩きやウォーキングを重ねているので、もう山歩きではなく日々の散歩に入れてもいいくらいだ(笑)。
ここの神社の枝垂れ桜はまだ綺麗に咲いているというので、この日朝から行ってみた。甲南大の近くのPに車を置いて歩き出す。天上川沿いに歩いていくと先ず岡本八幡神社の鳥居が見える。
その右手の公園に色々な花が咲いていた。
ツルニチニチソウ。
シャガ。
これは初めて見た。ムラサキハナナ(オオアラセイトウ)?
西の参道を登る。
ここの紅葉は綺麗だったが、青葉も悪くない。
シロハラがいた。
ここから先は登山道。
神社の脇に到着。
保久良神社の鳥居。左の桜は散り始め。
拝殿前の枝垂れ桜。盛りは過ぎているがまだまだ綺麗だった。
拝殿前から参道を見る、この静かなたたずまいが佳き。
保久良梅林にも足を伸ばしてみた。
梅花はさすがになかったが、木の下草に様々な花が。
ヒメオドリコソウの大群落。地味だがこれだけの規模だと壮観。
ホトケノザもちらほら。
こんなかわいい花も。
同じ場所でも季節によって違う景色がある。またちょくちょく来なければと思ったことだよ。
0408 Hobo & Ohya Live! vol.27@豊中アビリーン [バンド]
0408 HOBO & SADAO OHYA Live ! vol.27 @アビリーン(豊中市岡町)
Special Guest Jumbo Okutani (Md.) & Hitoshi Nakai (Bs.)
近所の小学校の校門。
開花が早まってきた近年では、入学式の日に校門の桜の横で記念写真、などというのは難しくなってきているのかも知れないですね。
そんな4月の初めの金曜日、豊中市の岡町駅から徒歩1分の場所に新装開店したアビリーンでライブさせていただきました。vol.27は今年の1月でしたが、コロナ禍で中止になってしまったので、そのリベンジとしてやることにしました。新装なったアビリーンに初めて入りましたが、前の店よりかなり広く、防音もしっかりしているなと感じました。
お客さんはそう多くはなかったですが、少し前にホンキーでソロで歌っていた時、たまたま旅の途中で立ち寄って下さったOhnoさんが、またまた愛知から来て下さいました。ソロの時と違って素晴らしいメンバーとの演奏に堪能していただいたようでした。
前回が11月25日でしたから、もう4ヵ月余りのブランクがあり、当日1時間のリハではやはり心もとない感じでしたが、そこは手練れの集まり、リハでの不安を吹き飛ばす演奏をしてくれました。1曲目は先日天寿を全うされたブルーグラス・レジェンドのローランド・ホワイト氏を偲んで、"I Saw Your Face in the Moon"を急遽入れました。といってもこのユニットではよくやっている曲ですが。
この半年の間、毎朝のように朝ドラの中で流れていた曲 "On The Sunny Side Of The Street"をやらせていただきました。奇しくもこの日が最終回だったので、間に合ってよかった(笑)。また聖子ちゃんの "Sweet Memories"もなぜか今回取り上げましたが、あるドラマの中で男たちが酔っ払ってこの歌を歌っているのを聴いて、男が歌ってもいいのかなと思った次第。カントリーっぽいテイストの佳曲と思います。
アンコールでは、ガーシュインの名曲 "Summertime"を、今ウクライナで命を奪われている子供たちへの鎮魂として歌わせていただきました。私たちに出来るのはただ祈ることだけというのも歯がゆい気持ちになりますが。
次回がいつになるか未定ですが、今度演る時はもう少し事前のすり合わせをして、綱渡りの演奏にならないようにしたいですね。またその時は是非お越しくださいね。
Set List
1st
I Saw Your Face in the Moon (D)
It's a Sin to Tell a Lie (C)
Blues Stay Away From Me (G)
Faded Love (D)
Lone Star State of Mind (G)
On The Sunny Side Of The Street (C)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ミスター・ボージャングルス (F)
Back up and Push (C)
2nd
Can't You Hear Me Calling (E)
https://www.youtube.com/watch?v=F2hDJEj2skw
Four Strong Winds (A)
Sweet Memories (F)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
Snowbird (D)
Cherokee Shuffle (A)
Don't Think Twice It's Alright (G)
PLACE IN THE SUN (A)
Hobo Song (A)
https://www.youtube.com/watch?v=ba4RX0eLTiU
encore
Summertime (Gm)
Washington County (A)
Panhandle Country (C)
I saw your face in the Moon. R.I.P.,Roland.
