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幸せの黄色いリボン「私の好きな20世紀の唄たち」vol.9 [20世紀の歌]

Tie A Yellow Ribbon 'Round The Old Oak Tree (幸せの黄色いリボン)
Music by L. Russell Brown and lyrics by Irwin Levine , 1973

Definitive Collection


 この曲は70年代の初めごろ「ドーン」というポップ・カントリー系のグループによってヒットした曲だが,彼らはこれ一曲だけ(「ノックは3回」もあったか)のヒットで終わってしまったようである。曲そのものはいろいろな歌手によって歌い継がれていて,日本では今でも時々CMのバックで流れたりするので(某ビール会社のCM)メロディを聞くと覚えのある人も多いだろう。少し後になって,この曲にインスパイアされて,あの寅さんシリーズで有名な山田洋次監督によって映画化されたのが『幸せの黄色いハンカチ』であった。
 「do one's time」は刑務所に服役する・もしくは兵役に就くという意味らしいが,3年というのは離婚の理由になり得るということなのだろうか。江戸期の日本でも3年帰って来なかったら離縁できるというのがあったように思う。面白い符合ではある。この歌はアメリカのフォークソングによく出るテーマ「望郷の歌」「囚人の歌」「愛の歌」を現代風にリミックスした歌ともいえるが,ドラマチックな内容の歌である。
 そういえばこの歌が出て数年後ある少女マンガを読んでいたら,主人公の高校の先生がこの歌の訳詩を夏休みの宿題にしたという場面があり,微笑ましい気持ちになったことを,今でも覚えている。(初出 01.04.05 )

youtubeはドーンのものとペリー・コモ。こっちをよく聴いていた。
Tie A Yellow Ribbon Round The Ole Oak Tree (幸せの黄色いリボン) / DAWN
https://www.youtube.com/watch?v=9kkfyf6dzGI

Perry Como - Tie A Yellow Ribbon ( Round The Old Oak Tree )
https://www.youtube.com/watch?v=h9JJAXlE33I

幸せの黄色いリボン (大意。原詩は検索してみてくださいね)

俺はやっと刑期を終えて故郷の家に帰ろうとしている
何が今俺のもので何がそうじゃじゃないのか知らなくちゃいけない
お前が俺の手紙を受け取って
もうすぐ俺が刑期を終えて自由の身になると知ったら
お前にぜひともやって欲しいことがある
今でも俺を必要としていてくれるのなら

**
あの庭先の大きな樫の木に黄色いリボンを結び付けておいてくれ
3年という長い歳月を経てまだ俺を必要としているのなら
もしも樫の木にリボンが結ばれていないとわかったら
俺はそのままバスに乗って,二人のことはもう忘れることにしよう
自分が悪かったんだと思うことにしよう
もしも樫の木にリボンが結ばれてなかったら

バスの運転手さんちょっと俺の代わりに見てくれ
自分がこれから見なくちゃいけないことに耐えられそうにないんだ
俺の心はまだ刑務所の中にいるみたいで鍵は彼女が握っているんだ
黄色いリボンが俺を本当に自由にするために必要なんだ
おれは手紙でそれを彼女に話して頼んだんだ

**

その時,静まり返っていたバスの中は歓声で満たされて
目の前には信じられない光景があった
100個もの黄色いリボンか古い大きな樫の木に結んであったんだ






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ヘイ・ジュード[私の好きな20世紀の唄たち]vol.26 [20世紀の歌]

paul.jpg
Hey Jude    
written by Lennon/McCartney  '68

先日ポール・マッカートニーが来日した。彼ももう60才になるのだと思うと感慨深いものがある。ビートルズがデビューしたころはまだ小学生の低学年で従兄弟の持っていたソノシート(ビニールの薄くてベコベコのやつ)で聞いた覚えがかすかにある。ビートルズ世代の少し下だったので常にある距離をおいて彼らを眺めていたような気がするが,この歳になってやっとそんなタイムラグのようなものが少なくなって,自分と同じ時代を生き抜けた音楽になりつつあるように思える。

この曲は恋人にうまくアプローチできなくて落ち込んでいるシャイな男の子を励ましているような内容だが,当時ジョン・レノンと離婚したばかり(当然ヨーコ・オノの出現によって)のシンシアの息子ジュリアン・レノン少年を励ますためポールが作った歌だったというのは有名なエピソードだったようだ。

2年ほど前テレビの特集で,この曲が68年の「プラハの春」とそれに続く「チェコ事件」以降のチェコスロバキアで69年に発表されてヒットし,その後のチェコの民主化運動の象徴的な歌として,共産党の弾圧の中で歌い継がれていたということを知った。もちろん歌詞はチェコの歌手マルタ・クビショバとその仲間によって「物事には表と裏があることをよく認識し,努力して自由な世界を取り戻そう」という内容のチェコ語の歌詞に変えられていて,それは89年以降の東欧革命による解放の時まで我々には知られないまま弾圧に抵抗する人々の心の支えになっていたのだ。

