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1214 "RAKKAN" LIVE ! @Abilene [ライブ鑑賞]

1214 "RAKKAN" LIVE ! @Abilene
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赤穂浪士討ち入りのこの日、久しぶりにいつもお世話になっているアビリーンに行ってきました。今回のライブは "RAKKAN" という関学OBの夫婦デュオバンド。
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以前からご高名は聞いていましたが、実際に観るのは初めてなので楽しみでした。ボーカルの Tanya さんは5月に大阪ミナミの "Garth" で催された " Jazz & Bluegrass Session" を観に行ったとき、ジャズやブルーグラスをバックに何曲か歌われていたのを聴いていて、素晴らしいボーカルと思っていましたが、夫君の Ohno さんのギタープレイとどういうアンサンブルを生み出すのだろうかと興味津々でした。
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開始の15分前にお店に入りましたが、店内は既に満員で、関学OBの方が多いのかなと思っていたら、阪神間のライブハウスで活躍されているミュージシャン達(ブルーグラス系の)が集結した感じで、このバンドがいわゆる "Musician's Musician" なんだと知った次第です。Gram Parsons の Still Feeling Blue から始まったステージは、コメントは最小限で淡々と 曲が繰り出されるという感じで進行していきました。お客さんは皆顔見知りという感じなので、アットホームな雰囲気の中で和やかに演奏が続いていきます。
Blue Christmas も良かった!
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ギター(時にはコーラスも)の Ohno さんのギタープレイはとにかく圧巻でした。クラレンス・フリークとどこかで聞いたような気もしますが、流れるようなクロスピッキングで、前奏・間奏・バッキングを異なるニュアンスで弾き分けて歌をサポートしていました。アドリブの演奏もお得意なのでしょうが、相当じっくりと時間をかけて構成された演奏のように感じられました。私の貧しいイメージで言えば、ジム・クロウチのギターを担当していた Maury Muheleisen に Clarence White が加わった感じかな(訳わからん?)。特にバッキングがツボを抑えたもので、いつもお二人で練習されているからだろうなと思ったことだよ(笑)。
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一方、ボーカルの Tanya さんの歌も、どこかマリア・マルダーを思わせる艶やかでメリハリのあるボーカルでした。以前少しyoutube で聴いたことがあるのですが、更に緻密な感じの歌いぶりになっているようで、幾つになっても(失礼!)どんどん進化していく様を見ることができて、自分ももっと頑張れば伸びしろがあるのかな、とやる気を引き出していただきました。
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ベースや他の楽器が入ると、この緻密な構成が崩れてしまうかもしれないなと考えると、このユニットがベストかもしれないなと思いました。まさに婦唱夫奏(夫奏婦唱?)の妙というところでしょうか。
選曲も70年代のリンダやマリア、ライトフットなど私もよくやっている曲も多くて参考になりました。中にはビートルズのレアな曲など、ギタープレイの構成をつくるのに何年もかけたというお話も出て、それにはビックリ・ポン(古!!)でした。

しばらく一緒にしていなくて、最近共演を再開されたとのことなので、また演奏を聴く機会がもてるかもしれないので、今回聞き逃した方は是非足を運んで頂きたいと思ったライブでした。

この曲がyoutubeにあがっていました。お聴き下さい。
Rocky Road Blues - RAKKAN (Live @ Abilene 2018/12/14)
https://www.youtube.com/watch?v=gTVllSOmFe8&feature=youtu.be&fbclid=IwAR3Xh438PVqwDgQN-01BifI-nWP8yEWc0E_3iDeFEh4FeJvyFrDtGdDuo-w

帰りに見た月が夕方より傾いてお椀を置いたようになっているので撮ってみました。
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