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母と娘の北欧の旅2018 [旅日記]

母と娘の北欧の旅2018
ゴットランド島ヴィスビィーの旧市街。
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今年で3年連続になる北欧の旅、計り知れない魅力があるんだろうな。私のアメリカ南部への郷愁が分かってもらえないのと一緒か(笑)。それにしても最近の北欧人気はすごいもので、日本の4空港から毎日フィン・エアー便が出ているようだ。今回は台風21号が近畿を直撃したため、危うく中止になりそうだったので、そのことを中心に書いていきたいと思う。聞き書きですけどね(笑)。

今回の旅程は
9月 8日(土) 10:45関空発~ヘルシンキ~ストックホルム
9月 9日(日) ストックホルム市内散策
9月10日(月) ゴットランド島(スウェーデン最大の島)へ
9月11日(火) タリン(エストニア共和国の首都)へ
          タリンで2泊
9月13日(木) タリン~ヘルシンキへ   
          ヘルシンキで2泊
9月15日(土) 17:25ヘルシンキ発~
9月16日(日)  8:55関空着
であった。

台風21号が近畿を直撃したのは9月4日(火)の午後だった。2時ごろ停電して夜遅くまで復旧しなかったため、トイレの水とかに少し困ったが、自分の家はそれほど被害が無かったので、土曜日は無事旅立つことができるだろうと高をくくっていた。ところが思いのほか被害が大きかったのは以前に少し書いた。(→参照

一時は今回はあきらめて来年のGWぐらいにしようか、と思っていたようだが、他の空港からの便に振り替えられないかと、かなり粘り強くフィンランド航空に電話を続けて、翌日の福岡発の座席を押さえることが出来た。何たる執念!!新幹線・前泊のホテルなど費用は掛かるが、向こうでのホテルなど全部キャンセルするのもそれはそれで大変だっただろうから、よかったのだろう。ちなみに帰る頃には振り替え便に関わる国内の旅費は出ることになったようで、それもよかった。

かくて、前日に博多まで行って泊まり、9月 9日(日)の福岡発(ほぼ同時刻)に無事搭乗できて旅立ったのであった。旅の模様は箇条書き程度にメモしておく。

10日、朝8時半ストックホルム近郊のブロンマ空港発の飛行機でゴットランド島へ。
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ゴットランド島のヴィスビィーは、12世紀~15世紀にハンザ同盟の貿易港として栄えた町らしく、周囲3.5kmの城壁に囲まれた旧市街は多くの教会や遺跡が多数あり、世界文化遺産にもなっている。
「魔女の宅急便」のモデルになったとも言われているらしく、これが訪問の動機かも。
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一日中歩き回って(28000歩)夕方の便でストックホルムに帰ったという。楽しそう…かな。

11日、この日は午前中は朝から市庁舎のガイドツアーに参加して、午後はガムラスタンを散策して夕方アーランダ空港発の飛行機でエストニアのタリンに向かう予定だった。

ところが午後4時ごろ、予約していた便の欠航のメールが来て、空港に行っても要領を得ずバタバタしていた(途方に暮れていた?)が、6時ごろになって最終便に振り替えたというメールがあり、なんとかそれに乗って、深夜0時過ぎにホテルに入ることができた。これはヒョエーな体験ですな。

12日、タリンには2泊の予定。改めて調べるとタリンもストックホルムもハンザ同盟都市らしい。とすると今回彼女らは3つのハンザ同盟都市を巡ったことになる。
エストニアの首都タリンの旧市街は500メートル四方のこじんまりとした街で、世界遺産にもなっており、雑貨の店も多く、町中を歩き回り楽しい時間を過ごした。
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タリン空港のシートの模様はエストニア伝統織物のもの。
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13日の夕方の飛行機でヘルシンキに渡る。ここで2泊の予定。
14日、フィンランドの首都ヘルシンキはフィンランド湾に面する主要都市の一つで、タリンや対岸のストックホルムとも歴史的に密接な関係にあったという。

2日間の交通カードを買い、トラムに乗ってアンティークの店めぐりをしたが、寒くなったせいか屋外マーケットも閉じているところも多く、あまり食器類を見て回ることができなかったのは残念なことであったよ。

15日、夕方の便で帰国の途に就く。帰りの便はフィン・エアーが中部国際空港行きに振り替えてくれたので無事16日の朝帰国出来、新幹線で帰った。
今回の戦利品とお土産。
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0923 尾道~広島~呉の旅 vol.2 [旅日記]