その話を知って改めて原曲を聞くと,この歌が単なるラブソングでありながら,苦しみを乗り越えて自分の手で自分の人生を勝ち取ろうという普遍的な意味合いを含んでいるように思えてきた。よい歌というのは常にそういう多面性というか奥の深さを持つ歌なのだなと改めて思った。(初出02.11.27)

youtubeはたくさんあって…。とりあえず
https://www.youtube.com/watch?v=bFy7-XuCN2w

マルタ・クビショバのチェコ語のもの
https://www.youtube.com/watch?v=g9QLFJKqaMw

ヘイ・ジュード 革命のシンボルになった名曲(NHK)
音が聞こえないから有料かも
https://www.youtube.com/watch?v=OJ3H6Mo8zW8

ヘイ・ジュード(大意。原詩は検索してね) 

ジュード,そんなに悲観的にならないで
悲しい歌も明るいものに変えていくんだ
彼女を君の心に引き寄せようと心がけるんだ
そうすれば何もかもうまくいき始めるさ

ジュード,こわがってちゃいけない
きっと彼女を手に入れられるさ
彼女を君の腕の中に抱きしめるんだ
そうすればうまくいき始めるさ

心に痛みを感じた時にはね,ジュード,深刻になり過ぎちゃだめ
世界の全てを自分の肩に背負うことはないんだよ
分かってるだろう,自分の世界を冷やかなものにしてまで
クールに振る舞うことがどんなに馬鹿げているかってことを

ジュード,僕をがっかりさせないで
好きな娘を見つけたんだ,ぶつかって手に入れなきゃ
彼女を君の心に引き寄せようと心がけるんだ
そうすれば何もかもうまくいき始めるさ

さあ,自分をあるがままに出して
全てをあるがままに受け入れるんだ,ジュード,始めよう
君は手を貸してくれる人をただ待っているだけなんだ
分からないのかい,君自身なんだよ,ジュード

自分から動くんだ
自分にとって大事なことは自分で背負わなくちゃ 


ジュード,そんなに悲観的にならないで
悲しい歌も明るいものに変えていくんだ
彼女を君の腕の中に抱きしめるんだ
そうすればうまくいき始めるさ,うまくね



ヘイ・ジュードはシングル先行なのでどのアルバム?だが、青盤。

THE BEATLES 1967 - 1970


THE DUTCHMAN[私の好きな20世紀の唄たち]vol.25  [20世紀の歌]

THE DUTCHMAN (ザ・ダッチマン)   
written by MichaelSmith

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この夏に映画・小説『マディソン郡の橋』のモデルになった橋が焼失したというニュースを見た。今回のこの歌はその小説のモチーフになった歌である,と詩人の長田弘が書いていたが,それを読んで興味を抱いたのはもう2年も前のことである。以来,なぜ"DUTCHMAN"(オランダ人を英米ではこう呼ぶ)なのか,"Zuider Zee"には何か隠れた意味があるのか,など疑問は尽きないのだが,とりあえず素直に詞を見てみることにした。
d002.jpg
詞に描かれている物語は長田弘の言うように,「もう若くはない」男とその妻のひっそりとした日常の物語である。だが彼にも「夢を追いかけていた若者」であった時代が確かに在って,彼の心の奥底に今も息づいている。そして妻は誰よりもそれをよく知っていて,今でも少し覚束なくなった夫にぴったり寄り添って生きている,というある種の哀しみといとおしさの感じられる,しみじみとした味わいを持つ内容であった。ひょっとしたら一人の男の物語を通してオランダという国の歴史みたいなものが重ねられているのかなと思ったが,考えすぎか。
d003.jpg
この歌に関してはもう一つ興味(疑問)があって,それはシンガーソングライターのスティーヴ・グッドマン(『ニューオリンズの街』がヒットした)がその最初のアルバムと最後のアルバムの2度にわたって他人の作ったこの曲を録音していることだ。彼がそれほどこの歌に惹かれた理由は今でもよくは判らない。ただ,平凡に見える一人の男(夫婦)の人生の中にも「キラリと光る何か」がひっそりと息づいている点が,デビュー前の無名時代,そして白血病で死を目前にした彼にとって,それぞれの意味で大切なものと思えたのかもしれない。ともあれ,もう一度「マディソン…」を見て,そしてこの歌を,小さな声で口ずさんで見ようと思った。(初出02.10.31)


youtubeは Steve Goodman & Jethro Burns珍しい!
https://www.youtube.com/watch?v=XeBD3rcAMFw
高石ともやが訳詩で歌っている。彼はすごいね。
https://www.youtube.com/watch?v=hv1s-H3ZgjE
Makem & Clancy(クランシー・ブラザース?)これもよい。
https://www.youtube.com/watch?v=429PaSejZCE

