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1126 ザ・チーフタンズ@兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール [ライブ鑑賞]

ザ・チーフタンズ 来日公演2017。
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ザ・チーフタンズは今年で結成55周年になるそうである。過去に2・3枚のCDを買って聴いていたが、最近ではあまり聴かなくなっていた。7月ごろ西宮で公演をすると知り、他のホールに比べてリーズナブルだったので行こうと思っていた。午後4時開演ということで早めに行ったつもりだったが、駐車場はすでに満杯であった。チーフタンズを甘く見ていたな、大ホールだし、と思っても後の祭り。近隣のパーキングを探してギリギリ滑り込んだ。
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大ホールは初めてだったが大きなホールだった(約2000席)。8割がた入っていて人気のほどがうかがわれた。
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私が一番よく聴いたアルバムは02年に出された結成40周年を記念した "The Wide World Over: A 40th Anniversary Celebration" だった。一種のベストアルバムだが豪華なゲスト陣の歌が一曲ずつ入っていて、入門者には聴きやすいアルバムだった。

あれからもう15年か、と感慨に浸る間もなく、ティン・ホイッスルの高い音色で始まったステージは、休憩も挟まずアンコールまで90分一気に演奏し、歌い、踊り続けて駆け抜けた。リーダーのパディ・モローニさんはもうすぐ御年80歳にならんとしているのにも関わらず、その間ティン・ホイッスルを吹いているか喋っているかのどちらかで、その疲れ知らずのパワーにはただただ驚かされるばかり。
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構成も速い曲・しっとり落ち着いた曲・アグレッシブなステップダンスをとり混ぜ、その間にゲスト・シンガーやダンサーが登場し…、と私のような門外漢も飽きさせないような巧みな配列で自分たちのライブにも大いに参考になった。あと、あるアイリッシュの曲(題は不明)を延々とやりながら、折々各楽器が自分の好きな曲の一節を奏で、また元に戻るというメドレーの変形?をやっていてこれも楽しかった。
こんなんだったかな、というのがyoutubeにあったので。
2014 Ortigueira - The Chieftains
https://www.youtube.com/watch?v=TGgul-4HJYg&sns=fb

最後のアンコール曲ではダンサーたちが踊りながら手をつないで客席になだれ込み、お客さんを連れて舞台に戻り、輪になって踊るという趣向で、アイルランドの酒場で皆こうやって歌い踊るんだよと言っているようで、お客さんと一体化したフィナーレであった。
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youtubeに12年のコンサートのフィナーレ動画があったのであげておく。こんな感じだったなあ。
ザ・チーフタンズ アンコール「アンドロ」
https://www.youtube.com/watch?v=QtavftzI0Rw

会場を出るとまだ夕暮れ時で、11月というのにもうクリスマスのイルミネーションが飾られていた。
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少し離れたPに車を停めたので歩いていると、40年前もあった居酒屋「ふじや」とパスタの「リュ・リュ」がまだあったので懐かしかった。再開発の中で取り残された「昭和」がそこにはあった。
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この日のコンサートとは関係ないけど先に紹介したアルバムで Van Morison が歌っていて、よく口ずさんでいた "Shenandoah" をyoutubeから。アイルランドを飛び出して新大陸に行った人たちの歌といえるのかな。アメリカの歌でありながらアイリッシュでもあるというのが、チーフタンズだなあと思ったことだよ。
Van Morrison & The Chieftains - Shenandoah
https://www.youtube.com/watch?v=QCIX_zFOmu0

※一部の画像はwebよりいただきました。

The Wide World Over: A 40th Anniversary Celebration


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映画『永遠のジャンゴ』@神戸シネリーブル [映画]