Special Guest Jumbo Okutani (Md.) & Hitoshi Nakai (Bs.)
近所の小学校の校門。
開花が早まってきた近年では、入学式の日に校門の桜の横で記念写真、などというのは難しくなってきているのかも知れないですね。
そんな4月の初めの金曜日、豊中市の岡町駅から徒歩1分の場所に新装開店したアビリーンでライブさせていただきました。vol.27は今年の1月でしたが、コロナ禍で中止になってしまったので、そのリベンジとしてやることにしました。新装なったアビリーンに初めて入りましたが、前の店よりかなり広く、防音もしっかりしているなと感じました。
お客さんはそう多くはなかったですが、少し前にホンキーでソロで歌っていた時、たまたま旅の途中で立ち寄って下さったOhnoさんが、またまた愛知から来て下さいました。ソロの時と違って素晴らしいメンバーとの演奏に堪能していただいたようでした。
前回が11月25日でしたから、もう4ヵ月余りのブランクがあり、当日1時間のリハではやはり心もとない感じでしたが、そこは手練れの集まり、リハでの不安を吹き飛ばす演奏をしてくれました。1曲目は先日天寿を全うされたブルーグラス・レジェンドのローランド・ホワイト氏を偲んで、"I Saw Your Face in the Moon"を急遽入れました。といってもこのユニットではよくやっている曲ですが。
この半年の間、毎朝のように朝ドラの中で流れていた曲 "On The Sunny Side Of The Street"をやらせていただきました。奇しくもこの日が最終回だったので、間に合ってよかった(笑)。また聖子ちゃんの "Sweet Memories"もなぜか今回取り上げましたが、あるドラマの中で男たちが酔っ払ってこの歌を歌っているのを聴いて、男が歌ってもいいのかなと思った次第。カントリーっぽいテイストの佳曲と思います。
アンコールでは、ガーシュインの名曲 "Summertime"を、今ウクライナで命を奪われている子供たちへの鎮魂として歌わせていただきました。私たちに出来るのはただ祈ることだけというのも歯がゆい気持ちになりますが。
次回がいつになるか未定ですが、今度演る時はもう少し事前のすり合わせをして、綱渡りの演奏にならないようにしたいですね。またその時は是非お越しくださいね。
Set List
1st
I Saw Your Face in the Moon (D)
It's a Sin to Tell a Lie (C)
Blues Stay Away From Me (G)
Faded Love (D)
Lone Star State of Mind (G)
On The Sunny Side Of The Street (C)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
ミスター・ボージャングルス (F)
Back up and Push (C)
2nd
Can't You Hear Me Calling (E)
https://www.youtube.com/watch?v=F2hDJEj2skw
Four Strong Winds (A)
Sweet Memories (F)
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
Snowbird (D)
Cherokee Shuffle (A)
Don't Think Twice It's Alright (G)
PLACE IN THE SUN (A)
Hobo Song (A)
https://www.youtube.com/watch?v=ba4RX0eLTiU
encore
Summertime (Gm)
Washington County (A)
Panhandle Country (C)
I saw your face in the Moon. R.I.P.,Roland.
0404 弓弦羽神社の枝垂れ桜など [日々の散策]
弓弦羽神社の枝垂れ桜。右の桜はやや元気がないが、なんとかささやかに咲いていた。
毎年桜の季節に立ち寄っている弓弦羽神社にこの日も行ってきた。
ここの枝垂れ桜もなかなか見事。
境内には他の花々もあっていろいろ楽しめる。
花梨の花。実がよく知られているが、花も可憐。
後日、秋に実をつけていた別の場所にも行ってみたが、同じ花が咲いていた。あたりまえか(笑)。
ハナズオウ(花蘇芳)。これもこの神社で知った花。最近は近所でも見かける。
コバノミツバツツジ。廣田神社のものが有名だが、こちらは少し早くから咲いている。
お隣の香雪美術館のお庭に咲いているのは源平桃?
