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今年の BEST SHOT !? [日々の雑感]

多くのブロガーさんが一年を振り返っていらっしゃるので、真似をして今年のベストショットの写真を10枚選んでみました。いざ選ぶとなると絞りきれなくて困りましたが。一年分を改めて繰ってみると、意外とたくさん書いているなあ、というのが率直な感想。毎日書いていらっしゃる方には遠く及ばないですけど。それではご覧下さい。
太字標題をクリックするとその記事にジャンプします。

0110「小寒」の早朝 
1月10日の日の出(南芦屋浜の岸壁から)。
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0206二回目スキー@野麦
快晴。前回見られなかった乗鞍と御嶽がくっきり見えた。
乗鞍岳。
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御嶽山。
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0402「星山」登山と「神庭の滝」@岡山県真庭市 vol.2
中国地方随一のスケールを誇る名瀑「神庭の滝」。
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0405駆け足花見@神戸・芦屋・西宮
JR芦屋駅南、茶屋乃町の桜並木。
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0428「壇鏡の滝」(帰省日記vol.3) 
隠岐「壇鏡の滝」雄滝。
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0719「モネの池」@岐阜県関市板取
岐阜「根道神社」の「モネの池(名もなき池)」。
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0720「木曽駒ケ岳『千畳敷カール』」@長野県宮田村
木曽駒ケ岳「千畳敷カール」。
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1112「猿壺の滝」@兵庫県美方郡新温泉町菅原畑ヶ平
「猿壺(さるぼ)の滝」。(クリックすると少し大きくなります)
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1121 マキノ高原「ピックランド」再訪
色づき始めたメタセコイア並木。
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1224Christmas Illumination @神戸ハーバーランド(umie)
umie から見えたポートタワー。この日はツリーのイルミもあるらしいが。
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選外になったものの中にもいい写真がたくさんあるので、ご覧になっていただければ幸甚。この一年読んで下さった方々には改めて御礼申し上げます。

それでは皆様良いお年を!
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2016年の瀬拾遺 [日々の雑感]

ベランダの花も正月モード。
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あっという間に年の瀬も押し迫ってきた。年々時の移ろいが速く感じられるのはやはり歳のせいかな。師走の初めからの出来事で書き残したかなというものをメモ風に書いておこう。

今年の冬至は12月21日で去年より一日早い。去年おととしと「冬至」についてクリスマスなどと絡めて書いてきた。
2014「冬至」雑感あれこれ

2015「朔旦冬至」

今年は特に書き加えることがないなと思っているうちに過ぎてしまった(笑)。あえて書くとすれば「冬至」の朝が最も日の出が遅いというわけでもないらしいということ。調べてみると正月前後が最も日の出が遅いらしい。といっても1分程度だけど。
冬至の翌日あたりの夕景。
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リタイアして2年間健康診断を受けていなかったが、秋になって更に2kgほど増えていてこれまでにないことだったので、特定検診を受けてみた。結果は案の定、血圧や中性脂肪など五項目が基準値を超えていた。いずれも少し食生活を改善して運動をすれば改善する程度のものだろうが、歳をとると代謝が落ちているというのをもっと自覚しなければならないようだ。毎朝歩いているご同輩たちをもっと見習わねばと思ったことだよ。

12月11日の記事で「今年はユリカモメが来ないな」と書いたが、24日になって思い出して住吉川を覗いてみると、ちゃんと来ていた。渡り鳥の方がよほど時期に正確なのかもしれない。
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時間帯もあるから、いつ行ってもいるとは限らない。今回は8時半過ぎだった。
これもクリスマスあたりの夕景。
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夕景はいつ見ても好きだが、移動していることの多い時間帯なので、いつもシャッターチャンスを逃してしまう。

30日の今日、ふと思い立って深江浜と芦屋浜を結ぶ深江大橋を歩いて渡ってみた。いつも車で通りかかって「絶景」と思う景色に出会うことも多々あるのだが、あっという間に通り過ぎてしまうのを残念に思っていた。地元の高校生が歩いて(通学?)いるのを見かけていたのでいつかはとは思っていた。急に思い立ったのは特定検診の影響だろうか(笑)。CAINZ(いつも買わせていただいてますw)に車を停めて、中ほどの一番高いところまで歩いてみた。
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芦屋市と神戸市の境のところまで来るといきなり視界が開け、絶景が目に飛び込んできた。いくつか写真を。
北側の風景。
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南に見える海。
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この日はこの冬一番の寒さだったので早々に引き返したが、もっと気候の良いときにまた来てみたいと思ったことだ(毎日歩けば、という天の声も)。
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再びCAINZ駐車場からの夕景。なんか夕景だらけになってしまったw
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つれづれなるままに今年も終わってゆく…。


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小説『スクラップ・アンド・ビルド』雑感 [読書]

