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0805 「宇和島城」~「水ヶ浦段々畑」~「四国カルスト」(真夏の四国旅vol.3) [旅日記]

牛の遊ぶ「四国カルスト」。
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朝、ホテルを出てまず宇和島駅へ。この駅は予讃線・予土線の始発駅(終着駅)でもある。
手前の汽車は宇和島で一番初めに走った機関車(ケ220)の模型だそうだ。
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宇和島駅。
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宇和島の闘牛は島根県・隠岐の闘牛と並んで有名だ。
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続いて宇和島城へ。
登城口にあるのは「桑折氏長屋門」。
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往時のまま残っている古色蒼然とした石垣と石段。古い木々も鬱蒼と繁っている。
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結構急峻な石段(標高74m)を登りきると、三重の天守が見えてくる。
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この天守は現存12天守の一つである。藤堂高虎がほぼ現在の城郭に近いものを建て、その後伊達政宗の長男(庶子)伊達秀宗が10万石で入封して以来幕末まで伊予宇和島藩の藩庁となる。
上から眺めた宇和島の市街と宇和海。
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この市街地は埋め立てられたもので、往時この城は「海城」だったという。
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(webより参考絵図)
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下りはゆるい坂の方を。
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幕末の四賢侯と称された伊達宗城の活躍を想起しながらの1時間ほどの散策であった。
「もーに君」ともお別れする。
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さて、四国カルストに行く前に、20kmほど南西の三浦半島にある「遊子水荷浦の段畑」を見に行ってみた。海辺から山上に向かって石垣を積み上げた細い段々畑はこれまで見たことがなかった。
海岸沿いに40分ほど走ると「水ヶ浦」の集落の入り口に着いた。
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段畑の遠望。
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集落に入っていくと20台分ほどの駐車場にお休み処まであった。週末しか開いてないみたいだが。
駐車場脇にあった案内図。
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早速階段を上がって段畑へ。
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急な斜面にびっしり石を積み上げて、猫の額ほどの畑地を確保している。非常に効率が悪そうに見えるが、水利がなく稲田が作れないことなどから必然的にこうなったのだろう。江戸末期に今の形ができたそうで、サツマイモの伝播などが絡んでいたのだろうと推察された。ジャガイモとサツマイモの二毛作、近年は柑橘栽培も始めているらしい。
遊子小学校のサツマイモ農場?
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観光客的には段々畑と宇和海のコントラストが素晴らしかった。
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11:30段々畑を後にして、「四国カルスト」に向かう。せっかくの高速乗り放題なのに、地道で行くしかないようだ(泣)。目的地の設定も分かりにくかったが、カルストの西端と思われる「姫鶴平」をナビってみた。R320を東に、R197を北東に、梼原町役場の辺りからR440を北上。途中から道が急に細くなり、さすが400番台の国道と思われたが、13:50ごろなんとか姫鶴平にたどり着くことができた。
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四国カルストは、愛媛県と高知県との県境にあるカルスト台地である。山口県の秋吉台には以前行ったことがあるが、標高約1,400mの高原になっているのが大きく異なる。
それでは四国の屋根、カルストの雄大な景色をご覧あれ。
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3時前、ポツポツ雨も降ってきたので引き上げることにした。そういえば台風も近付いていたんだった。高原の入り口「地芳峠(じよしとうげ)」を右折すると真っ直ぐなR440になりそうにナビでは見えたが、どうも違う。結局またグネグネと細い道を下りていくと、R440のバイパス道路に出た。そして地芳トンネルを北上しているうちにやっと気がついた。このトンネルは四国カルストの真下を南北に貫通しているトンネルだということを…。

今回も昼を食べそこねていたので、早く下界に下りようと先を急いだ。R33を北上し、松山~新居浜と高速に乗って、R11を東進しながら店を探すと、川之江のあたりでインド料理店があったので飛び込んだ。
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昼食?後、三島川之江から高速に乗って帰途に就く。
夜の瀬戸大橋。
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その日のうちに神戸北ICを通過しないといけなかったが、さすがは高速、11時ごろ無事通過することが出来た。この日の走行距離は548.7kmとかなりハードだったが、充実の旅であったことだよ。

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