SSブログ

IHヒーターで「アヒージョ」 [食と酒]

IHヒーターで「アヒージョ」
001.jpg
もう10年以上前、もうなくなってしまったが、王子公園にあったイタリアンで「鴨のコンフィ」を食べて、その骨から身がパラっと解けるような感じに驚いた記憶がある。これまたもうなくなったが御影のパパスという店で「砂ずりのコンフィ」を何度か食べた。コンフィとはどういうものかと調べたら、「フランス料理の調理法であり、各種の食材を風味をよくし、なおかつ保存性を上げることのできる物質に浸して調理した食品の総称である」とのことだった。肉の場合は肉に塩とハーブをまぶして油脂の中で低温で加熱した後、そのまま冷やして凝固した油脂の中で保存するということだった。
鶏のコンフィ(イメージ)。
002confi.jpg
事前に何時間も漬けておかなくてはならないので、一度は家でもやってみたが、大変そうなのでそれっきりになってしまった。当時は油をたくさん使うのは身体によくないのではないか、という受け止め方もしていたのであったが、その後オリーブ油などは多めに摂ってもいいのだという知識も得たので、サラダやパスタなどにふんだんに使うようになってきた。

その後、スペイン料理の「アヒージョ」というタパス料理を知って、こちらはオリーブ油にニンニクと鷹の爪を入れ、肉や魚介類などを低温で煮て、そのまま鍋ごとテーブルで食べるというものだった。低温で煮るというのはコンフィとよく似ているが、保存ということを考えない分こちらの方がお手軽な感じがした。ただ、どちらの場合も低温をキープするのが大変で、ガス火では弱火にしたり止めたりを繰り返さなくてはならないのが難点だった。これも一時期マイ・ブームだったのがチーズ・フォンデュだが、フォンデュにはオイル・フォンデュというのもあって、どちらもテーブルで鍋をアルコールランプで熱して…というやり方だったのを思い出した。
オイル・フォンデュ(イメージ)。
003fondu.jpg
買っていたはずの器具ももうなくなっていたが、鍋をするときに使っているIHヒーターでフォンデュをやっていたのを思い出して応用することを思いついた。16cmのフライパンを買ってきて早速やってみた。
004.jpg
材料はエビ・タコ・牡蠣・白子などの魚介類、鶏・砂ずり・ラムなどの肉類、他にはブロッコリーやエリンギ・マッシュルームなど思いつくものを適当に用意して、あとはテーブルでワインを飲みながら調理し、食べるだけである。IHヒーターを保温と弱火を交互に切り替えて油が熱くなり過ぎないようにするのだが、惜しむらくは家のヒーターは保温から弱火にするのに何回か押さなくてはならない。それでもガス火よりはずっと楽であるが。
005.jpg
少しずつ煮て食べるので、知らないうちにワインを飲みすぎてしまうのも難点の一つかな?
我が家のブームは一挙に訪れていつの間にか去っていくのが常だが、家人は同じ16cmの深型の鍋を購入した。無駄買いにならないことを祈るばかり(笑)。
006.jpg
007.jpg
nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理