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去年の芥川賞でお笑いコンビ「ピース」の又吉さんの小説「火花」と同時受賞したのがこの小説で、これもいい作品だとは聞いていたのだが、読まずにいた。今回ドラマ化されると知って録画したのだが、調べるうちにそのことが分かって、前に買っていた雑誌の受賞特集号を探し出して読んでみた。その後でドラマも見たが、大筋では重なっているものの、小説で言わんとしていることとかなりずれがあるように感じられた。小説では現代の老人介護や老人医療のあり方に対してかなり批判的な部分があり、そこがテレビドラマでは描きづらかったのだろうか、と思ったりした。テレビドラマの限界を示しているのかもしれない。映画化されたらどのように作られるのだろうかという期待も生まれた。
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主人公の健斗(28)は、勤務していたカーディーラーの会社に嫌気がさして仕事を辞め、行政書士資格試験に向けての勉強をしながら就職活動をしているが、企業の中途採用試験には落ち続け、挫折感を感じながら無為に日々を送っている。4歳年下の彼女亜美とラブホテルに行って、性欲を発散させていたが、それも惰性的な関係でしかなかった。
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健斗は東京の郊外のかつての新興住宅地(多摩ニュータウウン?)のマンションに母親と暮らしているが、87歳になる祖父が兄弟中をたらい回しされた挙句転がり込んできている。祖父は要介護の身であるが大きな病気もしておらず、年齢からすれば健康体といっていいが、体が思うようには動かず、「もう死んだほうがよか」という言葉を繰り返している。そんな祖父に辟易としていたが、ある時「生きる希望もなく、毎日ただ天井を見つめている生活を続けるくらいなら、いっそ手厚く介護して早く安らかな尊厳死を迎える手助けをした方が本人の希望に沿っているのではないか」と思い始める…。
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健斗を通して「患者を薬漬けにして弱らせる病院」や「過剰な足し算の介護をして弱らせる介護施設」への批判が語られるのだが、なるほどとうなずける点も少なからずあった。自分も、死期が近くなりそれまでの投薬をほとんどやめたら、逆に体調が回復してきた(一時的ではあったが)例を身近で見たことがあるし、対症療法的に投薬をする医療(西洋医学?)のあり方にはやや懐疑的であったので、腑に落ちた。また施設に入って手厚い介護を受けてどんどん歩く力が弱り、認知症も進んでいく例も見てきたように思う。

日本では特にどんなに先進的な施設でも、あるいは親族の介護でも「やさしくしてあげないと可哀想」的な感情が入ってしまいがちなのかなあとも思う。

そんな健斗は、祖父を「手厚く介護」するために身体を鍛える中で、肉体を痛めつけることによって筋肉が再構築される(スクラップ・アンド・ビルド)という感覚を実感して、自分の中の本能的な「生きる意欲」に気付かされる。一方の祖父も「もう死んだほうがよか」とつぶやく反面、介護施設先で若いヘルパーの女性に性欲を持つ場面や、風呂場で溺れそうになり、助かって健斗に感謝する場面などから、彼にもまだ「生きる意欲」が残っているのだということを見せ付けられたりする。どちらが本当の祖父なのかと揺れ動く健斗であるが、それは誰にも分からないことなのかもしれない。
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若い健斗にも祖父にも、そして「引き算の介護」をして祖父を元気にしようとして、厳しい態度をとっている健斗の母親にも、「死んだほうがよか」と思う瞬間は必ずあるはずで、人間はそのように「希望と絶望」を繰り返して生きていく生き物なのだ、ということなのかもしれない。ともすれば暗くなりがちなテーマを、ユーモアのある筆致でうまく描いてあるし、現代日本の社会の持つ様々な問題点がちりばめられていて、すばらしい作品になっていると感じた。

「スクラップ・アンド・ビルド」という語は「老朽化して非効率な工場設備や行政機構を廃棄・廃止して、新しい生産施設・行政機構におきかえることによって、生産設備・行政機構の集中化、効率化などを実現すること。」(wiki)とある。私は「一つのものを修理しながら大切に使うのではなく、壊れたらどんどん新しいものを購入させる現代産業のやり方」のようなものだと受け止めていたが、そう大きくはずれてもいないだろうと今でも思っている。この小説での使われ方も「破壊と再構築を繰り返して再生する」という前向きな意味(ドラマではそちらに力点が置かれていたようだ)もあるだろうが、同時に「破壊と再構築を繰り返すだけの不毛な現代」への批判もあるのではないか、と思ったことだよ。
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Christmas Illumination @神戸ハーバーランド(umie) [日々の散策]

umie から見えたポートタワー。この日はツリーのイルミもあるらしいが。
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クリスマス・イヴというのに、前夜の寝不足から昼寝をしてしまい、夕方近くになってしまった。ハーバーランドで映画を観ようかなとも思ったが、ちと中途半端な時間だったし、混雑の中せかせか観なくても平日に行けばいいなと思って、いっそその喧騒ぶりを見物に行こうと思い立った。新しいスマホの夜景モードを試すというのも少しあった。たどり着けなかったら帰ったらいいと思いつつ車を走らせたが、意外とすんなりいつも入っている立体駐車場に入れた。

