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0424 夙川の鯉のぼり など [日々の散策]

夙川の鯉のぼり。少ないけどあったよ。
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夙川河口から阪急夙川駅付近まで、毎年約250旒ほどこの時期に掲げられているようだが(3年前の記事参照)、去年はコロナ禍のためか自粛されていた。今年はどうかなと思って、少し前に臨港線を通ってみたが、見えなかったので、今年も自粛したのかなと残念に思っていた。ところが何ヵ所かには吊るされてあるという情報を見たのでこの日2号線の夙川近くのスーパーに行くついでに立ち寄ってみた。

2号線から北に向かって歩く。ここはあまり歩いたことがなかった。JRの線路の手前に大きな祠が。
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なかなか立派なお地蔵様だった。
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こちらは毘沙門天かな。
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JRをくぐると鯉のぼりが見えてきた。夙川公民館の前だった。
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公民館前の片鉾池。
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もっと歩けば更に見つかったのかもしれないが、一つ見られたことに満足して引き返した。
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去年も思ったが、この行事で夙川がそんなに密になることもあるまいに、過度の自粛もいかがなものかと思う。スーパーの方がよっぽど人で一杯に見えるけど。来年は是非全面復活してほしいものだと思ったことだよ。

さて、我が家のベランダに早くもゴーヤの苗が植えられた。ちょと早いかなとも思ったが、最近一緒に演奏をしているS山君がもう植えたという話を聞いて、じゃあうちも、とホームセンターで見つけて即買ったのだった。ただし我が家では種から播いてうまくいかなかったのでもっぱら苗派であるが。
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今年はもう少し大きなプランターにと思っていたが…。
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4月の終わりごろの散歩の中で見た花などをいくつか。どれも少し早いようだ。
「ツツジは五月」というイメージだがもう満開。
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ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)。
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ニセアカシア。
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タニウツギ。
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ヒメウツギ。ピンクっぽい名だが白い花。
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次は鳥たち。雀かなと思ってよく見ると違う。ツグミの幼鳥?
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カルガモ親子は河口のあたりによくいる。8羽から減らずに頑張ってるなあ。
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小魚を捕らえたアオサギ。堰堤の上からよく見えるものだなあ。
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Swallow on the wire.
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キショウブ(黄菖蒲)も咲き始めている。
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エニシダ。
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サクランボ。
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4月の満月はピンクムーンというそうだ。
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4月ももう終わり。巣ごもりの日々はまだまだ続く。


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0423 新生アビリーン見学? [日々の雑感]

0423 新生アビリーン!!
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少し前にジャム会の帰りにアビリーンに立ち寄って、ミニジャム会をしているのをFBで見て、そういうのもありなんだと思い至り、最近遊んでもらっているHobo&Friends のメンバーに声をかけて、この日見学がてら新生アビリーンにお邪魔しました。4月初めに満を持してリ・スタートしたアビリーンでしたが、ライブ二つが終わった時点で「まん延防止等重点措置」が発令され、GWまでのライブがキャンセルされてしまいました。ライブ中止の日は営業されてるのかなと確認したら、バー営業はされていて、客として行って楽器など弾いても構わないとのことで、平日の早い時間なら他のお客さんも少ないだろう、とこの日に行くことにしました。
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5時にお店に入ると、5時半になりそうと言っていたS山君がすでにビール片手にカウンターに(笑)。他にお客さんがいないことをいいことに店内をじっくり観察させていただきました。基本構造は前のお店のままですが、壁紙がライトブラウンに統一されてシックな感じ。ステージが10㎝の高さの板張りになっていて、ライブハウスらしさが演出されていました。
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ともあれまずはビールから(笑)。「おかみ」ことウメちゃんの作ったおつまみを次々と頼みながら、ビール・バーボン・ワインなどを試飲?していい気分に。
おつまみの数々(撮っていないものもあるけど)。
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スキレットで調理されたものがおしゃれでした。
さて、酔いも回ったところで、集まった3人で先日神戸ホンキートンクで演奏した曲を、アンサンブルの微調整をしながら10曲余り演奏しました。
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マイクが使えないのは残念でしたが、他にお客さんがいないのをいいことに、同じ部分を何回かやってみたりして、練習としては充実したものになった気がします。