映画『永遠のジャンゴ』
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Django Reinhardt
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ジャンゴ・ラインハルトの伝記映画『永遠のジャンゴ』が公開されるというのをFBで知ったので神戸初日のこの日行ってみた。前回同じ映画館で観た時ハプニングから招待券を頂いたので、今回は無料。3時からのにしようかなと思っていたが、12時50分の上映に間に合った。会場は4階にあるアネックス・ホール(505席)で初めて入ったが、演奏会もできそうなホールだった。この映画に力が入ってるなあと思ったが、入りはそれほどでもなかった。おかげで初日限定の先着順のプレゼント(特製ピック)もゲットしたけど(笑)。いい映画だったので是非ともヒットして欲しいものだ。
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ジャンゴ・ラインハルトはジプシー・ジャズギターの先駆者で、いくつかのアルバムは聴いていたが、第二次大戦中ナチスドイツに迫害され、スイスに逃亡していた時期があったとは知らなかった。この映画がどれだけ史実に忠実なものなのかは今の時点では定かではない。彼らはロマと呼ばれるジプシー出身でユダヤ人ではないが、ナチスドイツが彼らも弾圧したであろうことは容易に推察できる。ともあれ、当時のパリの政治的状況と、ジャンゴの音楽的姿勢は十分伝わってきた。またおいおい調べてみようと思う。
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舞台は1943年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。ジャンゴは、パリでもっとも華やかなミュージックホール「フォリー・ベルジェール」に出演、その華麗なパフォーマンスで満員の観客を沸かせていた。バイオリニストのステファン・グラッペリと「フランス・ホットクラブ五重奏団」を結成したのは1934年らしいので、この場面でのバイオリニストはグラッペリだったのかもしれない(そういえば彼らと同じ編成で一世を風靡した日本のバンド "Tokyo Hot Club Band" があったなあ)。そんな中、彼の才能に惚れ込んだナチス官僚がドイツでの公演話を持ちかけてくる。政治的な圧力による演奏などしたくないと思うジャンゴは「俺たちジプシーは戦争などしない。俺はミュージシャンで演奏するだけだ」と拒否しようとするが…。
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内容もさることながら、音楽が予想以上に良かった。ジャンゴ役のレダ・カティブはギター未経験ながら本作出演にあたり特訓したということだが、実際演奏しているのはローゼンバーグ・トリオで、劇中の楽曲すべてのレコーディングを担当したらしい。寡聞にして存じ上げなかったが、ストーケロ・ローゼンバーグは現在のマヌーシュ・スウィングの最高峰ギタリストと言われているらしい。どの楽曲も良かったが、特に劇中で教会のパイプオルガンを前に着想したとされる "Manoir de Mes Rêves" (迫害を受けたジプシーたちへのレクイエムとして戦後すぐパリで交響曲で演奏されたという設定)は、原曲の楽譜が一部しか残っていないのを、今回彼らのイマジネーションで欠けたピースを補い再現?しているとのことで、それだけでもサントラを買う価値があるかも。
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ジャンゴは1928年(10代の終り)に火事を消そうとして、半身に大やけどを負い、その結果、彼の右足は麻痺し、左手の薬指と小指には障害が残ったそうである。ギターの演奏は二度と無理だと思うほどの怪我であったが、ジャンゴは練習によって独自の奏法を確立し、ハンディキャップを克服したという。どんな天才もこのような努力があってこそ開花するのだなあ、ということを今回も感じた映画であったことだ。

サントラではないが "The Rosenberg Trio" の "Minor Swing" をyoutubeで
The Rosenberg Trio - Minor Swing/D. Reinhardt - S. Grapelli/
https://www.youtube.com/watch?v=dGp2tjSbLcA

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1123 「北山公園」~「神呪寺」を歩く [山歩き]

「甲山森林公園」の「みくるま池」から甲山を望む。
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少し前に「北山緑化植物園」に行った時、そこから「神呪寺(甲山大師)」に抜けられるようだったので、この日それを確かめるべく再訪した。が、植物園は水曜日閉園だったのでとりあえず「神呪寺」に回ってみた。前回も通ったが七五三だろうか駐車場が満杯だった。この日は空いていたので車を停めてみると、お寺と反対側に山門らしきものがあり、行ったことないなと下りてみた。
「神呪寺山門」。
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おお、ここが本来の参道だったんだなと今さらのように気付き、道に沿って歩いてみた。道の両脇にいくつも石仏があり、驚いた。
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後で調べるとここは「甲山神呪寺八十八ヶ所巡り」というミニ巡礼地なのだそうだ。
マップもあった。
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道は急坂になり、上りきると長い下り坂があった。「北山緑化植物園」に続くと思われたが、よくコースも分からなかったのでこの日は断念。寺のほうに引き返す。
「神呪寺(甲山大師)」。
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以前甲山に登ったときも立ち寄ったが、こんなに見晴らしの良い展望台があったのは忘れていた。
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寺を離れて少し下にある「甲山森林公園」にも行ってみた。こちらも広大な敷地で、散策を楽しめる所だった。このあたりは広い国有林の一角なので、こうして二箇所も広大な園地があるのかなあと思ったが、思考はそこで停止している(笑)。
「みくるま池」の周辺の紅葉を少し見る。
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雨が降って来そうだったので、この日はこれで終了。

