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1012@武庫川渓谷廃線跡 [山歩き]

廃線跡のトンネル。懐中電灯を貸してくれた方たち。
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先週だったか生瀬から武田尾へ抜ける、JRの廃線跡のハイキングコースを歩いてみようと生瀬駅まで行ったのだが、小さな駅で駐車場などは皆無だった。付近をウロウロしたが拠点とするのに適当な場所が見つからず、今回は下見ということで帰った。今日は台風が近づいているのでどこへも行けそうにないな、と思いつつふと地図を見ると、西宮名塩の駅が目に付いた。考えてみればこの駅は86年に「福知山線を複線・電化するに当たって、武庫川沿いから大幅に経路が変更された際に新設された( by wiki)」駅なので、廃線跡とは裏腹な関係にあるのだが、その時はそんなことは考えず、「新興住宅地の駅だから広い駐車場があるだろう。ここからだと廃線跡の入り口にむしろ近そうだし、生瀬と違って下って行ける。」と思い、台風でまた中途断念になってもいいか、と例によっていい加減なスタンスで行ってみた。結果はドンピシャで、ネットのガイドでは生瀬か武田尾出発のコースしか紹介されてないので、ぜひとも新たな拠点として紹介してもらいたいと思ったww

駅前の立体駐車場に車を停めてみると2時間無料で休日は最大800円と書いてあった。これは近隣の住宅地から車で来て、電車で市街に出るというニーズがあるからか。その後もバスで近くまで、とか考えたがいい案が出ず、付近を流れる小川に沿って下りれば武庫川との合流点に行けるだろうと高をくくって歩き始めた。
途中の小川
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住宅街を塩瀬中学(2年前に訪問したと思う)との位置関係を測りつつ適当に下りていくと、川に沿って下りる小さな道があり、更に進むとやや大きな川にぶつかった。どうもこれが武庫川らしい。左に少し行くとそこが廃線跡入り口であった。たぶん生瀬から歩くより遥かに近いはず。いきなり西日本旅客鉄道株式会社の「告」が立っていた。
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要するに「ここはハイキングコースやないから、勝手に歩いて事故にあっても責任取れませんで」ということだが、じゃあ閉鎖するかというと、そうでもないので「阿吽の呼吸」というやつか。そこを過ぎるといきなり武庫川渓谷が出現。
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下流を見ると。
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道には半分埋まった枕木があるのが見える。
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第一のトンネル。
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この線にはトンネルが八つとも九つあるとも言われている。大きなトンネルでは中は全くの闇になる。どう歩いているのか分からなくなり、壁にぶつかってしまいそうになった。懐中電灯を持っていらっしゃるハイカーたち(実は持っていて当たり前なのだが)の後について何とか通り抜けることができた。見かねたご家族が懐中電灯を貸してくださった(すぐ後でお返ししたが)。
トンネルの出口。荘厳な感じ。
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再び渓谷が。下流の武庫川とは全く趣の違う急峻な流れ。
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4つ目?のトンネルの出口には赤い鉄橋が。
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最後のトンネル。
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終着点の武田尾駅。
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武田尾は先月の台風でまた大きな被害を受け、今回のコースでも通り抜けるのが難しいところが2箇所ほどあった。明後日再び襲ってくる台風の影響が少なければよいのに、と願うばかりである。

阪神の近くにこんないいハイキングコースがあるとは驚きである。20年ほど前遠足の候補地として挙がったことを思い出したが、他にもいいところがたくさんありそうで、それをさがすのを今後の楽しみとしたいものである。
今回の教訓:廃線跡ハイキングには懐中電灯は必携である(反省が生かされてないのう)ww

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