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1213「竜王滝」(鳥取日野)~新見市~羽山第二隧道(高梁市) [旅日記]

予定外に訪れた新見市の町並み保存地区。
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朝早く目覚めたので、6時半に宿の無料朝食へ。ふだん一日二食なので旅に出ると1・2㎏体重が増えてしまうのだが、せっかくのサービスなので食べてしまうな(笑)。車で人のあまりいない自然の中を旅しているので、感染の心配はまずないが、朝食の場はそれなりに人がいるので、やや「密」(今年の漢字一字になったとか)を感じる。使い捨ての手袋が用意してあって、席も一つずつ空けられていて、宿も気を使っているのだが。さすがに皆さん無言で食べてはりましたな。

前日、いい加減な計画の割にほぼ完璧にミッションをこなしてしまったので、どういう経路で帰るかだけになってしまったのだが、とりあえず宿を出てガソリンを入れ、南に向かう。
米子ICの手前から見た雪をかぶった大山。お菓子の壽城とコラボで。
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江府ICの近くに「竜王滝」という滝があると知っていたので、とりあえずそこに向かう。R181から江府ICの先の根雨で右折してR180を進むと、ほどなく滝山公園の駐車場に着いた(9:10)。
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滝山神社の鳥居。前日見た二つの滝のものより立派。
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「滝山神社」の拝殿。威厳あるたたずまい。
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狛犬は尻尾が巨大だった。
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「竜王滝」(落差30m)は神社の裏手にあった。
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風情あるたたずまいだったが、この日はやや水量が少なかったのが残念だった。
滝の前の巨木の大きさを表すために自撮りしてみた。
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10時前に滝を後にして、さて次はどこに向かおうかと考えた。帰る方向からすると蒜山が順当だが、そちらはよく立ち寄っている。地図を眺めて南西にある新見市が目についた。帰省するときは手前の落合で米子に向かうので今まで立ち寄ったことがなかった。11時ぐらいに着きそうなのでそこでお昼をと考えたのだ。実はその先に以前からついでがあったら立ち寄りたいと思っていた所があったので、それも大きな理由になった。
10:40新見駅前。典型的な地方都市の駅に見えた。「汽車から降りたら小さな駅で…」
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「A級グルメのまち新見市へようこそ」という看板が目についた。初め「B級グルメ…」と見間違えたが(笑)。
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キティちゃんも。
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さてお昼をと思って何の気なしに選んだ"Trattoria Arca"というお店に行ってみると、立派な白壁の旧い屋敷の中にある店だった。ちょっとビビったがメニューを見ると高くなかったので入ってみた。
店内の様子。明治時代の旧屋敷 太池邸の内蔵を改装したお店らしい。
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店内は吹き抜けのある優雅なたたずまいであった。
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つい一か月前(11月7日)にオープンしたばかりだというのでお話を聞くと、大阪で修行されていたシェフ夫妻が、市の募集に応じてIターンしてきたとのことだった。
料理の写真は撮り忘れたのでwebから。地産地消の食材を使ったコスパの高い料理だった。ラッキーである。
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「A級グルメのまち」について後で調べると、千屋牛、ニューピオーネ、白桃、桃太郎トマトなどが名産品としてあげられていた。このお店もそういう町おこしの一環として開かれたのだろう。去年の秋に訪れた『邑南町日和』がグルメの町を目指した取り組みをしていたのを思い出した。

食後の腹ごなしに街を少し歩いてみた。店の周辺は「御殿町」といって白壁の旧い屋敷が散在していた。
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ただ、近くの倉吉市の「白壁の町並み」ほど古い建物が密集しているわけではないのがやや残念であった。お店の裏の「太池邸」の母屋にお邪魔してみたら、そういう町並み保存に尽力されている方がいて、色々お話を伺うことが出来た。
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その方ももっと行政の思い切ったテコ入れが必要だ、とおっしゃっていたがその通りだと思った。宿・グルメ・文化施設・伝統工芸の継承等々がバランスよく配されて、初めて単なる通過する場所であることから脱することが出来るのだろう。難しいことだけど。
城山にも登ってみた。
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十月桜?
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田山花袋の文学碑。といっても『蒲団』の中に新見の名が一行出ているだけだったが。
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公園としては素晴らしかったが、せっかくの城山なので、お城関係の施設があってもよいのではないかとも思った。
城山から見た新見の町。
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今回は偶然立ち寄っただけなので、次回もう少し町のことを調べて、滞在してみたいと思いながら新見市を後にした。

さて、新見市から高梁市に行く途中に、県道300号線という羽山渓沿いの道があって、そこに「羽山第二隧道(羽山第2トンネル)」という鍾乳洞を利用した手掘りのトンネルがあるということをネットで見て、いつかついでがあったら行きたいと思っていた。そのためだけに行くのは少々遠いからね。今回は絶好のチャンスと思い、行ってみることにした。高梁市成羽町羽山という住所でナビったので、300号線には南から入ったが、すごく細くて難渋したので、北側から入ればよかったと少し後悔。
トンネルの北側に少しだけ駐車スペースがある。
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北側から見たトンネル。「ここを車で抜けるの?」というほど低く感じられた。
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ふと左を見ると垂直の岩壁に人がぶら下がっていてびっくり。
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ロッククライマーの聖地でもあったのだった。
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トンネルをもう少し。
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予想以上にすごいところだった。道路の下はたぶん羽山渓だが、足がすくむような深い谷だった。少しゆるやかな所から渓に下りてみた。
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夏に来るとゆっくり楽しめそうな所だった。
15:30ごろ羽山渓を後にして帰路に就いた。帰りはほぼ地道で山麓バイパスのみが有料であった。
帰るついでといいながら充実し過ぎの旅二日目であった。しばらくは家でおとなしくしとこうっと。

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