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この日は朝早く目覚めたので、絶対縦走(というほどでもないが)するぞの決意の元出かけた。植物園の方からの方が分かり易いと思い、そちらへ。駐車料金がかかるけど安いからね。
この日も美しい紅葉が。
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園地の奥に「神呪寺」に至るという標識があり、イノシシよけのゲートがあったのでそこを進む。
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ここからは登山道と言っていい道だ。少し登ると「池の花見広場」に出た。
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「二度桜」という珍しい桜が開花していた。
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池のほとりを更に進むと結構な急坂がある。登山靴にすれば良かったと少し後悔。
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更に進むと三つに分かれる分岐に出た。マップもなく迷ったが、スマホの地図で「神呪寺」の方向を見て左に。少し行くと住宅地に出た。甲陽園目神山町という御屋敷街であった。広そうな道を選んで寺の方向に進むと、やっと分岐に「甲山大師道」の標識があった。
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坂を上ると前日来た所に到達した。
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思ったよりたくさん歩いた気がしたので、バスで車を停めたところに帰ろうと思ったが、バス道まで300mのところでバスの通過する姿が見えた。神呪寺のバス停に着いて時刻表を見ると一時間に一本しかなかったので、泣く泣くもと来た道を引き返すことにした。いざ歩いてみると、道も分かっているせいか30分足らずで思ったより楽に植物園に帰ることができた。
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園内の売店に立ち寄りハイキングマップをゲット。いつものことだが順番が逆やろう!!
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でも、園内を歩き回るだけでそこそこの山歩きができるとわかったので、これからちょくちょく訪れてこのマップを活用したいものだと思ったことだよ。


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小説『日の名残り』雑感 [読書]

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今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロの小説『日の名残り』(原題:The Remains of the Day)は、1989年に刊行され同年のブッカー賞を受賞している。去年の初めに読んだ『わたしを離さないで』は2005年の刊行だからそれより15年前にかかれたことになる。30代半ばですでにこのような長編小説を書いていたということにまず驚かされる。でも漱石が『吾輩は猫である』(1905年)を書いた時とほぼ同じであるから大作家とはそうしたものなのかもしれない。

物語は大きなお屋敷の執事であるスティーブンスが、新しいアメリカ人の主人ファラディ氏の勧めで、イギリス西岸のクリーヴトンへと小旅行に出かけるところから始まる。またそれは手薄になった召使の補強のため、以前女中頭を勤めていたミス・ケントン(現ミセス・ベン)を訪ねるためでもあった。その6日間の旅の中で1956年の「現在」から1920年代~1930年代にかけての回想を絡めながら語られる。予備知識なしに読み始めたので2014年から2017年まで日曜日の夜に放映されていたドラマ『ダウントン・アビー 華麗なる英国貴族の館』を思い起こしながら読み進めた。ドラマの方は切れ切れにしか観ていなかったが、それでも1920年代の英国貴族社会のありようをある程度知っていたのでイメージすることができた。

『ダウントン・アビー』は主に第一次世界大戦の前後の時代の流れの中で、英国貴族社会が崩壊していくさまが描かれていたが、この小説は更に第二次世界大戦が終わった後まで回想されていたので、二つの大戦を経てイギリス社会がどう変動したのかを垣間見ることができて興味深かった。ただし、あくまでも執事の目から見たこととして描かれるので、そのぶん政治的な動きの細部にはオブラートがかけられていて、若干の欲求不満も感じたが、デリケートな歴史事象を扱う小説としては実にうまい手法であるなあとも感じられた。
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スティーブンスは敬愛するダーリントン卿の屋敷「ダーリントンホール」の執事であることに喜びを感じ、「偉大な執事」になるべく日々の執務を行なっていた。彼にとって優れた執事とは「品格」を備えているということで、その品格とは卓越した実務的能力を備えながら、自分の意見を主張することはせず、尊敬する主人に寄り添うことであったと思われる。だから、主人であり人格者でもあったダーリントン卿が第一次大戦後の戦後処理の中で対独宥和主義に傾き、やがてナチス・ドイツによる対イギリス工作に取り込まれるという過ちを犯したときも、決して口を挟むことなく、主人をサポートし続ける。
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スティーブンスの丁寧な語り口調は、土屋政雄の見事な翻訳にもよるだろうが、彼の執事としての振る舞いと矜恃のありようを体現しているように見える。しかしそれは同時に彼の、あるいは時代の限界をも表しているかのようでもある。執事としての「分」を守ろうとするあまり、まるで修行僧のように自らを律し続けた彼は、主人の過ちにも彼を秘かに慕うミス・ケントンの思いにも気付いていないかのようである。6日間の旅の終りに全てを諒解した彼は、旅の終りに立ち寄ったウェイマスの街で、夕暮れのの海辺の美しい情景を見ながら泣く。
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彼らの生き方は、後から振り返れば愚かな過ちに満ちたもの、と映るかもしれないが、それは彼らに限ったことではなく戦前・戦中の日本にも確かにあったはずだ。ともあれ、彼らの生き様に自らの拙い人生を重ね合わせながら、いろいろなことを考えさせられた、そんな小説であった。1993年にジェームズ・アイヴォリー監督で映画化されているようなので、それも観てみたいと思ったことだよ。