前にも書いたが、こちらの駐車場は平日は3時間無料で、土日でも2時間無料になっていて、そのためか一時は遠のいていた客足も戻り、賑わいを取り戻していた。
初めに9階のソフマップに行って usb type-C のケーブルを見たが、あまりお安いものはなかった。100円ショップに出てくるまでもう少し待つべきか(笑)。2階に下りると通路には大きなツリーが。
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海の見えるモザイクの方に移動するとたくさんのお客さんでひしめいていた。こんなに並んでいるのを見るのは久しぶりだが、皆辛抱強く並んでいるものだ。近づくと中国語が飛び交っていたが。
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海の見えるテラスに出ると、対岸にはポートタワーやホテルオークラなどに電飾が。
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手前には特設のスケートリンクまで設置されていた。
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一方モザイク側には巨大な観覧車やツリーが。
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しばらくするとクルーザー船のコンチェルトが接岸してきた。ミナト神戸てんこ盛りの図。
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7時になると、ポートタワーにツリーを表す緑色の電飾が点いた。ツリーに見えるかな。
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一時間あまり時間を忘れて見入っていたが、お腹もすいてきたので阪神御影辺りまで帰ってから食べようと思い、umie を後にした。
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帰りの駐車場は混んでいたが、試しに一階上がって出口を探すと一台も待たずに下りることが出来た。これは裏技になるかな。

閑話休題。
「クリぼっち」という表現が2012年~2013年頃世間に流布するようになったという。クリスマスを一人で過ごすことを意味するらしい。もともと欧米から入ったクリスマスという風習も、ご多聞にもれず日本化し、キリストの生誕を教会や家族で祝うという本来の形が、子供たちのための行事になり、クリスマスは恋人と過ごすものというものに変わってゆき、あのバブルの頃には赤プリを予約しなければ…、みたいな強迫観念を日本の若者に強いるようになっていった。バブルがはじけ、そういった狂騒は影を潜めたが、そういった中で「クリぼっち」という言葉は「相手がいない者の寂しさや孤独」を表す語として使われだしたようだ。近頃は「群れるのを嫌う」最近の若者の姿勢の一つとして認知されるようになり、コンビニなどでも一人用のケーキなどが売れたりしているようだ。これがいい流れかどうかはにわかには判断できないだろうが、どちらに向くにせよ「一億総…」のように大きな流れに身を委ねるような形にはなって欲しくないものだ、と元若者は思ったことだよ。


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Christmas Illumination @ご近所 [日々の散策]

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スマホの動作が良くないのでやむなく機種変更した。ポイントを使ってほとんど初期費用はかからなかったが、月々の費用はあまり安くはならない。格安スマホに変えたい気もするが、家のネット環境とセットになっていてそれもままならない。難しいものだ。まだちゃんと使いこなせないが同じ機種の新型なのでなんとかなるか。コネクターもusb-type C になって前のケーブルが使えないので、サンシャイン・ワーフに買いに来た。カメラ機能が良くなったらしいので試しに夕景を撮ってみた。
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おお、なかなかクリアーではないか。以前は暗いところの撮影はうまくいかなかったのでちょっと嬉しくなって、近所のChristmas Illuminationを撮ってみることに。手持ちのデジカメと違いはあるかな。
上がスマホ。
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ううん、あまり違いは分からないな。おいおい研究することにしようww
動画も撮ってみた。

自宅の周りをクリスマス・イルミで飾るのは、一時期あちこちで見られたが最近では下火になっているようだ。自分が知らないだけかもしれないが、景気の下降と関係があるのかもしれない。少し前酔っ払って駅から歩いて帰る途中で見かけたので、日を改めて近所をうろついてみた。順不同で並べてみる。
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以前は子供たちが小さかったので、頑張ってクリスマスをしていたが、成長して家を出たりするとそういう情熱も失せてしまって…、というような状況もあるのかもしれない。新興住宅地は世代が偏っているので、高齢化は一挙に押し寄せてしまうところがあり、それはそれでいびつだなあ、と思うのであったよ。
うろうろしていると、以前二カ月だけ勤めたところの前に新しいローソンが出来ていてびっくり。
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呉川町のファミマが最近つぶれたばかりなのに新しい出店があったりする。コンビニ界もつくづく弱肉強食の世界だなあ。ここにコンビニが出来て便利なような、困るような、と元職場の方々の気持ちを思わず忖度してしまう私であった(笑)。



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1216「百間滝」@裏六甲紅葉谷道 [山歩き]

二つの滝。
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前の日から気温が急に下がって、「六甲高山植物園」にツララがという記事も見た。ひょっとして「有馬四十八滝」の氷爆が見られるかも、という甘い考えも頭に浮かび、出かけてみることにした。前の夜「六甲山登山~裏六甲の氷瀑めぐり」というブログを見たというのもあるがそれは2012年で、まだ紅葉谷道のあちこちが崩落する前の記事だったので同じ道を歩けるわけでもなく、アイゼンが必要とも書いてあったので、行ける所まで行って滝の一つでも見れたらいいというスタンスで。

去年の秋にロープウェイで山上まで上がって紅葉谷道を歩いて下るというのをやった(記事参照)ので、今回はその逆をと思って、有馬のロープウェイ乗り場の駐車場まで行った(10:30)。2年前の台風で崩落して一部通行止めになっている紅葉谷道は未だに修復が出来ていないようだった。費用も相当かかるので大変だな。去年の看板がそのまま。
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そこで、魚屋道の方に回って炭屋道から紅葉谷道に出ることにした。ますます前回の逆コースになっていく。
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道端の切り株には雪が。
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11時過ぎに炭屋道への分岐に到着。
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ここから谷に向けてひたすら下りる。途中向こうの山肌に白いものが見えた。
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滝のようでもあり、崖に雪がついているようでもある。