ザ・ダッチマン(大意)※原詩は検索してみてください。

ダッチマンは自分の夢をダムの中に
封じ込めてしまうようなタイプの人間ではない
でもそれはマーガレットだけが知っている秘密だ
アムステルダムが黄金色に輝く夏の頃
マーガレットは彼のもとに朝食を運ぶ;
という彼の言葉を信じている
彼はこの雪景色の中,チューリップが花開く姿を
思い浮かべている
彼はこの上なく気違いじみているが
マーガレットだけは今でも時々彼の目の中に
生まれることのなかった
彼らの子供達の純真な心を見ている

(Chorus)
さああの海沿いの堤防に行こう
ゾイデル海にむかって岸壁がそびえているところ
ずっと以前僕は若者だった…
マーガレットはそのことをよく覚えてくれている

ダッチマンはまだ木の靴を履いている
彼の帽子もコートもマーガレットの愛が縫い込まれている
時々彼は自分がまだロッテルダムにいるような気分で
運河を下るタグボートを見ている
キャプテンを知り合いだと思って声を掛けたりする
マーガレットが迎えに来て帰路につき
荒れた街路を彼女の手に引かれ,つまづきながら
時々は独りぼっちになったと思って
彼女の名を呼んだりするのだった


風車が回り,冬が来て
彼女は彼のマフラーを強く巻いてあげる
二人は台所に座り,ウィスキー入りの紅茶で身体を温める
彼はちょっと彼女を見て名前を呼び
彼女はベッドを整えながら一昔前のラブソングを歌う
その歌が流行っていた頃マーガレットが覚えた歌だ
彼が一節か二節口ずさみ,暗闇の中二人は一緒に歌う
ダッチマンは眠りに就き
マーガレットはそっとロウソクを吹き消す


Steve Goodman/Somebody Else's Troubles (2in1)


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DESPERADO(ならず者)[私の好きな二十世紀の唄たち]vol.3 [20世紀の歌]

DESPERADO(ならず者)  ドン・ヘンリー&グレン・フライ(EAGLES)
eagles.jpg
 「イーグルス」は80年代を代表するロックバンドのようにいわれているが,そのデビューは72年である。デビュー曲は"TAKE IT EASY"。同じウェスト・コーストのジャクソンブラウンの曲だが,全てにおいて政治的であることを免れなかった(ビートルズでさえも)60年代が終焉し,個の時代・あるいは内向の時代(これは80年代まで続く)の始まりを告げるような曲でもあった。上記の "DESPERADO"は彼らのセカンドアルバム「ならず者」の中の曲である。このアルバムは歌を並べて見ると一人の無法者の一代記のようにも受け取れる(伊勢物語のような,そういえば在原業平も”無用者”だったか)コンセプトアルバムだが,繊細な若者の傷ついた内面を描いたもので,まさに内向の時代の歌ともいえる。イーグルスの代表曲といえば「ホテル・カリフォルニア」などが挙げられるが,この歌はヒットしたわけではなく,シングルカットもされなかったが,リンダ・ロンシュタットを始め多くのシンガーに歌われるスタンダード曲になっていて,別の意味で彼らの代表作になったのである。(初出 00.11.21 )

youtube のリンクは大好きなリンダの方で
http://www.youtube.com/watch?v=oAK5Ids7l5g 

ならず者 (大意)

ならず者よ、どうして目を覚まさないんだ
お前が塀の外に飛び出してもうずいぶんになる
お前はタフな奴で
お前なりの分別もあっただろうが
お前の気に入っているものは
いずれにせよお前を傷つけるだけだ
ダイヤのクィーンをひいたらだめだ
やつらはチャンスがあればお前を打ちのめす
ハートのクィーンはいつもお前の切り札さ
お前のテーブルの上には素晴らしいなにかが
いくつもころがっているように見えるのに
おまえは自分の手に入らないものだけを求めてしまう
                           
ならず者よ、お前ももう若くはない
お前の痛みも渇望もお前を故郷に導いている
そして自由,おお,自由とは、なんて
いろんな連中が好き勝手に言っているけど
お前は結局世界中を独りさまよう囚人みたい
冬の寒さに足を凍えさせるな
空は見えず日は差さない
夜と昼の区別もつかない
おまえはツキからも不運からも見放されている
感覚が鈍ってきてるってのは何かおかしな感じじゃないかい?
                                           
ならず者よ、どうして目を覚まさないんだ
堅い扉を開けて塀の内側に入って来い
今は雨が降っているけど空には虹がかかっている
自分を愛してくれる人と一緒に暮らすんだ
とりかえしのつかないことになる前に




Desperado


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IMAGINE [私の好きな二十世紀の唄たち]vol.2 [20世紀の歌]

IMAGINE (イマジン)


