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Another Lonesome Day [私の好きな20世紀の唄たち] vol.67 [20世紀の歌Ⅱ]

Another Lonesome Day (Another Lonesome Morning)
    written by Wendy Thatcher

Wendy Thatcher with Eddie Adcock and IInd Generation (June 1970)
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今やっているバンドでこの曲を演ることになり、改めて誰が書いた歌なのかな、とクレジットを見ると。70年代初めに II Generation でリードボーカルをしていた Wendy Thatcher だった。彼女はニューグラスの時代の幕開けを象徴するような女性シンガーだったように記憶している。"Head Cleaner"というアルバムの中で "Virginia"という曲を作り歌っていたのだが、その後バンドを離れている。youtubeで検索しても90年ごろに"kitchen tapes"という自宅で録音したものが2・3あるだけで、この曲を彼女が歌っているものは見つからなかった。

私がこの曲を知ったのは The Seldom Scene の "Act 3"(73)によってであり、次いで The Cox Family の "Beyond The City" (95)であったが、他にも多くのアーティストによってカヴァーされている。エミルー・ハリスのものが有名なのかな。
The Seldom Scene
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The Cox Family
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Emmylou Harris
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歌詞を見てみると、恋人に去られて一人ぼっちで過ごす日々をかみしめる中で、改めて彼女(彼)が自分に必要だったんだと気づく、という内容である。"Bobwhite" って何?と調べると、ヴァージニアの山野に棲む野鳥で日本名では「コリンウズラ」というウズラの一種らしい。
Bobwhite
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求愛の鳴き声が可愛い鳥なんだろうな、とその時は納得していたのだが、少し経って「鶉」と漢字で表してみると、日本の和歌の中でも、鶉が恋人を偲び求める象徴として使われていることを思い出した。一首を例に挙げると、
「夕されば野辺の秋風身にしみて鶉(うづら)鳴くなり深草の里」(藤原俊成)がある。
深草の里。
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この歌は『伊勢物語』123段を踏まえて作られた本歌取りの歌で、昔教室で教えた記憶がかすかによみがえってきた(笑)。恋人と別れてからの日々の中で、夕暮れ時しみじみとした気持ちでたたずんでいると、鶉の鳴く声がした。別れた恋人が自分を求めて泣いているかのように(あるいは自分がその恋人を偲んでいるかのように)聞こえることだよ、というほどの内容だが、海を隔てた二つの国で「鶉」という鳥がほぼ同じ趣の歌題で取り上げられていることに不思議さを覚えた。

世の中に別れの歌は山ほどあるが、親しい人の<不在>を歌ったものは意外と少ないのかもしれない。私がこれまで取り上げてきた中ではジャニス・イアンの「我が心のジェシー」ぐらいだろうか。これから先の日々を考えると、この歌がいっそう愛おしいものに感じられてくるのであったよ。

ところで蛇足であるが、II Generation の最初のアルバムのベーシストのクレジットが Bob "Quail" White となっていた。この曲と何か関係があるのかな。少なくとも曲想のインスピレーションは受けたのかもしれないが。

Wendyは2017年に亡くなられたそうである。R.I.P.

youtubeは以下のものを。本人のものが見つからないのが寂しい。

The Seldom Scene - Another Lonesome Day
https://www.youtube.com/watch?v=G_TMlkJ_lNc

Tony Rice Another Lonesome Day
https://www.youtube.com/watch?v=YoazxkGzyNY

Emmylou Harris - "Another Lonesome Morning"
https://www.youtube.com/watch?v=z7P5Kuo3zSs

The Cox Family ~ Another Lonesome Morning
https://www.youtube.com/watch?v=s_QtsIPqPyE

あの人のいない朝 (大意。原詩は検索してみてください。)

あの人のいない寂しい朝がやってくる
長く孤独な一日がまた続く
もう彼女のいない日々を過ごさねばならないと 
朝の空気がそれを伝えてくれる

これまでとは違う孤独な朝が訪れても
お前はそれほど気にならないと思っていた
けれど朝のそよ風に吹かれると
彼女がそばにいてくれたらと思っている自分に
ふと気付かされる

森のウズラは古いラブソングを歌い続ける
懸命に相手を喜ばせようと
お前は彼女が昔好きだったその声を聞く
木の葉のざわめきを通して
木の葉のざわめきを通して

彼女を失ってお前は気付く
彼女にずっとそばにいて欲しかったんだと
そしてお前は知ることになる
これから訪れる全ての新たな孤独な朝が
新たな淋しい一日をもたらすことを
新たな淋しい一日を…


Act Three


Beyond the City


Cimarron


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3月の散歩の中の花鳥 vol.3 [日々の散策]

祭りのあとのアーモンド・フェスティバル
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前日までアーモンド・フェスティバルをやっていた東洋ナッツに午後行ってみた。平日だが花見客はそこそこいた。祭りの喧騒を避けたいという方達が自分のほかにもいたようだった。
花は盛りを少し過ぎていた。魚崎浜よりだいぶん早い。
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庭にはなぜかスモモ(李)やアンズ(杏)の花も。それぞれに美しい。
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フェス当日は駐車場はないとのことだったが、この日は構内に駐車スペースが確保されていて、ナッツ類も売っていたので、この3日間の方がゆったり観られていいと思ったことだよ。