神社のお隣のお宅の庭に咲く3色の花桃。これも毎年楽しみにしている。
参道にはソメイヨシノの並木があるが、伐られた樹もいくつかあり、今回は撮らずに帰った。というか少し遅かったんだな。
菊正宗記念館の枝垂れ桜(左)も咲いていた。
川にはアオサギとコサギがそろい踏み。
久しぶりに姿を見たカワセミ(オス)。
そろそろ上流に移動かな。また秋に会おう。
桜の枝にぶら下がったヒヨドリ。珍しいポーズが撮れた。
芦屋浜、潮風大橋の南詰の土手にも種々の桜が植えられている。
夕刻、魚崎浜の水道の向こうに沈む夕日を見る。ずいぶん日が長くなった。もうすぐ水道にまっすぐのびる光の帯が見えそう。
夜、桜と三日月を撮ってみたが、明るさが必要で、距離もある程度必要なので難しかった。
月の拡大は撮れるのだけどね。
この時期、写真を撮っても撮っても次々と花が咲くので、収拾がつかない(笑)。残りはまた稿を改めて。
毎年桜の季節に立ち寄っている弓弦羽神社にこの日も行ってきた。
ここの枝垂れ桜もなかなか見事。
境内には他の花々もあっていろいろ楽しめる。
花梨の花。実がよく知られているが、花も可憐。
後日、秋に実をつけていた別の場所にも行ってみたが、同じ花が咲いていた。あたりまえか(笑)。
ハナズオウ(花蘇芳)。これもこの神社で知った花。最近は近所でも見かける。
コバノミツバツツジ。廣田神社のものが有名だが、こちらは少し早くから咲いている。
お隣の香雪美術館のお庭に咲いているのは源平桃?
神社のお隣のお宅の庭に咲く3色の花桃。これも毎年楽しみにしている。
参道にはソメイヨシノの並木があるが、伐られた樹もいくつかあり、今回は撮らずに帰った。というか少し遅かったんだな。
菊正宗記念館の枝垂れ桜(左)も咲いていた。
川にはアオサギとコサギがそろい踏み。
久しぶりに姿を見たカワセミ(オス)。
そろそろ上流に移動かな。また秋に会おう。
桜の枝にぶら下がったヒヨドリ。珍しいポーズが撮れた。
芦屋浜、潮風大橋の南詰の土手にも種々の桜が植えられている。
夕刻、魚崎浜の水道の向こうに沈む夕日を見る。ずいぶん日が長くなった。もうすぐ水道にまっすぐのびる光の帯が見えそう。
夜、桜と三日月を撮ってみたが、明るさが必要で、距離もある程度必要なので難しかった。
月の拡大は撮れるのだけどね。
この時期、写真を撮っても撮っても次々と花が咲くので、収拾がつかない(笑)。残りはまた稿を改めて。
小説『デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士』雑感 [読書]
『デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士』(著者:丸山正樹)。
2月に『コーダあいのうた』という映画を観た。「コーダ」とは「Children of Deaf Adults(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)」という意味だったのだが、観るまでは音楽用語のcodaなのかなと思っていた。邦題に「あいのうた」と書いてあるのも誤解を招く一因だっと思うけど。でもまあ自分の無知ももう一つの原因と思い、ネットで少し調べてみた。そこで見つけたのが、ご自身もコーダである五十嵐大さんのサイトだった。映画のレビューにも引用したがここでもリンクを貼っておく(⇒参照)。
そこで紹介されていたのが標記の小説だった。2011年が単行本の初刊であったが2015年に文庫化されている。とっつきにくいかな、と思いながら読み始めたが、推理小説的な展開に引き込まれて一気に読んでしまった。主人公の荒井尚人は仕事と結婚に失敗した中年男で、アルバイトをいくつかやりながらなんとか生活している。シングルマザーの恋人もいるにはいるが、深くは付き合えずにいる。彼は両親がろう者で兄もろう者という家庭で育ったコーダだったのだ。
そんな彼は、生活のためにアルバイトの一つとして手話通訳士の仕事を引き受ける。そしてあるろう者の法廷通訳を引き受けるのだが、その活動の中で、10年前に彼が手話通訳士として関わった、ある事件と再び向き合うことになる。かつて警察の事務職で働いていた時、ある殺人事件の被疑者がろう者だったため、彼は取り調べの通訳を引き受けることになるのだが、一応の解決を見たにも拘らず、彼の中にはモヤモヤとしたものが残る。そして10年後再び似たような事件が起こり、否応なくその事件に巻き込まれていく…。
終盤に向かっての緻密な展開と筆致にも驚いたが、何よりも驚いたのは、作者が日本におけるろう者社会の現状について非常に詳しく語っていたことだった。彼自身がコーダなのかなと思ったが、そうではないが、ご家族が障害を持っていらっしゃって、長年その介護をされているようで、それが同じようにハンディキャップを抱えている人たちに目を向けるきっかけになったということだった。同じ手話でも、私たちがTVなどでの講演の時に見るのは、日本語と手話の語をほぼ一対一に対応させた日本語対応手話(Signed Japanese)で、それとは別にろう者同士、またはろう者と聴者の間で生まれ、広がった日本手話(Japanese Sign Language, JSL)があることなどが詳しく語られていた。この小説は、多くの人に知られていないろう者社会の現状を知ってほしいという側面も強く持っている。