IMAGINE



 イギリスのリバプールという港町の不良少年が,あれよあれよという間に世界的なヒットを次々ととばし,BEATLESという名のスーパースターとなった。有り余る金と酒と女とドラッグに溺れ,スーパースターであり続けることに戸惑いを感じていた頃一人の日本人女性芸術家と出会って,新しい価値観を手に入れた。Love & Peace運動をし,裸でカメラの前に立ち,主夫生活までする中で,ビートルズ時代とは違った歌を作り続けていった。
 その中の一つ"IMAGINE"のなかで,彼は宗教や国家やといったものを否定してみせた。全ての既成の概念をくつがえしてみたのである。彼がもし凶弾に倒れずに生き続けていたら、そのあとにどんな世界を構築していたのだろう。
 壊すことはたやすく,創り上げることは難しい。彼の歌に共鳴しながらも,そのことを強く感じてしまう。思えば重い課題を我々に残してジョン・レノンは逝ってしまったものである。 ( 初出00.10.20 )
                      

             
youtube のリンク
http://www.youtube.com/watch?v=DVg2EJvvlF8


 イマジン   (ジョン・レノン)
                        
想像してごらん <天国>はないって       
やってみれば簡単さ               
足の下に地獄なんてないし           
頭の上にはただ空があるだけ          
想像してごらん すべての人達が皆       
<現在>を生きているんだってことを      

                       
想像してごらん <国家>のない世界を     
そんなに難しいことじゃない          
戦争で死んだりする人もなく          
<宗教>さえも ない世界を           
想像してごらん すべての人達が皆        
平和な人生を送っている世界を          
             
みんな僕のことを<夢想家>だって笑うかもしれない
でも 僕ひとりじゃないんだ
いつかきっとみんなが僕と同じように考えて
<世界>がひとつである日がくる


想像してごらん <財産>なんてなくなる社会を
君にできるかな
<貪欲さ>や<飢え>の決してない
人々が<兄弟愛>で結ばれた社会を
想像してごらん すべての人達が皆
<地球>を共有している世界を


みんな僕のことを<夢想家>だって笑うかもしれない
でも 僕ひとりじゃないんだ
いつかきっとみんなが僕と同じように考えて
<世界>がひとつになる日がくる




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[20世紀の唄]について [20世紀の歌]

20世紀の唄について
Bob+Dylan.jpg
[私の好きな20世紀の唄たち]は世紀の分かれ目、2,000年から2,003年にかけて当時勤めていた高校の学年通信の裏に付録として書いていたものを若干の変更を加えてブログに再掲したものである。なぜそういったものを書こうとしたのかはよく覚えていないが、表の通信がどうしても管理的というか上からの押し付け的なニュアンスを持ってしまうので、自分の青春時代から大人になる時期に少なからず影響を受けた唄たちには、今の若者たちにも何か感化されるものがあるのでは、と考えたからであろう。同時に自分が英語の歌をよく聴き、歌いながらも詩の内容にはわりと曖昧で、「サウンド」としてしか受け止めていなかった部分があって、それをもう一度自分の中で掘り下げてみたい、という気持ちもあったように思う。
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1年生の秋から卒業式の前日まで、ほぼ月一回発行していたので、その時期々々に現場で問題になっていたことと何かしら関連のある題材を選んだつもりである。ブログに載せるにあたってもう一度読み返し、推敲する中で当時の出来事が懐かしくよみがえってくるのを感じた。唄のテーマが「友情」「出会い」「別れ」「愛」「信頼と裏切り」「個人と集団(国家)」「戦争と平和」「環境問題」などに絞られているのは、そういう経緯で書かれたからであった。
the-beatles.jpeg
職場の同僚たちにはまあまあ評判がよかったが、当時の生徒たちがどう受け止めていたのかは分からない。むしろ押し付けがましいものを感じていた者も多かったのではないか。ブログで公開することが、そういう中途半端な思いにある種のケリをつけることになったのかな、とも思う。あれから10年経ってyoutubeやamazonとの連携で、よりダイレクトに曲の内容を伝えることが出来るようになったのは嬉しいことであった。何しろ当時はザラ紙の裏側に知らない曲の説明がダラダラ書かれてあったのだから。
Jimmie20Rodgers-thumbnail2.jpg
というわけで、今後も「20世紀の唄」は自分なりに書き続けていこうと思っている。掲載頻度はぐっと少なくなるのだろうが、今後とも読んでいただければ幸甚。ブルーグラスやカントリーがほとんどなかったが、それも入ってくるかも。R20指定のものもね(笑)。下にアクセス数(9月22日現在)を挙げてみた。「スポットライト」がダントツの一番なのと、「イマジン」の少なさが目を引いたが、なぜでしょう? 是非見ていない曲も目を通してみてくださいねww
Album+1700+1700.jpg
101 # 1 BLOWIN' IN THE WIND (風に吹かれて)
43 # 2 IMAGINE (イマジン)
88 # 3 DESPERADO(ならず者)
90 # 4 MR. BOJANGLES(ミスター・ボージャングル)
106 # 5 THE LONG AND WINDING ROAD (長く曲がりくねった道)
90 # 6 VINCENT (Starry Starry Night(ヴィンセント[星降る夜])
182 # 7 YOU'VE GOT A FRIEND (君の友達)
100 # 8 THE BOXER(ザ・ボクサー)
79 # 9 TIE A YELLOW RIBBON 'ROUND THE OLD OAK TREE(幸せの黄色いリボン)
81 #10 MOON RIVER(ムーン・リバー)
277 #11 IT'S NOT THE SPOTLIGHT(それはスポットライトではない)
116 #12 BY THE TIME I GET TO PHOENIX(恋はフェニックス)
82 #13 FOR ONCE IN MY LIFE(フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ)
107 #14 TEACH YOUR CHILDREN (ティーチ・ユア・チルドレン)
85 #15 HAPPY XMAS(WAR IS OVER)ハッピークリスマス(戦争は終わる)
103 #16 GREEN GREEN GRASS OF HOME(想い出のグリーン・グラス)
42 #17 BOTH SIDES NOW(青春の光と影) 
78 #18 CROSS ROAD BLUES(四辻ブルーズ)
45 #19 WAITING FOR A TRAIN(列車を待ちながら)
56 #20 REDWOOD HILL(レッドウッド・ヒル)
71 #21 STRONG ENOUGH(ストロング・イナッフ) 
59 #22 SOMEDAY SOON(サムデイ・スーン) 
83 #23 BIRD ON A WIRE(電線の上の鳥)
60 #24 Many Rivers To Cross(遙かなる河)
46 #25 THE DUTCHMAN(ザ・ダッチマン)
43 #26 HEY JUDE(ヘイ・ジュード)
40 #27 SONG OF BERNADETTE(ソング・オブ・バーナデット)    
36 #28 (They Long To Be)CLOSE TO YOU(遙かなる影) 
34 #29 ME AND BOBBY McGEE(俺とボビー・マギー)
2423    