この日の朝、家人を駅まで送った(義母が最近施設に入ったので)ついでに北山公園に行ってみた。山荘の庭の馬酔木を見ようと思ったのだ。だが、行ってみると山荘は10時からしか開いていないようでがっかり。でも前回とは違う花があったのでいくつか。
駐車場の横の馬酔木。
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モクレン(木蓮)。
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プルーン。セイヨウスモモともいうので花は李にそっくり!
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シデコブシ(ヒメコブシ)。ピンクの辛夷は前に岡山あたりで見た記憶が。
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名札がなかったけど、ユキヤナギの一種?
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1時間近く待つことが出来ず、早々に退散した。また日を改めて来よう。
花の手水鉢。
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タイムテーブルが逆になるが、前日住吉川に行くと、「菊正宗記念館」の庭の枝垂桜の右半分が開花していた。左の花は数日後になるのかな。
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川では、すっかり留鳥になってしまいそうなマガモ。
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鵜に捨てられた?白鷺もポツンと。
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最後に、近所の花をいくつか。
トキワマンサク(常盤万作)@西浜公園。
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レンギョウ(連翹)は近所のあちこちにあると知った。
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ユキヤナギも盛りには勢いが違うね。
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〆はオトメツバキ(乙女椿)で。
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そうこうしている間に各地では次々と桜の開花宣言が。春はせわしないねえ。
それにしてもメディアは騒ぎすぎ。もっと他にやることあるだろうが!!



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0317 Hobo&New Bohemians @ 神戸ホンキートンク [バンド]

韓国からのお客さんと記念写真!
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この日、7時前にお店に行くと、まだ開いていなかったので、少し待ってから入ると、すでにお客さんが入っていてびっくり。どこかで見たことあるなあと思っていましたが、少し前にFBでお友達になっていただいた、韓国でブルーグラスをやっていらっしゃる方々ではないか、とすぐに気付きました。前日は大阪でライブを鑑賞して、この日は神戸に移動して、このお店を訪ねて来られたようでした。
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FBでは演奏している動画をたくさんアップしていらっしゃって、よく知っている気がしていましたが、実際お会いするのは初めてなので不思議な感じ。まあ我々のバンドを目指して来られたわけでもなかったと思うのですが、所縁というものを感じさせる出会いのようにも思えました。

バンドメンバーもぼつぼつ集まってきましたが、全員そろわないまま、とりあえず "Last Thing On My Mind" を演奏しながら待っていると、バンドが揃い、いつもは軽いリハーサルをするのですが、ぶっつけで演奏を始めることになりました。日本のブルーグラッサーに見られるよりも緊張したぐらいでしたが、まあなんとか喜んでいただいたようで(たぶんw)、胸をなでおろした次第。"Fox on the Run" を演った時は「Country Gentlemen ね」とバンジョー弾きの女性が声をかけて下さって、ブルーグラスに国境はないな、と思ったことでした(笑)
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彼らがFBの中で述べていたメッセージを紹介しておきます。
… Yesterday we had a great time at Honky Tonk Kobe, watching "Hobo and New Bohemians" play bluegrass music. …

こちらこそ、楽しい時間を過ごさせていただいて有難うございました。こういう出会いがあるからライブは楽しいんだ、と思いを新たにした夜でした。一曲やってとお願いすると、次に来たときにね、とやんわり言われました。次回があればいいんだけど。

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Set List (覚えている範囲で)

Blueridge Cabin Home (A)
You Ain't Goin' Nowhere (A)
Daybreak in Dixie (A)
Kentucky Waltz (D)
City of New Orleans (D)
Sled Riding (A)
A Place in the Sun (A)

Fox on the Run (A) 
Hello Mary Lou (A)
Bill Cheatham (A)
I Can Read Between the Lines (A)
Foggy Mountain Special (G)
Washington County (A)
Blues Stay Away From Me (G)
Green Leaves of Summer (Am)
Mr. Bojangles (F)
Foggy Mountain Breakdown (G)
Golden Slipper (D)
Proud Mary (A)

次回は5月の第3日曜日です。アットホームなライブをしますので、是非お立ち寄り下さいませ。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
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3月の散歩の中の花鳥 vol.2 [日々の散策]

住吉川上流の三角公園に咲く「サンシュユ(山茱萸)」。
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結構大きな木であった。
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「阪神電車に乗っていたら大きなモクレンが咲いていたよ」と家人が言うので、朝車で行ってみた。「宝島池(ほうとういけ)公園」は、バン・カルガモの親子がいる時はよく行っていたが、最近はご無沙汰だった。行ってみると池の向こう岸に確かに大きなモクレンの樹があった。
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芦屋川の西の鳴尾御影線沿いには昔モクレンの並木があったが、震災の頃から激減していた。この樹はその名残りなのかもしれない。冬枯れの葦の池には何もいないだろうな、とぐるりと廻ってみると、アオサギだけでなく、バンのつがいがいた。
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初夏の頃に子育てをしているのを見ただけだったので、こんな時にいるのかとビックリした。通年でいるのだろうか。カルガモは通年でいることが多いようだがこの時はいなかった。その代わりに、少し前に摩耶ふ頭のあたりで見かけたオオバンがいたのでこれまたビックリ。
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海鳥かなと思っていたのだが、そうでもないらしい。調べてみると、冬季になると本州以南で越冬する、冬鳥もしくは留鳥だということである。これからもあちこちで見かけるのかもしれない。

