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映画『ボヘミアン・ラプソディ』@ OSシネマズ神戸ハーバーランド [映画]

映画『ボヘミアン・ラプソディ』(原題:Bohemian Rhapsody)
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この映画は、世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ドラマである。クイーンのデビューは71年とされているから、ほぼ私の大学入学の時期と重なる。以来70年代~80年代を通して活躍し、ビートルズをしのぐレコード売り上げを記録したバンドだというのに、同時代的にはほとんど知らなかった。というより知っていたが興味を持たずにいたということだろう。MLBの試合中に流れる "We Will Rock You" が彼らの曲だと知ったのも割と最近のことだった(笑)。
real Queen
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私も含めて自分の関わっている音楽以外のジャンルに冷淡な傾向は日本人特有のものなのだろうか。戦後になってジャズ・カントリー・ハワイアン・シャンソン、そしてフォーク・ロックと様々な洋楽が流行ったが、それぞれのジャンルの中でかたまり合い、他のジャンルと交流したがらない傾向は私の周囲ばかりではない気がする。私自身もこれまでの体験の中で少しでも他のジャンルの音楽に触れ、吸収したいと思ってきたつもりだったが、まだまだのようである。青春時代に未体験だったジャンルの音楽をこういう映画を観たりすることによって「追体験」し、欠けたパズルのピースを埋めようとする行為は、あながち意味のないことでもあるまいと思われる。
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実際映画の中で歌われた楽曲のいくつかは、聞き覚えのある曲ばかりで、物語の進行とともにそれを同時代的に接していたかのように感じられたのは、不思議な体験だった。若干アルツが入っているからということもあってか、昔体験したことと後から追体験したことが渾然と一体となるような感覚が持てるのも、ある意味幸せなことかも知れないな(笑)。
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熱心なファンからすると事実と異なることもあるかもしれないけど、 "Smile" というバンドからボーカルが抜けて、代わりにフレディが加入してクイーンが始まるくだりから、ビッグになっていく過程を食い入るように観てしまった。彼らの音楽は、カントリー・フォーク、そしてブルースなどを基調とした、私などが接しているものとはもっと違うものがたくさん取り入れられているものだなあと感じた。エレクトリックギターをダビングすることによって作られる「ギター・オーケストレーション」や、コーラスを何度もオーバーダビングする手法(ビートルズなんかもある程度はやっていた)も、当時だったら違和感を感じていたかもしれないが、今聴くと自然で革新的な方法だと受け止めることができた。
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フレディは自身がインド出身(生まれたのはザンジバル)であったことや少々出っ歯であったことなどがコンプレックスであったという。バイセクシャルであるといわれる彼は、初めはメアリーと一緒に暮らすが、後にジム・ハットンと交際するようになる。放蕩な生活を送ったためかHIVに感染してしまい、それが彼の死を早めてしまった。そういった体験を全て自らの創る音楽の中に投影させていったのだろう。
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何も分かっていない私がこれ以上この映画について語るのは僭越というしかないと思うのでこの辺で筆を置く。いずれにしてもクイーンを知っている人もあまり知らない人も、是非映画館に足を運んでもらいたい作品であるということは断言できる。私ももうしばらくはこの不思議な<クイーン体験>に浸っていることだろう。

蛇足で申し訳ないが、私が長年やっているバンドの名前が "Hobo & New Bohemians" で、その一点で "Bohemian Rhapsody" という曲名には親近感を持っていた。学生時代の終わりに神戸で一人で歌っていた時、マスターから "Hobo" という渾名を付けられた。その後バンドを組んだとき、ホーボーとその仲間達という意味でヨーロッパのHoboでもあるBohemianという名にしたのだった。当初からダサい名前との悪評だったが、そのまま現在に至っている。一時中断した後 "New Bohemians" としたが、後になって "Edie Brickell & New Bohemians" というバンドがあると知ったが真似をしたわけではないことをここで表明しておく。ちなみにエディは現在ポール・サイモンの奥さんになっているという。

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本物のライブ・エイドの動画のリンクを貼り付けておくので、これを観てから映画を観るのもよいのではないか。
Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13 [Best Version]
https://www.youtube.com/watch?v=A22oy8dFjqc


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1125 「須磨寺の紅葉」@ 神戸市須磨区須磨寺町 [日々の散策]