まあ、酒を飲む方が中心だったかもですが。8時までの3時間はあっという間に過ぎて、飲み足りない感じも残るままお店を追い出されました(笑)。
来店記念の写真。セルフタイマーで撮ったらピンボケに。
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楽しい時間を過ごさせていただきましたが、奇しくも2日後の4月25日から再び緊急事態宣言が出されることになってしまいました。この1週間の感染者の増加を見ると仕方ないのかなという気もしますが、そもそも大阪では3月初めに一旦宣言を解除し、確保していた病床も元に戻してしまったため、第4波が出てきても対応しきれなくなったのが真相ではないでしょうか。少しマシになると経済を優先させようとして蔓延させ、また制限をかけるということの繰り返しにはほとほとうんざりします。振り回されるのは飲食を中心とする業者やすべての国民ですね。連休明けに改善されればいいけど、そうならなかったら本当に国民の憤懣は爆発するような気がします。

家賃補助もないので、協力金だけではどうにもならないお店もたくさんあると思います。行政も小出しにすることでかえって経済的負担を増大させるようなやり方を早急に改善してほしいものですな。ライブハウスだけでなくすべてのお店や会社にこの時期を乗り切っていただきたいと切に願うばかりです。楽しい記事を書くつもりだったのに残念でなりません。

頑張れアビリーン
アビリーンHP
https://abilene.jp/

今の気分?「俺の気持ちも知らないで」2017 アビリーンにて
https://www.youtube.com/watch?v=bp6znHWoLwc

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0419初カルガモ親子2021など@住吉川 [日々の散策]

今年の初カルガモ親子は4月19日に。
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去年が5月12日で一昨年が4月30日だったからずいぶん早い。桜や他の花々が早かったことと連動しているのかなとも思えるが、たまたま見つけた日を記録しているだけなので何とも言えないなあ。
住吉川に早くもカルガモ親子が、との情報を得たのでこの日の午後行ってみた。川面には見当たらなかったが、何人か覗き込んでいたので近づくと、草むらの中に半ば隠れるようにして昼寝をしていた。
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夕方近くにもう一度見に来ようと思い川を2号線に向かって歩いた。
新緑の住吉川。
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栴檀の樹も少し新芽が。
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3月の終わりごろからツバメが飛んでいるのを見ていたが、カルガモの子を見たのでツバメもそろそろと思って、住吉駅南の通路に行ってみることにした。
線路沿いの花壇の花々。
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区役所から駅に向かう通路。
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去年もあった巣には何も見えなかったが、近くにツバメの姿が見えた。
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ツバメの写真は撮るのが難しいと思っていたが、なぜか去りがたそうに止まっていた。どうも巣の傍で見守っている風情だったので、改めて巣を見てみると、ツバメが巣の中にいるようだ。
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雛がいるなら親鳥は出たり入ったりしているので、ひょっとしたら托卵中なのかなと想像された。近くにとまっているのは外敵を見張っているのかな?
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再び川を下ってみたが、カル親子の姿はなかった。草むらの中にいると全く分からないのがすごい。
カワウはいた(笑)。
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堰堤で魚を狙うアオサギ。カルガモの雛も狙っているからなあ。
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夕方になって昼間見た場所に行ってみると、親子で水に出ていた。
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数えてみると子ガモは8羽いた。近くにいたオバサマが「昨日は10羽いたのにねえ」と教えてくれた。早くも食べられてしまったのか。アオサギが近づいてきたので小石を投げて追ったが、その時だけ追い払っても仕方がないか。