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この日は住吉川をウォーキングした後、上流の三角公園に行ってみた。
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ここには主に梅とサンシュユが植えられていた。
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梅は半分以上が「冬至梅」という種類だった。
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若い枝が伸びて、それに連なって花が咲いていた。
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サンシュユの樹は相当大きなものであった。
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少し標高が高いと咲く時期が違うのが面白い。

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西浜公園に1本だけぽつんと白い花の木がある。
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名札を見ると「ユキヤナギ」とあるが、生け垣になっているものとは生え方が違って上に向かって延びている。どちらが本来の姿なのだろうか。
生け垣の方。
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歩いていると次々と思わぬ所に花を見る。これが「春の息吹」なんだろうと妙に納得したことであったよ。

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3月の散歩の中の花鳥 vol.1 [日々の散策]

咲き始めたアーモンドの花@住吉川
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3月も半ばになると次々と花々が開花してくるし、野鳥も今まで見なかった鳥が姿を現す。2月の間はウォーキングも寒くて大変な時もあったが、近頃は5分も歩くと身体が熱くなってきて、中に着ているカーディガンなどを脱がなくてはならないほどだ。そんな時期に散歩の途中で見た花や野鳥をいくつか。

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朝の散歩。中央公園を歩いていると、終わりかけた梅林の先に黄色い花が見えた。「トサミズキ」だった。花が咲いて初めて、そこにこんな花があったんだと気づくことが多い。
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一つ花を発見するともっと他にもあるかも、と散歩の距離が少し伸びる。呉川町を北に進み、西に方向を転じて住宅街に入っていくと、赤い花が目についた。庭先に植えられた小さな「寒緋桜」だった。
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場所を忘れていて夜にもう一度行ってみた(笑)。
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去年の春、箕面に大きな寒緋桜の古木があると聞いて観に行ったことを思い出した。あの桜も台風で損傷し、伐られてしまったという。大切に世話をされていたようだったのに残念なことである。去年の春は寒緋桜をさがしてあちこち行ったりしたなあ。

竹園町から伊勢町を回って帰った。このあたりは一方通行の道が縦横にあって、ぼんやり歩いているとどの道を通ったのか分からなくなる。道中の花を順番に。
「白木蓮(ハクモクレン)」。
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「菜の花」。
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「サンシュユ(山茱萸)」。最近植えられたものか。
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「木瓜(ボケ)」。ベランダの鉢植えもやっと二つ三つ花を咲かせてくれている。
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ずいぶん歩いたつもりだったが4000歩足らずだった。花を観ながら歩くとこんなものか。

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午後住吉川を歩く。この日は鳥をたくさん見かけた。
最近よく見る「ジョウビタキ」。近づいてもあまり逃げない。人に慣れてきたのかな。
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この鳥は初めて見た。脚が短いのが特徴?
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鵜と白鷺が一緒にいるのを見た。
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たまたま近くにいるだけかと思って見ていると、鵜が逃げるように飛んでいくと、鷺が追いかけるようにして、鵜が潜っている間も待っているように見えた。異種格闘中?それとも異種求愛中なのかな?

河口近くのアーモンドの花が少し咲き始めていた。
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アーモンドは深江浜と魚崎浜にたくさん植えてあるが、こちらは3本ほど。その2ヶ所でもうすぐアーモン

ド祭りなので紹介しておく。果たしてその頃には満開になっているだろうか。

第30回 アーモンドフェスティバルのお知らせ【2019年】
https://www.tons-cafe.jp/info/almond_festival/information.html

「アーモンド並木と春の水環境フェア2019」
https://higashinada-journal.com/event/soon/24461/

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思ったより写真がたまっていたので、vol.1として残りはvol.2で。



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0315 「苗木城跡」@ 岐阜県中津川市苗木 [旅日記]

0315 「苗木城跡」。最近「絶景山城 日本一」になったらしい!?
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スキーの疲れからか、朝8時前に起きる。前日の予想通り、再び境峠越えでスキー場に向かう気力はなくなり、帰途に就きつつどこか観光しようと決めた。以前はスキー→帰るで、途中の見所を素通りするだけだったから。去年の一月には 雪の「白川郷」を観ることができた。
宿の窓から見えた雪山。
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今回行ってみようと思っているのは、中津川市郊外にある「苗木城跡」。年末にTVで紹介していたのをメモして携帯に送っていたのを思い出したのだ。他にも恵那市岩村町の「岩村城」もあったのに、なぜかこちらだけ書いてあった(笑)。退院直後で頭が豆腐だったのかもしれない。