※写真は映画のものらしきものをwebからいただきました。


日の名残り (ハヤカワepi文庫)


日の名残り コレクターズ・エディション [SPE BEST] [DVD]


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1119 「北山緑化植物園」(西宮)&New Bohemians (三宮) [日々の散策]

「北山緑化植物園」(西宮)。
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この日は夜が神戸ホンキートンクのライブだったが、天気がいいので午前中近場の紅葉を求めて西宮の「北山緑化植物園」に行ってみました。場所は夙川から県道82号線を上がって柏堂(かやんどう)のバス停(懐かしい母校のひとつが付近に)の横に入り口が。ずっと昔にちょっと立ち寄ったけど、夕方だったせいかあまり見どころもない印象で、それ以来あまりにも近いこともあって行かなかった気がします。

今回もあまり期待せずに行ったのですが、望外の紅葉に出会えました。
駐車場から小さな小川を渡ると植物園の入り口が。入園無料です。
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ぱっと見た感じ紅葉は見当たらなかったのですが、広い園内を下りていくと紅葉のコーナーがありました。
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他にも様々なコーナーがあって四季折々の植物が楽しめたり、神呪寺(甲山大師)の方に抜けられる遊歩道があったり、と面白いところでした。友好都市・中国紹興市にちなんだ「蘭亭」などもありました。
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紅葉はこんなものかと思って帰る前に、「北山山荘」という日本建築の建物があって、抹茶セットを供すると書いてあったので覗いてみました(お茶は頂きませんでしたが)。
入り口付近。落ち着いたたたずまい。
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庭園は自由に入ってよいということなので、入ってみると見事な紅葉が目に飛び込んできました。
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こんな立派な庭園があるとは思わなかったので驚きました。
阪神間には紅葉の名所は少ないなあと思っていましたが、こんな近場にいいところがあったんですね。
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さて、夜は二ヶ月ぶりにホンキーでのライブ。今回もFdのY田君が来てくれたので、2nd Stage はツイン・フィドルで演奏できて楽しかったです。
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そのツインフィドルを2曲mp3で。
Golden Slippers

Kentucky Waltz

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1115「 天龍寺」の紅葉&「国宝展」その2@京都市 [展覧会]

「国宝展」ポスター。
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その1はこちら

後で考えたら、嵐山でもう少しゆっくりして昼ごはんも食べ、2時過ぎに博物館に向かえばよかったのに、昼には少し早かったものだから、11時前に嵐山を発ってしまった。早朝がいいものと午後がいいものとの組み合わせがそもそもまずかったのかも知れない。それと待つのがいやという自分の性格を考えたらもっと計画的に行動するべきだった(泣)。

博物館の近くのパーキングを探したがどこも一杯。もう会期も終りに近いからと「国宝展」を侮っていたな。誰かも書いていたけど平日暇な熟年層がいかに多いことか(自分もその一人)。やっと車を停めて、先に観てから昼にしようと博物館に向かった。
「京都国立博物館」南入り口。
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門の中は広大な敷地で、ゆったりした気分に浸れた。
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こんなモニュメントも。「考える人」はレプリカだが。
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待ち時間50分と聞いてひるんだが、今さら引き返せないので並ぶことにした。それにしてもすごい列。
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この日は陳列されていなかった「風神」。
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4人横並びで列を進んでいくと、途中折り返しがあり、境界のロープもないのに皆整然と並んでいる。ここにも「勤勉な日本人」を垣間見たが、ある意味恐ろしい民族性のような感じもした。いつからこうなったんだろうなあ。