翌日も川に行ったが、子ガモは見られなかった。親ガモらしいのが草むらの中に入って行ったのでそこが巣なのかなと思った。

その代わりというわけではないが、阪神魚崎駅の架線橋の下に去年からあったツバメの巣に、今年もツバメが来ているのを見つけた。
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少し前から通るたびに見ていたが、この巣にはもう来ないのかなと思っていたので、何か嬉しかった。この時期は飛来したツバメが巣作りをする時期のようなので、泥を採ったり藁屑を集めたりするために地上に下りていることがままあるそうだ。

カワセミはここ数日見ていない。上流の方に移動したのかな。でもカル親子とツバメが散歩の友になってくれそうだ。

この数日の散歩の中で見た花々を。
朝の散歩から、近所の藤棚。改めて探すと7つぐらいあった。
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モッコウバラ。
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この花は
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この花も
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ネモフィラ。今年にしては遅い?
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オオデマリ。
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鯉のぼり。夙川は今年も中止のようで残念。
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午後の散歩。阪神住吉駅の北のあたり。
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変わった葉。ユーカリポポラスの銀葉?
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雨上がりの虹。ちょっと消えそう。
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映画『ノマドランド』OSシネマズミント神戸 [映画]

『ノマドランド』(原題: Nomadland)
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ノマド(nomad)の語源はフランス語で「遊牧民」や「放浪者」を意味するらしい。最近では「ノマドワーカー」といって「時間と場所にとらわれずに働く人、もしくはそういった働き方」としても使われているようだ。コロナ禍の中でリモートワークをする人々が増え、その結果田舎暮らしを楽しみながら、仕事はリモートでという暮らし方も出てきているようで、それはそれで新しいライフスタイルが生まれてきているということなのだろう。映画の中では車に寝泊まりしながら各地を放浪する人々のことを指しているようだった。かつて貨物列車に無賃乗車しながら各地を彷徨う人を"Hobo"と呼んだようだが、ノマドは現代のホーボーなのかもしれない。
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この映画は60歳を過ぎた主人公の女性が、オンボロの中古バンで各地を巡り、その土地々々で仕事をしながら暮らすロードムービーで、アメリカ中西部の自然の景色が美しいということで観ることにした。封切されて時間が経っていたので、どの映画館も一日一回の上映になっていて適当な時間帯がなく迷ったが、9:40開始のミントに行くことにした。朝一の三宮ならそれほど密になることもなく、終わったらさっさと帰ればいいと思ったのだった。席をとった時は空いているように見えたが、始まってみるとそこそこ(といっても知れているが)お客さんが入ってきたので少しびっくり。おまけに隣が空いている席を選んだのに、隣におっちゃんが座ってきて、マスクを耳に引っ掛けたままだったので、少しビビッて「マスクしてもらえますか」と思わず言ってしまった(笑)。
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原作はジェシカ・ブルーダーが2017年に発表したノンフィクション『ノマド: 漂流する高齢労働者たち』である。2008年のリーマンショック以来未曾有の経済危機が全世界を襲い、その余波はリタイア世代にも容赦なく押し寄せてきて、多くの高齢者が家を手放すことになった。彼らは自家用車で寝泊まりし、職を求めて全米を彷徨うことになった。「現代のノマド」の誕生である。映画の主人公ファーン(フランシス・マクドーマンド)もその一人であった。彼女はネバダ州のエンパイアで石膏採掘の会社の社宅で暮らしていたが、会社は不況で閉鎖され、街そのものがゴーストタウンと化す。夫を亡くし住む家も失ったファーンは古いバンに最低限の家財道具を詰め込み、日銭仕事を探しながら国中を放浪する旅を続けるが…。
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ノマド仲間のリンダ(実在のノマドらしい)やデヴィッド(デヴィッド・ストラザーン)との交流の中で彼女はノマドとしての生き方を学んでいく。印象的な言葉は、教師時代の教え子から「先生は今ホームレスなの?」と聞かれて、「私はハウスレスだけどホームレスじゃないわ」と答えたことだった。姉や家族のもとに帰ったデヴィッドから「一緒に住まないか」と誘われ断ったファーンの中には、開拓時代のアメリカ人の自由を希求する心=ノマド魂が醸成されてきていたのだろうか。もう一つは、息子を亡くしてノマドになり、ノマドとしての生き方を人々に教えているボブがファーンに語った、「ノマドの良さは、別れ際に『またどこかの路上で会おう』と言うところだ」という言葉だ。そこには生き死にを超えた人と人との絆というものを感じさせてくれる何かがあるように思われた。
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もちろんこの映画には、格差社会化している現代アメリカ社会の問題が色濃く投影されている。そしてそれは現代日本の社会にも忍び寄っている。戦後の高度成長期に生まれ育ってきた私たちの世代は、故郷を離れ都会で働き、他人同士が暮らす都会の中で小さな家族を守ってきた。そういった社会のありようは果たして正しかったのか、そしてこれからの社会はいったいどうあるべきなのか。ファーンのいうように「それぞれの心の中にホームがある」と考えるのがいいのか…。答えのない問いを次々と脳裏に思い浮かばせながら、そそくさと電車に乗ったのだった。日曜日の三宮はやはり怖いからね(笑)。