作者は小説のタイトル「デフ・ヴォイス」には三つの意味が込められていると言う。【一つは、そのまま「ろう者の声」。もう一つは「声」そのものではないですが、ろう者にとっての言語である「手話」ということ。最後の一つには、ろう者に限らず、言いたいことがあっても圧倒的な多数の前にあってその声が社会に届きにくい社会的少数者の声、という意味もこめました。】
日本にもコーダの人々が2万人以上もいるという事実を、先ず知ることから始めないといけないと思ったことだ。
外国の映画をきっかけに、このような作品に出会えたことは貴重な体験であった。続編もあるようなので、また読んでみたいと思ったことだ。
2月に『コーダあいのうた』という映画を観た。「コーダ」とは「Children of Deaf Adults(耳の聴こえない両親に育てられた子ども)」という意味だったのだが、観るまでは音楽用語のcodaなのかなと思っていた。邦題に「あいのうた」と書いてあるのも誤解を招く一因だっと思うけど。でもまあ自分の無知ももう一つの原因と思い、ネットで少し調べてみた。そこで見つけたのが、ご自身もコーダである五十嵐大さんのサイトだった。映画のレビューにも引用したがここでもリンクを貼っておく(⇒参照)。
そこで紹介されていたのが標記の小説だった。2011年が単行本の初刊であったが2015年に文庫化されている。とっつきにくいかな、と思いながら読み始めたが、推理小説的な展開に引き込まれて一気に読んでしまった。主人公の荒井尚人は仕事と結婚に失敗した中年男で、アルバイトをいくつかやりながらなんとか生活している。シングルマザーの恋人もいるにはいるが、深くは付き合えずにいる。彼は両親がろう者で兄もろう者という家庭で育ったコーダだったのだ。
そんな彼は、生活のためにアルバイトの一つとして手話通訳士の仕事を引き受ける。そしてあるろう者の法廷通訳を引き受けるのだが、その活動の中で、10年前に彼が手話通訳士として関わった、ある事件と再び向き合うことになる。かつて警察の事務職で働いていた時、ある殺人事件の被疑者がろう者だったため、彼は取り調べの通訳を引き受けることになるのだが、一応の解決を見たにも拘らず、彼の中にはモヤモヤとしたものが残る。そして10年後再び似たような事件が起こり、否応なくその事件に巻き込まれていく…。
終盤に向かっての緻密な展開と筆致にも驚いたが、何よりも驚いたのは、作者が日本におけるろう者社会の現状について非常に詳しく語っていたことだった。彼自身がコーダなのかなと思ったが、そうではないが、ご家族が障害を持っていらっしゃって、長年その介護をされているようで、それが同じようにハンディキャップを抱えている人たちに目を向けるきっかけになったということだった。同じ手話でも、私たちがTVなどでの講演の時に見るのは、日本語と手話の語をほぼ一対一に対応させた日本語対応手話(Signed Japanese)で、それとは別にろう者同士、またはろう者と聴者の間で生まれ、広がった日本手話(Japanese Sign Language, JSL)があることなどが詳しく語られていた。この小説は、多くの人に知られていないろう者社会の現状を知ってほしいという側面も強く持っている。
作者は小説のタイトル「デフ・ヴォイス」には三つの意味が込められていると言う。【一つは、そのまま「ろう者の声」。もう一つは「声」そのものではないですが、ろう者にとっての言語である「手話」ということ。最後の一つには、ろう者に限らず、言いたいことがあっても圧倒的な多数の前にあってその声が社会に届きにくい社会的少数者の声、という意味もこめました。】
日本にもコーダの人々が2万人以上もいるという事実を、先ず知ることから始めないといけないと思ったことだ。
外国の映画をきっかけに、このような作品に出会えたことは貴重な体験であった。続編もあるようなので、また読んでみたいと思ったことだ。
0402 桜の季節 [日々の散策]
0402 桜の季節
今年も桜の季節がやってきた。桜といえばソメイヨシノだが、エドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑して出来たと言われるこの品種が、幕末以降全国に広がって、今では沖縄(ヒカンサクラ)以外の各地でほぼ同時期に開花するということになっている。3月半ばからのメディアのあおりもあって、「一億総~」の象徴になっているかに見えるのはやや鼻白む思いもある。
近所を歩いていると、ソメイヨシノ以外の桜も結構咲いているのに気付く。色々あっていいんだよということで、そういう桜を名前もよく分からず撮ってみた。
白っぽいのはオオシマザクラ?