8時半過ぎに宿を出発。R153を天竜川沿いに走って、途中から高速で中津川へ向かう予定。
国道沿いから見た雪山。どれかが駒ケ岳なんだろうがよく分からなかった。でも美しい。
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あまり地道にこだわると到着が昼を過ぎるので、駒ヶ根から高速に入る。
駒ケ岳SAからの雪山景色。
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10時過ぎに中津川市到着。目指す城跡は市街から意外と近い木曽川沿いにあった。
R257で木曽川を渡るとき、右手にちらっと不思議な構築物が見えた。これが「苗木城跡」だった。
城山大橋から遠望した「苗木城跡」。これは帰りに撮ったもの。
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城山の麓に「苗木遠山資料館」があり、ここに車を停める。
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資料館は後で見ることにして、右手の散策路を登る。
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当時の石畳。
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石垣に囲まれた城への道。
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展望スポットには新旧「苗木城」が(旧はC.G.の映像)。
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天守展望台の左には恵那山が。
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「風吹門跡」を過ぎると、左手に三の丸の「大矢倉」が現れる。
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天然の巨岩を利用した石垣が凄い。
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本丸に向かう。
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本丸まではつづれ折りの道が続く。ここの石垣も巨岩を利用して築かれている。
「二ノ丸跡」。
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「千石井戸」。千人分の水を確保できたという。
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「本丸天守台」下に出る。天守の柱の穴を利用して展望台が作られている。
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天守から西を見る。向こうの山は笠置山。
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東には恵那山が。非常に眺望が良いが、これも名山城の要素の一つなのだろう。
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大矢倉を下に見る。
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巨大な「馬洗岩」。この上で馬を米で洗い、敵を欺いたという伝説が。
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天守の裏から回り、下城した。
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駐車場に戻って資料館に入る。
「風吹門」の遺構が保存されていた。
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当時の茶室も復元されていた。
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苗木城のジオラマ。
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資料館の前には巨大な看板が。市が相当力を入れているのが分かる。
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山城とあったので、相当山歩きを強いられると思ったが、意外とお手軽に上ることができた。この城は天文年間(1532年~1555年)に遠山正廉が築いた城で、その後紆余曲折あったが、幕末まで遠山氏の居城だったようだ。以下にwebからとった写真や動画を載せておくので参考にされたし。
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ドローン撮影の城。
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C.G.で復元された城。
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youtubeから「絶景山城 日本一『苗木城跡』」。
https://www.youtube.com/watch?v=UjgrIbDIlJU&t=89s

12時過ぎに現地を出て、中津川駅前で昼食をとり、帰途に就いた。中津川市はフォーク・ジャンボリーで名を知っていたが、ホテル代がやや高いこともあり、今まで立ち寄ったことがなかったので、今回訪れることができたのは良かった。
中津川駅。
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帰りは例によって基本的に地道を通り、瀬田東~宇治東と高槻~西宮だけ高速を通った。宇治東ICは今回初めて使ったが、行きも帰りも導入路でかなり迷った。今回よく分かったので次回からはスムーズに入れそう。でもそれはいつになるのかなあ(笑)。


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0314 「3月の野麦峠スキー場」 [旅日記]

3月平日の「野麦峠スキー場」。ゲレンデ独占状態(笑)。
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あっという間に3月の半ばになり、今シーズンはスキーも一回だけかと思っていたが、スキーキャリアもせっかく付けたのになどとぐずぐずしていた。野麦も月曜日には大風による倒木や停電で運行中止になっていたが、その後復旧し、雪も新たに積もって気温も低くなるらしい、と聞いて急遽行って見ることにした。道路状況も怪しい中、タイヤ交換直前の車で行くのは無謀であったが、それはいつものこと。いつでも引き返すつもりで。

週の中日なので、いつも泊まる宿は客がいないせいか泊まれない。そこでスキー場から1時間の伊那に前泊することにした。最近これが多いなあ。地道中心に走って中津川~伊那まで高速、夜の9時前に着いた。このコースは雪はほとんどないのだ。朝食付き4000円弱の宿を翌朝8時に出て、スキー場に向かう。権兵衛トンネル~薮原までは路上の雪はなかった。
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境峠は、前夜15cmの積雪があったらしく、結構雪が残っていた。チェーンは持ってはいるが出来れば使いたくないなあと思いながら、車を走らせる。
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前回初めて使ったX-mode が今回も良く働いて難なく峠を越えることが出来た。ひょっとするとこの日のハイライトだったかも(笑)。スキー宿1.5泊にして夜中にこの峠を越えるのは大変だっただろう。
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9時過ぎにゲレンデに着いて、平日1500円のシニア券を購入。駐車場には30台ほどの車しか止まっていなくて。ベースのリフト前はこの状態。
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今シーズン一番のコンディションらしいのに、この貸し切り状態は逆に痛ましい。それでもちゃんとコースの圧雪はしてくれているが、宿も含めて平日のお客さんをもっと呼ぶ努力をしないと本当に営業が危うくなるのではないかと心配になる。
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比較的晴れてはいたが、乗鞍も御嶽も見えなかったのは残念。ゲレンデは最上部で-11℃で圧雪の上にうっすらと新雪が乗っていて、凄くうまくなったような気持ちで3時半まで気持ちよく滑った。
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写真が少ないので。喫煙コーナーでの自撮り。
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もう一日滑ろうかとも思ったが、たぶん疲れていて今日の気持ちよさが台無しになりそうな気もした(笑)。多治見や土岐あたりに泊まって翌日物見遊山しようかなとも思ったが、(安い)宿が全くとれない。結局伊那の前日とは違う宿を取って、翌朝の気分で再スキーか帰りながらの観光かを選ぶことにした。ともあれ、前回の終わり方が悲惨だったので、また次も来たいと思ってスキー場を後にすることができたのだった。
帰りの「境峠」。雪はかなり消えていた。
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地方都市の駅前はこじんまりと色々な店が集まっていて居心地がよい。
「素通りすればタダなのに。暖簾くぐって〇百円… 」という店頭の文句にひかれて入った「串正」。
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威勢のいいおばちゃんの焼く焼き鳥と焼酎に身も心も癒された。
さて、明日はどうするかな。