ファーンの旅したネバダの砂漠地帯の風景は素晴らしかった。前に旅したコロラドのボールダーに似た風景もあって何か懐かしかった。
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0412芦屋ハナミズキ通り2021 [日々の散策]

今年は芦屋ハナミズキ通りの開花も早かった。
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2014年以来、毎年呉川町のハナミズキ通りは定点観測している。当時はハナミズキの並木が少なかったということもあるが、通勤で毎日車で通っていたのに気付かなかったなあということもあった。何を以て開花(満開)時期とするかは諸説あるだろうが、私の場合は適当である(笑)。大体4月20日前後だというのが自分の中ではあるが、今年はかなり早かったように思う。
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過去の記録を見ると、桜の開花が早かった年でも、ハナミズキの開花は例年通りだったこともあったので、両者の連動性はあまりないのかなと思っていたが、今年に限っては連動しているようにも見える。さらに他のこの時期の花々の開花も例年より早まっているようなので、ひょっとしたら温暖化の影響が顕著になっているのかなとも思われる。とまあ素人が埒のない考えを書いてみたが、専門家が正しい分析をするだろうからそれを待ちたいと思う。
中央公園から北を見たもの。
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「花水木通り」の看板。もう字も読みづらくなっている。
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傍にはこんな石のモニュメントが。呉川遺跡といって大阪城石垣に使われた石材だそうだ。
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ここ(臨港線)はかつて海岸線だった所。六甲山で切り出された石はここから海路で運ばれた。
今年のハナミズキ通りの写真をもう少し。
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最近ではあちこちでハナミズキの並木を見るようになった。近年植えられたのか、それとも自分が気付いただけなのかもしれないが。
住吉川の大きなハナミズキ。これは前からあったなきっと(笑)。
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ここからは前回とり上げなかったこの時期の花々を。どれも例年より早いのかな。
西浜公園のテニスコート前の藤棚。この辺りでは一番よく咲いていた。
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葉に斑の入ったツルニチニチソウ。
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コデマリ。
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モッコウバラ。
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白い山吹。
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この落ちているのは?
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どうもヤマモモの花のようだが。
チューリップの季節は???
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シバザクラ。
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クルマにポピーポピーポピー♪ と歌ってしまう昭和な私(笑)。
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日当たりの良いところではツツジも咲き始めた。季節の進行もそろそろ収まるのかな。
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過去の記録はこちら。
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年





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演劇『子午線の祀り』@兵庫県立芸術文化センター阪急中ホール(西宮) [演劇]