灰ヶ峰(737m)から眺めた呉の市街。
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今回泊まった宿はチェックアウトが10時までになっていて、そんなん要らんわとも思ったが、よく考えるとせっかく平和大通り沿いにあるので、朝のうちに原爆ドームや平和公園を散策したらよいのだと思い直した。ホテル側もそれを意図してチェックアウトを延ばしているのかもしれなかった(笑)。

前に広島に来たのはいつだったか。Alison Brown のコンサートを観るのを兼ねて来たのが2012だった。その時の写真。
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あの時は広島城にちょっと立ち寄っただけだった。音戸の瀬戸も立ち寄ったようだから、呉は通り過ぎただけだったのだろう。
ともあれ平和大通りを歩く。
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最新型の市電。あちこちから集めた古い電車もいいけど。
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川に出る。元安川に架かる「元安橋」。どこかで見たような名だなあ(笑)。
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原爆ドーム遠景。
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広島平和記念資料館の本館は現在リニューアル工事中。
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貞子の像。
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早朝なのに外国からの観光客の姿が。
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鎮魂の笛?いい音色だった。
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原爆ドームのむき出しの姿にはやはり痛ましさを強く感じる。保存状態は大丈夫なんだろうか。ドームが次第に風雨にさらされて風化していくように、人々の記憶も風化していかないことを祈るばかりである。
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2年前に映画『この世界の片隅に』を観て、この夏に実写版のドラマを観て、どちらもよかったので広島に行く機会があったらゆかりの場所を訪れてみたいと思っていた。浦野すずが幼少期を過ごした江波島は埋め立てられて広島の街と地続きになっているようなので「江波山」とあたりをつけて行ってみた。
そこは「江波山公園」という公園になっていた。
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山の上には「広島市江波山気象館(HPはこちら)」があった。
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以前は「広島地方気象台」だったらしく、「建物自体は1945年(昭和20年)広島市への原子爆弾投下にも耐えた現存する被爆建物であり、広島市重要文化財に指定されている」という。この地は、爆心地から3,630mに位置していて、原爆の爆風で曲がった窓枠やガラスの破片が突き刺さった壁に被爆の痕跡を残している。
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山麓には「江波神社」があった。すずが詣でたかもしれないなと思いつつ手を合わせた。
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住み付いているらしい猫も。
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江波神社を探すのに時間をとられて、呉に向かった時は11時を過ぎていた。
地道で行こうと思っていたので、広島呉道路がまだ不通であったことを失念していた。R31は海岸沿いのいい道だったがかなり渋滞していた。12:30ごろやっと呉駅に到着。
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軍港の街「呉」は海軍カレーで有名で、いくつかの店で出されているようだった。前に行った横須賀と同じだな。その中で「海軍さんの麦酒館」というお店に入ってみた。
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ここのは「潜水艦はくりゅうカレー」という。
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海自潜水艦「はくりゅう」で隊員たちが食べているものと同じレシピらしいが、昔ながらのカレーという印象であった。地ビールもいろいろ出しているので呉に泊まることがあったらゆっくり飲みたいと思ったことだよ。

街の北にある「灰ヶ峯(737m)」からの景色が素晴らしいようなので、歩いて登ってみようと思っていたが、もう2時前だったので車で行くことに。
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ナビで調べると「灰ヶ峯公園」が出たのでここだろうと思って車を走らせたが、実際行くと北麓の山中にあり、ここは違うと細い道をおそるおそる登っていって、なんとか「灰ヶ峯気象レーダー観測所」のある山頂展望台にたどり着いた。
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山頂からの眺望は素晴らしかった。曇り空だったのが残念だったがそれでも絶景と感じられた。上の映画の記事のリンクをご覧になると、重なるものがあるように思う。すずの住まいはかなり下になるだろうが。
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駐車場は6台分しかないが、混雑はしていなかった。夜景の時間帯はかなり多いようだが。六甲山のようにロープウェイもなく、観光地化されていないのが逆に素晴らしいと思ったことだ。
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再び市街に下りたのが3時過ぎ。もっと街めぐりをしたかったがそれは次の機会にと思い、帰途に就いた。前日途中まで走った東広島・呉自動車道を北上してR2のバイパスに入り、後は行きと同じく地道中心で走って、その日のうちに帰り着くことができた。
第二神明名谷PAから見えた「中秋の名月(イヴ)」。
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2日間の走行距離748.6km 燃費12.85km/L。今回も行き当たりバッタリのハードな旅だったがそれなりに楽しかった。もう少しのんびりした旅の方がとも思ったが、性格ゆえ致し方なし。