新たに建立された「八角堂」と「三重塔」。
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前に須磨寺の紅葉について書いたのは4年前だった(須磨の秋@「須磨寺」)。「源氏物語」の舞台になった場所だろうと思って行ったのだが、紅葉には少し早かった。あれから4年か、早いものだ。この日も本当は山歩きをしようと思っていたのだが、一転近場の紅葉を観ることに(笑)。でも今回は「奥の院」まで登っていったので、十分山歩きになってしまった。

須磨から旧神明を西に少し走るとお寺の無料駐車場がある。
そこから見えた須磨の街。
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「須磨には、いとど心尽くしの秋風に、海は少し遠けれど…」(『源氏物語』須磨巻)とあるが、昔はもう少し海が近かったかもしれない。
エレベーターで1階まで下りてお墓の中を少し歩くと、三重塔の下に出る。
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今回は一番下の参道まで下りて、正面から入ってみた。
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正面に見えるのが「仁王門」。
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門の左右には阿吽の仁王力士像。運慶及び湛慶の作といわれる。
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門を入って左に「源平の庭」がある。『平家物語』の「一ノ谷合戦」における平敦盛と熊谷直実の一騎討ちの場面を表したオブジェ。
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更に進むと正面に見える石段の上にあるのが「唐門」。
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唐門をくぐると正面に「本堂」が。
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左手に冒頭で挙げた三重塔や八角堂などの伽藍が配置されている。他の建物についてはここでは省略するが、頭をなでるとボケ封じになるという「福禄寿尊」の頭はなでておいた(笑)。
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こちらにはこれ以外にもたくさんのご利益をもたらす像があるので参拝したら見てみるとよいと思う。
「小石人形舎」では小石で作った小石人形が展示されているがその一部を。
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今回の中で一番きれいな紅葉かも(笑)。
三重塔の脇に歩いて駐車場に行く道があるので、そこを通って駐車場へ。
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せっかくなので「奥の院」まで上ってみた。なかなかの山道で途中で引き返そうかと思ったほど。
「奥の院」。
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お世話をしているおばちゃんがお茶を出してくれた。お寺がもたらす数々の奇瑞・奇跡の一つとして紹介された仏壇の前の龍?
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白い彼岸花。
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この時期に咲くものがあるらしいので…、と思ったが不思議ですねえと言っておいたのだった。
夙川のあたりに同じ時期に咲いていたピンクの花と同種かな?
<参考>「ネリネ」(ヒガンバナ科)。 別名「ダイヤモンドリリー」というそうな。
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下りる途中にあったお地蔵様たち。
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この日は午後も住吉川を、夜も家の近くを歩いたので、山歩きはさほど出来なかったが歩数は15000歩を超えた。
少し太った住吉川のハクセキレイ。ダイエットしろよな。
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1118 Hobo & New Bohemians @ 神戸ホンキートンク [バンド]

1118 Hobo & New Bohemians @ 神戸ホンキートンク

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隔月の第3日曜日にやっているバンドです。7時過ぎにお店に入ると、続けて入ってきたMdのI倉君、実はこの日は彼が毎年参加している神戸マラソンの日だったらしく、42.195Km走った後で駆けつけて来てくれたらしかったです。そういえば去年も同じマラソン帰りだったような気がします。すごいですね。
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この夜はスペシャルなお客様のために?、普段はやらない曲を何曲か演奏しましたが、その中の一曲 "I Wish You Knew" は実に15年ぶりに演奏しました。2003年までメンバーだった YAMAGGON と IMOH がいた頃よくやっていましたが、Key=B だったので今のFd になってからは封印?していました。フィドラーにとってBというキーは一つの壁のようなので、多くの曲をAなどのキーに替えてやっていましたが、そろそろBの曲もやってみようと試みていたので、今回やることにしたのです。

10年の修練の成果か、封印を解くことが出来たような気がしました。完成まではもう少しですが、今のメンバーでの新たなレパートリーになりそうですね。

マラソン帰りのMd の演奏は普段よりも素晴らしく、これは毎回走って準備運動してから来てもらわないといけないなあ、と皆で言いました(笑)。

次回は1月の予定でしたが、メンバーの都合で2月の第三日曜日(2月17日)になりました。よろしくお願いします。


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1117 五助ダム(五助堰堤)山歩き [山歩き]