演劇『子午線の祀り』
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演劇『子午線の祀り』は木下順二作の戯曲で、1978年に発表されたものである。2017年に野村萬斎による新演出で上演され、今回芸文でも公演することになったので観ることになった。木下順二についてはあの『夕鶴』を書いた劇作家ということぐらいしか知らなかった。一ノ谷の戦いで源氏に敗れた平家が壇ノ浦の戦いで壊滅するまでというストーリーはもちろん知っているが、それをなぜ取り上げたのか、どういう解釈を施したのか、ということに興味をそそられた。そして『子午線の祀り』という標題にはどんな意味が込められているのか…等々。実際に観たのはもう一ヶ月も前の3月14日だった。すぐに感想を書こうかとも思ったが、もう少し調べて考えをまとめてから、と自分に言い訳をしながら日が過ぎて行った。結局あまり考えもまとまらず、観たという記録のためにメモを残しておこうと思い至ったのであった(笑)。

当日ホールに入ると客席がほぼ満席であることに驚いた。喫煙室が閉鎖されているのは仕方がないと思ったが、それにしてもあまりに密ではないか。ライブハウスと違って黙して観るだけだからといって…、とライブハウスの置かれた状況を知る者にとってはちょっと承服しかねる感じもした。後で調べると「兵庫県の緊急事態宣言解除および3月8日以降のイベント開催制限緩和(収容率50%→100%)に伴い」一月末に再募集したとのことであった。演劇界もこの一年公演が出来ない時期も長かっただろうから、解禁→それっ!となるのも分からなくはないけれど、花見はいいだろうと殺到するのとあまり変わらない気もした。
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舞台はメビウスの帯のような起伏のあるスロープが設営されているというシンプルなもので、その舞台装置だけで屋島の戦いから壇ノ浦の戦いまでを3時間かけて演じるという大胆なもので、観る側の想像力に訴えるという大胆な方法のように思われた。今回の公演は2017年に狂言師の野村萬斎による新演出ということだが、どこか能舞台のような象徴的な世界と感じられるのはそこから来るものなのかなと思った。
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物語は、我々もよく知っている壇ノ浦の合戦をクライマックスに、平家、源氏それぞれの動きが描かれているのだが、それを平家方の新中納言平知盛と源氏方の源義経の置かれた状況と心情を中心に展開されていく。一の谷の合戦で嫡男知章を死なせてしまい屋島に逃れて再起をはかろうとする知盛であるが、平家の滅亡を予感しながらも源氏との決戦で死命を決しようと考えていく(キーパーソンの影身の内侍役の若村麻由美は美しかった)。一方の義経は兄頼朝との兄弟の絆に寄りかかりながら、政治的酷薄さをもって弟に対する頼朝との溝は深まるばかりで、戦功を挙げることでその溝を埋めようと無理な戦いに挑んでいく。
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壇ノ浦の戦いで雌雄を決したのは、他にも様々な要因があるだろうが、壇ノ浦周辺の潮の流れの変化だとも言われている。義経の読みが功を奏したともいえるが、運命を決めたのは人間たちの営みを司る天の星の持つ力なのかもしれない、というように物語は進んでいるように思われた。「子午線」といえば明石市を思い起こすが、それは明石市を東経135度子午線が通っているからで、子=北と午=南を結ぶ子午線はあらゆるところを通っている。北の空には北極星があり、東から上り西に沈む月の動きにより、一つの子午線上には潮の満ち引きが生じる。私たちの営みも個々の意思によって動いているように見えて実は星や太陽や月の司るこの天地の動きに委ねられているのかな、というようなことを考えさせられたのであった。
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なんかやっぱり訳が分からなくなってきたのでこの辺で止めるが、最後に劇中で平家物語の原文を「群読」という形で出演者全員が朗読している場面が心に残った。原文の力強さ美しさが強く伝わってきた。かつて教室で「平家」を教えた時に全員で朗読させてみたいと思いながらなかなかできなかったなあ、とほろ苦く思い出すのであったよ。