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0922 尾道~広島~呉の旅 vol.1 [旅日記]

尾道「千光寺公園」より尾道水道を望む。
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前の週は雨続きで遠出できなかったので、この日はまあまあ天気も良さそうなので出かけてみることにした。例によって雨が降ったり宿が取れなかったら帰るつもりで。月曜日はバンド練習があるので泊まっても一泊だが。最近トリバゴなどのおかげで宿を探すのは便利なのだが、皆利用するのであったと思った宿がすぐ無くなってしまうきらいがあるなあ。西だとせいぜい広島どまりなので時々宿の状況を見ながら車を走らせる。柳原~第二神明~加古川バイパス~姫路バイパスと走り、龍野西~福山西は高速に入る。12時半ごろ尾道に着いた。
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昼は尾道ラーメンでもよかったが結構行列が。
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3年前に訪れたイタリアンのテイクアウトのお店 " IL PONTILE " が午後中開いているようなので行ってみた。人気店のようだが以外に空いていた。
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イートインコーナーも入れたので、脱走事件で脚光を浴びた向島を眺めながらランチボックスをいただく。
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こんな店が神戸にもあるといいのになあ、と思ったことだよ。
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その後千光寺公園に車で上がってみた。頂上の駐車場(有料)は満杯だったが、北麓に回ってみるとグラウンドの駐車場(無料)があり、そこから歩いて上がった。ウォーキングを厭わなくなったことのメリットの一つかな。昔だったら上の駐車場で待っていただろうから。
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天気が良かったので尾道水道がきれいに見えた。遠く四国の山並みまで見えたのは初めてだったかも。
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裏手にあった「八畳岩」。
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広島の平和通り近くの宿が取れたので広島に向かうことにした。
R2やそのバイパスを走っていたが、地道になったので本郷ICから山陽道に少し乗った。河内・西条間が事故渋滞だったので、少し考えて高屋JCTから東広島・呉自動車道に入ってみた。後で分かったが、この道は呉まで全て無料区間だった。関西から呉に行く時には有効な道だと思う。あまりいい道だったので、かなり呉に近づいてから右折し、広島に向かったので幹線がなくナビの指示もいい加減で少し時間がかかったのは残念。それでも7時ごろには宿に着くことが出来た。
夜は近所のお好み焼屋さんで初めての広島焼きを。尾道焼きは前に食べたことがあるが、違いはそれほど分からなかった。
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0916 Hobo & New Bohemians @ 神戸ホンキートンク [バンド]

神戸ホンキートンク
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シルバー・ウィークの三連休の中日の日曜日、いつもは7時には店に入っているのに、7時半近くになって入ったところ、既に他のメンバーはスタンバイしている状態でビックリ。しかも店内にはお客さんも待っておられました。スタンバイしていた理由が分かりました(笑)。
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聞いたところでは福井の方で、広島あたりを旅行されて、この日は神戸泊だとか。連休の中日だとこのような旅の方々も来られるのだなあと妙に納得。演奏する方は連休の真ん中だと旅行など計画しているとちょっと考えてしまうところですけど。少し遅れて入られたのは、土曜日にやっていた頃よく来ていらっしゃったD達ご夫妻でした。こちらは静岡の方で、週末よく神戸に来られるようですが、日曜日は帰らなくちゃいけないでしょうからご無沙汰だったのでした。
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いきなり演奏を始めることになってしまいましたが、なんとか2ステージこなすことが出来ました。"Dixie Breakdown" のリクエストにもなんとか昔の記憶を元に応えることができました。最後はお客さんにも出てもらってジャム大会。福井の方はバンジョー、静岡の方はマンドリンということで、それぞれシュアな演奏を披露していただきました。
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演奏後家に帰ったら、北欧に旅をしていた家人(と娘)が帰国していました。台風による関空の閉鎖などで大変だったみたいですが、一日旅程が短縮されただけで無事帰ってこれてよかったです。これについてはまた別項で。
北欧土産。
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次回は11月の第3日曜日になります。よろしくお願いします。


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0915「橘寺の酔芙蓉」と「案山子路(ロード)」@ 奈良県明日香村 [日々の散策]

