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台風12号 “異例”のコース [日々の雑感]

台風通過翌日の住吉川。
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今回の台風のコースは異例ずくめだったようだ。台風は左巻きに風を起こしているが、自らの力で移動するわけではない。だから偏西風などに依ってほぼ西から東へ移動するのが通常の動きである。

今回はなぜこのようなコースをたどったのか。知識もない聞きかじりではあるが自分の備忘録としてメモしておきたい。今回の台風もその前の長期豪雨も温暖化による異常気象の一例なのだろうか。だとするとこれからも更に同じような異常気象が日本列島を襲うのかもしれない。もう想定外とばかりはいって居れないような気もする。

西日本豪雨がやっと終息して少ししてから、気象情報で日本列島の東西に高気圧が張り出していて、列島中央部がエアポケットになっているという指摘があった。そこに何らかの異常気象が押し寄せる可能性があるかもとの口ぶりだった。そして南海上のはるかかなたに発生した熱帯低気圧が、今回のようなルートをたどりそうだということは、かなり前から予測していたように思う。その意味では今回の台風のコースの予想は非常に正確だったと言えるのかもしれない。

7月26日から4日分の天気図を並べてみると、台風が東の太平洋高気圧と西北のチベット高気圧に挟まれて北上していくのがよく分かる。
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台風進路図。
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上陸して近畿方面までやってくると、今度は四国沖にある寒冷低気圧(「寒冷渦」?初めて聞くが)に引き寄せられるように、中国→九州に移動していっている。そこから先は周りの力が拮抗しているので停滞するという具合なのだろうか。

7月28日(土)の夕景。この夜遅く近畿地方を襲うという事だが、嵐の前の静けさである。
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7月29日(日)の午前中の住吉川。夜中にかなり降ったようだが、朝になるとほぼ雨は上がっていた。さすがに夜中に見に行くという暴挙は控えた(笑)。国道2号線のあたりは前の豪雨で土砂が溢れている箇所があって、遊歩道は冠水していた。
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下流の方も水はやや引いていたが、夜中は遊歩道にも水が溢れていたようで、流木などが打ち上げられていた。
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上流の山手幹線の上あたりに、土砂が押し寄せて水流がふさがれている箇所があったが、今日見ると全ての流路が通っていた。補修工事をしたんだろうな。
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今日(7月31日)の夕方、住吉川をウォーキングしていると、図書館から川に下りるところに「災害復旧工事のため8/1~10/31の間遊歩道は通行できません」とあった。
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しばらく歩けないのは寂しいが、仕方がないな。部分的な通行止めでも何とかなるんじゃないか、などとこの期に及んで往生際の悪いこと限りなし。

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