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1119「飛龍の滝」~「鳥取城跡」vol.2 [日帰り旅]

「鳥取城跡」にある珍しい「巻石垣」。
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城に近づくと、お濠の傍らには吉川経家の像があった。
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経家は羽柴秀吉の二度目の鳥取城攻めの際の城方の守将であった。この時の兵糧攻めは凄惨なものだったようだが、4カ月持ち堪えた末家臣の助命と引き換えに切腹した経家は、今なお地元の人々の崇敬を集めているのだろう。

近年復元された「鳥取城擬宝珠橋」と大手門「中ノ御門表門」。
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少し前に行った米子城もそうだったが、鳥取城も明治維新後の廃城令に従って破却された城だった。そのあたりが地域の人々の請願によって存続を果たした松江城との違いなのかな。近年観光地として本格的に整備しようとしているようだが、廃城の時の悔いがあったのかも知れない。
城内に入る。
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大正天皇の皇太子時代の行幸のためにつくられた「仁風閣」。
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鳥取城は「標高263メートルの久松山頂の山上の丸を中心とした山城部、山麓の天球丸、二の丸、三の丸、右膳の丸などからなる平山城部からなる梯郭式の城郭」である。山上が戦(いくさ)用、山麓が平時用になるのかな。
山麓部だけでも相当の規模である。
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崩れたままになっている石垣。これから修復されるのかな。
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天球丸は二の丸の一段上、平山城部の最高所にあるが、江戸時代後期にここの石垣のたわみを防ぐために球面を持つ巻石垣によって石垣下部が補強されたとある。
その珍しい巻石垣。
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さて、せっかく来たのだから、山上の丸にも登らねばなるまい。
鳥取城 の古絵図。
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山頂登山口。毎日登っている方々がいるようだが、かなり急峻な道ではある。
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「山伏の井戸」。少し湧水があった。
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30分ほど歩いてようやく山頂へ。
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ドウダンツツジの紅葉が迎えてくれた。
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天守台。2層天守の櫓台としては非常に大規模で、犬山城天守とほぼ同じ大きさという。
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山頂からの眺望は素晴らしかった。遠く島根半島や大山まで見渡せた。
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が、眺望に見とれていて写真を撮るのを忘れていた(笑)。鳥取砂丘も見えたのでこれを載せておく。
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これは湖山池。
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城の東には秀吉が陣を敷いた「太閤ヶ平(なる)」が対峙している。
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こちらも登りたかったが、二つは時間的にも無理なので今回は断念。

天球丸まで下りるとちょうど夕陽が沈むところだった。
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一日で色々なものを見ることが出来たなあ。でも、日没後はすぐ暗くなるので急いで駐車場まで引き返す。軽く何か食べておこうと、昼に見て気になっていた「武蔵屋食堂(小次郎)」に入ってみた。
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何も知らずに入ったのだが、壁にこんなポスターが。
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あの「孤独のグルメ」がこんな地方までカヴァーしているとは、と驚いた。
当然「素ラーメン」を注文して食べてみた。
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あっさりしてやさしい味だった。他にも面白そうなメニューがあったので、宿泊した時に行くべきお店としてインプットしておこう。

帰りは例によって鳥取道~R179~姫路バイパスと乗り継いで帰った。
走行距離400km。今回もハードな日帰り旅だったが、充実し過ぎぐらいの一日だった。

今回の戦利品。「梨&らっきょうドレッシング(旨塩仕立て)」が美味しかった。
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