1117 五助ダム(五助堰堤)の雄姿。
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二週間ほど前に「住吉川上流~十文字山」を歩いた。その時も実は「五助ダム」に行けたらいいなと思っていたが、行けなかった。もちろん中腹から上まで登れば横に抜けられたのだが。4年前に「保久良山~五助ダム」と歩いた。以来五助ダム往復のプチ山歩きを何度か試みたが、谷筋が違っていて失敗続きだった。

前回の失敗を踏まえて、住吉川の阪急付近のPに車を停めて、白鶴美術館~落合橋~川沿いに甲南斎場の横をすり抜けるというコース。このコースが確実に行けるのは分かっていたが、長いコースになりそうだったので、これまでは他の楽そうなコースをトライしていたのであった。
出発は8:50。まずは「白鶴美術館」前の道を上る。
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「住吉川第二堰堤(白鶴美術館前)」の上から下流を望む。
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落合橋から右の川沿いの道に行く分岐。
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美しい渓流が。
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斎場の横をすり抜けると、
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御影石の石切り場跡が。
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そこから先は結構な急登になる。
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それでも、歩き始めて1時間ほどで五助ダムまで1kmの分岐に出た。
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ここからダムまではほぼ水平の道のはず。
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これは柿の実。念のため。
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10分ほど歩くとまた分岐が。
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掲示板の左隅に五助ダムは左へ、と書いてあったのだが、気付かずに右の打越山・横池方面に進む。
川原に出たが、どうも違うなあ。
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それはそれで良い渓流だった。ここで買ってきたお握りを食べた。いと旨し。
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元の分岐に戻り左へ進むと、見覚えのある五助ダムが見えてきた。
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ダムの上の川原。なかなか広い。
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ダム湖というにはあまりに小さい池。水は青々と澄んでいた。
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ここで飯盒炊さんとかしたら楽しいだろうな。実際はお弁当とお味噌汁ぐらいかも知れないけど(笑)。
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10時ごろ、ダムを後にして住吉台のバス停に向かう。
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10:15エクセル東のバス停着。そこから見た下界。
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10:30発の「くるくるバス」に乗る。市バスがない住吉台の住民を駅まで運ぶためのバスだ。
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「新落合橋」のバス停で降りればパーキングまで近い、と思ったのは間違いで、「落合橋」(初めに述べた分岐点)を過ぎたら、「室の内」(JR住吉駅の北、山手幹線沿い)までバス停はなかった。仕方なくそこで降りてパーキングまで歩く羽目になった。これならいっそ歩いて下りた方がよかったかなとも思ったが、この辺りのルートについてやっと理解することができたので、今回のプチ山歩きは大きな成果があったのだった。前に住吉霊園の少し上に車を停めて、石切道の分岐まで行ってみたことがあったが、そこを下がっていたらすぐに五助ダムにたどり着いていたのだと分かったので、これからも色々プチ山歩きを楽しみたいと思ったことだよ。


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1116 「談山神社」の紅葉 @ 奈良県桜井市多武峰 [日帰り旅]

「談山神社(たんざん じんじゃ)十三重塔」の紅葉。
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我が写真の師であるM氏が談山神社の素晴らしい紅葉をFBにアップしていたので、この日行ってみた。大和高田~明日香のあたりはこのところよく行っているが。例によって南阪奈道~大和高田バイパスと走って11時過ぎに現地近くに。
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多武峰付近には食べるところがなさそうなので、「ホテイアオイ」を観に行った時にも立ち寄った "Lasso" で早めの昼食を。
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談山神社の駐車場に着いたのは13時ごろ。ずっと昔に来たことがあるような気もしたが、記憶の彼方だった。神社に向かう道の途中に「十三重塔」という標識があったので行ってみると、小さな塔だった。
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「淡海公十三重塔」とあって、藤原不比等を祭ったものらしい。
改めて参道を歩く。
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神社に入るといきなり「十三重塔」が遠くに見えた。
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右手にある拝殿への石段を上る。
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石段の上から見た十三重塔。
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神社なのに十三重塔?と思っていたら、明治初めの神仏分離以前は寺院であり、多武峯妙楽寺(とうのみね みょうらくじ)といったそうだ。大化の改新の談合をこの多武峰にて行い、後に「談い山(かたらいやま)」「談所ヶ森」と呼んだことによる。そういうわけで祭神は中臣(藤原)鎌足(談山大明神、談山権現)となっている。まあ、紅葉を見に来たので…。
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拝殿の内外から撮ったものをいくつか。
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拝殿から見た本殿。
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この仏像たちはスピリチュアルな力を持っているそうな。
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一時間余り紅葉を堪能して帰途に就く。
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日暮れまでには時間が少しあったので、桜井駅の近くの旧街道(町屋?)を少し覗いてみた。下調べをしてなかったので駅の南側を少し歩いただけだったが、風情のある街並みだった。
JR桜井駅南側。
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「山の辺の道」とかまだ訪れてないところもたくさんあるので、またウォーキングを兼ねて来たいものだと思ったことだ。
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1114 小田南公園(尼崎)の銀杏並木 [日々の散策]