会場に入ると1Fから3Fまでどこへ行ってもいいようなので、まず2階に向かう。家人が「この二つだけは観たい」と言っていたので、それを探しながら空いたところを覗くという邪道な見方をしてしまった。その二つをwebから。
尾形光琳の「燕子花図屏風」。
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『伊勢物語』の「東下り」の挿絵になっているもの。業平の「かきつばた」の折句がある。 
「唐衣 着つつ馴れにし 妻しあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ」
神護寺三像(じんごじさんぞう)。
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左が有名な源頼朝の像だが、別人の肖像だという説が最近では強いので、「絹本著色伝源頼朝像、絹本著色伝平重盛像、絹本著色伝藤原光能像」と「伝」が付けられている。でも長年そう思って見てきたので「頼朝」にしか見えないけど。
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「金印」とかは人が群がっているので近寄る気にもならず、スルーして会場を出た。
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200点の国宝が一堂に会するというのは確かにすごいことだが、もし空いていてゆっくり観られたとしても、全部観きることは難しいのではないか。自分のような素人は「本物に接した」という感動だけを持ち帰って、あとは週末の「歴史ヒストリア」でも録画してゆっくり鑑賞するのがよいのかな、と思ったことだよ。
1時前に会場を出て、R171の途中で遅い昼食を摂り、茨木ICから高速に乗って帰途に就いた。


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1115「 天龍寺」の紅葉&「国宝展」その1@京都市 [日々の散策]

「 天龍寺」の紅葉。
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京都で催されている「国宝展」のチケットを頂いたので、どうせ行くなら紅葉見物もセットでと考えて「 天龍寺」を候補にして調べてみると、早朝に行くのがいいらしい。いつも遅寝してるのに前日は12時には床に就いた。朝6時半にたたき起こされ7時に家を出たが、朝のニュースで「 天龍寺」が紹介されていたので、今日は人出が多いかもとちょっと思った。まあ一杯だったら別のお寺に行けばいいと思ってはいたのだが。寺をナビると京都縦貫道の大原野ICで出ると指示があり、面白いので指示に従ってみた。後で地図を見るとその先の沓掛IC→R9の方が良かったような気もした。

8時過ぎに阪急嵐山付近に来たので、その辺りのPに入れて「渡月橋」を渡って行くことにした。
朝の「渡月橋」の情景。
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8:45「 天龍寺」の門前着。まだそれほど混んではいないようだった。
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参道にも紅葉が。
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テレビ局のクルーが撤収していた。
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庭園(曹源池・百花苑)のみだと500円、諸堂(大方丈・書院・多宝殿)にも入ると800円なので迷わず両方を選んだ。
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お堂の縁側からの情景。やはり人は少なくなかった。借景の山はまだ色づき始めだったけど、お庭とのバランスが素晴らしいと思ったことだよ。
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お堂を出て庭を歩いてみた。それぞれの場所に意味づけがあるようだけど、自分で調べてみようね(笑)。
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10時前、十分紅葉を堪能してお堂を出た。
参道にある別院塔頭の一つ「慈済院」に入ってみた。
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門前のお店で「世界一辛い七味唐辛子」を買って車に戻ったのが11時前。
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さて、これから「国宝展」のある京都国立博物館に向かう。一番混まない時間帯は3時過ぎと思われるのにまだ早い。どうしましょうかね?

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1112 「酔芙蓉」嫁入り? など [日々の雑感]

無事公園に植え替えられた酔芙蓉。
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京都の大乗寺の酔芙蓉を初めて見に行ったのが去年の9月だった。その後あちこちで酔芙蓉らしきものを見つけては写真を撮っていた。当ブログのあちこちに酔芙蓉か普通の芙蓉か分からない写真が散見されると思う(笑)。10月になってコープ・リビングに苗が売ってあったので、買ってきて鉢に植えたが、蕾は開かずにその冬を越した。今年こそはと鉢を大きくしたり、水やりに気を付けていて、大きくなったのだが、蕾はあまり膨らまない。鉢植えのせいかなあと思っていると、ある日ヒヨドリかなんかに食べられてしまったようだ。
ベランダに在りし日の酔芙蓉。
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これはもう素人のベランダ園芸の限界かな、と思って引き取り先を探していたが。近所の「西浜公園」で「芦屋市西浜公園を楽しむ会」というボランティア団体があって、二週間ほど前に立ち寄ると、作業をしている方がいらっしゃったので声をかけてみた。その方に「スイフヨウを公園のどこかに植えたいのだが」と訊ねると、たぶん大丈夫だが、相談してみるとのこと。それからあれこれあったが、やっとこの日植え替えをすることになった。
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会の方からツルハシと剪定鋏を貸していただいて、公園の南側の歩道付近の指定場所に穴を掘り、無事植え替え完了。腰が痛くなったけど、これで来年の秋はこんなきれいな花を観ることが出来るかな、と娘を嫁に出したような気持ちになった。
こんな可憐な花が、と夢想するが。
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まあ、その前にちゃんと根付いてこの冬を越せるかどうかが問題なんだけど。しばらくは水やりをしたりして様子を見たいと思ったことだよ(しばらくじゃだめ、とお叱りの声が)。

