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IF (Bread)[私の好きな20世紀の唄たち]vol.33 [20世紀の歌Ⅱ]

IF (Bread) written by David Gates
bread.jpg
" BREAD " というバンドは68年にロサンゼルスで結成されたソフト・ロックバンドである。スタジオミュージシャンをしていた3人が集まったので、共通するバックグラウンドがないのかもしれない。だからどのジャンルにも属さない「ソフト・ロック」などという本人たちが望んでもいないカテゴリーに入れられたのかな。

確かに70年に#1ヒットになった " Make It With You " をはじめとした" The Guitar Man " や " Sweet Surrender " などの代表曲はソフトでメロウな曲が多いので、そう名づけるのも無理からぬところがある。これもバンドからでなくスタジオから生まれた音楽だからといえるのかも知れない。

" IF " という曲は71年に出された3枚目のアルバムに入っている曲であるが、ブルーグラスの " ⅡGENERATION ” という女性ボーカルのバンドがカヴァーしていて、ひょっとしたらそこから " BREAD " を知ったのかもしれない。当時ベスト盤(アンソロジーかも)を購入して(最初はレンタルだった?)、よく夜中に聴いていたのを思い出す。美しく甘いメロディだけでなく歌詞の内容も、イフという仮定法を使って「君がこの世で唯一無二の愛すべき人だ」と、この年になるとかなり気恥ずかしい気もする求愛の歌である。やはりこの歌は恋を始めたばかりの若者が、夜中に愛する人のことをひたすら想って聴く(歌う)歌のようである。

youtubeは背景の美しいこれ!
https://www.youtube.com/watch?v=fwyT1qoaB98

イフ(大意。原詞は検索してみてください。)


一枚の絵が千万の言葉を表わせるなら
僕が君の絵を描けないのはなぜだろう
どんなに多くの言葉を操っても
僕が知ってしまった君のことを
表現することはできないだろう

もし一人の女性に千万の船が押し寄せてくるなら
僕はどこへ向かえばいいのだろう
僕の帰る港は君の元しかないし
君だけが僕に残されたたった一人の女性なのに
そして僕から生きる気力が失われた時こそ
君の注いでくれる愛が必要なのに

もし人が同時に二つの場所にいることができても
僕はいつも君と一緒にいるよ
明日も今日も
君のそばから離れずに

もし地球が自転を止めなくてはならなくなり
少しずつ速さを弱めて滅亡へと進むなら
僕はその最期の時を君とともに過ごそう
もしこの宇宙の寿命が尽きたら
星たちはひとつずつ消え去っていって
君と僕は星たちとともに宇宙のかなたへ飛んでいくんだ




The Best of Bread


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PON

ブレッドのアルバム好きやったわ~。
大学の同級生から長いこと借りてて、卒業してから返したw
by PON (2015-05-31 16:54) 

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