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0408 Hobo&Friends@神戸ホンキートンク [バンド]

0408Hobo&Friends@神戸ホンキートンク
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前回(3月11日)は緊急事態宣言下でのライブでした。3月21日に宣言が解除されましたが、その後感染者はどんどん増えて、今回のライブの3日前に新たにまん延防止等重点措置が発令され、時短も午後8時までということになってしまいました。改めて流れを見てみると何ともチグハグな対応ではあります。メンバーとも相談しましたが、演奏を続けることが大事ということで、開始を6時にして実施することにしました。でもこんな状況なので、お客さんに是非来てくれとはなかなか言えませんね。一応言いましたけど(笑)。
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アビリーンのライブにもよく来て下さっていた方が激励に駆け付けて下さって、無観客試合にはならずにすみました。有難いことですね。食事がまだだったとのことで、ピザとトマトサラダを注文されていましたが、どちらも絶品だったそうです。時間が早いと食事を兼ねてというのもよさそうですね。
ピザが下の隅に↓
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このメンバーでは2度目の演奏になるので、リラックスして演奏出来たように思います。前回はドブロの師匠が降臨されていたからなあ(笑)。今回新たにやったのは、ナンシー・グリフィスの "Lone Star State of Mind" とセルダム・シーンの "Muddy Water" で、どちらもいい感じで出来たように思います。ドブロのインスト "Rainbow Bridge"は前回もやりましたが、よりリラックスした演奏になった気がします。やはり数を重ねることが大事ですね。
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ジャックダニエルのイルミが写っている(笑)。
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8時に終わってお店を出ましたが、夜は長いのにどこかで飲み直すこともできない、ということに改めて気付きました。どのお店も「時短」なんですものね。まあ、お蔭でこの日やや足りなかったウォーキングをすることが出来ましたが(笑)。

次回がいつになるか予定はなかなか立ちませんが、機会を見つけてまた演奏したいと思っておりますので、その時はよろしくお願いします。

0408 Set List

Peach Picking Time in Georgia (D)
You Ain't Goin' Nowhere (A)
Lone Star State of Mind (G)

Wayfaring Stranger (Em)
Silver Wings (E)
Gentle on My mind (E)
Willin' (A)
Brown Mountain Light (D)


Redwood Hill (B♭)
Blues Stay away from Me (G)
Last Thing on My Mind (D)
Muddy Water (Em)
Rainbow Bridge (Am)

Mr. Bojangles (F)
Don't Think Twice It's Alright (G)
Wait a Minute (B)

City of New Orleans (D)

オマケ。ベランダに君子蘭がいつの間にか咲いていました。ご近所から頂いたのですが一年おきに咲くそうな。雌伏の花ですなあ、見習わなくては。
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0406 桜は散り…ホウキハナモモなど次々と [日々の散策]

近所の「御殿場桜」。ソメイヨシノの少し後に咲く。
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今年の桜の開花は特に早かった。これも温暖化のせいとも言われるが、この10年の間にも早い年があったと思うので、一概には言えないのかも知れない。毎年4月の初めの週末に実施されている「芦屋桜まつり」がその年には葉桜のもとで行われたという記憶がある。桜と入学式もよく結びつけて受け止められているが、そうじゃない年も少なくないのに、何となく自分の中でそんなものだと思っているのかも知れないなあ。いわゆる「常識」というものの中身は案外そういう思い込みの集積なのかもしれない。

それにしてもこの春の様々な花の開花は皆例年より早いようだ。1月の蝋梅からしてすでに早かったような気がする。こうしてブログに定点観測のように書いていると、そういうことが少しわかるような気がする。ということで、桜の散歩の中で見た桜の後に開花した花々をいくつか載せておこう。

