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1021 萩原麻未 ピアノ・リサイタル@いずみホール(大阪) [ライブ鑑賞]

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クラシックのコンサートはめったに行かないのだが、今回チケットを譲っていただけたので行ってみた。ピアニストの萩原さんはもちろん?存じ上げなかったが、広島のご出身で2000年第27回パルマドーロ国際コンクールで史上最年少の13歳で第1位に、2010年第65回ジュネーヴ国際コンクールで優勝するなど、新進気鋭のピアニストであるらしかった。少し前に小説『蜜蜂と遠雷』を読んだ時、色々ピアノソロの曲をyoutubeで聴いていたので、ささやかな下準備はできていたかも。

会場の「いずみホール」は、大阪城公園の東にあるクラシック専門のホールで、もちろん初めて行った。ホールの駐車場は高さ制限があるので、付近を回って線路を越えたところにあるコインパーキングに駐車した。こういうことだけは熟達するなあ。台風が近づく雨の中歩いてホールへ。時間があったのでツイン21の1FにあるPRONTOという喫茶店で時間をつぶす。ここは昼は喫茶でドトールと似たシステム。タバコも吸えるのだ。
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1時半ごろホールに入る。パイプオルガンが燦然とそびえるステージ。
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席は前のほうの右よりだったので手元が見えなかった。いきなり寝そうになったが(寝不足のせい?)足元は見えたので、ペダルの操作をじっと見ていると目が冴えてきた。ピアノのペダルなど今まであまり気に止めたことがなかったので、複雑なペダルワークを興味深く見られてよかった。残響音の上に新たなフレーズを重ねる効果はギターなどにも通じるものがあるなあと思った(できないけどw)。
ショパン=リスト:6つのポーランドの歌
リスト:愛の夢 第3番
リスト:パガニーニによる大練習曲より
    第2番「オクターブ」
    第3番「ラ・カンパネラ」
    第4番「アルペジオ」
    第5番「狩り」
    第6番「主題と変奏」
と一気に演奏が続く。譜面などを置かず全て暗譜して演奏していることだけでもすごいなあ、と思ったことだよ。ここで休憩があったので一旦外に出て、左サイドのバルコニー席がかなり空いていたので、上がってみた。特につまみ出されることもなかったので、二部が始まる直前に空いている席に座らせてもらった(so sorry !)

二部のプログラムはドビュッシー:前奏曲集第1巻(全12曲)。遠目だけど手元も良く見えて、CDで聴くのとは違うライブ感を感じることができた。この12曲はそれぞれ独立した曲だが、パンフの解説を見ながら聴くと曲のコンセプト・物語性がよく分かり、興味深く鑑賞することができた。家で聴くときも、ただ漫然と聴くだけでなく、曲の背景などを知った上で聴くのがいいのではないかと思ったことだ。

アンコールが3回もあり、「子犬のワルツ」など彼女のピアノとの出会いに関わる曲を弾いてくれて、彼女の人柄を垣間見ることができた。ジャズ・バーみたいなところで解説を交えながら弾いてくれたりするとこういうジャンルにもっと親しめるかも、と思ったことだよ。
最後にyoutubeから一曲。
ジュネーブ国際音楽コンクールピアノ部門優勝/萩原麻未/第1楽章
https://www.youtube.com/watch?v=EBcHuA5Pir8


フランク& R. シュトラウス:ソナタ


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