これはかなり色が濃い。
2種の桜の交差。
御殿場桜。名前があるとありがたい(笑)。
住吉川。
菊正宗記念館にもこんな桜が。
ソメイヨシノとアーモンドのコラボ。
箸休めに?桜以外の花も。
桜?それとも梅?
「ハナカイドウ (花海棠)」@緑公園。
利休梅。
白い沈丁花。
スノーフレーク(Snowflake)、和名で大待雪草(オオマツユキソウ)。
菜の花と芝桜。
ヒマラヤユキノシタ。名前を覚えたのにまた忘れてた。
桜の話に戻る。川の土手に桜並木を植えさせたのは、徳川吉宗が初めだという説をテレビで紹介していた。根を張るので土手が強くなるのと、漢詩の「桃李ものいはざれども下自ずから蹊を成す」にヒントを得て、人々が花見に集まり堤が強化されると思ってとのことだったが、その頃から花見の習慣が庶民に広がったのだろう。ソメイヨシノは幕末なのになあと思って調べると、当時の桜は「早咲きの彼岸桜に始まり、枝垂桜、一重桜、八重桜、遅桜に桜草。幕末には、新たに染井吉野も加わる」とあった。
とまあ、ごたくを並べてきたが、この時期各地で一斉に咲くソメイヨシノは圧巻の景色であることは間違いない。今年も桜の春を迎えられたことを喜び、景色を味わうのが良いのだろうと思ったことだよ。
宮川の桜並木。隠れた桜の名所だと思う。
茶屋の町付近。
川西町付近。
御影駅前でのだんじりの練習風景。これも春の訪れ?
最後に魚崎浜の夕日。日が長くなってきたなあ。
今年も桜の季節がやってきた。桜といえばソメイヨシノだが、エドヒガンとオオシマザクラの雑種が交雑して出来たと言われるこの品種が、幕末以降全国に広がって、今では沖縄(ヒカンサクラ)以外の各地でほぼ同時期に開花するということになっている。3月半ばからのメディアのあおりもあって、「一億総~」の象徴になっているかに見えるのはやや鼻白む思いもある。
近所を歩いていると、ソメイヨシノ以外の桜も結構咲いているのに気付く。色々あっていいんだよということで、そういう桜を名前もよく分からず撮ってみた。
白っぽいのはオオシマザクラ?
これはかなり色が濃い。
2種の桜の交差。
御殿場桜。名前があるとありがたい(笑)。
住吉川。
菊正宗記念館にもこんな桜が。
ソメイヨシノとアーモンドのコラボ。
箸休めに?桜以外の花も。
桜?それとも梅?
「ハナカイドウ (花海棠)」@緑公園。
利休梅。
白い沈丁花。
スノーフレーク(Snowflake)、和名で大待雪草(オオマツユキソウ)。
菜の花と芝桜。
ヒマラヤユキノシタ。名前を覚えたのにまた忘れてた。
桜の話に戻る。川の土手に桜並木を植えさせたのは、徳川吉宗が初めだという説をテレビで紹介していた。根を張るので土手が強くなるのと、漢詩の「桃李ものいはざれども下自ずから蹊を成す」にヒントを得て、人々が花見に集まり堤が強化されると思ってとのことだったが、その頃から花見の習慣が庶民に広がったのだろう。ソメイヨシノは幕末なのになあと思って調べると、当時の桜は「早咲きの彼岸桜に始まり、枝垂桜、一重桜、八重桜、遅桜に桜草。幕末には、新たに染井吉野も加わる」とあった。
とまあ、ごたくを並べてきたが、この時期各地で一斉に咲くソメイヨシノは圧巻の景色であることは間違いない。今年も桜の春を迎えられたことを喜び、景色を味わうのが良いのだろうと思ったことだよ。
宮川の桜並木。隠れた桜の名所だと思う。
茶屋の町付近。
川西町付近。
御影駅前でのだんじりの練習風景。これも春の訪れ?
