SSブログ

1112 ヴァイパー奏者「大城敦博」Solo Live @アビリーン(神崎川) [ライブ鑑賞]

ヴァイパー奏者「大城敦博」Solo Live
001.jpg
前週の私たちのライブにわざわざ観に来ていただいたということもあり、この日のソロ・ライブを観に行きました。「琉球ヴァイオリン」をを演奏されるということで前から興味深く思っていましたが、なかなか行くきっかけがなかったということもありました。新たな音楽に飛び込むというのには、えいやっという勢いのようなものが必要なのかも知れません。
003.jpg
ヴァイオリン一つで2ステージをやるというのは、なかなか難しいように思えたのですが、演奏が始まっていく中で氷解していきました。
ライトを落とした状態からのスタート。
002.jpg
ステージ構成は一部:琉球音楽特集、二部:琉球発-世界名曲の旅ということで、大城さんのこれまでの音楽経歴をほぼ網羅するものだったと分かりました。三線やエイサーに代表される太鼓はあっても器楽のみの演奏がほとんどないことから、ヴァイオリンでその分野を開拓しようというのがそもそもの発端であったようです。
サイバー的コスチューム?と思ったら「エイサー」の衣装のようでした(笑)。
004.jpg
どういう順番からかは分かりませんが、ヴァイオリニストとしてクラシック、ポップス、ロック、ケルティック、ブルーグラス、ジャズなどの演奏経験を経て、これまで沖縄音楽には使われなかったヴァイオリンをアダプトさせるというのは独創的だなと思いました。少し前に仲間由紀恵さん主演のドラマ「テンペスト」の再放送を観ていたということもあり、複雑な歴史的経緯を持つ沖縄への想いを特に第一部では感じることが出来ました。
005.jpg
ソロで2ステージというのは大変だろうな、と思いながら観ていましたが、「ループペダル」という装置を使ってそれを補っているということを知りました。未だに良くは解ってないのですが、最初に弾いた何小節かのフレーズを、ペダル操作で録音し、次はそれをループ再生しながら新たな音を重ねていくというもののようでした。自分も時々一人多重録音をしたりすることがあるのですが、それをライブの中でリアルタイムにやっているということになるのかな?興味深い試みですが、実際やるとなると大変なんだろうなとも思いました。
ループペダルという機材(エフェクター)。
007.jpg
ヴァイパーというアメリカ製の6弦エレクトリック・ヴァイオリンを改造して使っていらっしゃるとのことでしたが、これもピチカートなどでベースノートを弾いたりなど、普通のヴァイオリンで出来ないことを可能にする楽器であるなあと感心しました。2ステージはあっという間に終わり、新たな分野を創出するということの大変さと素晴らしさと凄さを感じながら店を後にしました。
006.jpg
youtubeにたくさん演奏がアップされているので、その中の一つ(たぶんこの夜演奏されていたもの)を挙げてこの稿の終わりとします。

Viper-violin & Loop "With the Cool Breeze" 「涼風に連りてぃ」
https://www.youtube.com/watch?v=TgYOnm43N00


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。