ついでと言うわけではないが、この数日撮った近所の秋を。
「宝島池公園」の葦の穂。ススキと少し違う。
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「バン」は見えなかったがカルガモはいた。
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住吉川河口にはカルガモに混じって渡り鳥の姿もちらほら。冬到来だね。ユリカモメはこの日は見かけなかった。
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最近あちこちで見られる「ツワブキ」の花。
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<参考>
1002午後の「酔芙蓉」@長居植物園(大阪市東住吉区長居公園内)
0910「大乗寺(酔芙蓉の寺)」@京都市山科
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映画『ゴッホ~最期の手紙~』@シネ・リーブル神戸 [映画]

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『ゴッホ~最期の手紙~』(原題:"Loving Vincent")

ゴッホの映画をやっていると偶然知って観ることにした。ゴッホについては若い頃小林秀雄の『ゴッホの手紙』を読んでいたく感動した記憶がある。その後読み返そうと思いながら今に至っている。弟のテオに出した手紙の全てを紹介したもので、あの小林秀雄をして「もはや私の感想を書き加える余地はない」と言わしめた手紙であった。また本ブログの「20世紀の歌」でも、ドン・マクリーンがゴッホのことを歌った "Vincent (Starry Starry Night)" を紹介したことがあったので、それもあって観ることにしたのだった。

シネ・リーブルでは字幕版と吹き替え版が併映されていて、余り考えずに14時過ぎからの吹き替え版の方を選んだ。行くとチケット売り場に列ができていて、この映画館ではあまり見られない光景なので驚いた。席もほぼ満席で一列目と二列目の右端しか空いていなかったので、二列目を選んだ。ゴッホ・ファンはこんなに多いのかとも思った。
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始まってみると、ゴッホの著名な作品に描かれた人物が、油絵のまま「動いて」演技をしているという具合だった。事前に知らなかったのだが、製作に際して120人の画家が実際にゴッホの絵とそれが動くさまを油絵で描いたものをアニメのようにつないだものだと知った。多くのレビューにあるように、まさに「全編が動く油絵」だった。これが評判になって人気があとから出てきたのかな、とも思った。

10分ぐらいたって、「どうも字幕版だったのかな」と思っていると、突然横のドアが開いて、「手違いで字幕版を上映してしまいました。改めて吹き替え版を初めから上映させていただきます。」とアナウンスがあり、場内から「ええっ!!」という声が上がった(私もその一人)。このままでもいいのにと思ったが、吹き替え版を改めて観だすと、やはり分かり易いので、この映画に関しては吹き替えの方がいいな、と思ったことだよ(ちなみに、終映後ミスのお詫びにといって無料招待券が全員に配布された。ラッキー)。
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物語はゴッホが自殺したとされる年の二年後から始まる。郵便配達人ジョゼフ・ルーラン(ゴッホの絵に描かれている)の息子アルマンは、父親からパリ宛の一通の手紙を託される。それはゴッホが死の直前に弟テオに書いたが、出されずに残されていたものだった。アルマンはテオの消息をたどり、彼の死を知る。その後ゴッホが最後に過ごした北フランスのオーヴェル・シュル・オワーズを訪れ、関係者に聞き込みをしたりして調べるうちに、彼が本当に自殺したのかという疑問が生まれて…。
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物語はサスペンスタッチで進行するが、私にはそれはどうでもよいことのように思われた。それよりゴーギャンや弟テオをはじめ、ゴッホと関わった人たちとのやり取りを通して、彼が何を求め何に苦しみ何を描きたかったのか、ということを垣間見ることができたような気がして、それが一番よかったような気がする。「動く絵」も素晴らしかったが、全編それが続くのは若干疲れも覚えた。静止画でナレーションの部分をもっと増やしたら、落ち着いて観ることができたようにも思う。ともあれ素晴らしい作品なので、いつまで上映しているかは分からないが、一度は観るべき映画だと思う。
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エンド・ロールでドン・マクリーンの曲(歌っているのは Lianne La Havas )が流れたので妙に感動した。youtube にあったので引用しておく。
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Lianne La Havas - "Starry Starry Night" (Loving Vincent OST)
https://www.youtube.com/watch?v=vp5qJlr4go0

今私はわかる気がする
あなたが私に言おうとしていたことが
どのようにしてあなたが失いそうな正気を
守ろうとたたかい
どのようにしてあなたが人々の心を
解放しようとしたか
( "Vincent (Starry Starry Night)" より)
ゴッホの手紙 (角川文庫)


