SSブログ

映画『PERFECT DAYS』@シネリーブル神戸 [映画]

映画『PERFECT DAYS』@シネリーブル神戸
001.jpg
久しぶりに映画を観た。この年末年始は足の怪我で無理だったが、それだけの理由ではなかったかも知れない。何しろ半年ぶりだったのだから。映画も含めてもう少しアクティブに行動すべきかなとも思ったが、この映画を観て、そうでもないのかな、しゃかりきに生きなくても、豊饒な日々を送ることが出来るのかも、このままでもいいのかも、と自身を振り返ることもできた佳き映画であった。
002.jpg
あの役所広司がトイレの清掃員役で主演する映画だということで、地味な映画かな、と思う反面興味をそそられる設定であった。東京・渋谷を舞台にトイレ清掃員として働く中年男平山の日常を描くということであったが、実際映画が始まると、本当に彼が早朝アパートを出て、清掃員として真面目に働き、仕事が終わると銭湯に行き、行きつけの居酒屋で酎ハイを飲み、家に帰って読みかけの文庫本の続きを飲みながら寝落ちする日々を繰り返し描いていた。
003.jpg
平山が清掃する様々な公衆トイレはユニークなものが多く、それは「THE TOKYO TOILET プロジェクト」によって造られたもので、外国の方からだとさらに驚嘆するものであっただろう。ドイツ人の監督ビム・ベンダースが"COOL JAPAN"の一つとしてモチーフにしたのもうなずける。それ以外の平山の生活ぶりにも、日本人なら当たり前のことを新鮮に受け止めている視点が随所にうかがえる。
004.jpg
005.jpg
彼の生き様は平凡でささやかで、それまでの人生のどこかで挫折を味わった結果なのかも、と思わせるところがある。それでいて彼は、毎日のルーティンを生き生きとこなし、楽しんでいるようにも見える。「人生は一つではない」という彼の言葉は、「成功」を求めることが人生の全てではない、ということを実感し具現化しているようにも見える。なぜか映画を観た後で、河島英五の「時代おくれ」という歌が脳裏に浮かんだ。
006.jpg
木漏れ日。
007.jpg
こんな方々も出演!
008.jpg
009.jpg
というわけで、我々からすれば「足るを知る」という市井のささやかな生き方が、ドイツの人から見るとどのように映るか、という映画のように見えた。カンヌ映画祭で評価を受けたのは、そういう理由であったのかもしれない。でも、彼が日々の暮らしの中で、何を大切に思い生きているのかということは、とりもなおさず自分の今を振り返り、内省するに十分な材料を与えてくれた。自分がもう処分してしまったカセットテープで鳴らされる70年代の名曲の数々も、またたどっていきたいと考えている。

映画館を出たのは4時半ごろ。旧居留地では今年から日時を変え、装いも新たにしたルミナリエが始まろうとしていた。この日が最終日だったのかな。まだ暗くなる前できらびやかさはあまりなかったが、偶然見ることができて心の中に灯が点ったような気がした。
010.jpg
011.jpg
012.jpg

033.JPG


nice!(2)  コメント(0) 

0127バイカオウレン@北山山荘 [日々の散策]

バイカオウレン(梅花黄蓮)が北山山荘の奥にひっそりと咲いていた。
001.jpg
002.jpg
少し前に訪れた時は初釜で貸し切りのため入れなかったので、この日は電話で確認の上行ってみた。
003.JPG
確かにこの日は公開しているようだ。
004.JPG
005.JPG
冬枯れの庭園。
006.JPG
庭の奥の茶室のさらに奥に山野草のコーナーがある。その一番奥にバイカオウレンの一画があった。
007.JPG
008.JPG
009.jpg
010.JPG
期待通りの可憐な花であったが、もっと広い範囲に咲いていたらな、と少し思った。育てるのが難しいのか、朝ドラで話題になる前はそれほど力を入れていなかったのかな。森林植物園や高山植物園にもあるらしいので、機会があったら行ってみようと思ったことだ。去年行った牧野公園や牧野植物園には群生地があるようなので、往復夜行バスで観に行った猛者もいるようだが、そこまではなかなか…。

この時期の他の花なども少し。
椿。台湾ツバキ?
011.JPG
012.JPG
高名の木登り?
013.JPG

014.JPG
カバ君とカタツムリ君。
015.JPG
016.JPG
温室の中にはこんな花が。
017.JPG
018.JPG
019.JPG
020.JPG
021.JPG
???
022.JPG
外に出るとソシンロウバイが。よく見る蝋梅と同じ?
023.JPG
024.JPG
様々な品種のビオラ。
025.JPG
026.JPG
027.JPG
他にもいろいろ。
029.JPG
030.JPG
031.JPG
032.JPG