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SOMEDAY SOON[私の好きな20世紀の唄たち]vol.22 [20世紀の歌]

SOMEDAY SOON(サムデイ・スーン)  written by Ian Tyson
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カナダのフォークデュオ「イアン&シルビア」のイアン・タイソン64年の作。ジュディコリンズ,タニヤタッカー,クリスタルゲイル等々多くのシンガーによって歌われてきた曲である。私自身はBluegrass 45という大学の先輩のバンドのLPレコード(彼らは渡米して向こうのレーベルからアルバムを2枚出した)で知った。アメリカ(特に中西部)の男たちにとってロデオ(荒馬乗り)は今でも特別な意味を持つようである。今でも国内中でロデオ大会が開かれているし,ゲームセンターにはロデオマシーンまである。男が男であるという自己確認のようなものがそこにはあるのだろうか。また開拓時代のフロンティア・スピリットの象徴でもあるのかもしれない。それはお隣りのカナダでも同じ事情なのであろうか。蛇足かもしれないが,アメリカでは長い間黒人のロデオが禁止されていたということを聞いたことがある。ロデオをめぐる様々な思いがそこにはある。
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この歌の主人公の恋人もロデオに魅せられた男の一人のようである。昔と違って?もうロデオは時代遅れで,そんなものにうつつを抜かすのはろくでなしに違いない,という世間的評価もあるのだろう。両親も反対している中で,彼女はそんな彼についていこうとしている。日本の流行歌にもよくあるテーマのようにも思えるが,昔ほどには陳腐だと思わない。くだらないものに一所懸命になることそのものに,実は意味があるのではないかとも思えるからだ。多くのシンガーが取り上げるのも,そこに歌手としての自分を重ねようとしているのかもしれない。
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フォークロック,カントリーロックの先駆者であり続けたザ・バーズ(Byrds)の68年のアルバムのタイトルは「ロデオの恋人」(Sweetheart Of The Rodeo)というのだが,中の曲にはロデオのことを歌った歌がないのを不思議に思っていた。ちなみにこのアルバムはロックとカントリーを融合させた(初めてカントリーの世界にロックが踏み入れた)記念碑的作品と言われている。この曲以外にもロデオのことを歌ったものはいくつもあるのだろうが,私の中ではバーズとイアン・タイソンと彼を尊敬し,この曲を愛してきた多くのシンガー達が密かに結びついてしまっている。

余談ついでに言うと,浜田省吾の79年のアルバムのなかに「いつかもうすぐ」という曲があるが,実はサムデイ・スーンのパクりである。昔はイアン・タイソンのクレジットがなかったが,これを書くに当たってネットで調べると作曲イアン・タイソンになっていた。なんじゃこりゃ。
(初出02.06.26)

youtubeは作者Ian Tysonのもの
https://www.youtube.com/watch?v=4NuIKF2D7cw
個人的に大好きなTanya Tuckerのもの
https://www.youtube.com/watch?v=ScbMimr99-w
他にも多くの人が歌っている。Suzy BoggussのCDは下に。