小田南公園(尼崎市杭瀬)の銀杏並木。
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十三に映画を観に行った帰りに、尼崎市杭瀬南新町3丁目3の小田南公園を通りかかったら、銀杏の並木が色づいていたので、翌日の朝行ってみた。一昨年の同じころ公園の近くのお店にタイヤ交換に行った時に見つけた公園だった(→参照)。
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まだ青い葉も残っていたが、広い公園の通路の端から端まで続くスケールの並木は、近辺ではあまり見られないものだと思う。
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珍しい日時計。
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シュラフにくるまれたワンちゃん。
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この辺りも海に近いからか、台風による塩害の影響を受けて、銀杏も他の紅葉も今年は少し色づきがよくないようだ。家の周囲の紅葉もさっぱりだから。後で以前素晴らしい銀杏並木だと思いながら通勤帰りに通り過ぎていた鳴尾御影線の西宮市春風町付近を通りかかってみたが、こちらは剪定をかなり行なったせいか、今年も往時の圧倒的な感じはなかった。銀杏の落ち葉やギンナンの処理が大変だからかもしれないが、それについては少し残念に思った。
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住吉川のカワセミ [日々の散策]

住吉川河口付近の「カワセミ(翡翠)」
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この夏ごろから、住吉川のウォーキングを夕方するようになった。それまではカルガモの雛が生まれたときや、ユリカモメなどの渡り鳥が飛来するときに見に行くぐらいだった。日が翳りだした川辺を水の音を聞きながら歩くのは気持ちがよかった。カワセミを住吉川で見かけると聞いていたが、ほとんど見ることはなかった。青い宝石とも言われるこの鳥を都会の近くでおいそれと見られるとは思っていなかった。
住吉川河口「島崎橋」の近くの木。カワセミの狩場になっているようだ。
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10月20日だったか、いつもはR43のあたりからR2に向かって歩くのだが、珍しく河口のほうまで行ってみると、数人の人が川を覗き込んでいる。近寄って聞くと「カワセミ」がいるよ、とのこと。対岸の木の枝に止まっているらしいのだが、肉眼ではよく分からなかった。その日はスマホしか持っていなかったので、翌日カメラを持っていった。

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肉眼では分かりにくいが、飛ぶと青い影が動くのでそれと知れる。スズメも沢山いるので。
川面近くのブッシュにいた。スマホで撮るとこんなもの。
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ズームすると、
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この日は、いきなり水に飛び込む音で分かった。小魚を捕らえたらしい。
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足場が悪かったのか、捕らえた魚を取り落とした模様(笑)。別の日にカワセミがいたあたりに魚が浮いていた。カワセミが獲り損ねたものかも。
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場所を移しながら次の獲物を狙っているようだ。
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スズメと同じほどの大きさなのに小魚を食べるアオサギなどと同様の肉食の鳥なのだ。美しい姿からは想像できなかった。ちなみに、カワセミのあの宝石のような美しい羽根の色は「色素によるものではなく、羽毛にある微細構造により光の加減で青く見える。これを構造色といい、シャボン玉がさまざまな色に見えるのと同じ原理」だそうだ(wiki)。

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この日はどうも高い木の枝にいたらしいが、急降下して水中に入ったので分かった。その後獲った魚を咥えて川の中の石に止まっていた。
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見に来ている人の話だと、R2の上の辺りにもいるという。つがいなのかな。雌は下の嘴が赤いらしいので、私の見たのは全て雄らしい。
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ここから下の画像はカワセミが獲った魚を丸呑みにする過程なので、少し残酷に見えるかもしれない。無理に見る必要はないと思うのでよろしく。
川沿いに咲く可憐な秋の花。
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ここから下は獲った魚を丸呑みする過程を写したものなのでそのつもりでご覧下さい。
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これも自然の営みなんだな。美しいとだけ思っていたカワセミの表から裏まで見てしまった気がして、良かったのか悪かったのか複雑な気持ちになったことだよ。