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1104 Sadao Ohya Trio @ Bonanza(大阪・難波) [ライブ鑑賞]

Sadao Ohya Trio
Sadao Ohya - violin , Akira Furuike - guitar , Yosuke Hashimoto - bass.
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ジャズ・バイオリニスト大矢貞男氏の "YAKATA DE VOCE" (大阪難波)というジャズバーでのライブを初めて聴いたのは、去年の6月のことでした。その少し前にFBで彼を見つけて、「大阪に帰ってるんだ」と思ったのですが、実際はずいぶん前に帰ってきていたようです。FBがなかったら彼と37年ぶりに再会することもなかっただろうと思います。また、その時に座興で「嘘は罪」を歌ったのをきっかけに、今アビリーンでやっている TRIO での演奏をすることになったのだから、人の縁とは不思議なものだなあとつくづく思います。

その後 "YAKATA" が閉店してしばらく標記のバンドはお休みしていたのですが、この9月から別のお店で演っているというので、この日表敬訪問してきました。ここも阪神の大阪難波駅から程近いので、芦屋から一本で行けるのがよろしいな。御堂筋の道頓堀界隈は相変わらずの賑わいで圧倒されます。外国人率も高く、様々な言語が飛び交っています。おのぼりさん状態でいくつか写真を。この夜は満月でした。
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二日前の「十三夜」の月。
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目指すお店「Bar菩南座」は御堂筋から一本西に入ったところにあり、サンフラワービルの看板がなかったら見つけられなかったかも。
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2Fの店内に入ると、裸電球も薄暗くかなり狭いお店でした。"YAKATA"も狭かったけど、さすが「四畳半ライブ」と銘打つだけあるなあと思いました。もし満杯だったら帰ろうと思っていたけど、その心配はなかったようで(笑)。アナログレコードで20年代のジャズやブルースを流していて、昭和を通り越して大正を感じさせるレトロなお店でした。
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配置を間違えるとヴァイオリンの弓が壁に激突しそうなセッティングで演奏が始まりました。
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曲はスタンダードなジャズやミュージカルナンバーが多く、ジャズ素人でも親しみ易い選曲でした。何曲か自分も歌ってみたいと思っていたナンバーもありました。ギター以外は生音で、もっと大箱で演らないのと聞いたときの彼の答えのひとつが「生音」がいいんだということで、なるほどとうなずけるものがありました。
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お客さんの中にギターの方とブルース・ハープの方がいらっしゃって、何曲か飛び入りで(飛び込むほど広くないけど)セッションされたのが、リズムやアタックに変化が生まれてよかったです。「お前も何か歌え」と言われましたが、ミュージシャンばかりの中で生音で歌う自信もなく、次回にということに(笑)。
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ミナミにはこういうこじんまりとしたジャズ・バーが多いということですが、表通りの派手で繁華な街の裏に、それに抗するかのようにしぶとく(失礼!)頑張っているお店があり、共存しているのがミナミの良さなんだなと思ったことだよ。

あえて狭いお店で、集客を気にすることなく、好きな音楽を演奏しお客さんに聴いてもらう、というのは自分も歌っているボージャングルズにも通じるところがあるなあ、と彼の音楽に対する思いを垣間見たような気がしました(勝手な思い込みだけど)。

帰りも道頓堀の川面を見ながら駅まで行きました。
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この夜の演奏と9月のものがyoutubeにアップされていました。
1104 Sadao Ohya - What A Wonderful World
https://www.youtube.com/watch?v=VZKXGGFhisA&feature=youtu.be

1104 Sadao Ohya - Smile
https://www.youtube.com/watch?v=B_Zf9pBRIVQ

0928 Sadao Ohya - Someday My Prince Will Come
https://www.youtube.com/watch?v=f2kx6I9LJEk

SET LIST(順不同。思い出したものだけ。)
Blue train
Smile
Night and day
Hello dolly
Tie a yellow ribbon
Careless love (ブルース・ハープの方の歌よかった)
I'll see you in my dream(リクエストにいきなり応えてくれました)
What a wonderful world
Cherokee
It's Only a Paper Moon
Just Friends

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1104 「瑞宝寺公園」の紅葉@有馬 [日々の散策]

「瑞宝寺公園」の紅葉。
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前日の3日の未明、義母が緊急入院をして手術されたと聞き、朝から西神の病院に行った(と言っても家人を運んだくらいしかしていないが)。幸い経過は順調で一週間ぐらいで退院できそうだと聞いて一安心したが、家人はしばらく病院に通うことになりそうだ。急に寒くなってきたので体調を崩す方も多いようだ(自分も含めて)。気を付けたいものですなあ。