サムデイ・スーン

私の知っている一人の青年は,21歳の若者で
南コロラドからやって来た
兵役を終えて,今自分の楽しみを探している
いつかもうすぐ,私は彼と一緒になるの

私の両親は彼には我慢できないわ,彼がロデオをやっているから
父は「奴はお前を泣かせるだけだ」っていうけど
私は彼にちゃんとついていくつもり,たいへんな道のりだと分かっているけど
いつかもうすぐ,私は彼と一緒になるの 

彼がもし訪ねて来ても,パパはやさしい言葉なんかかけないわ   
パパも若い頃は彼と同じぐらい荒くれだったから

ロッキーの山々から吹きおろす蒼い北風よ,私の恋人を一緒に連れてきてよ
彼は今夜カリフォルニアから車で帰って来るところ
彼はあのいまいましく古くさいロデオのことを私と同じくらい愛してるの
いつかもうすぐ,私は彼と一緒になるの

SOMEDAY SOON

There is a young man that I know his age is twenty-one
Comes from down in southern Colorado
Just out of the service, and he's lookin' for his fun
Someday soon, I'm goin' with him someday soon

My parents can not stand him 'cause he rides the rodeo
My father says that he will leave me cryin'
But I would follow him right down the roughest road I know
Someday soon, I'm goin' with him someday soon

When he comes to call, my pa ain't got a good word to say
Guess it's 'cause he was just as wild in his younger days

So blow, you old Blue Northern, blow my love to me
He's drivin' in tonight from California

He loves his damned old rodeo as much as he loves me
Someday soon, I'm goin' with him someday soon

Ian & Sylvia - Greatest Hits


Greatest Hits


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WAITING FOR A TRAIN[私の好きな20世紀の唄たち]vol.19  [20世紀の歌]

WAITING FOR A TRAIN (列車を待ちながら) 
words and music by Jimmie Rodgers (1897~1933)

前回「ブルースの父」とでもいうべきロバート・ジョンソンを取り上げたので今回は「カントリーの父」とも呼ばれるジミー・ロジャースを取り上げてみたい。同名のブルースマンもいるので紛らわしいが,彼は1897年にアメリカ南部のミシシッピ州で生まれ,1933年に結核で死ぬまでに110曲の歌を録音した。夭逝の天才である。もしかしたら彼もロバートと同じように四つ辻で悪魔に魂を売ってしまったのかもしれない。若い頃鉄道の制御手(Brakeman)をしていたので「歌うブレーキマン」とか呼ばれたりした。97年にボブディランが自分のレーベルで彼のトリビュートCDを出したが、そこに参加していたのは,カントリーミュージシャンだけにとどまらず,U2のボノ(アイルランドのロック歌手)にまで及んでいる。まさに「現代ロック・ポップスの父」と呼んでもいいような崇敬を受けているようだ。

”WAITING FOR A TRAIN”は,彼のよく書く Railroad song の一つで,アメリカ全土に鉄道網が張りめぐらされていた時代,そして大不況の時代の風物としての季節労働者・浮浪者( Hobo, Bum, Tramp などと呼ばれていた)のことを歌ったものである。北部の都会へ働きに出たものの食っていけず,再び懐かしいディキシーランド(南部の総称)に無賃乗車をしながら帰ろうとしている。彼は果たして無事故郷に帰りつけるのだろうか,それともこのテキサスの地で朽ち果ててしまうのだろうか。そんな中で彼が「誰も俺を必要としてないようだ」という一節を口走っているのは,やはり彼のような生活をしている人の中にも,「誰かに必要とされていること」を強烈に欲する気持ちのあることがうかがわれる。

「バター1ポンドと卵を1ダース,それとジミー・ロジャースのレコードを1枚くれないか…」大不況の時代の中でレコードが決して安価なものではなかったことを考えると,彼の歌がいかに当時の貧しい庶民たちの共感を得ていたかということがうかがわれる言葉である。この曲を復刻版のCDで聞くとコルネットなどのジャズの楽器とセッションしているのだが,彼の音楽は白人音楽(アイルランド等の移民音楽)をもとにしながら,ジャズやブルース・ハワイアン等を貪欲に取り入れた,一種の「フュージョン」であることがよくわかる。過去に画期的な成功をおさめた白人ミュージシャン(プレスリー・ビートルズetc.)は必ずといっていいほど自分の音楽にブルースやR&Bという異質な要素を取り入れているように思うが,彼が実はその嚆矢ではなかったか,とあらためてパイオニアとして彼が成し遂げたことのすごさを感じてしまう。
(初出02.04.08)

youtubeはジミー自身のもの。
https://www.youtube.com/watch?v=AOd4Ra3B10E
こんな映像もあるんだ、びっくり!!
https://www.youtube.com/watch?v=gbzc77Tz6PA