最後に魚崎浜の夕日。日が長くなってきたなあ。
神戸ホンキートンク4月のスケジュールなど [神戸ホンキートンクライブ日程]
4月です。宮川の桜も咲きました。
大谷君のシーズンも無事始まりそうです(笑)。
マンボウも解除されて、ようやく日常生活が戻りつつあるようにも見えますが、東京ではBA.2株への置き換わりが進んでいるという情報もあり、まだまだ予断は許さないようです。街を歩いていても、マスクをしている人は多く、自衛意識が高いことをうかがわせます。このまま終息に向かうことを願ってはいるのですがね。
さて、今月の自分のライブですが、豊中の岡町駅から1分の場所に新たに生まれたアビリーンで演奏させていただきます。FBなどで拝見するとすごく立派なライブハウスのようで、ちょっと気おくれしてしまいそうですが(笑)。頑張って演奏しようと思いますので是非お越し下さい。
4月8日(金)HOBO & SADAO OHYA Live ! vol.27 @豊中アビリーン
~ 名 曲 の 旅 巡 り ~
Special Guest Jumbo Okutani (Md.) & Hitoshi Nakai (Bs.)
18:30 door open 19:00~ start
charge: 2500 yen (w/1 drink & 1 food)
豊中アビリーン
〒561-0884 豊中市岡町北1-1-5 ラークスパ岡町201
Mobile:090-8643-4133 Mail:umechan@abilene.jp
https://abilene.jp/
追記:この稿を書いている時、ケンタッキー・カーネルズやカントリー・ガゼットなどで活躍されていたローランド・ホワイト氏の訃報を聞きました。彼のマンドリンと渋く温かいボーカルは若い頃からの憧れでした。彼の持ち歌もいくつか歌っていますが、その中の1曲を捧げたいと思います。R.I.P.
I Saw Your Face in the Moon
神戸ホンキートンク4月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。平常営業に戻っているようですが、ライブの開始時間はバンドによって違うこともあるので、お店に問い合わせの上ご来店くださいね。私も空いている日にまたソロで入れてもらうかも。FBの「今週のホンキー」もご確認ください。
追記2:28日(木)にHobo's Night 入れてもらいました。ソロですが、ちょっと違う形態でやるかも(秘)。
神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
神戸ホンキートンク4月のスケジュール
(クリックすると少し大きくなります)
それでは、今月もよろしくお願いいたします。
大谷君のシーズンも無事始まりそうです(笑)。
マンボウも解除されて、ようやく日常生活が戻りつつあるようにも見えますが、東京ではBA.2株への置き換わりが進んでいるという情報もあり、まだまだ予断は許さないようです。街を歩いていても、マスクをしている人は多く、自衛意識が高いことをうかがわせます。このまま終息に向かうことを願ってはいるのですがね。
さて、今月の自分のライブですが、豊中の岡町駅から1分の場所に新たに生まれたアビリーンで演奏させていただきます。FBなどで拝見するとすごく立派なライブハウスのようで、ちょっと気おくれしてしまいそうですが(笑)。頑張って演奏しようと思いますので是非お越し下さい。
4月8日(金)HOBO & SADAO OHYA Live ! vol.27 @豊中アビリーン
~ 名 曲 の 旅 巡 り ~
Special Guest Jumbo Okutani (Md.) & Hitoshi Nakai (Bs.)
18:30 door open 19:00~ start
charge: 2500 yen (w/1 drink & 1 food)
豊中アビリーン
〒561-0884 豊中市岡町北1-1-5 ラークスパ岡町201
Mobile:090-8643-4133 Mail:umechan@abilene.jp
https://abilene.jp/
追記:この稿を書いている時、ケンタッキー・カーネルズやカントリー・ガゼットなどで活躍されていたローランド・ホワイト氏の訃報を聞きました。彼のマンドリンと渋く温かいボーカルは若い頃からの憧れでした。彼の持ち歌もいくつか歌っていますが、その中の1曲を捧げたいと思います。R.I.P.