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映画『グリーンブック』@OSシネマズ神戸ハーバーランド [映画]

映画『グリーンブック』@OSシネマズ神戸ハーバーランド
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数日前大学の先輩I沢氏が観に行って、良かったという記事をFBで見たので行ってみることにした。黒人の天才ピアニスト「ドクター・シャーリー」にひょんなことからツアーの運転手として雇われたイタリア系アメリカ人「トニー・リップ(本名トニー・バレロンガ)」が、まだ黒人差別の色濃く残る南部諸州へのコンサート・ツアーに出かけた8週間の物語だという。二人は実在の人物であったというが、寡聞にして知らなかった。

舞台は1962年のアメリカ。あの「ワシントン大行進」はその頃だったかなと調べてみると、1963年だった。キング牧師が "I Have a Dream" という有名な演説をし、PP&Mやディラン,ジョーン・バエズなどが20万人といわれる聴衆の前で歌った集会である。
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そういった公民権運動が盛り上がるきっかけの一つになったエピソードといえるかもしれない。当時司法長官であった、ロバート・ケネディが(電話ではあるが)登場するのも、生々しい感じを伝えている。

さて物語であるが、ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めていたトニー・リップは、店が改装のため閉店するので職を失う。粗野だが腕っぷしと口からでまかせ(リップ)で世を渡っているトニーは、自らもイタリア系として差別を受けていながら、黒人に対しては差別主義者であるといってよい人物である。それは妻のドロレスが黒人の修理業者に出した飲み物のコップをそのまま捨ててしまうところにも表れている。そんな彼がカーネギーホールの上階に住む天才ピアニストのドクター・シャーリーから、8週間の南部ツアーの同伴運転手として週給$125でスカウトされる。断るかと思いきや、結局受けることに…。
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ドクター・シャーリーは2歳で母親からピアノを習い始め、9歳でレニングラード音楽院に入学し、クラシックを学ぶ。ドクターと呼ばれるのは、彼が音楽、心理学、典礼芸術の3つの博士号を持っているからだという。無学で粗野なイタリア野郎と教養溢れる黒人ピアニストの珍道中は、はじめから口喧嘩やトラブル続きだったが、シャーリーの天才的なピアノプレイや南部の社会でのひどい差別に遭遇する中で、二人の中には次第に奇妙な友情のようなものが芽生えてくる…。
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本作のタイトル「グリーンブック」は、1936年から1966年まで刊行されていた黒人向けの旅行ガイドブックを指す。南北戦争が終わった後でも、南部諸州では黒人や有色人種への差別が残存しており、ジム・クロウ法(1876年~1964年)によって、黒人が利用できないホテルやレストランなど(トイレや水のみ場まで)が定められていた。1950年代になって、有名な「モンゴメリー・バス・ボイコット事件」などの反人種差別運動が起こるが、そういった差別は解消されずにいた。映画の中でも、ミュージシャンとしては歓待され、敬意を持って遇されるのに、トイレは外の汚いものを使うことを強いられる、などといった奇妙で理不尽な扱いを受けていたのだった。
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シャーリーも、はじめはそういう不当な扱いを甘んじて受け入れ、言わば「許し、与える」ことで、全ての人々に理解される道を選んでいるように見えたが、トニーの無鉄砲な義憤に接していくうちに、少しずつ変化していく内面のドラマを、マハーシャラ・アリが実に見事に演じていた。レニングラード音楽院で学び、高度な教養を身につけた彼だが、黒人がクラシックを弾くことを拒否され、ポピュラーやジャズを取り入れた音楽をやらねばならない。音楽では賞賛されながら、他の部分では白人の差別を受ける。仲間であるはずの黒人達からも自分達とは違う、と奇異の目で見られる。周囲の全てから、<異種>と見られてしまうことの孤独感はいかばかりだったろう。黒人のホンキートンク・バーにトニーと入って、地元のバンドと実に楽しそうに弾いている姿に、そういう彼の孤独が裏返しに表現されているように思った。

長くなってしまうのでこのあたりで筆を置くが、非常に重いテーマでありながら、登場人物のやり取りの中に、ウィットやちょっとした「落ち」をちりばめて、最初から最後まで楽しく、そして考えさせられながら観ることができた映画であった。もう10年以上も前に南部諸州を車で旅したことがあったが、その時の美しい自然がよみがえってきた。件の先輩は2箇所で感動の涙が出たそうだが、やはり最後の場面が涙腺を強く刺激したのだった。それは是非見て味わうとよいと思ったことだよ。ちなみに、脚本を書いたのはトニーの実の息子であるニック・バレロンガだそうで、やや父親を美化して書いているというような批判も少しあるようだが、私にはそんな些細なことはどうでもいいように思われたのだった(笑)。

