0720「木曽駒ケ岳『千畳敷カール』」@長野県宮田村 [旅日記]
木曽駒ケ岳「千畳敷カール」。
信州の旅vol.3
7月20日
朝宿を出て、10km東にある高遠城址に向かった。桜で有名なのは知っていたが、他の季節はどうかなと思いつつ、近いので後学のためにチラ見しておこうと思ったのである。すき家は反対方向なので朝食は抜きで、そのうちあるだろうと思っていたが…、ずっとなかった(泣)。
城址の手前にある遠野の町並みは実にいい感じだった。先を急がなければ立ち寄って散策したいのにと思った。シーズンオフだからか北ゲートの駐車場付近も閑散としていた。ゲートをくぐると深い森の中に入ったように緑の草木が広がっていた。城址でこんなに欝蒼とした森になっているのは初めて見たような気がした。
高遠閣。早朝で開いていなかったが無料休憩所になっているらしい。
太鼓櫓。
白兎橋。
伊那方面を望む。
さて、そうゆっくりもして居られないが、南に隣接している「歴史博物館」内にある「絵島囲屋敷」を見学した。「江島生島事件」は幕府による綱紀粛正のためとも、将軍家継の生母月光院派と将軍家宣の正室天英院派の勢力争いによるものとも言われているが、いずれにしても政治的な問題にスキャンダルを利用するというのは、昔も今も変わらないようだ。スケープゴートにされた絵島は、罪一等減じられて、ここ高遠の地に幽閉されたのであるが、その胸中いかばかりたっだか。
復元された「絵島囲屋敷」。窓は全てはめ殺しになっている。
絵島の辞世の句は「浮世には又帰らめや武蔵野の月の光の影も恥かし」とあるが、こちらには、「物語まぼろしなりしわが絵島墓よやかたよ今うつつな里」の歌碑があった。
9:40ごろ高遠城址を後にして駒ヶ岳ロープウェイ乗り場に向かった。途中のコンビニでおにぎりとお茶・水を買う。菅の台バスセンターに車を置き、バス・ロープウェイの往復セット券を購入し、10:45発のバスに乗った。
11:15しらび平バス停着。ロープウェイに乗る。
ロープウェイから見えた滝の写真二つ。
11:27千畳敷駅着。標高 2,611.5mは日本最高の駅になるそうだ。以前行った立山の室堂より高いんだ、びっくり! 気温は17.5℃だった。
朝は晴れていたのに、もう霧が立ちこめて何も見えなかった。
せっかく来たので晴れるまで待とうと、この日初めての食事をしながらのんびりとしていたが、とりあえずお花畑でも見ようと、40分というトレッキングコースを逆時計回りに歩いてみた。最初はやや急な下りで「剣ヶ池」に。
初めは何も見えなかったが、
次第に霧が晴れてきて、
「千畳敷カール」が全貌を現した。
木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる標高2,956mの山で、木曽山脈(中央アルプス)の最高峰である。2時間で頂上まで登れるらしいが、こんな高いところを登ったことがないし、今の場所でも少し登りになると息が切れそうなので、次の機会を待つことにしたw
頂上を目指す人たちも多い。
トレッキングコースもガレ道なので、登山靴を履いてきたのは良かったと思ったことだよ。
千畳敷の散策道には様々な高山植物が今を盛りに花咲いていた。たくさん撮ったのでいくつか上げてみる。まだ名がよくわからないので、下記のHPなどで調べておいおい追記したい。
高山植物図鑑(駒ヶ岳ロープウェイHPより)
https://www.chuo-alps.com/tourism/plant/
ホテル前に帰ってきてしばらく休んでいると、また霧が出てきた。もう少しいたい気もしたが下山することにした。
充実感が強かったので、もう帰ろうかな(ブログに書ききれないから?)とも思ったが、考えた末もう一泊することに。場所も迷った末、宿の宿泊料と位置から茅野市に泊まることにした。長野は広くて見どころも多い。ぼんやりしているとこの先、蓼科・八ヶ岳・信州上田…と、どんどん先に行ってしまいそうになる(笑)。今回はこの辺で許しといたろう、というところかな。駒ヶ根ICから伊北ICまで中央道に乗って、あとは地道で諏訪湖まで。
vol.4に続く
信州の旅vol.3
7月20日