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ホウキハナモモ(箒花桃)@2号線赤鳥居交差点の北に並木がある。
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シモツケ(下野)@西浜公園。
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スミレ群落もほぼ満開。
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中央公園の八重桜の並木もほぼ満開だ。
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この並木もなかなか見事だが、ソメイヨシノほど注目されていないのは残念だ。
それ以外にもどんどん新たな花を見るので、めまぐるしいことこの上ないがいくつかランダムに挙げておく。
シャガ。
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ツツジよりサツキの方が早かったかなあ?
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十二単とハナニラ。
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牡丹にアヤメ?季節が分からんようになってきた。
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最後にハナミズキ。例年より10日も早い。今回はこの辺で。
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カワセミも若葉と共に。春らしいね。
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0331「清住かたくりの里」のカタクリの花の群落@兵庫県丹波市氷上町清住 [日帰り旅]

カタクリの花の群落。
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夕方のニュースでカタクリの花の群生地群落を紹介していたので行ってみることにした。最盛期まで数日はかかるということだったのでメモしておいた。佐用町にもあるようだが、確か丹波市と言っていたよな気がしたのでこちらにした。調べてみると「雨や曇りの日には蕾のままの姿」とあったので快晴のこの日にした。カタクリの花は山歩きの中で一・二度見たことがあるがめったに見られないと思っていたので楽しみだった。

8時に家を出て六甲トンネル~舞鶴道で行った。最寄りのICは春日のようだったが、愛車のナビは持ち主に似て地道に行かせたがるので丹南篠山口ICで下りた。その後もやや迷走気味のナビだったが、10時に駐車場に着くことが出来たので上首尾ではある。
駐車場わきの桜。
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駐車場(無料)は50台分ぐらいあって、ちゃんと観光地として整備されているなと思った。標識に従って山の斜面に向かう。
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先ずヒメオドリコソウの群落が。
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モクレンのようだけど葉っぱが。
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入り口で入園料300円を払う。
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斜面を少し登るといきなり視野一杯のカタクリが。
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予想外のスケールにどこをどう撮っていいか分からないほどだった。うまく撮れたとは思えないけど並べてみる。
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ツバキの花とのコラボ。
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日陰の花は確かに閉じている。
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一通り見て満喫し、順路に従って帰ろうとして歩いていると、さらに規模の大きな群落が見えてきた。
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カメラマンもたくさん。
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カタクリの花を堪能して車に戻った。
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丹波なら蕎麦ということで、お昼は蕎麦屋さんに。名前に惹かれて「いづも庵」を選ぶ。
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名前の通り出雲蕎麦も出しているお店だったが、内装はちょっとファミレスっぽかった。
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天ざると鴨汁蕎麦を食べたが、例によって半分ぐらい食べてから写真!と気付いた(笑)。
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地元では人気の店のようだった。

来る時途中何度も桜並木を見かけたので、帰りはどれかを見ようと車を走らせた。前にも書いたが、この時期どこを走っても桜並木があるので改めて驚くのであった。柏原駅を通った時駅の向こうに見えたので立ち寄ってみた。
JR柏原駅。
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駅の裏手に柏原川という川があって、土手に桜が植えられていた。川岸に桜が植えられていることが多い。土手に根を張って補強するためだと聞いたことがあるがどうだろう。
川の北の方には甲山のような山が。
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反対方向。なかなか長い並木だった。平日だからか人はあまりいなかった。自粛かな。
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のどかないいところだった。
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帰りも丹南篠山口ICから高速に乗ったが、西宮北IC~盤滝トンネル経由で。行きもこちらの方がよかったかも。カタクリの根は片栗粉の原料と思っていたが、今ではジャガイモが原料になっているらしい。大量生産しにくいからかなと思うけどちょっと残念な気もすると思ったことだよ。こんなに大規模でなくてもいいから六甲山あたりにあったら毎年行くのになあ。



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0329近所の桜 など [日々の散策]