列車を待ちながら
                     
給水塔の周りをうろつきながら
俺は列車を待っている
故郷から千マイルも離れた地で
雨にうたれて眠りながら
俺は車掌のところに行って
ひとこと話しかけてみた
奴は言うんだ「お前さんが銭さえ持っていれば,歩かずにすむのさ」
俺は5セント硬貨どころか
1ペニーの金も出せやしない
「出て行きな、線路の浮浪者め」
そうして奴は貨車の扉をバタンと閉めやがった
(ヨーデル・・・・)
                     
テキサスで貨車から降ろされた
ここはほんとにいい所だ
周りには荒野が広がっていて
頭上には月や星が輝いている
誰も俺を必要としてないみたいだし
手を差し延べてくれる者もいない
俺はサンフランシスコを飛び出して
懐かしい南部に帰ろうとしている
俺の財布はからっぽで心は哀しみで一杯さ
俺は故郷から千マイルも離れた地で
ただ列車を待っている
(ヨーデル・・・・)


WAITING FOR A TRAIN

All around the water tank
Waiting for a train
A thousand miles away from home
Sleeping in the rain
I walked up to a brakeman
Give him a line of talk
He said " If you've got money
I'll see that you don't walk "
I haven't got a nickel
Not a penny can I show
"Get off, Get off, you railroad bum "
He slammed the box car door 
(yodel) 
                     
He put me off in Texas
A state I dearly love
Wide open spaces all around me
The moon and stars above
Nobody seemed to want me
or to lend me a helping hand
I'm on my way from Frisco
I'm goin' back to Dixieland
Though my pocket book is empty
And my heart is full of pain
I'm a thousand miles away from home
Just waiting for a train
(yodel) 




Very Best of


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CROSSROAD[私の好きな20世紀の唄たち]vol.18 [20世紀の歌]

CROSSROAD BLUES(四辻ブルーズ) by Robert Johnson

作者のロバート・ジョンソンは1910年代に生まれ,1930年代に活躍し27才という若さで世を去った『ミシシッピ・デルタ・ブルーズ』の天才的なギタリストであったという。また,かのエリック・クラプトンが若い頃この人を神様のように信奉していたということも,この人を伝説の巨人にしているエピソードの一つだろう。実はクラプトンのアルバムでこの曲は知っていたのだが.作者であるジョンソンのことは何も知らなかった。その後私がこの人を知ったのは,山崎まさよしが山口時代にやはり彼をアイドルとしていたということを,テレビの特集番組で見たからであった。

その番組の中でもこの曲は象徴的な曲として取り上げられていたように思う。歌詞はいたってシンプルで個人的な体験を歌っているようにも思えるが,一つ一つの言葉が個人的であると同時に共同の心象を反映しているかのようにも思える。歌の中の主人公はどこかへ出て行こうとして四つ辻までやってくるのだが,かれはそこからどこへ行くこともできない。それはヒッチハイクする車が来ないからだけではないようだ。何かが彼を押しつぶしどこへも行けないようにしてしまう。

それは17世紀以来ずっとしいたげられ続けてきたアメリカ黒人の歴史なのかもしれないし、人間存在そのものの不可解さに因るものなのかもしれない。とにかく彼は今の場所からどこかに出て行こうとしているのにどこにも行けず,そこに沈み込みへたり込んでしまうしかないのである。ローズデールという街は特定の街かもしれないし,天国か楽園の象徴なのかもしれない。

生きていく中でどうしようもなく立ち止まってしまって,どこに向かって足を踏み出していいのかわからない時によく出くわす。そんな時にこの歌を聞いたらもっと絶望的な気分になるだろうか。それとも逆に何か共感と勇気を与えられるだろうか。

この歌にまつわる伝説として「彼はこの四つ辻で悪魔に魂を売り,その代わり最高のブルースマンとしての才能を手に入れた」というものがある。歌の中身と同様不可思議な伝説である。そういえば以前見た映画「O-Brother」の中でも悪魔に魂を売った黒人ブルースマンが出ていたが,ジョンソンがモデルだったのかな。
(初出02.03.22)

<追記>後になってwebを見ていたら,ボブ・ディランが若い世代の人たちに向けて語った次のような言葉があった。「世に出ようとしているソング・ライターやシンガーに言いたいのだが、今流行しているものはすべて無視し、忘れるようにした方がいい。ジョン・キーツやメルヴィルを読んだり、ロバート・ジョンソンやウディー・ガスリーを聞いた方がよっぽどいい。・・・」なかなか含蓄のあることばだな,と思ったので引用しておく。

youtubeは話題にした3人のものを。
Robert Johnson- Crossroad
http://www.youtube.com/watch?v=Yd60nI4sa9A
Crossroad - Yamazaki Masayoshi
http://www.youtube.com/watch?v=YEWRKzLewjA
Eric Clapton performs "Crossroads" Live!
http://www.youtube.com/watch?v=MtLhPeLB9bA