I Saw Your Face in the Moon
神戸ホンキートンク4月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。平常営業に戻っているようですが、ライブの開始時間はバンドによって違うこともあるので、お店に問い合わせの上ご来店くださいね。私も空いている日にまたソロで入れてもらうかも。FBの「今週のホンキー」もご確認ください。
追記2:28日(木)にHobo's Night 入れてもらいました。ソロですが、ちょっと違う形態でやるかも(秘)。
神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
神戸ホンキートンク4月のスケジュール
(クリックすると少し大きくなります)
それでは、今月もよろしくお願いいたします。
映画『ベルファスト』@シネリーブル神戸 [映画]
映画『ベルファスト』
この映画は、北アイルランド・ベルファスト出身で、俳優・監督・舞台演出家として世界的に活躍するケネス・ブラナーが、自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品である。アカデミー賞の有力候補ということで観たのだが、この稿を書いている時点で、脚本賞を受賞したとの報があった。このところ観た映画『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を、『コーダあいのうた』が作品賞と助演男優賞・脚色賞をとったというから、すごい映画を次々と観たんだなあと思ったことだ。まあ、そういう評判の映画を選んで観ているので、当たり前と言えばあたりまえなのだが(笑)。
予備知識なしに観たのだが、いきなりヴァン・モリソンの "Down to Joy" が流れてきたのでびっくり。一時期好きで何枚かCDも持っているので、声を聞いただけで彼と分かった。北アイルランドの厳しい気候と彼の歌声は妙にマッチしている。ほぼ全編が彼の歌声に包まれていたのは望外の喜びであった。彼もまたベルファストの出身だったということを今回知った。
Van Morrison - Down to Joy (Official HQ Audio) [from "Belfast"]
物語の舞台は1969年のベルファストの街。この街で生まれ育った少年バディは、街中が顔見知りという環境の中で、家族や友達に囲まれ、映画や音楽を楽しむ「完璧」な生活を送っていた。しかし8月15日、プロテスタントの武装集団がカトリック住民への攻撃を始め、穏やかだった街は反目と殺戮の世界へと変わってしまう。彼らの家族はプロテスタントなのだが、彼が好意を寄せる少女キャサリンの家はカトリックで、北アイルランドでは少数派に属している。これまで同じ街の住民として分け隔てなく付き合って生活していたのに…。
「北アイルランド紛争」という言葉はぼんやりと知っていたし、IRAという過激派組織によるテロ活動のニュースも耳に入ることはあったが、どこか対岸の火事のように受け止めていた部分はあった。映画を観てもよく分からないところがあったので、少し調べてみた。正確な所はいまだによくつかめてはいないが、自分の確認のために少し書いておく。
1649年のクロムウェルによるアイルランド侵略(事実上の植民地化)以降多くのプロテスタントがアイルランドに入植し、島に住むカトリック教徒を圧迫した。1801年、グレートブリテン王国とアイルランド王国が合併する(実質的にはイギリスによるアイルランド併合)。1840年代後半、ジャガイモの不作が数年続き大飢饉となる(ジャガイモ飢饉)。この結果多くのアイルランド人がアメリカへ移住する(Irish diaspora)。私たちがアメリカン・ルーツミュージックの一つとしてアイリッシュ系のフォークソングなどを享受しているのはこれに由来するのだった。
アイルランド独立戦争(1919年 - 1921年)が終わり、1921年12月6日英愛条約が締結され、1922年12月6日アイルランド自由国が成立、イギリスの自治領となる。ただし北部アルスター地方の6県は北アイルランドとしてイギリスに留まる。これがアイルランド内戦へと発展する。この映画の舞台となった1969年のベルファストの街は、複雑な内乱の中、カトリックとプロテスタントの対立が局所的に爆発したものなのかなと思われた。そしてこの争いは98年の「ベルファスト合意」まで続くのだった。
北アイルランドから見たアイルランドとの国境。
こういう凄惨な状況の中であっても、バディや家族たちが前向きに、時にユーモアを忘れず暮らしていく様子が心に残った。いよいよ危険を避けるため、生活のためロンドンに移住することを選ぶのだが、住み慣れた故郷を離れることが簡単であるはずがなかった。祖国を奪われることがどんなに耐えられないものか、ということを今のウクライナの人々の気持ちを重ねて観てしまった。宗教の対立というものが現在でも世界のあちこちで紛争の種になっていることを考えると、人々を救うための宗教がどうしてこのような争いを生んでしまうのだろう、と暗澹たる気持ちになってしまったことだ。
