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0202 「七曲滝」(有馬四十八滝)の氷爆 [山歩き]

「有馬四十八滝」の一つ「七曲滝」の氷爆。
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例年より寒い冬が続いている。一週間前の寒さの底のころ奈良県川上村の「御船の滝」の氷爆を観に行ったが、道路の雪に阻まれ引き返した。それに懲りて当分行かないぞ、と心に決めていたのだが、30日の神戸新聞web版だったかで、この滝の氷爆の写真が紹介されていて、多くの人が観に行っているとのこと。俄然ムラムラと行きたい気持ちを止められず…。近場なので引き返してもさほど落胆しないだろうというのもあった(笑)。

今回はロープウェイの山頂駅の駐車場に車を置いて、有馬まで下りてからロープウェイで上がるのがいいかなと思っていた。道路に雪はほとんどなかったが、山の木々には雪が美しかった。
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ロープウェイ山頂駅を通り過ぎてしまって、極楽茶屋跡まで来てしまったが、駐車スペースに一台しか停まっていなかったので、横に停めることに。やはり平日は空いている。
10:30 そこから見た下界の情景。雲海がきれいだった。写真ではうまく表せないけど。
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紅葉谷道は雪で真っ白だったので、ここでアイゼンをつける。去年「扁妙の滝」へ行く前に買った簡易なものだが、これが非常に役にたった。というかアイゼンなしでは行ってはならないと思ったことだよ。
さて、雪の紅葉谷道をいざ下らん。
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11:20 「百間滝」の分岐に到着。去年の冬の初めにここには来たが、「七曲滝」は分からずじまいだった(記事参照)。
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ここを少し下った左側に滝への導入路があるはずなのだが、と思って左を注視しながら下りてゆく。途中すれ違うハイカーに「七曲滝は行かれましたか」と尋ねるが、行ったという方はいない。中には「命が惜しいので(行ってない)」と物騒なことをおっしゃる御仁も。そうこうしながら迂回路表示地点まで来た(写真は帰りに撮ったもの)。
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14年夏の台風で、紅葉谷道のあちこちが崩落して修復途中である個所のひとつだ。ここしかないなあと佇んでいると、奥から歩いてくる人たちがいて聞くと、どうもここから入るらしい。ここから先は自己責任ということなんだな(泣)。少し行くと分岐があって、ここでも奥から来た人を待つのだった。
分かりにくい分岐。
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今写真を見ると右には小枝が置いてあってこっちじゃないという意味か?
後ろから来た女性二人組に道を譲り、後を付いて行く。これが確実だね。
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細い道を谷に下りて谷沿いに遡っていくと、
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12:00 ようやく「七曲滝」にたどり着いた。
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目の当たりにした氷爆は想像以上の美しさだった。来てよかったとつくづく思ったことだよ。
いくつか写真を。
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来られている人たちの中にドローンを持ってきた方がいた。
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youtube にアップされるとのことなので楽しみ。
ひょっとしてこれかも
六甲山 七曲滝の氷瀑をドローンで見る DJI MavicPro ICEFALL

12:40 もっといたい気もしたが、昼も食べてないので滝を後にした。
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来た道を引き返すが、途中の分岐でまっすぐ進んで、途中で道がなくなっていて怖い目にあった。行きは左へ左へ、帰りは右へ右へが正しいのだが、それは後になって分かったこと。これだけの人が訪れているのだから、もう少し標識の類があったほうがありがたかったなあ、というのが正直なところであった。
帰りの上りは思ったよりきつかった。雪道だからなあ。14:00にようやく車のところに帰り着いた。
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朝見た風景とは少し違って、これはこれで幻想的だった。遠くに島が浮かんでいるように見えるのは紀伊の山らしい(と茶屋の横に60年住んでいるというおっちゃんが教えてくれた)。
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山歩きを始めてからいつか行きたいと思っていた滝に行くことができてよかった。なにより駐車代もロープウェイ代も掛らなかったのが素晴らしかった(そこかい!)。天候に恵まれて装備さえちゃんとしていればこんな近場で見ることができるのは得がたいことであるなあ、と思ったことだよ。
この日活躍してくれた1800円のトレッキング・シューズとアイゼン。お世話になりました。
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hiro-kan

途中で道がなくなっていて怖い目にあった

怖いですね~

雪山登山は安全第一でお楽しみくださいませ(^^)/
by hiro-kan (2018-02-08 20:22) 

hobo

本当ですね。みんなが行ってるから大丈夫だろう、という安易な行動が雪山遭難の大きな原因の一つではないか、と自分がそうなりそうになって、改めて思い知りました(苦笑)。

by hobo (2018-02-08 23:14) 

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