四辻ブルーズ

俺は十字路の所まで歩いていって,そこにひざまずいた
俺は十字路の所まで歩いていって,そこにひざまずいた
天上にいる神に恵みを請うた「どうかお救い下さい」

俺は十字路の所まで歩いていって,車を拾おうとした
俺は十字路の所まで歩いていって,車を拾おうとした
誰も俺を知らないみたいで,皆通りすぎていった

俺はローズデールに行きたいんだ,車に乗せてくれ
俺はローズデールに行きたいんだ,車に乗せてくれ
ベイビー,お前は川沿いの安酒場にいたらいいさ

お前は走れる,お前は走れる,友達のウィリー・ブラウンは言う
お前は走れる,お前は走れる,友達のウィリー・ブラウンは言う
でも俺はずっと十字路に突っ立ったままで,そこに倒れ込むだろう

CROSSROAD BLUES

I went down to the crossroads, fell down on my knees.
I went down to the crossroads, fell down on my knees.
Asked the Lord above for mercy, "Save me if you please."

I went down to the crossroads, tried to flag a ride.
I went down to the crossroads, tried to flag a ride.
Nobody seemed to know me, everybody passed me by.

I'm going down to Rosedale, take my rider by my side.
I'm going down to Rosedale, take my rider by my side.
You can still barrelhouse, baby, on the riverside.

You can run, you can run, tell my friend-boy Willie Brown.
You can run, you can run, tell my friend-boy Willie Brown.
And I'm standing at the crossroads, believe I'm sinking down.



The Complete Recordings


クリームの素晴らしき世界


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BLOWIN' IN THE WIND [私の好きな二十世紀の唄たち]vol.1 [20世紀の歌]

021.jpg
BLOWIN' IN THE WIND (風に吹かれて)

「風に吹かれて」は62年に発表されたボブディランの出世作だが実際はPP&M(ピーター・ポール・アンド・マリー)によって大ヒットし、モダンフォークブームはこの曲とともに始まったといってよい。その後スティービー・ワンダーをはじめとした多くのシンガーによって歌われ,プロテストソングの代表のようにいわれて、ディランもその旗手の様に扱われたが、ディラン自身は迷惑だったかもしれない。ディランはただ九つの疑問を投げつけ、風とともに去っていっただけなのだから。彼はやはり漂泊の詩人であり続けようとしたのだろうか。それとも彼は、その後ずっと「風」のなかにある「答え」を探し続けてきたのだろうか。スティービー・ワンダーはディラン30周年コンサートの中で、この歌が現在も歌われ続けているのは、この歌を必要としている状況が現在も解消されずにいるからだ、と無念さを語っている。ヴェトナム戦争・アパルトヘイトに南北問題。21世紀になってもイラク・北朝鮮・シリアと続く人類の“業”のようなものがこの歌を今も新鮮なものにしているとはなんと皮肉なことだろうか。
(初出00.09.20)
022.jpg
you tube のリンク
Bob Dylan
https://www.youtube.com/watch?v=Ld6fAO4idaI
Peter, Paul and Mary - Blowing in the Wind
https://www.youtube.com/watch?v=Ld6fAO4idaI



 風に吹かれて

どれだけ多くの道のりを歩んだら人は一人前の大人になれるのだろう
どれだけ多くの海を渡ったら鳩は浜辺で休めるのだろう
どれだけ多くの砲弾が飛び交ったら永久に禁止されるようになるのだろう

*友よ,その答えは、 風に吹かれているだけだ

山が削られて海になるまでにどれだけの長い年月が必要だろう
自由を手に入れられるまでにどれだけ長い年月人々は生き続けられるだろう
どれだけ長い年月人々は現実に目をそむけ、知らないふりをし続けられるだろう

本当の青空が見れるまでに何度空を見上げ続けたらいいんだろう
人々の叫び声がちゃんと聞こえるのにどれだけ多くの耳が必要だろう
多くの人々が犠牲になったと悟るまでにどれだけの無駄な死が必要だろう

 BLOWIN' IN THE WIND
   

   How many roads must a man walk down
   Before they call him a man
   How many seas must a white dove sail
   Before she sleeps in the sand
   How many times must the cannonballs fly
   Before they're forever banned
   
   *refrain
   The answer, my friend, is blowin' in the wind
   The answer is blowin' in the wind
   

   How many years must a mountain exist
   Before it is washed to the sea
   How many years can some people exist
   Before they're allowed to be free
   How many times can a man turn his head
   And pretend that he just doesn't see
   

   How many times must a man look up
   Before he can see the sky
   How many ears must one man have
   Before he can hear people cry
   How many deaths will it take
   Till he knows that too many people have died




Freewheelin Bob Dylan (Reis)


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