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0630「水無月祓え」 [日々の雑感]

今年もお詣りし、くぐった「茅の輪くぐり」@綱敷天満神社(石屋川)
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「水無月祓(夏越の祓)」は、徒然草の「折節の移り変はるこそ」の段で知ってはいたが、実際に神社で催される「夏越の大祓」で茅の輪くぐりを見るようになったのはリタイア後になってからである。もともと旧暦の六月晦日に行われる行事なのだが、今では新暦の6月30日に行われる神社が多いようである(月遅れで実施する神社もある)。そういうわけで、この数年は水無月祓で「水無月」というお菓子をいただいた後に「半夏生」で蛸を食すという流れが出来ていた。
銘菓「水無月」。氷を模したと言われる涼しげなお菓子である。
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半夏生。七十二候の半夏生とは関係ないようだが同時期に咲く。
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しかし、「半夏生」は太陽の運行をもとにした(二十四節気・七十二候)ものであるのに対し、六月晦日は月の運行をもとにした暦のため、本来の時系列とはずれるはずである。本来は「半夏生」~「水無月祓」~「七夕祭り」という流れなのだろう。徒然草でも「六月祓へまたをかし」から「七夕祭るこそなまめかしけれ」と続いているのである。梅雨から夏、秋の始まりというように季節が流れていく。

ともあれ、一年の前半の終わりにあたって、それまでの穢れを祓って夏を乗り切るというのは、暦の新旧に関わらず受け入れやすいものではある。年の始まり(新年)を寿ぐように。細かいことが気になってしまう私であるが、コロナ禍にあってなんとか今年の前半も乗り切れたことにほっとしながら前を向いて暮らしていきたいと思うのだった。

綱敷天満神社から御影公会堂に向かって石屋川公園が続いていたのを今回初めて歩いた。
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木々の間を疎水が流れて、良い散歩コースであった。
季節の花々も。
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