最後に短い動画を。飛び込む瞬間を撮った方がいたが、それは非常に難しいと思った。


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1109 スイフヨウ(酔芙蓉)初咲き@ 西浜公園 [日々の散策]

11月になって初めて咲いた酔芙蓉(クス玉スイフヨウ)。
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私が「酔芙蓉」を知ったのは、2年前の9月に酔芙蓉の寺として知られる京都山科の「大乗寺」に行った時だった。以来、午前中は白で午後からピンク・赤と色を変えるというこのはかない花に魅せられた。その後あちこちの酔芙蓉(ただの芙蓉も含めて)を見て回るようになったが、9月の終わりにコープリビングで鉢植えの酔芙蓉が安価で売っていたので買ってみた。蕾があったのに未だ咲く気配がないまま冬を越した。
ベランダに在りし日の酔芙蓉。
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翌年、今年こそ花が咲くかな、と水遣りや防虫などそれなりに手を尽くしたが、出来た蕾も小さく、鳥に食べられたりしたので、ベランダで鉢で育てるのにも限界があるのかなと思って、近くの西浜公園の植栽のお世話をしているグループに頼んで移植させてもらうことにした(20171112 「酔芙蓉」嫁入り)。
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無事公園に植え替えられた酔芙蓉。
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なんとか根付けばいいなと思って、夏は水遣りをしたり、毛虫が付いたら取ったりしながら見守っていた。9月初めの様子。葉はそれなりに広がっているけれど、今年は咲きそうにないかなあと思っていた。
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10月になって蕾はいくつか出来たが半分は鳥に食べられ、他所のと比べても蕾が小さかったので、あきらめかけていたところ、11月になって蕾が膨らんでいるのを発見。
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1107 蕾が更に開いて、ひょっとしたら咲くかも、でも俺の(酔芙蓉)とは違うなあ。
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1108 ついに開花。でも一部が赤で残りは白なんて見たことないなあ。
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夜になるとちゃんと全部赤になっていて、酔芙蓉だなと思ったが半信半疑。
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ネットで調べると「クス玉スイフヨウ」という品種があって、どうもそのようだとやっと得心した。苗にはスイフヨウとしか書かれてなかったし、実際このような咲き方の花は見たことがなかったから。
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二年越しだったので、なんか自分の子供がやっと成人したかのような感慨を持った。来年はもっと大きくなって、どんどん花を咲かせるのを見たいものだと思ったことだよ。

この時期の西浜公園の写真をいくつか。
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1110 正真正銘の三日月。意外と細いものだ。いつの間にか立冬になっていた。
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映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~」@第七藝術劇場(十三) [映画]