梅花黄蓮は2月が見頃らしいので興味のある方は是非行かれるとよい。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

「大寒」の日々 [日々の散策]

早くも咲いていた梅の花。
001.JPG
002.JPG
青木の時々行く薬局の隣の小公園にある梅林。最近造られたのか初めて知った。
003.JPG
004.JPG
005.JPG
いつの間にか二十四節気の「大寒」(1/20~2/3)になっていた。左足首の腓骨を骨折して、松葉杖生活を7週間。ようやく杖無しで歩けるようになった。その間車の運転は出来ても、そこから歩き回れないのでストレスがあった。ようやく全加重可となって少しずつ歩数を伸ばし始めたのが、奇しくも大寒と重なったのだった。

0121 住吉川を歩くのは2カ月ぶり?
006.JPG
007.JPG
008.JPG
009.JPG
010.jpg
011.JPG
ウクレレのK杉さんが歩いているのを久しぶりに見た。頑張ってるなあ。
012.JPG
2号線まで歩けた。
013.JPG

0122 同じく住吉川。キカラスウリの実かな。
014.JPG
016.JPG
015.JPG

0124 寒波襲来。芦屋でも-1℃だった。
017.JPG
住吉川河口でも梅の花が咲き始めていた。
018.JPG
019.JPG
020.JPG
夕方、家の周囲を歩いていると十四夜の月が出ていた。
021.JPG
022.JPG
1月の満月は「ウルフ・ムーン」というらしい。
「ニホンオオカミ」は明治の初めに絶滅したと言われているが、私たちの中で身近な動物と感じられるのは、物語の中で親しんでいたからなんだろうか。ちょっと不思議ではある。
『武蔵の満月』(月岡芳年)。
023.jpg


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

0119 Hobo's Night@神戸ホンキートンク [バンド]

0119 Hobo's Night@神戸ホンキートンク
001.JPG
Hobo Teramoto(G) Dano Danno(Bj,Fd) K.Kobayshi(Md) H.D.Crowe(Bs)

近所の蝋梅も満開です。
002.JPG
2024年の初ライブを無事始めることが出来ました。音楽の初釜みたいなものでしょうか。年末からの松葉杖生活からもこの日の検診で解放されて、覚束ない足取りながらも、杖無しでお店に入ることが出来ました。
003.jpg
005.jpg
前回もそうでしたが、自分が他にすることのない、徒然な生活をしていたせいか、どんどん新たな曲をぶち込んでしまって、自分たちの首を絞めることになってしまいました(笑)。"This is the Girl I Love"は昔他のバンドがよく演っていたな、と偶々youtubeで聴いて覚えた曲です。若きヴァッサーがフィドルを弾いていたのにびっくりしましたが。

浅川マキの"スポットライト”は以前何度か歌っていましたが、今回コードを見直してコーラスもつけてみました。モンキーズの"Daydream Believer"は50年前にフェスで演っていましたが、その頃はキヨシローさんの訳詞はまだ出てなかったので、日本語で歌ってみました。

"Wild Horses"は"Old & in the Way"をお手本にやりましたが、ローリング・ストーンズの曲だったんですね。極めつけは3月の高校の同級生の集いに備えて?高校時代に愛唱していたシューベルツの「風」までやってしまいました。これではブルーグラス・ファンからは歓迎されないのかな、とも思いますが、これからも自分のこれまでの歳月の中で、心に沁みたと思われる曲を演奏したいと思っていますので、是非生で聴いてみて下さいね。意外とよかったりすると思いますよ。
004.jpg
今回も来てくれた級友たちと記念撮影。
006.JPG
A君から頂いた柚子レモンとシークワーサー。
007.JPG

次回は2月16日(金)の予定です。よろしくお願いします。

Set List

1st
This is the Girl I Love (B♭)
You Ain't Goin' Nowhere (A)
Don't Think Twice, it's All Right(G)
Green Leaves of Summer (Am)
Rolling My Sweet Baby's Arms(A)
それはスポットライトではない(A)

Brown Mountain Light(E)
Proud Mary (A)

2nd
Did She Mention My Name (B)
Wild Horses (A)
Daydream Believer (F)

While My Guitar Gently Weeps (Gm)
Blues Stay Away from Me(G)
Daybreak in Dixie (A)
Steel Rails (A)
Midnight Flyer(A)

encore
風(A)シューベルツ


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

0114「とんど焼き」など [日々の雑感]