最後に、彼の実作品はほとんど残っていないそうだが、youtubeにこの演奏があったので引用しておく。
Don Shirley - The Very Best of Don Shirley - The Piano Jazz Legend
https://www.youtube.com/watch?v=rGFSuKVI8Dc

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0307「 灘浜緑地の河津桜」など [日々の散策]

0307 ハーバー・ハイウェイをバックにした「 灘浜緑地の河津桜」。
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前々日県立美術館に行く途中で見かけた、灘浜緑地の河津桜を見ようと行ってみた。駐車場はないので近くの複合施設に車を停めて歩いた。平成6年に完成したとあるが、震災の一年前か。ここの河津桜は阪神淡路大震災で失われた、尊い生命を鎮魂するために植えられたと聞いていたのだが、と調べてみると、植樹されたのは平成13年だったようだ。
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菜の花も咲いていた。
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なぜか蕪村の句碑が。調べると蕪村が摩耶山を訪れた時、麓に広がる菜の花畑を見て詠んだ中の一句らしい。教科書にもよく出てくるのに、神戸で詠んだとは知らなかったなあ。
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ここにはかなりたくさん河津桜が植えられていた。住吉川には2本しかなく、それだけだと思っていたので驚いた。
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また、ここは江戸時代に灘の酒の積み出し港だったらしく、当時の防潮堤や行燈燈台が復元されていた。
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ふと海を見ると、鵜のような鳥が海上に浮いていて、時々潜って魚を獲っているように見えた。
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冠のような鶏冠があるので鵜と少し違うような気がして、あとでいろいろ調べてた結果、どうも「カンムリカイツブリ」ではないかと思われた。検索の中でyoutubeで中国からのアップらしい動画が出てきて「冠?鵜」(?は鷲に似た字)がと名付けられていたようだった。
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公園の隣には「灘浜サイエンススクエア」という神戸製鋼所が地域交流施設として作った科学体験施設(入場無料・駐車場あり)があった。
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4時で閉館なのでこの日は入らなかったが、公園とセットで観るのもいいかな、と思ったことだよ。
その後住吉川に行って、河津桜をもう一度見てみた。
「櫻正宗」とのコラボ。
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こちらにも鵜がいたが、よく見ると冠らしきものが。カンムリカイツブリと近い種なのかもしれない。
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「ジョウビタキ」と「キセキレイ」はこの日も姿を見せた。春が近いからなのかな。
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冬の間体調を崩されていたらしい「ウクレレのおっちゃん」も元気よく弾いていらっしゃった。
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ビニール細工のような花。
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おまけ
翌日(3月9日)は正真正銘の三日月で、西の空にあった。思ったより細いなあ。
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0305 住吉川の「ジョウビタキ」~県立美術館 [日々の散策]

県立美術館に新たにできた安藤忠雄ギャラリーのオブジェ「青いリンゴ」。
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ジョウビタキのメス(たぶん)@住吉川。
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晴れたので午後早い時間に住吉川へ。この日は久々に珍しい小鳥をいくつか見ることができた。
「キセキレイ」。ハクセキレイはいつもいるが、こちらはめったに出くわさない。
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ないがしろにしてないよ、「ハクセキレイ」。
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「カワセミ」。ずいぶん久しぶりに見た。もういないのかと思っていたのに。
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しかし、この日のハイライトはなんといってもこの鳥。ツグミの仲間の「ジョウビタキ(メス)」ではないかと思われる。
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歩いていたすぐそばの木の枝に止まっていて、逃げるかと思っていると、枝を飛び渡りながらもとどまっていたので撮ることができた。

「ジンチョウゲ(沈丁花)」ももう咲き始めている。
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この日は建築家の安藤忠雄氏の講演会が兵庫県立美術館であった。氏の講演は前にも聴いたことがあったので、行くかどうか少し迷っていたが、時間がちょうど合ったので行くことにした。無料だしね(笑)。美術館に行く途中の道の左手に桜の花が見えた。
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この時期だから河津桜かなと思って後で調べると、やはりそうだった。「灘浜緑地」という公園で、もう一箇所「西郷川河口公園」にもあるようだ。どちらも阪神淡路大震災の後鎮魂の意味で植樹されたということである。知らなかったなあ。