11:45谷底の東屋に到着。
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通行止めのフェンスには崩落箇所の現場写真が加えてあった。中に入っていく人も少なくないのだろうな。
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滝に行く人への警告看板。アイゼンが必要と書いてある。
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谷沿いの急登をひたすら登る。
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途中「あっ、滝」と思ったが、
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堰堤から落ちる水だったw
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遠く山頂付近に見えた樹氷。
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上から下りてきた人が、「七曲滝の入り口が分からなかった」と言っていたが、やはりそういう標識は見当たらなかった。通行止めになっているところにあるのかなあ。
13時ごろ百間滝・似位滝への分岐に出る。下で会った人たち(初めて六甲山に来たと言ってた)が、「雪道で細く、左が崖なので行くのをやめた」と言っていたので少しビビったが、それほどでもなかった。
初めに見えたのがどうも「百間滝」だったようだ。
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更に谷底まで下って谷を少し遡ると「似位滝」が見えてきた。
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初めは右の滝が「百間滝」で左の空滝みたいなのが「似位滝」なのかな、と思っていたww
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なかなか立派な滝であった。
引き返すときに「百間滝」が上から見えるところに出た。怖くてあまり近寄れなかったが、なんとか写真を。
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元の道に戻り「極楽茶屋跡」を目指す。途中道端にツララ発見。
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氷瀑は見れなかったが、ツララが見えたので満足。2日くらい寒くても氷瀑にはならないんだなと思った。
山頂が近づくと道には雪が。
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3時前に「極楽茶屋跡」に到着。
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そこには表六甲の素晴らしい景色が広がっていた。
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こういうご褒美があるから山歩きはいいな、と思ったことだよ。
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今回は見れなかったが、「裏六甲の氷瀑」をいつか見たいものだ、と「ひぐへい」さんのブログを見て改めて思った。
六甲山登山~裏六甲の氷瀑めぐり2012
http://kimamanihiguhei.blog.fc2.com/blog-entry-87.html

<追記>
帰ると家人からの誕生日プレゼントのギター・セミハードケースが届いていた。少し前にワインレッドのものを注文していたのだが、間違えてクラシックギター用を頼んでしまっていた。返品したら半額近くしか返ってこなかったので、5割増しの買い物になってしまったが、もともと安かったのでよしとするか。これでもっとアクティブにライブハウスめぐりが出来る…かな。
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こちらが間違えて注文したやつ。
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名前が同じAria LFC-120で隣に写真があったのでぶつぶつ、と自分の不注意を棚に上げるやつ(笑)。


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1211 住吉川の鳥たち&蓬莱池 [日々の散策]

住吉川沿いに走る六甲ライナー。
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日曜日の朝、快晴だったが泉南の方は霞んでいて、遠出する当てもなかったので、住吉川の河口を覗いてみた。去年ユリカモメ(都鳥)が渡ってきたのは今頃だったかなと思って行ったのだが、もう少し遅かったようだ(1217「ユリカモメ飛来」参照)。それでもカルガモ以外に、オナガガモやアオサギやシラサギが飛来していたのでいくつか写真を撮ってみた。
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飛翔しているところもいくつか撮れたが、なかなか難しい。何十枚も撮らなくてはならないのだろうな。
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一通り撮影してカメラをしまい、コンビニに向かって歩いているとき、すごい渡り鳥の集団が頭上を飛んでいるのが見えた。「カメラ」と思っている間に飛び去ってしまったが、先頭から三角形に隊列を組んでいる姿は美しかった。悔しいのでwebから一つ拝借してみる。
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こんな感じでもっとたくさん、百羽以上の編隊だったなあ。残念。

そのあとで、ロイヤルホームセンターからR43を越えて少し行ったところに水車があるのを前から見かけていたので、ちゃんと見てみようと行ってみた。
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水車の傍らに用水池のようなものが二つあり、「蓬莱池」と書いてあった。池の中では金魚や鯉が飼ってあって、住之江地区協議会(ここが管理しているらしい)の「蓬莱池を大切に!!」という張り紙がしてあったが、池の由来などは書かれてなかった。
見事な鯉と金魚。
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都会の真ん中に風情のある情景ではあるが、張り紙やネット(猫よけ?)がやたらと目立ち、兼好法師が「神無月のころ」の中で、人里離れた里で風雅に暮らしているように見えた家の住人に感心していると、柑子(みかん)の木に厳しく囲いがしてあるのを見て、「この木なからましかば」と思った、という記事を思い出した。
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池の右手には地元の消防団のガレージがあった。
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この日はもう一つ残念なことがあって、夕方近くなった頃、朝は霞んでいた泉州の山々がくっきり見えていたので、「これは素晴らしい夕景が撮れる」と思ったが、場所を探して走り回っているうちに日が暮れてしまった。取り立てて専門的な写真の技術を会得したいとまでは思わない素人カメラマンであるが、これはというシャッターチャンスはやはり逃したくないものである。
撮りそびれた夕景の図(六甲アイランド)。
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本日アクセス数が160000に到達しました。いつもお読みいただき有難うございます。


