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映画『イエスタデイ』@OSシネマズミント神戸 [映画]

映画『イエスタデイ』@OSシネマズミント神戸
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映画『ロケットマン』を観た時に予告編をやっていたので、頭の隅にあったけど忘れていた。少し前にFBで観た人の記事があったので思い出して行ってみた。ビートルズの伝記映画ではなく、ビートルズの楽曲をふんだんに使ったロマンティック・コメディといっていいだろう。ただ、細かいところにファンならわかるであろう小ネタがいっぱいちりばめられていたけど。他にもこれ吉本が作ったの?本当にイギリス映画?と思ってしまうようなギャグが飛び交っていて、イギリスと日本のお笑いはひょっとして似てるかも、と思わせてくれた。
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ビートルズが「ラヴ・ミー・ドゥ」でデビューしたのは1962年で、自分はまだ9歳か10歳だった。海外?に住んでいたため、洋楽に接する機会がそもそもなく、橋幸夫や舟木一夫を口ずさんでいたのだった(笑)。かすかに従兄弟が赤いソノシート盤を持っていて、それを聴かせてもらった記憶があるくらいだった。中高ではモダン・フォークや和製フォークを聴き、歌っていたので、ビートルズに関しては「遅れて来た世代」の部類に入るのだろう。
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ビートルズを全く知らない世代の人たちが、彼らの楽曲を聴いて、60年代と同じ感動を味わえるのかどうか、ということの壮大な試みが、この映画のコンセプトの一つだと勝手に思っているのだが、私のような「遅れて来た世代」と似た反応をするのかな、ということにも興味があった。
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主人公ジャックを演じたインド系俳優のヒメーシュ・パテルの歌やギター・ピアノの腕前も素晴らしく、ビートルズの楽曲をこんな風にやるんだ、という新たな発見もあり、それはそれで良かったのだが、ビートルズが存在しない世界(パラレル・ワールド?)の人々が、初めてそれを聴いて熱狂してしまう所以、つまり他のバンドたちの曲とはここが違うんだ、というところは描き切れていないように思われた。まあ、それはないものねだりであって、単にビートルズ大好きという人たちがしゃれで作ったビートルズ賛歌と思えばいいのかもしれない。
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パテルの演奏がライブ録音だったというのにも驚いたが、このシンガー・ソングライターを寡聞にして知らなかったのだが、本人役で出演したエド・シーラン(Ed Sheeran)の歌と演奏が素晴らしく、逆にそのことがビートルズの素晴らしさを際立たせるという効果を薄めてしまったようにも思われた。帰って早速youtubeで聴きましたがな。
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ごたくを並べてきたが、素晴らしい演奏とウィットの効いたギャグなどで楽しく終わりまで観ることが出来た。主人公ジャックが売れない頃からずっと個人マネージャーとして支えてきた幼馴染のエリー役のリリー・ジェームズがとても愛らしく切なくて、実は彼女の姿をずっと追っていたのかな、と思ったことだよ。
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『イエスタデイ』特別映像(Himesh Sings The Beatles)
https://www.youtube.com/watch?v=Tpy8zUBlsFA

Best Of Ed Sheeran 2019 || Ed Sheeran Greatest Hits Full Album
https://www.youtube.com/watch?v=ZMK42pj7830&t=2588s


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