今年のとんど焼きは1月14日。
001.jpg
毎年一月の第二日曜日には近所の公園で地域のとんど焼きが実施されている。故郷でもほぼ同じものをやっていた、幼少時の記憶があるので、懐かしく、これだけは毎年参加している。飾っていた松飾を焼かなくてはいけないので、参加は必然でもあるのだが。お世話されている方々も高齢になられているので、ずっと続けばいいのだが。足の怪我もまだ癒えていないので、家人に任せようかとも思ったが、片道5百歩ほどなので、歩かねばとひょこひょこ歩いて行った。
002.jpg
003.jpg
年末年始よりもこの行事の方が、この歳も無事過ごして来れたなという気分になるのが不思議だ。今回はそう無事でもなかったのだけれど。足の怪我も今では2分の1荷重になり、19日の診察次第で松葉杖から解放されそうなので待ち遠しい。でもそれからはリハビリが始まるのかな。

というわけで、出歩くといっても車でその辺まで、という状態なので、あまり写真も撮れないでいるが、そんな時期のものを二・三。
FBでバイカオウレン(梅花黄蓮)が咲いていると言っていたので、北山緑化植物園に行ってみた。ここは山歩きになるので無理かな、とも思ったが、北山山荘まではほぼ水平道なので、頑張れば行けるかな、と思ったのだ。
北山山荘入口まで来たが、
004.jpg
こんな看板が。
005].jpg
なんとこの日は貸し切りで山荘内には入れないとのことでがっくり。多分初釜の催しと思われたが、松葉杖でやっと来たのに…、とあきらめきれない思いがした。職員の方に尋ねると、咲くのは2月ごろですよ、と慰められたので気は取り直したが。
今咲いているのはこれですよ、と紹介されたのがスノードロップという花。
006.jpg
群生しているかと思ったが見過ごしてしまいそうにひっそりと咲いていた。可憐な春告げ花ではあった。
さすがにこの時期は花は少なかったが、いくつか。
ミツマタの開花前。
007.jpg
センリョウ?マンリョウ?
008.jpg
スイセン・カンタプリウス。彼岸花科らしい。
009.jpg
十月桜は開花期間が長いなあ。
010.jpg
また2月に来ようと足を引きずって帰ったのだった。

普段は気が付くと日没時間になっていたが、この日は4時半ごろ「夕日は?」と気が付いたので、クラッセの屋上駐車場に行ってみた。なかなか佳き夕陽を見ることができた。
011.jpg
012.jpg
013.jpg
014.jpg
015.jpg
016.jpg
017.jpg

日にち薬の長きことこの上なし!!

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

0105蝋梅の花@住吉川 [日々の散策]

住吉川河口の島崎橋のたもとに咲いていた蝋梅の花。
001.JPG
002.JPG
この日は手術から5週目の診察の日。経過は順調だそうで、この日から二分の一荷重で歩くように言われた。松葉杖は一本になり、怪我した足の反対側に撞く。杖と足の二本で支えるというものだ。難なく出来たが、気を付けていないと普通に歩こうとしてしまう。これをやって二週間後に診察があるという。ここまで頑張ったからもう少し辛抱だな。

住吉川を少しだけ歩いてみようと、河口近くのコンビニに車を停めて、蝋梅の木のある所まで歩いた。
003.JPG
まだ咲き始めだが、可憐な蝋梅が咲いていた。
004.JPG
005.JPG
寒そうに立つアオサギ。
006.JPG
例年ならカワセミも探すところだが、無理は禁物と自重した。帰って歩数計を見るとかろうじて1000歩を超えていた。
007.jpg
一万歩までの道は遠いが、千里の道も一歩からと思うことにしよう。心なしか足が腫れている気がしたので、適切なリハビリを心掛けたい。

家のベランダの蝋梅も蕾が出てるよ、と言われて見てみると確かに。
008.JPG
この蝋梅も一度は枯れながら、脇から枝を伸ばして頑張っている。

ビオラの花も元気に咲いていた。
009.JPG
ブーゲンビリアとシクラメンも一輪ずつ。
010.JPG
011.jpg

冬来たりなば春遠からじ!

nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

2024年の年頭 [日々の雑感]

ホーム神社の初詣は今年は横から。
001.JPG
年末になってやっとシーネも外れて風呂にも入れるようになった。私の退院のすぐ後に、今度は近くに住んでいる娘がコロナに罹患して、10日あまり寝込んでいたが、なんとか回復して大晦日を家族で迎えることが出来た。