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1209 WITCH Last Live @ 神戸ホンキートンク [ライブ鑑賞]

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学生時代から40年にわたって活動を続けてきた女性フォーク・デュオの "WITCH" が、今月で一旦解散するというので観に行ってきました。8時過ぎにお店に入ると、学生時代の同級生やご家族ご友人、さらにLost City 時代からの音楽仲間の方々などで満席状態でした。これなら3カ月おきに解散ライブをすればいいよ、という声も出るほどw
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当初は「おかゆ姫」という可愛らしい名前で元町にあった Lost City という Bluegrass のお店で演奏していたのをかすかに覚えていますが、ある時期から神戸ホンキートンクで毎月第二金曜日にやっていたようです。 "WITCH"(魔女)という名にしたのもその頃でしょうか。リンダ・ロンシュタットが"WITCHY WOMAN" と呼ばれていましたが、今風に言うと「美魔女」というところでしょうか。この二年は私も同じ日に壱服庵で演奏していたので、一度ぐらいしかライブを観ることはできませんでした。近頃は御大ことMdのH井君がバックアップメンバーになって、実質3人でやっていました。
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この夜はラストステージということで、3ステージたっぷり演奏してくれました。PP&Mの曲を中心に懐かしいアメリカン・モダンフォークの名曲を彼女たちのアレンジで聴くことができました。途中からはお客さんで来られていた名フィドラーのMORISHIGE さんが珍しくもヴィオラを弾いてくださって、お得感満載でした。私も目の前でH井君が Jet Plane のコーラスを歌うので一緒に歌ったりして、せっかくの演奏を壊してしまい申し訳なかったですな。
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ここから後はこのライブにかこつけた私の勝手な妄想ですのであしからず。
40年も一つのバンドを続けるというのは大変なことで、特に仕事や家庭がありながら月一度のライブをこなすのはしんどいことです。忙しいときは毎回同じ曲を演奏していた時期もあったと話されてましたが、身につまされて聞いていました。そういう時期があるとどうしてもマンネリになったり、だからといって新たな試みをするのも大変で…、といった負のスパイラルに陥ってしまいがちです。それを乗り越えてやってきたのはすごいなあと思う次第(勝手な妄想ですからね)。

また、60年代~70年代にかけて日本でもフォーク・ブームがあったのですが、その後ニュー・ミュージックに名を変えたりしていつの間にかフォークというジャンルそのものが過去のものと看做されるようになってしまったりします。本家アメリカではトラディショナルなものが確固としてあり、その上にコンテンポラリーなものが乗っかって続いていっている状況なのだろうと思うと、そのあたりの難しさが常に付きまとう気がします。Bluegrass は演奏スタイルを主に指すので、ソースはフォークありトラッドやロック・ブルースも全て取り込めたりするんだけどね。自分もソロでやってみると自分は何のジャンルをやってるんだろう?と自問自答してしまうところがあって…。

ライブレポートのはずがとんだ飛躍妄想になってしまいました。彼女たちもそれぞれ別のバンドでの活動もあるようなので、そういった活動のかたわら3ヶ月とは言わないけど、間をおいて時々リ・ユニオンすればいいんじゃないかな、と大きなお世話(むしろ自分への言葉)を思いながら店を後にしたのであったよ。
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mp3はFBにどなたかがアップしていたものをいただきました。




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映画『君の名は。』@OSシネマズ神戸ハーバーランド [映画]

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初めに題名を聞いた時は、あの岸恵子と佐田啓二の『君の名は』のリメイク版か、と思ったのは私だけでなく多くのご同輩方も同様だったのではないかと思う。
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そうではないと知ってからも、映画紹介のトップ画面(冒頭の写真)を見ると、やはり若い人向けの青春アニメなのかなと思って敬遠していた。ここにきてあまりの大ヒットぶりと、海外でも高い評価を受けていると聞いて、これは時流に乗らざるべからず、と珍しく家人と意見が一致して、観に行くことになった。海外で評判になってから日本で再評価されるというパターンに自分も乗ってしまったわけだ。日本人はこれに弱いんだよね。今回のこれは日本での大ヒットが先なのだけど。
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「若い男女のすれ違いの恋」を描いたという点では両者は似ていなくもない。また、男女の心が入れ替わるという物語は、古くは古典作品の『とりかへばや物語』から大林宣彦監督の『転校生』まで、ひょっとしたら日本の物語に連綿と続いているモチーフなのかもしれない。そういえば以前「ドラマ10」でやっていた『さよなら私』も入れ替わりのドラマだったな(あれは女同士の入れ替わりだったけど)。

