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映画『ゴジラ-1.0』(英題: GODZILLA MINUS ONE) [映画]

映画『ゴジラ-1.0』(英題: GODZILLA MINUS ONE)
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『ゴジラ-1.0』を観てきた。年末から話題になっていたが、外出しにくい事情もあって今の時期になってしまった。どの映画館も日に1・2度の上映になっていたが、午後4時の上映があったので、夜のホンキーのライブとセットに出来るなと思ったのだった。この手の特撮映画はほとんど観ないのだが、前に『シン・ゴジラ』は観たなと思って調べると、もう8年も前だった(映画『シン・ゴジラ』)。時の経つことの速さよ。
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さて、今回のこの映画はむしろ海外での評価が高く、それが還流して日本でも評価されてきたという一面もあったようだ。かくいう私もそれに乗って遅ればせながら観に行ったのだが。特に特撮技術が質の落ちた近年のアメリカ映画に比べて素晴らしいという評価だったらしい、知らんけど。
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今回のゴジラは、歴代のゴジラ作品が1946年夏にアメリカ軍によるビキニ環礁核実験の際、放射能の影響で巨大化したものだと大体想定されているようだが、それより一年前に初めてゴジラが出現したことになっている。小笠原諸島にある架空の島「大戸島」には呉爾羅(ごじら)という怪物の伝承があったという話は初代作品にも出ているようだが、1945年の時点ですでに出現していたというのは新しい設定なのかな。核実験以前にある程度巨大だったというのは少々リアリティに欠ける気がするが、この手の作品にそれを求めるのは野暮というものだろう。
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この作品が、戦争末期から敗戦・戦後という流れの中で、それぞれが持っていた負の遺産(マイナス)と闘い、ゴジラとの戦いの中でそれらを乗り越えていく過程を描きたかったのだとすれば、主人公敷島浩一(神木隆之介)が特攻隊員でありながら特攻機の故障として大戸島に不時着し、生き延びたことの負い目から逃れられずにいたこと、もう一人の主人公大石典子(浜辺美波)が家族を空襲で失い、偶然遭遇した孤児の赤ん坊を抱え絶望の中彷徨っていた、という設定が必要だったのかな。
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朝ドラと同じ神木・浜辺のコンビだったので、どう化けるかなと思って観ていた。初めは汚れた顔と服装で、おお、朝ドラとは違う感じと思っていたが、後半になるにしたがって、だんだん朝ドラの二人に近づいて見えてしまって笑ってしまった。シン・ゴジラと違って、時の政府はあてにならないからと、民間の力でゴジラに挑もうとしているのが、昔も今も変わらぬ政治への不信・批判が現れていた点に好感が持てたが、その分「下町ロケット」風になっているので、発想は面白いけど、など突っ込みどころ満載で、そのあたりも楽しめたと思ったことだよ。



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