さて翌日のこの日の朝、家人を駅まで送ってから、どこか軽く山歩きをしようと思って地図を見ると、「川上の滝」という滝が目に付いた。行った人のブログを見ると「キャンプ場らしき所に車を停めて歩くとすぐ」とあったのでとりあえず車を出した。滝から「瑞宝寺公園」にも行けるようなことも書いてあったので、そういうコースもいいかなと漠然と考えていた。その「漠然と」がいけなかったようで、県道82の船坂峠のあたりをいくら走ってもそれらしい場所が分からない。もっとちゃんと調べるべきだったと後悔しつつ断念。
こんな滝だったらしい(webより)。
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せっかくだからと「瑞宝寺公園」に立ち寄ることにした。ここは2年前の11月の20日に訪れている(記事参照)。今回は少し早いかなと思ったが、ここ数日の冷え込みで紅葉が進んでいるような気もした。紅葉の時期は年によってかなり変わるからしっかり情報を集めていないとがっかりすることも多い。
「山門」。
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行ってみると、少し早いが前回とさほど変わらない紅葉が見られた。いくつか写真をあげてみる。前回と少しは違うものをと思ったんだけど。
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豊臣秀吉が打ったといわれる「石の碁盤」。
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上り坂もありますよん。
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この公園は谷沿いに造られているので、台風の影響も少ないのかなとも思われる。その谷に下りてみた。裏六甲の登山道につながっている。
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前回は山歩きの苦手な家人と一緒だったのであまり奥には行ってなかったのだ。
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川を渡って少し遡上してみると滝らしきものがちらっと見えた。近づくと奥の方に滝が見える。
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ちゃんと見るには長靴がいるなあと思っていると、右手の方に登山道らしきものがあったので登ってみると、滝口の上に出た。
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上にも堰堤の滝?があって二段に落ちているのが分かった。「太鼓の滝(太古の滝とも)」という滝らしい。足場が悪かったが頑張って撮ってみた。
上から滝壺を見る。ちょっと怖い。
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再び下に下りて、この際足が濡れてもいいかと思い、少ない踏み石を頼りに近くまで行ってみた(足は濡れたw)。そちらからの写真。「太鼓滝」と書いてあった。
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長靴を持ってもしくは暑い夏に裸足になって、もっと奥まで行ってみたいと思ったことだよ。
足取り軽やかな若者たち。
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昼過ぎに退散して遅い昼食をとった。この夜はバンドで一緒に演っている大矢君が、大阪でジャズトリオのライブをやると聞いていたので、少し休んでから行くことにした。

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藍より青く? 藍の生葉染め [日々の雑感]

藍(アイタデ)の葉。
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昨日の昼前、ふと浴室を覗くとこのようなものが。
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家人に聞くと「藍染め」をしてるんだと言う。少し持ち上げてみると。
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確かに布を染めているらしいが、色は薄めのようだ。今回やっている染め方は正確には「藍の生葉染め」と言うそうだ。藍の葉を煮出すのではなく、生のまま細かく砕いて色を水に抽出するのだ。30分ぐらいで染め上がるらしい。
ウェブに色々出ているのでそちらを見るのがより正確であろう。
染めた布は先ずそのまま干し、洗ってもう一度干す。
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完成。なかなかの色合いに見えた。
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ギターマネキンに着せて撮ってみた(笑)。
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娘の職場の取引先の手織りの先生から藍の種をいただいて、ベランダに植えたのが5月の連休のあたりだった。
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藍染めにするにはたくさん増やさないといけないのではと思っていたが、これなら少量の葉でできるなあと思ったことだよ。

<参考>
箕輪直子さんのオフィシャルブログ
別のHP「藍の生葉染め」(藍、草木染め 工房 香草庵)

「藍より青く」という言葉は昔の朝ドラの題名にもあったが、「出藍の誉れ」ともいい、「青は藍より出でて藍より青し」という漢文の文句から来ている。「弟子が師を超えること」の意味で使われる。この染め方はいわゆる「藍染め」ほど濃くないけど、原料とは別次元の美しさを持ち得ているともいえる。どう言えばいいんだろうね?


夜、いつもの「夜のピクニック」のお供をしたが、この夜は南芦屋浜の方面に行ったので、深江大橋にまで足を延ばしてみた。前に深江浜の方から半分渡っていたので、これで全部渡ったことになる(かな)。
なかなかの夜景であった。
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台風の爪あとも残っていた。
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