安藤忠雄氏のギャラリートーク(写真はFBより転載)。
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前にこの美術館に来たとき、美術館の空いた空間に安藤忠雄氏のギャラリーを作る計画があることを知った。今回はその完成を記念した講演のようで、彼の講演は前に一度聴いていたので、行けたら行くというスタンスであった。
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3時の講演開始で2時半過ぎに行くと、会場にはすでに多くの人が並んでいた。人気の高さが窺われた。例によってアバウトな案内で会場に入ったが、ギャラリー内の階段に座って話を聴くという設定だった。ラッキーにも10段目あたりに座って聴くことができた。
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お披露目前のギャラリー内部。
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マイクのせいなのか聞き取れない部分も多々あったが、趣旨はよく分かった。65歳を過ぎてからの長い人生をどう生きるかということについては、常々考えていたことだったので改めて考えさせられた。
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この数年の間に胆のう癌・十二指腸癌・すい臓癌が次々と発見され、それらを全て摘出した状態で、毎日12000歩以上歩きながら元気に生きていらっしゃるということに驚かされた。まだやるべきことが残っているという意識が彼を生かしめているのだと思った。初期の膀胱癌ぐらいでオタオタしている場合ではないなと思ったことだよ。
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「青いリンゴ」は、幾つになってもこのリンゴのような若々しさ、挑戦心・逞しさを持ち続けたいという気持ちが込められているという。
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抽選で氏の著作が当たってしまった。自分よりもっと相応しい人が貰うべきかとも思ったが、ありがたく頂いておくことにした。
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この日の夕日。
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0303 保久良山(保久良神社)と梅林 [山歩き]

なぜか保久良神社拝殿横でトレーニングしているオッチャン。
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平地ばかりウォーキングしていると、脚力があまりついていないなと感じるので、そろそろ山も歩かなくちゃと保久良山で足慣らしすることにした。初めてここに登ったのはもう5年近く前で、あちこちの「低山」を登った中の一つだった(なんちゃって登山vol.8(保久良山)参照)。あの時は下の市街地に下りたら足ががくがくして、道路を斜め歩きしていたなあ。格好悪いことこの上なかった(笑)。

09:15
2号線の田中交差点の近くをスタートして、イノシシがよく出る川沿いに上がっていった。
今年の初ミモザ発見。そういえば「3月8日はミモザの日」だった。
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岡本八幡神社を遥拝しているおばあちゃん。
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川原ではボーイスカウトらしい少年達が集まっていた。この日は日曜日のせいかあちこちで見かけた。
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足慣らしのつもりなので参道を歩く。
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それでも途中から山道に。裏参道だからか。
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09:50
保久良神社到着。歴史散歩らしい団体がいて説明を受けていた。
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まず神社に参拝。
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振り返ると鳥居の向こうに海が。この方向からの景色が好きだ。
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その後西隣にある梅林公園へ。ここにも何組かスカウトがいて歌の練習をしていた。
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ここの梅林も何回か来たが、今回はちょうど満開の時期に当たったようで種々の梅の花が重なり合って見える様が美しかった。
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10:30梅林から下りる。行きと違う急な山道だった。
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途中にある岡本梅林公園にも立ち寄ったが、雨がポツポツしてきたので早々に退散した。
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5年前と違って足がガクガクすることはなかったが、久しぶりの山歩きで少々疲れた。でも、平地より足に負荷がかかる山歩きもそろそろ再開したいと思ったことだ。

<関連記事>
0218岡本梅林公園

0308保久良山梅林

0218保久良山梅林&岡本梅林公園


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0302 プチ展示 「紙切り虫のしわざ」@伊丹市昆虫館 [展覧会]

0302 プチ展示 「紙切り虫のしわざ」@伊丹市昆虫館
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少し前、神戸市在住の切り絵作家、いわたまいこ氏を紹介した番組を見た。どこに行ったら見ることができるかなと調べてみると、伊丹の昆陽池公園の中にある「伊丹市昆虫館」(伊丹市昆陽池3丁目)でプチ展示をやっていると知ったので、この日の午後行ってみた。昆陽池に行ったのは2年前の秋だった(→記事参照)。その時は昆虫館は閉鎖されていて入り口までしか行けなかったのだった。

いつものように少し早い昼を食べてから出たので、公園の駐車場に着いたのは13時過ぎ。
昆陽池。
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いつも思うのだが、池の中の日本地図をかたどった島、どうやったら見えるのだろう。仁徳天皇陵(今は違う名になっている)も同じ悩みを抱えているらしいが。
昆虫館は駐車場横のトレイルを400mほど歩いた先にある。結構なウォーキングコースだ。
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途中の道は竹林や多様な種類の木々が植えられていて、森林植物園みたい。
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10分も歩くと昆虫館に到着。
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入り口には大きな蝶のオブジェが。
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館内に入ると、昆虫の住む木の大きな模型や、巨大な女王蜂が出迎える。
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これを可愛いと感じるか不気味と感じるかは分かれるところだろう(笑)。
2階の一部がプチ展示の会場。
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「プチ」なので作品はそれほど多くない。
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ちょっと拡大。どれも非常に緻密な作業が施されているのが分かる。
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いわたまいこ氏が切り絵作家になったのは、王子動物園で働いている時、子供向けのイベントで動物の切り絵を披露したことがきっかけだったそうだ。何が生涯の仕事に結びつくのか分からないなあ、とその出会いの運命の玄妙さに感心した。
プロフィール。
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切り絵に使う道具たち。
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モチーフになった虫たち。どれが本物か分からないのもあった(笑)。
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展示を観た後ふと窓の向こうを見ると、温室になっていて蝶が放たれているようだった。
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飛びまわる蝶を撮るのは難しかったが、いくつか温室の花と蝶を。
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小一時間ほど昆虫館を楽しんで駐車場に戻り、池の水鳥も少し見た。
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渡り鳥はほとんどいなくなっていたが、残っているのもいた。餌に釣られたのだろうか。
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昆陽池も春になったらまた様相を変えるのだろうな。いわたまいこ氏の展示は3月25日までやっているので、この記事を見て興味を持たれたら是非覗いてみるとよいと思ったことだよ。

