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1106フィドル俱楽部バンド&大上留利子・きたむらいずみ@5th Street [ライブ鑑賞]

フィドル俱楽部バンド&大上留利子・きたむらいずみ
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この夜は、私も2ヶ月に一度ユニットをご一緒してもらっているヴァイオリン(フィドル)の大矢氏の率いるジャズバンド「フィドル俱楽部バンド」が、アメリカーナのシンガーきたむらいずみさんと関西ゴスペル・ソウルシンガーの大御所大上留利子さんをゲストに迎えた豪華ライブでした。思えば最後にライブを観に行ったのは一年前のヴァイパー奏者大城敦博さんのライブ以来でした。そう思うとコロナ禍もようやく鎮静化しようとしているのかな、と感慨深いですな。

恥ずかしいことに、お二人ともお名前を知っている程度の予備知識しかなかったのですが、ジャンルの違う二人が、ジャズユニットとどうコラボするのか楽しみでした。場所が難波なので、阪神電車に乗り、大阪難波の一駅前の桜川で下りて歩きました。これはウォーキングのためと密を避ける為でもあったのですが。
道頓堀川もこの辺りはひっそりとしたたたずまい。
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5時前にお店の前に到着。まずは腹ごしらえと周辺を歩いていると、すぐ近くに「ハーフェズ(HAFEZ)」というトルコ料理(カレー、ケバブ)の店があったので、料金をよく見てから入りました。お上りさんだからね(笑)。
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トルコ・エジプト・イラン・インド料理がリーズナブルに食べられる、ライブがなくてもまた来たいと思ういいお店でした。メニューを片っ端から制覇したい思ったことだよ。

さて、いい感じに酔っぱらってライブに突入。ここは前にジャム会で来たことがありますが、まだフィドル俱楽部だった時に大矢君に遊んでもらったことがあったな、と思い出しました。50人ぐらいの席は満席でした。
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バンドによる"Mr. Sandman" で幕を開けたステージの第一部はきたむらいずみさん。
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彼女は大学時代はブルーグラスをやっていたそうで、私の何学年下になるのかな。宝塚のフェスに毎年のように行っていたのは82・3年ぐらいまでなので、接点はなかったのかもしれないなあ。フォーク・カントリー・ブルーグラスetc.のジャンルをまたがっての選曲は、私の嗜好とかなり重なるようで、オリジナル以外はよく知っている曲で、楽しく聴くことが出来ました。
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マリア・マルダーに傾倒していたと自認するように、伸びやかで温かい声で聴衆を魅了していました。この日のリハでいきなり合わせたと聞いていますが、ストリングバンドより若干遅めのテンポに乗るのは、自分だと苦労するかも、と余計な心配をしながら聴いていました。
Any Old Time - きたむらいずみ&フィドル俱楽部バンド


第二部の大上留利子さんは、甲状腺の病気で歌えない一時期もあったようですが、大阪のおばちゃんらしい軽妙な語りと共に現れ、いきなり聴衆の心を鷲掴みにする、ソウルフルな歌唱でした。
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バンドのリズムに乗りながら、自在にその上を動き回り、自分の歌世界を創り上げるといった感じかな。うまく言えないけど。単に歌がうまいとかいうことではなく、そこにどれだけソウルを込められるか、ということなんだな、と思わせる圧倒的な歌唱でした。好きな歌だけど自分にはなかなか歌えないなと思っていたJimmy Cliffの "Many Rivers To Cross" (20世紀の唄vol.24参照)は、自分の中ではこの夜の白眉でした。
Many rivers to cross - 大上留利子&フィドル俱楽部バンド


それぞれのステージが1時間強と、酔っ払いの年寄りにはちと長いライブでしたが、多くの刺激と課題をもらうことが出来た素晴らしいライブでした。
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アンコールはお二人でテネシー・ワルツ。


帰りも桜川駅まで歩いたけど、運賃は難波からと同じだった(泣)。
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