SSブログ

0427 「野田藤」@春日神社(大阪市福島区)など [日々の散策]

「のだふじ」。
001.jpg
そろそろ藤の時期かなと思って調べてみたら、すごく有名なものは関東か九州で遠く、近くでは丹波の「白毫寺(びゃくごうじ)」が有名らしいが、本格的な開花は連休以降だという。そうしているとFBで「のだふじ」を紹介する記事を見た。大阪の福島辺りが昔は藤の名所だったそうな。wikiなどで調べると、「この地はフジの一種である野田藤(ノダフジ)が、植物学者の牧野富太郎により命名されるきっかけとなった場所といわれている。(このことにより、世間では『野田藤発祥の地』と呼ばれることもあるが、…。江戸時代には『吉野の桜、野田の藤、高尾の紅葉』といわれていた。」とある。そういうことは全く知らなかったので少しばかり覗いてみることにした。
002.jpg
「のだふじ巡りウォーキングマップ」などがあって、10か所以上を歩いて回るようだが、とりあえず発祥の地ともいわれる春日神社の駐車場に停めて、その周辺だけを観ることにした。が、行ってみると春日神社はすごく小さなお社で駐車場もないという。仕方なく近隣のパーキングに停めていくつか観て歩いた。

初めは春日神社(福島区玉川2丁目)。
003.JPG004.JPG
昔はもっと大きかったようだが。でもここで「のだふじ巡り」のパンフレットをいただいた。
005.jpg
006.jpg007.JPG008.JPG009.JPG

この地にはかつて室町二代将軍足利義詮が住吉詣の途中に立ち寄り、「むらさきの雲とやいはむ藤の花 野にも山にもはいぞかかれる」。また、「いにしえの ゆかりを今も 紫の ふし浪かかる 野田の玉川」と詠んだとも言われている。
010.jpg
次に、玉川南公園(玉川2-2)の白藤。
011.jpg012.jpg
013.jpg
続いて近くにあるユニライフ福島(玉川2丁目)の藤。ここに限らず周辺の学校・公園・寺社に「のだふじ」を保存しようという動きがあり、それぞれ立派な藤を育てている。
015.jpg
016.jpg
014.jpg
017.JPG

少し離れた下福島公園(福島4)に行く。途中、プールの建物のガラスに緑が映ってきれいだった。
018.jpg019.jpg
ここには藤棚以外に大きな木に巻きついた藤が見られた。
020.jpg021.jpg
022.JPG
023.JPG024.jpg
025.jpg
古色蒼然というよりは騒然たる民家。
026.JPG
野田駅前にもあるというが少し遠いので後回しにして、一番遠くの浦江聖天さん(鷺洲2-14-1)に行ってみた。こちらは了徳院(りようとくいん)という東寺真言宗の寺院だそうだ。ここも駐車場がないので近くの道端に停めてちょっとだけ入ってみた。春日神社よりは大きく古色蒼然としたたたずまいを見せていた。
027.JPG028.JPG029.JPG030.JPG031.JPG
032.JPG
最後に野田駅前まで車で行ったが、車も停めにくく、チラ見したところ他を凌駕する感じでもなかったので断念して帰ることにした。高速の支柱に巨大なポスターが貼り付けてあったのでそれを撮った。
033.jpg
そそくさとした観藤であったが、「のだふじ」のことを少しでも知ることが出来てよかった。時間と天候が合えば「白毫寺」や「葛井寺(ふじいでら)」も訪ねてみたいと思ったことだよ。

蛇足であるが、藤の花言葉は「決して離れない」だそうで、木に絡みついて離れないところから言うようだ。なんだか嬉しいような嬉しくないような微妙な感じがするのは私だけ?


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域