切り絵作家 いわたまいこHP
https://www.mycopapercutting.com/

※写真は撮ってもよいとあったので撮りましたが不都合があれば削除します。


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神戸ホンキートンク3月のスケジュールなど [神戸ホンキートンクライブ日程]

住吉川の「河津桜」も満開です。
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3月の声を聞くと待ち兼ねていたかのように次々と花が咲き始めますね。毎日のウォーキングも楽しみが増えそうです。ベランダの木瓜(ぼけ)の花も二年目の花を咲かせてくれました。
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近所のミツマタもつぼみが膨らんでいます。
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さて今月の自分のライブですが、

3月17日(日) 19:30 Start
"Hobo & New Bohemians" @神戸ホンキートンク
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隔月第3日曜日にやっております。今回は2月に続いて連続でやることになりました。
日曜日、三宮にお出かけのついでに立ち寄っていただければうれしいです。

3月はこれで終わりなので、4月初めの予定も(笑)。

4月5日(金) 19:30 Start
"The Seldom O'gene" @ アビリーン(神崎川)
たまに姿を見せるオジーンバンドですが、2月1日に続いてアビリーンよりオファーをいただきました。ありがたいことです。セルダム・シーンの曲を中心に様々な曲をお届けします。今ホスピスに入って闘病生活を続けている John Starling に頑張って生き続けてほしいという気持ちも込めて演奏したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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前回のレポートはこちら

ABILENE
大阪市淀川区新高2-16-12
06-6399-5335(阪急神崎川駅から徒歩5分)
http://abileneishibashi.web.fc2.com/

神戸ホンキートンク3月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。いつもの月と若干変更もありますので、お確かめの上お越し下さい。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mutsuko_2005_7_9_0423
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神戸ホンキートンク3月のスケジュール
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(クリックすると少し大きくなります)

また門戸厄神の「壱服庵」でも週末限定でライブをやっています。こちらもよろしく。
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2019年3月イヴェント予定
https://ippuku-an.at.webry.info/theme/9c30ac55ab.html
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それでは、今月もよろしくお願いいたします。
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0228 HOBO & SADAO OHYA vol.15 @アビリーン(神崎川) [バンド]

HOBO & SADAO OHYA w/AKIRA YOHIKAWA vol.15 @アビリーン(神崎川)
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前回のレポートはこちら

「2月は逃げる」の言葉通りあっという間に月末になりましたが、昼間の雨もやっと上がった中、様々なお客さんが顔を見せて下さり、15回目になったこのユニットのライブも楽しく行なうことができました。寒い中平日にも関わらず足を運んでいただきありがとうございました。
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今回は、先日急逝されたブルーグラス第一期の一人であるマック・ワイズマン氏を偲んで2曲やりました。"Love Letters in the Sand" は訃報を聞いて急にやることにしたので、やっと歌えたような状態でした(笑)。マックの詞は他より長く難しかったので、パット・ブーン版で。"By the Side of the Road" はマックの歌でもあり、現在ホスピスに入って闘病していると聞く、敬愛するジョン・スターリング氏を鼓舞する気持ちも込めました。
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冬の歌ということで "Snowbird" を、そして冬っぽいと自分では思っている "Those Were The Days" (悲しき天使)をやりましたが、メリー・ホプキンや森山良子で高校1年のころヒットしたこの曲、にわかユニットでは難しいかなっと思ったけど、手練れ達のサポートでなんとか出来ました。この曲に限らず、短い打ち合わせの中では「うまく出来るかな」と思っていても、本番ではビシッと決めてくれるので、自分のバンドながら凄いなあと思います。
珍しく笑っている図。
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高校の同級生達、ありがとう。
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オッピ様も来てくれました。
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次回はいつもより一週早い4月の第3木曜日(4月18日)になりますので、お時間があれば是非お立ち寄り下さい。今回も来てくださった方々には本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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SET LIST
1st
Peach Pickin' Tme in Georgia (D)
By the Time I Get to Phoenix (E)
Gentle on my mind (E)
Blues Stay Away From Me (G)
Dixie Hoedown (G)
Pathway of Teardrops (E)
Snowbird (E)
Tennessee waltz (B) 久々にお登紀さんバージョンで

Can't You Hear Me Calling (E)

2nd
I'd Rather Live by the Side of the Road (G)
Love Letters in the Sand (F)
Song for life (E)
El Cumbanchero (Dm) ご近所のおば様たちがお帰りになるといって…

Those Were The Days (Am) 一応やった記念ということで

谷間の虹(C)ナターシャ
A Place in the Sun (A) 一番たくさん演っている曲ですが、毎回間奏が新しいのが凄い
https://www.youtube.com/watch?v=oYFUZvp5fOw
I shall be released (G)

Back up and Push (C) (encore)

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