芦屋茶屋之町の桜並木。
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今年は例年になく早く桜が開花した。桜だけじゃなく春の花が皆そうなんだけど(笑)。というわけで近所の桜をいくつか取り上げてみよう。
朝、水汲みに行くついでに茶屋之町の桜並木を覗いてみた。昼間だと人が多いが早朝だったので少なかった。
R43から阪神の線路の方向を見る。
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阪神の線路の上から2号線に向かって。
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芦屋の南北の通りは桜並木が多いが、ここがベストかな。

宮川の臨港線から南にかけての桜並木もなかなか見事だ。
中央緑道から北を望む。
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南にも。
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埋め立て地なので歴史は浅いが、もう35年余りになるから800mほど続く立派な並木になっている。隠れた名所といっていいのではないかと思う。
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ソメイヨシノは、江戸時代後期に開発されたオオシマザクラとヤマザクラの交雑種で、そのクローンが各地に植えられたが、特に戦後から高度経済成長期にかけて日本全国に圧倒的に広まったそうだ。なんか戦後日本の画一的な社会を象徴しているような気にもなってくるなあ。自分もそんな社会的雰囲気の中で育ってきたのだが。でも最近はコブシやハナミズキなどの並木も出てきているので、これからの日本もより個性を大事にするように変化していくといいのだけれど。

西浜公園のスミレ群落も例年より一週間以上早く咲き始めた。
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毎年丹精込めて世話をされているお蔭で今年も朝の散歩の目を楽しませてくれた。
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「古今集春の部」では桜の次に出てくるのが山吹。もう咲いているのがあった。
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神戸ホンキートンク4月のスケジュールなど [神戸ホンキートンクライブ日程]

ベランダの白い木瓜も遅れ気味ながら頑張って咲いてくれています。
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赤い木瓜も。
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いつの間にか咲いていたラナンキュラス。「飾らない美しさ」でした。
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近所の公園からもらってきたオオキバナカタバミ。根付くといいけど。
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カワセミ君も元気だ。
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3月になって緊急事態宣言は解除されましたが、ここに来て再び感染者の増加が顕著になり、蔓延防止等重点措置の発令も近いのではという状況になっています。一方できちんと自粛をされている方も多いのに、他方では花見や送別会等々でタガを外してしまう人も少なからずいるということはなんとも残念なことです。ライブハウスでも、人数制限や感染対策をしているお店がほとんどであるにも関わらず、1年前のクラスターの風評が尾を引いているようにも思われます。今こそ「正しく」恐れ行動するこの国の民度が問われている気がします。行政にも「正しく」後手後手にならない施策をしていただきたいものですがね。

さて、今月の自分のライブですが、一つだけ入れてもらっています。

0408(木)Hobo & Friends @神戸ホンキートンク 19:00スタート
     ※更なる時短のため18:00スタートに変更しました[涙]
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前回のレポート

前回と同じメンバーでやる予定です。ドブロの杉山君の負担が大きいのかなと思いますが、いい感じで弾いてくれているので頑張ってね(笑)。丸投げもどうかと思うので、ギターも少ししゃしゃり出てみようかな。感染の心配のない数のお客様ですので、「安心」して?是非お越し下さいね。楽器を持って乱入して下さるとめちゃ嬉しいです。置き楽器もありますよ。


神戸ホンキートンク4月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。今回はたくさんのバンドがエントリーされていますが、こんな状況ですので変更もあるかもしれません。
FBでは週初めに今週のライブ予定も告知されていますので、FBで「神戸ホンキートンク」を検索されると見ることが出来ると思います。また、お店にお問い合わせされるのもよいかと。時短で午後9時までとなっているので早めにお越しくださいね。ライブハウスの灯を消さないように。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
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神戸ホンキートンク4月のスケジュール 
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(クリックすると少し大きくなります)


それでは、今月もよろしくお願いいたします。

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