朝宿を出て、10km東にある高遠城址に向かった。桜で有名なのは知っていたが、他の季節はどうかなと思いつつ、近いので後学のためにチラ見しておこうと思ったのである。すき家は反対方向なので朝食は抜きで、そのうちあるだろうと思っていたが…、ずっとなかった(泣)。
城址の手前にある遠野の町並みは実にいい感じだった。先を急がなければ立ち寄って散策したいのにと思った。シーズンオフだからか北ゲートの駐車場付近も閑散としていた。ゲートをくぐると深い森の中に入ったように緑の草木が広がっていた。城址でこんなに欝蒼とした森になっているのは初めて見たような気がした。
高遠閣。早朝で開いていなかったが無料休憩所になっているらしい。
太鼓櫓。
白兎橋。
伊那方面を望む。
さて、そうゆっくりもして居られないが、南に隣接している「歴史博物館」内にある「絵島囲屋敷」を見学した。「江島生島事件」は幕府による綱紀粛正のためとも、将軍家継の生母月光院派と将軍家宣の正室天英院派の勢力争いによるものとも言われているが、いずれにしても政治的な問題にスキャンダルを利用するというのは、昔も今も変わらないようだ。スケープゴートにされた絵島は、罪一等減じられて、ここ高遠の地に幽閉されたのであるが、その胸中いかばかりたっだか。
復元された「絵島囲屋敷」。窓は全てはめ殺しになっている。
絵島の辞世の句は「浮世には又帰らめや武蔵野の月の光の影も恥かし」とあるが、こちらには、「物語まぼろしなりしわが絵島墓よやかたよ今うつつな里」の歌碑があった。
9:40ごろ高遠城址を後にして駒ヶ岳ロープウェイ乗り場に向かった。途中のコンビニでおにぎりとお茶・水を買う。菅の台バスセンターに車を置き、バス・ロープウェイの往復セット券を購入し、10:45発のバスに乗った。
11:15しらび平バス停着。ロープウェイに乗る。
ロープウェイから見えた滝の写真二つ。
11:27千畳敷駅着。標高 2,611.5mは日本最高の駅になるそうだ。以前行った立山の室堂より高いんだ、びっくり! 気温は17.5℃だった。
朝は晴れていたのに、もう霧が立ちこめて何も見えなかった。
せっかく来たので晴れるまで待とうと、この日初めての食事をしながらのんびりとしていたが、とりあえずお花畑でも見ようと、40分というトレッキングコースを逆時計回りに歩いてみた。最初はやや急な下りで「剣ヶ池」に。
初めは何も見えなかったが、
次第に霧が晴れてきて、
「千畳敷カール」が全貌を現した。
木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は長野県上松町・木曽町・宮田村の境界にそびえる標高2,956mの山で、木曽山脈(中央アルプス)の最高峰である。2時間で頂上まで登れるらしいが、こんな高いところを登ったことがないし、今の場所でも少し登りになると息が切れそうなので、次の機会を待つことにしたw
頂上を目指す人たちも多い。
トレッキングコースもガレ道なので、登山靴を履いてきたのは良かったと思ったことだよ。
千畳敷の散策道には様々な高山植物が今を盛りに花咲いていた。たくさん撮ったのでいくつか上げてみる。まだ名がよくわからないので、下記のHPなどで調べておいおい追記したい。
高山植物図鑑(駒ヶ岳ロープウェイHPより)
https://www.chuo-alps.com/tourism/plant/
ホテル前に帰ってきてしばらく休んでいると、また霧が出てきた。もう少しいたい気もしたが下山することにした。
充実感が強かったので、もう帰ろうかな(ブログに書ききれないから?)とも思ったが、考えた末もう一泊することに。場所も迷った末、宿の宿泊料と位置から茅野市に泊まることにした。長野は広くて見どころも多い。ぼんやりしているとこの先、蓼科・八ヶ岳・信州上田…と、どんどん先に行ってしまいそうになる(笑)。今回はこの辺で許しといたろう、というところかな。駒ヶ根ICから伊北ICまで中央道に乗って、あとは地道で諏訪湖まで。
vol.4に続く
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