この映画は、無益な争いを引き起こしてしまう人間の愚かさと、そんな中でも人は前を向いて生きて行けるし、生きていかねばならないのだ、という祈りにも似た思いが込められていると思ったことだ。
この映画は、北アイルランド・ベルファスト出身で、俳優・監督・舞台演出家として世界的に活躍するケネス・ブラナーが、自身の幼少期の体験を投影して描いた自伝的作品である。アカデミー賞の有力候補ということで観たのだが、この稿を書いている時点で、脚本賞を受賞したとの報があった。このところ観た映画『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞を、『コーダあいのうた』が作品賞と助演男優賞・脚色賞をとったというから、すごい映画を次々と観たんだなあと思ったことだ。まあ、そういう評判の映画を選んで観ているので、当たり前と言えばあたりまえなのだが(笑)。
予備知識なしに観たのだが、いきなりヴァン・モリソンの "Down to Joy" が流れてきたのでびっくり。一時期好きで何枚かCDも持っているので、声を聞いただけで彼と分かった。北アイルランドの厳しい気候と彼の歌声は妙にマッチしている。ほぼ全編が彼の歌声に包まれていたのは望外の喜びであった。彼もまたベルファストの出身だったということを今回知った。
Van Morrison - Down to Joy (Official HQ Audio) [from "Belfast"]
物語の舞台は1969年のベルファストの街。この街で生まれ育った少年バディは、街中が顔見知りという環境の中で、家族や友達に囲まれ、映画や音楽を楽しむ「完璧」な生活を送っていた。しかし8月15日、プロテスタントの武装集団がカトリック住民への攻撃を始め、穏やかだった街は反目と殺戮の世界へと変わってしまう。彼らの家族はプロテスタントなのだが、彼が好意を寄せる少女キャサリンの家はカトリックで、北アイルランドでは少数派に属している。これまで同じ街の住民として分け隔てなく付き合って生活していたのに…。
「北アイルランド紛争」という言葉はぼんやりと知っていたし、IRAという過激派組織によるテロ活動のニュースも耳に入ることはあったが、どこか対岸の火事のように受け止めていた部分はあった。映画を観てもよく分からないところがあったので、少し調べてみた。正確な所はいまだによくつかめてはいないが、自分の確認のために少し書いておく。
1649年のクロムウェルによるアイルランド侵略(事実上の植民地化)以降多くのプロテスタントがアイルランドに入植し、島に住むカトリック教徒を圧迫した。1801年、グレートブリテン王国とアイルランド王国が合併する(実質的にはイギリスによるアイルランド併合)。1840年代後半、ジャガイモの不作が数年続き大飢饉となる(ジャガイモ飢饉)。この結果多くのアイルランド人がアメリカへ移住する(Irish diaspora)。私たちがアメリカン・ルーツミュージックの一つとしてアイリッシュ系のフォークソングなどを享受しているのはこれに由来するのだった。
アイルランド独立戦争(1919年 - 1921年)が終わり、1921年12月6日英愛条約が締結され、1922年12月6日アイルランド自由国が成立、イギリスの自治領となる。ただし北部アルスター地方の6県は北アイルランドとしてイギリスに留まる。これがアイルランド内戦へと発展する。この映画の舞台となった1969年のベルファストの街は、複雑な内乱の中、カトリックとプロテスタントの対立が局所的に爆発したものなのかなと思われた。そしてこの争いは98年の「ベルファスト合意」まで続くのだった。
北アイルランドから見たアイルランドとの国境。
こういう凄惨な状況の中であっても、バディや家族たちが前向きに、時にユーモアを忘れず暮らしていく様子が心に残った。いよいよ危険を避けるため、生活のためロンドンに移住することを選ぶのだが、住み慣れた故郷を離れることが簡単であるはずがなかった。祖国を奪われることがどんなに耐えられないものか、ということを今のウクライナの人々の気持ちを重ねて観てしまった。宗教の対立というものが現在でも世界のあちこちで紛争の種になっていることを考えると、人々を救うための宗教がどうしてこのような争いを生んでしまうのだろう、と暗澹たる気持ちになってしまったことだ。
この映画は、無益な争いを引き起こしてしまう人間の愚かさと、そんな中でも人は前を向いて生きて行けるし、生きていかねばならないのだ、という祈りにも似た思いが込められていると思ったことだ。