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While My Guitar Gently Weeps[私の好きな20世紀の唄]vol.89 [20世紀の歌Ⅱ]

While My Guitar Gently Weeps
written by George Harrison (1968)
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これまでビートルズの曲(ソロも含めて)を取り上げたのは4曲だった。ジョンの曲が2曲、ポールが作ったと思われるものが2曲だったが、ジョージの曲は初めてだ。
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過去の記事
IMAGINE
THE LONG AND WINDING ROAD
HAPPY XMAS(WAR IS OVER)
Hey Jude

ビートルズは名曲ぞろいなので、取り上げすぎにならないように、セーブしてきたということもあったが、ジョージの歌も取り上げてみようと思った。"Something"や"Here Comes the Sun"も佳曲だが、自分もギター弾きの端くれなので、「僕のギターは優しくむせび泣いてる」という標題に、何かしら惹かれるものがあったのだろうと思う。

1968年に発売された『ザ・ビートルズ』(別名ホワイト・アルバム)に収録されている。中国の易経の書籍に触発されて書かれたと言われているが、インドから帰国後のメンバー間の不和が反映されてもいるようだ。一つの歌が個別的でありながら、普遍的でもあるという重層性は、前に書いた"THE LONG AND WINDING ROAD"や"Hey Jude"にもあって、ビートルズの楽曲の奥深さを示している。

メンバーの中で最も年下で、一つのアルバムに2曲ぐらいしか入れてもらえないなど不遇でもあった彼だが、レノン=マッカートニーにも決して劣らない才能のきらめきを発揮した曲でもあった。外部ミュージシャンとの交流を盛んに行ったのも彼で、この曲でもギターソロにエリック・クラプトンを起用している。
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そこにあるはずの愛が眠っていることに心を痛めているが、言葉ではどうにもならない溝を、自分の弾くギターの音色がやさしく埋めてくれるようだ、というくだりを嚙みしめながら、自分もギターを弾き、歌っていきたいと思ったことだ。

youtube は以下の3つを
The Beatles - WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS (Music Video)
The Beatles - While My Guitar Gently Weeps
CIRQUE DU SOLEIL: While My Guitar Gently Weeps

僕のギターが静かにむせび泣いている中で(大意。原詩は検索してね)

僕は仲間たちの顔を見渡す 
そこにあったはずの愛は眠ってしまっている
その傍らで僕の弾くギターは優しくむせび泣いてる

足元の汚れた床を見まわす 
そこはきれいに掃き清める必要がある
僕のギターはまだ静かに泣いているのに

**
どうして誰も言ってくれなかったんだ?
閉ざされた関係をどうやって開くことが出来たのかを
どんな風に誰かが君たちを操ったのかはわからない
やつらは君たちの大切なものをを買い、売ってしまったのだ

周りを見渡すと この世の中は変化し続けていることに気付く
僕のギターが静かに泣いていく間も
どんな間違いからでも、僕達は学んでいく必要があるんだ
そんな時も僕のギターはただ静かに泣いている

***
どうして君たちの進む方向がずれてしまったのか
そして誤った道までも選んでしまった
いつの間にかあるべき方向と逆になってしまったんだ
誰もそのことを警告しなかった

僕は皆の顔を見渡す 
あったはずの愛は眠ってしまっている
その傍らで僕の弾くギターは優しくむせび泣いてる

足元の床を見まわす 
そこはもっときれいに掃き清める必要がある
僕のギターはまだ静かに泣いているのに


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