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0107 七草がゆ [日々の雑感]

半額セールで手に入れた「 七草がゆ」セット。
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七種粥とは、「人日の節句(1月7日)の朝に食べられている日本の行事食(料理)」。正月の行事の一つとして幼少時から知ってはいた。ただ「鏡開き」「とんど焼き」に続く行事の流れとして知ってはいたが、実際は七草の全てが現実には手に入りにくいからか、いくつかの野菜が入ったお粥か雑炊のようなものを食べていたかもしれない。正月にお節や雑煮などたくさん食べて弱った胃を休ませるためというのは理にかなっているようにも思える。今の我が家では大晦日・元旦ですでに食べすぎ飲みすぎで、2日の夜ぐらいが適当と言えるかもしれないが(笑)。

「セリ、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴ(オ)ギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(田平子)、スズナ(蕪)、スズシロ(大根)」の「七草(七種)の名は正月が来るたびに覚えてみては忘れるといった具合である。この正月の5日に近所のスーパーに行くと、「七草がゆセット」が店頭に並べられていた。去年も出てたかなあと覗いてみると二種あって、一つはフリーズドライでお湯を入れたらいいというもので、もう一つは大分産で小さな大根や蕪も入った本格的な?セットであった。大根や蕪・セリは季節の野菜なので手に入りやすいが、他は野草なのでよく集めたものだなあ、と感心したが、家人と目を合わせた結果、邪魔くさくない方を買って帰った(笑)。

7日の晩、飲みに行ったついでにスーパーを覗くと、すでに売り切れていて、代わりにホウレンソウなどの7種の野菜が入ったセットが置いてあった。
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前に覗いていたおばちゃんが「昨日のと違う」というしぐさで商品をかき回していたのが可笑しかった。売り切れたら似たものを仕入れて、安く売るというのはなかなかの商魂だなと思ったが、物が野菜なので節分の「恵方巻き」のようなフードロスの心配が少ないのはよかった、と思ったことだよ。

酔いも手伝って面白いと思って、近くの別のスーパーに行ってみると、最後の一つが半額セールになって売っていたので、思わず買って帰ったのが冒頭の写真(笑)。「こんなもの買って来て」という顔をされたが、翌日の夕餉にはちゃんと出て来たのでありがたくいただいた。
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wikiによると島根県隠岐郡隠岐の島町では「早朝、鍬初めの儀を行ったうえで炊く粥。手に入る七草入り」だという。そして「6日の夜を『年の夜』」といい、白米飯、鍬、ユズリハを歳神に供える。翌7日の早朝、鍬とユズリハ、さらに神酒や干し柿を持参して田に赴き、三鍬打ってユズリハを立て、神酒などを供える。この儀礼を『鍬初め』という。」ということだがあまり覚えがないなあ。私の祖父は鍛冶屋をしていたし、田畑も持っていたので同じ風習をしていてもおかしくないと思うのだが。私が中3までしかいなかったので知らないのか、隠岐の中でも奥地だったのでそのような風習が根付いていなかったのか…。また、故郷の誰かに尋ねてみようと思ったことだ。
西浜公園のしめ飾り。
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