0508 「剣山」登山前半（高知～大歩危～見ノ越駐車場）

「人形村“かかしの里”」（東祖谷）の案山子。案山子のサミット開催中！？


五月の四国旅vol.3

前日は早朝からずっと車を運転したり歩いたりしていたので、爆睡して6時前に目覚めた。高知城など巡ってみたい気もしたが、「剣山」は決して近くはないので、「はりまや橋」だけに立ち寄って先を急ぐことにした。どうも車で動いているとどこへでも立ち寄れてしまうので、寄り道の誘惑を断つのが一苦労である。

「はりまや橋」は江戸時代の豪商である播磨屋と櫃屋の間の堀川にかけられた私設の橋が始まりのようである。その後市電の敷設に伴う道路拡幅や川の埋め立てで、橋としての機能はなくなったが、高知随一のにぎやかな通りになっている（はずだが早朝でよく分からないw）。復元された橋が現在の橋と同じところにある。
オリジナル「はりまや橋」の復元。

90年代までの橋の欄干（地下に保存展示）。

現在の「はりまや橋」の欄干。向こう側に旧橋が見える。

「南国土佐を後にして」の歌が流れるモニュメント。

ペギー葉山さん亡くなったんだった。ご冥福をお祈りします。

市電の通る街は好きだなあ。

前日通ってきたR55は高知市で終わり、西へはR56・北へはR32が走っている。「はりまや橋」を見た後高知道・R32と走って大歩危の交差点に9時ごろ着。
1km北の道の駅で一服。

道の駅「大歩危」の妖怪屋敷。

「大歩危」。

ここにも鯉のぼりが。最近の流行なのだろうか。

大歩危は通り道なので、前にも立ち寄ったことがあった。交差点に戻り東へ。西祖谷を通ってR439に入る。細い細い道が多いので周囲を見る余裕はない。東祖谷に入って少しした所（三好市東祖谷菅生）で、道路わきに人形（案山子）が置かれている集落を通った。車を停めて少し歩いてみた。

家々の戸口や畑の角、橋のたもとや集会所の中まで色々な案山子が置いてあるが、住人の姿は見られない。面白いというよりはむしろ不気味な感じさえした。

外国から来た家族連れがいたので聞いてみるとニュージーランドからのようだ。3年前ぐらいにドイツの人が動画をアップしていたらしいので、それを見たのかもしれない。

たどたどしい英語で話しかけると、ご主人は日本語の勉強を少しされているようだった。
この案山子群について私が "Strange ! "と言うと日本語ではどう言うんだと聞くので、「変」「不思議」と言うと怪訝そうな顔をしていた。私の感じた「限界集落」的な雰囲気が理解できなかったのかもしれない。webにこの集落についての記事があったので引用しておく。
「人形村“かかしの里”に見る限界集落の現実」
http://www.nippon.com/ja/column/g00198/
台風で壊れたのかそのままになっている橋。その先には廃校になったと思われる学校が。

さて、登山口まであと20km足らず、先を急いでいると20分ほど走ったところで道端に桜が。

高地なのでこんな時期に咲くんだ。桜の向こうに見えるのは「剣山」の山すそかも（と後で写真を見て思う）。

11時過ぎに剣山の登山リフトのある「見ノ越」の駐車場に着く。なんだかんだ寄り道をしたためこんな時間になってしまった。上りはリフト下から登ろうと思っていたが、さあどうなるやら。（後半へ続く）