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映画「王の涙 イ・サンの決断」@元町映画館 [映画]

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韓流ドラマにそれほどはまっているわけではないが、日曜夜の地上波の再放送は大河ドラマ的に観ていた。「宮廷女官チャングムの誓い」から「イ・サン」「トンイ」と観て今は小休止状態。ちなみにこの3作品ともイ・ビョンフン監督のメガホンで、この監督の作風が好きなのかもしれない。延々と繰り広げられる権力闘争ドラマの中にヒューマニズムが貫かれているからだろうか(けっこうはまっているのかも)。トンイ(実在かどうか不明)が生んだ子が李氏朝鮮第21代国王「英祖」であり、その孫が第22代国王「正祖(イ・サン)」という関係にある。
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全77回という超大河ドラマを2時間半でどう表現するかという興味と、TV版でイ・サンの愛妃ソン・ソンヨン役をした可憐なハン・ジミンが最大の悪役貞純王后役に挑戦するというのもあった(これが一番かも)。風邪が悪化してJam会にも行けそうにないので、せめて映画でも観ようと思った次第。

映画版は背景となる老論派を中心とする権力闘争や父・サド世子が陰謀で殺される場面なども交えているが、即位前後に何度も暗殺の危機にあったイ・サンの最大の危機、1777年7月28日に起こった「丁酉逆変」の一日に焦点をあてて描かれたアクション・ドラマといっていいものであった。このお話は皆知っているだろうというのが前提の作品であるともいえる。戦闘シーンは映画ならではの迫力があったし、刺客集団のボスが孤児を拉致して刺客に仕立て上げていく様は、今現実に中東で行なわれているらしいことと重ねられて、痛ましいものがあった。
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やはり、総集編でもいいからTV版で観た上で観賞するのがいいのだろうと思う。ハン・ジミンさんは自ら志願したとのことであるが、可憐な地を消せなくて、思わず「ソンヨン~!」と心の中で叫んでしまったことだよww

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