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0721 和歌山地道な旅vol.1(和歌山城) [旅日記]

淡輪の道の駅から見た淡路島。
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酷暑が始まり家にこもりたくなる季節であるが、こんな時こそ活動しなくては、と朝九時ごろ家を出た。是非ここに行きたいというのがなかったので、ガソリンを入れながら考えて、先日熊野に行ったときに和歌山を素通りしたので行ってみようと思った。京奈和道の和歌山区間が全線開通したという情報もあったので、うまく活用したら安く行けるかなという気持ちも漠然とあった。和歌山県には何度か行っているが、和歌山市は通り過ぎるだけで和歌山城も行ったことがなかった気がする(私の記憶によれば、というのは最近の国会答弁みたいだけど)。

なんせ、できるだけ地道でと考えて、R43~阪神高速17号線(210円)~府道29を南下、とここまではよく通るルート。府道29は堺から湾岸線の下を通っており、まあまあ快適な道である。りんくうタウンまで続いているようなので、行ける所まで行って後は阪和道かな、と思っていた。りんくうタウンを過ぎたあたりで府道63に名前が変わり、道なりに阪和道の泉南ICに向かっていると途中に第二阪和道との交差点が。和歌山まで30キロを切っていたので、いっそ地道でと入ったら、快適なバイパス道だった。このまま和歌山駅のすぐ近くまで行けたのだった。

途中の淡輪(たんのわ)ランプに道の駅「みさき 夢灯台」があったので入ってみた。新しく出来た施設なのできれいで、広い休憩スペースやファーマーズ・マーケットもあり、野菜や果物・海産物がたくさん置いてあった。ここまで90kmなので、買い物に来るのもありかなと思った。展望台からは淡路島・明石海峡大橋・神戸や六甲山まで見渡せたが、あともう一階分高ければもっと景色が素晴らしいのになあ、と思ったことだよ。当たり前のことだが、私達が神戸側から晴れた日には対岸に泉南が見えるなあ、と思って暮らしているのとは逆に、泉南の人たちはこの情景を日々見て暮らしているんだと思った。
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さて、和歌山ラーメンを食べるために先を急ぐ。1時ごろ和歌山市内に入ったので、ラーメン店を検索してみた。最初に見た二つが夜しか営業してなくて、「和歌山ってそうなのか」と思ったが、たまたまだったようだ。駅前の方に移動すると最初に見つけたのが有名店の「井出商店」だった。駐車場もあるが小さな店で、いつもは行列が出来るらしいがこの日はすんなり入れた。メニューは中華そばと早寿司だけといたってシンプルであり、行列が出来ても回転は早そうだ。神戸の丸高さんより少し塩味が濃い目だったが、よく似た味で美味しかった。
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昼食後和歌山城へ。和歌山城も来た記憶がないんだよね。ん十年前の記憶なんてあてにならないけど。御三家の一つ紀伊55万石の城なのに、といっても残りの2つもあまり見た覚えはない。和歌山大空襲で焼失し、鉄筋コンクリートによる再建らしいが、図面を元に再現してあるので、「連立式天守」の構造がよく分かって面白かった。これ以上は知識が追いつかないので写真をいくつか。
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二の丸と西の丸をつなげる傾斜のある珍しい橋「御橋廊下」。窓から外の景色が見える。
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「裏坂」の上り口にある木の根っこ。階段をよじ登る小人に見える。
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「二の丸庭園」から見た「大天守」と「小天守」。
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石垣は時代によって「野面積み」「打込みハギ」「切込みハギ」の三種類あるらしいが。
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4時ごろ宿に入り、一休みした後「京橋」のあたりを散策する。
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この辺りは昔はもっと段差があったという説明があったような(ブラタモリでやるかな)。

夕食は「ぶらくり丁大通り」の「千里十里」というお魚を食べさせる店で。
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なかなかリーズナブルに美味しい魚を頂いた(写真なしw)。
日帰りでもいいかと思っていたが、宿も安かったし、地道にしたおかげで十分ペイできたので泊まってよかった(と思うことにしよう)。

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