ともあれ、映画を観ての素朴な印象を先ず言うと、すごく良くできた映画だなあとは思うけど、すごく感動したとか、泣けてきたというようなことはなかったなあ、というものであった。少し前に観た『オケ老人!』や『この世界の片隅に』の方がそれがあったような気がする。感性が枯渇した中年のおっちゃんだから、と言ってしまえばそれまでだが、この映画に惹き込まれ感動するには、リアリスト過ぎる自分がいたということなのかもしれない。
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情景の描写は飛騨をモデルにしたらしい糸守町の情景も、新宿界隈の都会の情景も素晴らしかった。自分がかつて旅の途上で見かけた様々な美しい風景が凝縮されて表現されているように感じられた。これは実写ではなかなかできないことだろうなと思った。海外の人が観たら "BEAUTIFUL JAPAN" そのものと思うかもしれない。また主人公たちの住む部屋も、三葉の古い民家はもちろん瀧の住むマンションの一室でさえ、その美しさを再発見させる感じがして、制作者の風景というものに対する深い愛着のようなものが伝わってきた。
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それに比して主人公たちをはじめとする人物の描き方は、どう言ったらいいのか「アニメそのもの」という感じがして、そのギャップがどうしても物語に入り込みきれないところなのかもしれない。だからといって人物まで実写と同じになっていいのか、と言われると困ってしまうのだが。
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三葉のおばあさんの「糸の結びは、時間を超えて繋がる」という言葉がこの物語のリアリティを支えているポイントのような気がする。日本の伝統的な「組み紐」というものに内包される、現実の世界を超え、時空を超えたところにもう一つの世界があるという感覚は、どんなリアリストであっても失ってはいけない何かなのかもしれない。この世界では逢ったことのない誰かと必ず繋がっているのだ、というように。

この映画に関してもモデルとなった場所=聖地を探索し、巡るというようなことがすでに始まっているようだ(下の写真。webより)。
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的外れなことばかり書いてきたが、映画を観てとりあえず今思うのは、今までそしてこれからも旅の途上や日々の散策の中で見た情景の美しさをもっと心に留めていきたいということであったよ。でも感じ方は様々なのでこの際一度は是非観るとよいと思ったことだよ。
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悲しき天使(Those Were The Days )[私の好きな20世紀の唄たち]vol.54 [20世紀の歌Ⅱ]

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Those Were The Days
written by Gene Raskin
sung by Mary Hopkin

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Those Were The Days(悲しき天使)は、68年イギリスのフォーク歌手だったメリー・ホプキン(Mary Hopkin)のアップル・レコードでのデビュー・シングルで、米英そして日本でも大ヒットした。少し遅れて漣健児の日本語歌詞で森山良子が歌ったものもヒットした(ヴィッキーの仏語版もあったらしい)。Gene Raskin の作となっているが、原曲は19世紀末にロシアで作られた「長い道」という歌で、それを Gene Raskin がリメイクしたものであるようだ。ポール・マッカートニーのプロデュースではなばなしくデビューしたメリーだが、もともとフォーク志向であったため2nd single の「グッドバイ」(これも切ない良い歌)を出した頃からポップ路線で売り出そうとするポールとうまくいかなくなり、やがて袂を分かつ。彗星のようにデビューして、いつの間にか消えていった(本当は消えていないのだが)と私たちが感じるのはこのためかもしれない。
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邦題の「悲しき~」は例によって当時の「売れる題名」のシリーズ(本当に内容と関係ないなあ)だが、日本語訳は比較的原曲の内容に沿ったもので、「思い出すわ あの日のこと あたたかい恋の夢… 」というフレーズは今でも時折脳裏によみがえってくることがある。ちょうど高校に入ったばかりだったということもあり、間違いなく自分の「青春の歌」の一つに数えられると思う。
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歌の内容をやや自分に重ねながら紹介すると、学生の頃夢や理想を確かに持っていると感じ、仲間同士で語り合っていたが、やがて就職し仕事が忙しくなるにつれて、日々の生活に追われて自分の本来あるべき姿を見失ってしまうことも多くなった。そんなある日懐かしいあの店に立ち寄ってみたが、店のガラスに映っていたのは、かつての若々しさも美しさもすっかり影をひそめてしまった自分の姿だった…。

こう書いてしまうと何か身もふたもない感じもするが、誰もが人生のある時期に感じてしまうことなのかもしれないし、もっとその時々に自分のなすべきことはやってきたさ、と感じる人もいるのだと思う。ロシア民謡から採ったと思われる哀調あふれるメロディは、そういう失われつつあるものへの哀惜の念をより募らせる。それにしてもこんな曲を若干18歳のメリー・ホプキンに歌わせたポールって、とも思ってしまう。まあ人生に疲れた中年の人が歌う方がいいとも思われないのだが。様々な立ち位置からそれぞれの受け止め方をすればいいのかもしれない。
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2005年にはドリー・パートンがメリー・ホプキンとともにこの曲をカバーし、同名のアルバム『Those Were the Days』に収録した。私も当時購入したが、ブルーグラスの楽器を使い、酒場のノイズもバックに流しながらドラマチックな演奏になっていた(下のyoutube)。最近何かのCMのバックに流れていて、また懐かしさがこみ上げてきたのも、一旦放り出したこの稿をもう一度書こうと思うきっかけになった。気ぜわしい師走の頃に相応しい歌のような気がする。

youtubeは以下の四つ。良子さんのは見つからなかった。licenseの問題かな。
Those Were The Days 【メリー・ホプキン 悲しき天使 】
https://www.youtube.com/watch?v=h5P1NTNWgr8
悲しき天使 - ヴィッキー
https://www.youtube.com/watch?v=2wqKYttesCE
新妻聖子 Niizuma Seiko 悲しき天使 Those were the days
https://www.youtube.com/watch?v=33g2fIy0JRM
Those were the days - Dolly Parton
https://www.youtube.com/watch?v=w_sjHnzPyT4

