SSブログ

1009「酔芙蓉の寺『大乗寺』」再訪 @京都山科 [日帰り旅]

1009「酔芙蓉の寺『大乗寺』」再訪
001.JPG
お酒をかなり嗜まれた美女?
002.jpg
『大乗寺』に前行ったのはもう三年も前になる。芙蓉と別に「酔芙蓉」という花があって、一日のうちに花の色が白⇒薄いピンク⇒濃いピンクと変化して、夜になるとしぼんでしまう。それはまるで傾城の美女がお酒をたしなんでいくと、次第に頬がピンク色に染まり、妖艶さを増していく様になぞらえられている花ということだった。

3年前の記事。
0910「大乗寺(酔芙蓉の寺)」
https://hobot2.blog.ss-blog.jp/2016-09-11-1
1012「生誕300年若冲の京都 KYOTOの若冲」
https://hobot2.blog.ss-blog.jp/2016-10-17

続けて2度行ったが、いずれの場合も一時間程度の滞在しかできない(辛抱が足りないから)ので、上記のような色の推移が少ししか確認できずにいた。今回は家で昼食を食べてから午後出発、夕方前を狙ってという目論見であった。大蔵相随伴だったので高速を使ったら午後2時過ぎについてしまった。ちょっと早かったかも(笑)。
003.JPG
地下鉄御陵(みささぎ)駅の近くに車を停めて歩き出す。ナビが近くまでしか誘導できなかったからだが、何となく前の記憶が残っていたのですんなり行けた。
004.JPG
005.JPG
寺の手前の住宅のお庭にも見事な酔芙蓉があり、ボーっと眺めていたら、おうちの方が「庭を見られますか?」と招き入れて下さった。
006.JPG
お庭を見せていただきながらお話を聞くと、今年は夏が暑かったから例年より早く咲き始め、もう終わりに近いとのことだった。温度が高い方が花の色が変わリやすいということで、10月になってから、しかも冷える夕方を目指して訪れるという今回の企ては見事に打ち砕かれたのであった。
007.JPG
008.JPG
009.JPG
出るときに「明日咲きそうな蕾の枝を切って差し上げましょう」と庭の草花と一緒に包んで下さったのには恐縮したが、ありがたく受け取ることに(笑)。「水責め(たくさんの水に浸すこと?)にするといいですよ」とのことだったが、うまくできないかもと思って持ち帰ったものが、今回最大の収穫になるのだということを、この時点では想像だにしなかったのであった。
010.JPG
011.JPG
14:40大乗寺正面入口。
012.JPG
例によってゆるやかな裏参道から入る。
013.JPG
シュウカイドウ(秋海棠)が出迎えてくれる。
014.JPG
015.JPG
正面に回る。
016.JPG
初めての訪問ではなかったので、園全体の写真を撮り忘れた(泣)。取り敢えず色々撮っておくという鉄則を忘れるんだなあ。
017.JPG
それでも所どころに色が変わりつつある花を見つけることができた。
018.JPG
019.JPG
020.JPG
021.JPG
024.JPG
寺務所の前に置いてあった写真で、「こうなんだ」と知る。
022.JPG
3時半までねばったが、やはり辛抱たまらず帰ることにした。
023.JPG
同じように観ていらっしゃったご夫婦は、もう少し頑張って待っているように言っていらっしゃったが…。
京都東から高速に乗ったら、5時前には家に着いた。高速は偉大だ。

切り花の世話を家人にお願いして、ウオーキングに出かけた。水漬けにした時の蕾の写真を撮らなかったのは痛恨の極み。
翌朝5時にたまたま起きていたら、「昨日の花が咲いてるよ」との声が。室内に持って入って撮った写真がこれ。
5:22 一晩で一気に咲くんだなあ。酔芙蓉以外の花も取り混ぜて下さった奥様のご配慮にも感激!
0522.JPG
10:05 少し色づいてきた。
1005.JPG
10:42 かなりピンク色に。優美さが際立っている。
1042.JPG
11:42 更に色濃くなって妖艶。少ししなびてきているところも悪くない。
1142.JPG
あとはめくり絵風にご覧あれ。
12:07
1207.JPG
13:26
1326.JPG
14:53
1453.JPG
思いがけないプレゼントのお蔭で、優美な酔芙蓉の一日の色の推移を鑑賞することが出来たのはこの上ない僥倖だった。数年来の思いを晴らしていただいて有難うございました。

ただ、我が家で育てた「くす玉酔芙蓉」が若干色あせて見えたのは、残念であるがこれも致し方ないと思ったことだよ。

参考ブログ
花の山旅
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hanatabi/






nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行