1月1日、この日は晴れの予報だったので、一応潮芦屋の海岸に初日の出を拝みに行ってみることにした。6時半ぐらいに家を出て、なるべく歩く距離が短い所に車を停めて歩いてみた。ほんの100mぐらいだが、段差もあって大変だった。今回は家人の介助付き。
晴れていたが対岸の山際には雲がたれ込めていた。
002.JPG
003.JPG
004.JPG
振り向くと残月が。
005.JPG
006.JPG
007.JPG
雲の隙間にかろうじて初日が現れた。
008.JPG
009.JPG
010.JPG
上の雲から出るまで待とうかとも思ったが、既に30分以上ほぼ片足立ちでいたので、帰ることにした。
もう少し待っていたらこんな朝日が見れたかも。FB友達よりいただいた。
011.jpg
帰るとTVでは恒例のダイヤモンド富士が映されていたのでゲット。
012.JPG
お節をいただく。
013.JPG
午後になって、毎年参拝している綱敷天満神社へ初詣に。元々すいているからというのが理由の一つだったが、近年参拝者が増えていて、駐車場もやっと入れるぐらいだった。
014.JPG
行列も長く時間もかかりそうだったので、家族に参拝してもらい、自分は脇にある臥牛の石像の足を撫でて、怪我の快癒を祈ることにした。
015.JPG
016.JPG
行列は遅々として進んでいなかったので、脇の道を歩いて上がり、拝殿を横から撮ってみた。
017.JPG
018.JPG
019.JPG
再び列の所に戻ったが、とても時間がかかりそうだったので、遠くから拝んだことにして私が先ほど通った道から破魔矢を返しに行って、新しいものを購入してこの日は帰ることにした。

そのまま帰るつもりだったが、前にちらっと参拝したことのある、魚崎の神社の傍を通ると、「猿田彦神社」があり、すごく空いていたので参拝したのだった(笑)。
020.JPG
021.JPG
こんな参り方でご利益はあるのかしらとも思ったが、しっかりお参りしたからよしとしよう。

帰って休んでいると、テレビから警報アラートが。能登半島で強い地震ということだった。その後大津波警報も出て、どんな被害になるのかと思われた。被害が大きくないことを祈るばかりだ。

かくして元旦の日は暮れた。もうしばらくは松葉杖生活が続くが、確実に快方には向かっていると思って、もう少し頑張ろうと思った。前年は家人が骨折をして、自分は違うと思ったりもしたが、どうもこの歳になると避けては通れないのかもしれないなあ。齢をとって骨折すると、そのまま衰えが来て…、という話はよく聞いていたが、どこか他人事のように受け止めていた。確かにひと月あまり使っていない左足は、心なしか細くぷよぷよになって来ているように感じられるので、面倒くさがらずにリハビリに精を出し、前向きに生きていかねば、と年頭に際し改めて思ったことだ。

月遅れの家族からの誕生日プレゼントたち。
022.JPG
エンゼルスの大谷君のカレンダーは貴重かも。
023.jpg


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

'24 神戸ホンキートンク1月のスケジュールなど [神戸ホンキートンクライブ日程]

2024年の夜明けぜよ! ってか。
001.jpg
勝手連的に始めたこの告知記事も、もう10年目に入りました。思えば学生時代からお世話になっているこのお店も、マスター亡き後ママさんが続けて下さってます。これからも続けていってほしいと切に願いますが、応援している自分の方がくたばってしまってはいけないと、思いを新たにしている年の明けです。本年もよろしくお願い致します。

さて、今月の自分のライブですがやはり一つだけあります。
Hobo's Night @神戸ホンキートンク
1月19日(金)19:30start
002.jpg
Hobo Teramoto(G) Dano Danno(Bj,Fd) K.Kobayshi(Md) H.D.Crowe(Bs)
ソロでやっている中で、いつの間にかゲストメンバーが常態化して今のメンバーになって早一年余り、いつの間にかバンドらしいまとまりを見せています。レパもすでに80曲を超え、忘れた曲もあるぐらいですが、円熟の?演奏をお楽しみください。
前回の演奏より"Blues Stay away from Me"


神戸ホンキートンク1月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。今回でしばらくお休みのバンドもあるようなので、お店に問い合わせの上是非ご来店下さい。FBの「今週のホンキー」もご確認ください。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
sg3.jpg

神戸ホンキートンク11月のスケジュール 
003.jpg
(クリックすると少し大きくなります)

それでは今月もよろしくお願いいたします。
YA202.jpg


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