おまけにグッドバイも。これも甘酸っぱい青春の歌だ。
Mary Hopkin ~ Goodbye
https://www.youtube.com/watch?v=WZqtwwo_0qc


楽しかったあの頃[Those Were The Days] (大意。原詩は検索してみてください)

ずいぶん昔のことだった 一軒の居酒屋があって
そこで私たちは一・二杯のグラスの酒を飲んでは
時を忘れて笑い興じていた
自分たちが何ごとかをなす未来を夢見て

**
あれはそんな素晴らしい時代だったね、友よ
楽しい日々に終わりはないと信じていた
永遠に私たちは歌い踊り続け
自ら選び取った人生を生き
戦いを挑み決して敗れることはないと
私たちは若かった そして確固とした生き方を持っていたから
  La La La La La La
  La La La La La La
  La La La La La La La La La La

それから、多忙な年月が疾風のように過ぎ去って
その中で持っていたはずの美しい生き方を見失っていった
もし、偶然あの居酒屋で再び逢うことがあったら
互いに微笑みあって、こんなふうに語るでしょう

**

今夜、私はあの居酒屋の前を通りかかり
以前そうしたように中を覗き込んでみた
ガラスに不思議な姿が映り込んでいた
そこに移っている淋しそうな女は本当に私?

**

ドア越しに懐かしい笑い声が漏れてきて
あなたの顔が見え、私の名を呼んでいるのが聞こえた
ああ友よ、私たちは歳をとったけどより賢くなれたわけではないよね
私たちの心には、今でもあの頃と同じ夢を抱き続けているのだから

**


ベスト・オブ・メリー・ホプキン


Those Were the Days


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神戸ホンキートンク12月のスケジュール&近所の花など [神戸ホンキートンクライブ日程]

「ネリネ」(ヒガンバナ科)。 別名「ダイヤモンドリリー」というそうな。
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今朝、遠く夙川公園まで散歩した家人が「ピンクの彼岸花が…」というので行ってみると、2号線から少し下がった夙川左岸に確かにピンクの彼岸花が。白や黄色のものは見たけどさすがに時期が違うだろう、と帰って調べると、南アフリカ原産で大正末期に渡来したものだそうだ。こんな寒い時期に咲くというのもびっくりでした。
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さて、いつの間にか師走に突入してしまって、我が12月唯一のライブは1日に終了してしまいました(笑)。

HOBO & SADAO OHYA @ Abilene (神崎川) レポートはこちらから


New Bohemians のホンキー・ライブは今月はお休みで、また来年1月22日(日)になります。

神戸ホンキートンク12月のスケジュールがFBに上がったので転載しておきます。今月も多彩なバンドが満載で、中でも9日(金)のWITCH(フォーク)は今月でしばらくお休みになるらしく、必見でしょう。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
ブログ http://blogs.yahoo.co.jp/mutsuko_2005_7_9_0423
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神戸ホンキートンク12月のスケジュール
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(クリックすると少し大きくなります)

2年間お世話になった壱服庵でも土日限定で選りすぐりのバンドが出演しています。

壱服庵
西宮市下大市東町20-5  フェニックス門戸3階(駅から3分東)
電話 0798(51)0210
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12月イヴェント予定
http://ippukuan.blog.eonet.jp/default/cat3286263/

家のベランダで、しばらく忘れられていた花々がひっそりと咲いていました。寒いのに頑張るね。
バラ。
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ガーベラ。
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ナデシコ。
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近所の公園にも。
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それでは、年末に良いライブを聴いて、よいお年をお送り下さい。
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映画『オケ老人!』@TOHOシネマズ 西宮OS [映画]

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「オケ老人」と聞くとなにか「ボケ老人」を連想してしまうのは私だけではないだろう。そういう効果を狙っている面もあるのだろうが、何か身につまされるところもあり、ひと月前から観る候補に入りながら、なかなか機会を持てずにいた。下手くそだった老齢のアマチュア・オーケストラ団員たちが様々な困難を乗り越えて、立派なオーケストラに変身していくというストーリーは、ある程度想像できるので、果たして実際に見て面白いと思えるのかな、と思ってぐずぐずしていたが、どの映画館でも日に一回の上映になってきたので、日曜日に行ってきた。