映画「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~」(原題:A BOLD PEACE)
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少し前にFBでこの映画の上映会の案内が載っていて興味を持ったが、その日に行けるかどうか微妙だったので、申し込まずにいた。普通の映画館ではやっていないのかな、と思って検索してみたら、十三の「第七藝術劇場」でのみやっていて、11月9日が最終日だったので行ってみることにした。この映画館は初めてだったが、若松孝二監督の特集をするなど、なかなか骨のある上映姿勢を持った映画館と感じた。
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この映画、2016年に作られたらしいが、日本ではこの6月からの公開で、映画館公開はせず、「全国128ヶ所に広がる『cinemoシアター』や、単発上映会を『cinemo』で市民が担う、市民上映会で、市民の手で」公開されているとのことだが、観てみて素晴らしい映画と感じただけに、なぜそのような形での公開になっているのか不思議に思った。
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コスタリカという国についてはほとんど知らず、2014年のサッカーWCでベスト8に進んだぐらいの知識しかなかった。この中米の小国が1948年以来軍隊を放棄し(警察組織は残している)、軍事費を社会福祉(教育・医療・環境など)に割り振り、民主的平和国家として現在まで存続し続けているという奇跡的的な事実を、その発端からいくつかの内紛や米国などの大国の干渉をはねつけて来た経過をたどってみせている。
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中立国を標榜している国はいくつかあるようだが、スイスなどでも軍隊は存在する。そういう意味でもコスタリカのやったことは驚嘆に値する。翻って我が国は、進駐軍の米軍の駐留からスタートし、核の傘に守られ、近隣には大国の脅威にさらされているように見えるが、はたして現在の軍装備で本当に周囲の脅威に対する抑止力はどれだけ実効性があるのだろうか。コスタリカの指導者の「少しばかりの軍事力では、所詮大国の軍事力にかなうわけもない」という腹の括り方には目からウロコの思いがした。
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少し前に観た「華氏119」でも拝金主義に蝕まれた米国の社会・政治状況が描かれていたが、それは日本でも同じことのように思われる。大企業の利益誘導のためにしか動かず、多くの富裕でない一般市民の声が反映されないような政治状況が動かなければ、我々を取り巻く社会はますます縊路に突き進むしかないように思う。コスタリカも近年は海外の大資本が流入して、貧富の差が拡大しているようだ。それは日本の地方都市の商店街がシャッター街になっているのと同じであるように思われた。
現大統領。
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我が国の政治家の皆さん、特に野党の方々には、コスタリカのような確かなモデルケースをしっかり分析・研究し、「お花畑」と揶揄されないような、現実的な非軍事化の道を提示してもらいたいものだ、と政治音痴の私でもつぶやきたくなった。そういう意味でも、この映画がもっと多くの人々の目に留まるような上映方法にならないのかもどかしくも感じた。「第七藝術劇場」も上映できたのだから。

まあ、一番何も知らなかったのは他ならぬ私自身であったのだから、これから少しずつでも正しい情報を得る努力をしなくちゃね、と思ったことだよ。

フェイスブック「コスタリカの奇跡~積極的平和国家のつくり方~」
https://www.facebook.com/costaricanokiseki/

『コスタリカの奇跡 ~積極的平和国家のつくり方~』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=pnxGYapjZME

コスタリカから学ぶ平和と民主主義
https://www.youtube.com/watch?v=2eveF_s8W-Q

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1104 「倚松庵」@神戸市東灘区 [日々の雑感]

「倚松庵(いしょうあん)」(旧谷崎邸)の入り口の門。
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ここで名作『細雪』が書かれたという。
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「倚松庵(いしょうあん)」は、文豪谷崎潤一郎の旧居で、1936年から7年間住んだという。いつも歩いている住吉川の右岸、六甲ライナーの魚崎駅の少し北にある。元は魚崎駅のあたりにあったが、六甲ライナーの建設に伴い現在の地に移築された。よく前を通りかかっていたのだが、土日しか公開されていないので、今まで訪れていなかった。

この日曜日、たまたま10時ごろ川を歩いたので、ふと思い出して入ってみた(入館無料)。
玄関を上がるとすぐに居間があった。
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大正モダニズムというのだろうか、和洋折衷の部屋である。ソファなどには自由に座っていいらしいので、自分の居間のような気分で座ってみた。
庭に出てみる。
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庭から見た家屋。木造瓦葺二階建で延床面積: 148.92㎡らしい。
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2階に上がる。
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2階は全て和室。谷崎に関する図書を集めた「谷崎文庫」などがあった。
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書斎の文机。文豪になったつもりで自撮り。
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なにか良い文章が書けそうな気がしてきた…!?。
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一時間ほど滞在して退出した。少しの間だったが静寂の時を過ごすことができてよかった。先日観た映画『日日是好日』の情景も重ねられた。ここで聴く雨音はどんなだろうか。

11月24日14時からたつみ都志氏による講演があるらしいので、興味のある方は申し込んで参加されるとよいと思う。
たつみ先生のHP。http://dna-office.com/isyouan/

門を出て山を望むと前日登った十文字山のお寺が見えた。
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この日の午後もいたカワセミ。
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1103 秋の北山公園(北山緑化植物園)@西宮市 [日々の散策]

秋の北山公園「メタセコイアの池」。
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前に北山公園に行ったのは5月だった。プチ山歩きに最適とか言いながら、家の周囲や住吉川ウォーキングに精を出しているうちにいつの間にか秋の半ばになってしまった。下に何度か行った北山公園の記事のリンクを張っているので、それぞれの季節の北山公園をご覧いただければ。