少し前まで12:30~だったのに、10:20~になっていた。そろそろ主要ターゲットを高齢者に絞ったのかな、とも思ったが、入ってみるとほぼ満杯。リサーチが効を奏しているなあと思った(そこかい!)。実際観出すと、ある程度予想された展開ながら、芸達者なバイ・プレイヤーたち(笹野高史・左とん平・小松政夫・石倉三郎・藤田弓子etc.)の素晴らしい演技もあり、予想は小さく裏切られ続け、ヤキモキしたりホッコリしたりちょっと泣けてきたりと、しっかりこの映画の世界にはまり込み、2時間あまりがあっという間に過ぎていった。
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ストーリーは、梅が岡高校に赴任してきたばかりの数学教師・千鶴(杏)が、地元の文化会館で聴いたアマチュアオーケストラの演奏に感銘を受け、入団を決意するところから始まる。ところが実際入団したのは、町にもう一つあった「梅が岡交響楽団」の方で、「梅が岡フィルハーモニー」に団員を引き抜かれ、老人たちだけが残っていたのだ。辞めるとは言い出せないまま成りゆきから指揮者をつとめるハメになった千鶴だが、老団員たちは向上心もなく、プレイできることだけに満足してろくに指揮棒も見ないありさま。練習後の打ち上げと称する飲み会を楽しんでいた…。
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千鶴は『ごちそうさん』の め以子にしか見えなかったし、同僚の坂下くんは『とと姉ちゃん』の星野さんに見えてしかたがなかったりするのだが、この映画のリアリティを支えているのは、主役の杏さんをはじめ出演者の皆さんが、出演するにあたってそれぞれの担当楽器を相当練習したことにあるような気がする。歳をとってからでも音楽をはじめ色々な夢を追いかけることは出来るし、どうせやるなら単なる自己満足で終わるのでなく、より良いものを求め続けていくべき、という映画のテーマも、そういう陰での努力がなかったら、もっとうそ臭いものになってしまっていただろうから。
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この映画の原作は荒木源という方の小説らしく、こちらは男性教師が主人公らしい。面白いというレヴューも多いので読んでみるといいかも。また映画(小説)に出てくるオケにはモデルがあって、東京都世田谷区の千歳烏山駅近くの区民館で活動している「アンサンブル・ソナーレ」という実在の楽団らしい。映画のような荒唐無稽なエピソードはないだろうが、このような楽団の存在も映画のリアリティを支えているといってよいのだと思う。
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自分もジャンルは違うが同じような状況の中音楽をやっているので、「この映画を観て感化されて」みたいなことが想定され、そうはならないぞと抗うような気持ちもありながら観たのだが、みごとに映画の策略にはまり?、「明日からまたがんばろうっと」と思ってしまったことだよ(笑)。

オケ老人! (小学館文庫)


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1201 HOBO & SADAO OHYA vol.2 @ Abilene (神崎川) [バンド]

二三日前の朝。雲海に浮かび上がる泉州の山々。
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師走の初日のAbilene (神崎川)で、8月のライブ以来3ヶ月ぶりにヴァイオリンの大矢貞男氏とのセッションをすることができました。週末よりは気楽に出来るかなと木曜日の夜にしていただいて、solo でもいいかと思っていましたが、声を掛けたところ快諾していただき、急遽実現したライブでした。バンドで一緒にやっているBs.の吉川君にも何曲かブルーグラスっぽい曲を弾いてもらうことにしました。
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12月ということでアン・マレーの "Snowbird" (雪の渡り鳥)をやることにしていましたが、前日になって「まだ秋なのかな」とも考え、思いついたのがスタンダードナンバーの "Autumn Leaves" (枯葉よ)。急遽歌詞やコードを探して、一夜漬けで練習したので歌の出来は???でしたが、雰囲気は出てたように思いました。間奏の時コードを忘れるので小さな声でハミングしながらという泥縄でしたが(笑)。
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今回新たにやったのはウィリー・ネルソンの "Crazy" やマチャアキの「さらば恋人」等々。相変わらずどの曲もすぐにアダプトしてさすがやな、と思いました。間奏のときの華やかな音とバッキングのときのやや抑え気味の音の対比はより際立っていて、前回からの進化がうかがえました。David Lindley のフィドルをバックに歌っている Jackson Browne のような気分になりました。なんかお客さんそっちのけで自分が楽しんでいるみたいですな。
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今回はやや突然のライブだったので吉川君にも半分だけベースを弾いてもらいましたが、2月ぐらいにまたやらせてもらえそうなので、それが決まったら早めに曲を決めて全曲弾いてもらえるようにしたいですな。今回一曲だけお客様にバックコーラスをつけていただきましたが、次回はもう少し増やしたいかも。あ、この夜のお客様のお一人(ライブで歌ってはる)から次回がもしあるなら、ロッド・スチュアートの曲を一曲歌わせて、というリクエストをいただきました。いろいろ楽しみができてちょっとワクワク。次回はよりたくさんの方々に来ていただきたいなと思うのであったよ(笑)。

<追記>次回は2月2日(木)に決定!よろしくお願いします。

SET LIST (吉川君の録ってくれたmp3をいくつかあげてみます)

1st
PEACH PICKIN' TIME IN GEORGIA (D)
Autumn Leaves (Dm)

ALL MY LOVING (D)
By The Time I Get To Phoenix (E)
SILVER WINGS (E)
Snowbird (D)
IT'S A SIN TO TELL A LIE (C)

Crazy (D)

I Saw Your Face In The Moon (D)
I Know What It Means To Be Lonesome
  /Don' Let Your Deal Go Down(E) 似てる曲シリーズ1

2nd w/Yoshikawa on Bs.
For Lovin' Me ( A)
Faded Love (D)
さらば恋人( E )

Redwood Hill Key=A

Washington County/JUST BECAUSE (A)似てる曲シリーズ2

Kentucky Waltz (D)
A PLACE IN THE SUN 
Mr. Bojangles (E)
City of New Orleans (D)
I SHALL BE RELEASED (G)

I Am A Pilgrim (G) ( encore ) いきなりやってごめん、みんな。

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