紅葉には少し早いし、花も少ないだろうとも思ったが、植物園なので花は絶やしていないだろうとも思いつつ車を走らせた。09:15駐車場着。例によって駐車場から時計回りに山上~北山池~植物園と歩いた。
ガクアジサイの紅葉?
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「メタセコイアの池」(勝手に名づけているだけ)。
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秋の静寂もまたよいものだ。
メタセコイアの宿根。
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尾根道を右へ。台風で登山道が崩れているところもあった。
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ツツジの頃とはまた違う趣。
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木々の切れ目から下界の街並みが。紀伊半島の霞み具合が素晴らしい。
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09:50 北山池到着。
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「池の花見広場」には「十月桜」と「二度桜」があるので、前日岡本の「十文字山」で見た桜と同じなのか確かめようというのもあった。
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二つとも咲いていた。が、どっちがどれという区別はもはやつかない(笑)。
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10:10 北山緑化植物園へ。公園をほぼ一周すると5500歩余りだった。
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一部紅葉しているのもあった。
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バラ園は終わりかけだけどまだ咲いている花もあった。
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「北山山荘」の紅葉はまだこれからという感じだった。
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緑の紅葉(もみじ)も捨てたものではない。
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もう一週間もしたら「北山山荘」の紅葉も盛りになっていることだろう。その頃また来てみようと思いながら公園を後にした。
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「北山公園(北山緑化植物園)」関係のブログ記事リンク。

0315 早春の「北山公園」
0410 北山公園のツツジ
0516「ジギタリスとシャクヤク」
1119 「北山緑化植物園」
1123 「北山公園」~「神呪寺」を歩く
1210 「北山公園」をまたまた歩く
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1102 住吉川上流~十文字山ウォーキング [日々の散策]

コスモスの咲く「住吉川第二堰堤」。
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いい天気で早めに起きたので山歩きでもしようかと家を出たが、途中で気持ちが萎えて住吉川ウォーキング+α に変更した。毎日一万歩は歩いているが、やはり平地と山はかなり負荷が違うからね。

住吉川を上流まで行って、余力があれば更に上まで行ってみることに。
河口付近(ここ数日カワセミを観察しているところ)を出発して、まずは国道二号線の「住吉橋」まで。ここまではよく歩いているところで、2000歩ぐらい。
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更に上流に向かう。
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山手幹線・阪急の線路を越えて新落合橋の手前に、ランニングコースの折り返し地点がある。
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ここまで約3500歩。この折り返し点は「沈下橋」(大雨が降ると川の水面下に沈む橋)とも呼ばれるようだ。その昔渦森台開発のためのトラック道路だったということだ。

更に少し遡ると「住吉川第二堰堤」があり、ここで河川敷のプロムナードは終わる。岸の上には「白鶴美術館がある。
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川岸に生えていた木が7月の豪雨で根元の土ごと流されたようだ。
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ここからは左岸の上に出て、住宅地の左辺を上ってみることに。地図も持たないまま、川沿いに上れば五助堰堤(五助ダム)に出ることができ、帰りはエクセル住吉台からくるくるバスに乗ればいいか、と考えていたが、どうも違っていた。右岸から住吉川の支流に行くのがそのコースだったようだ。
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ひたすらまっすぐ上って行ったら、西岡本7丁目に出てそこで住宅地は終了していた。登山道もなさそうなので東へ迂回する。少し開けたところに出ると眼下に神戸の街並みが広がっていた。
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絶景だがここに住むのも大変かもなあとも思った。

そろそろ下りようかなと思ったがふと道の上を見ると、「日本山妙法寺南門」という看板があった。
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山の中腹に金色のお堂が見えるあのお寺かと思って、そこまでは行ってみるかと登り始めた。
下から見えるお堂。
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歩き出すと急登で思ったより遠かったが、なんとか寺の入り口までたどり着いた。
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門は閉まっていて中には入れなかった。その時は分からなかったが、お寺の脇をすり抜けて打越山に抜けることができそうだった。

途中の道に季節はずれの桜が咲いていた。
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住吉川の河口に「河津桜」が植えられていて、その原木がこのあたりにあると以前聞いたが、季節からいうと「十月桜」か「二度桜」だろうと思われた。
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帰りは途中からバスに乗ろうと思っていたが、道が違うのでくるくるバスがあるはずもなく、山手幹線まで出たので、そのまま河口まで歩き通した。総計15000歩。なかなかハードなウォーキングになってしまったことだよ。

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