大和路散策vol.2 「橘寺のスイフヨウ」&「案山子路(ロード)」
「橘寺の酔芙蓉」(これは普通の芙蓉のようだ)。
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大和路散策vol.1 本薬師寺跡の「ホテイアオイ」群落はこちら
昼食の後、もう一つ調べておいた橘寺の「酔芙蓉」を見に行くことにした。地図で見るとほんの3~4kmの近さであった。明日香には何度も訪れているのだが、橘寺には来た記憶がない。さっと通り過ぎていたのだろう。聖徳太子ゆかりのお寺ということであるが、観光客は3連休の初日というのにまばらだった。やはり「石舞台」あたりの方がメインになるのかな。何時雨が降り出すか分からない天候のせいもあるのかもしれない。
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聖徳太子の愛馬。
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こちらも15年前から酔芙蓉を植えて増やしているらしい。以前行った京都山科の「大乗寺(酔芙蓉の寺)」に触発されたのだろうか。いずれにしても様々なお寺が「花の寺」としてイメージアップに努めているのだな、と思ったことだよ。
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こちらには「芙蓉」と「酔芙蓉」が混在しているようで、今の時期のは「芙蓉」かな、とも思われた。もう少しすると酔芙蓉も開花するので、その頃に来るのが一番よさそうだった。
紅白の芙蓉。
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こちらのピンク色のは酔芙蓉っぽい。
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人が少ないせいか落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと縁側に座ってお庭を見ていたい気分になった。実際そうならないのは性格のせいであるが(笑)。
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往生院とその内部。素晴らしい天井画があった。
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十三重の塔と紫式部。
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「二面石」。
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さて、これで帰ってもいいかとも思ったが、まだ時間もあるし天気も持ちそうなので、以前にも訪れた「稲渕の案山子」を思い出して行ってみることに。ここも橘寺から3kmぐらいしか離れていなかった。石舞台を通り過ぎて少し走ると見覚えのある集落に出た。
以前はなかった「案山子路(ロード)の看板。
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神社の注連縄の変形か?これも初めて見た。
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毎年行われている「彼岸花祭り」と「案山子コンテスト」は次の週末らしく、まだ制作途上のものもあった。いくつか目についたものをあげてみる。
大活躍のOHTANI SAN !
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これまた今年の顔「せごどん」。
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黄色と白の彼岸花はもう咲いていた。
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一通り見たところで雨が降ってきた。少し濡れたが何とか車に帰り着き、帰途に就く。
雨に濡れた棚田もなかなかの風情。
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帰りもスムーズに走れたので5時ぐらいに帰ることができた。それほど歩いたわけでもなかったのに、このところの長雨で体がなまっていたのか、思ったより疲れていた。なんとか天気にも恵まれ、ホテイアオイだけでなく色々見ることができてよかった、と思ったことだよ。


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0915 「ホテイアオイ」群落 @ 本薬師寺跡(橿原市城殿町279) [日帰り旅]

大和路散策vol.1 「ホテイアオイ」@ 本薬師寺跡
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「ホテイアオイ」は知っていたが、可憐な花が咲くことは知らなかった。ひと月ほど前に同級生のA比奈君が、自分で鉢で水耕栽培している写真をFBにアップしていたので知った。
彼が栽培しているホテイアオイの鉢。
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10日ほど前に夕方のニュースで本薬師寺跡にホテイアオイの群落があると紹介していたので、行こうと思いながら、秋の長雨でなかなか行けずにいた。遠出もしようと思っていたのにそれもできず、この日業を煮やして?行ってみることにした。

経路は8月に「赤目四十八滝」に行った時とほぼ同じで、大和高田バイパスからR169を南下し、畝傍御陵前で左折するとすぐであった。
バイパスから東を見ると山々の連なりが。音羽山観音寺のあたりかな?
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10時過ぎには駐車場に到着。駐車場の係員が2人もいたのに駐車料も全て無料。橿原市が管理しているのかな。休耕田を利用して栽培されているという「ホテイアオイ」の花が一面に広がっていて壮観であった。
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畝傍山(うねびやま)をバックに。
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今年は近所の橿原市立畝傍北小学校の2年生が植樹したという立て札もあって、毎年地域の人々の手によって増やされているのだと思われた。
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本薬師寺は「天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気平癒祈願のために建立した寺」で藤原京にあったものが平城京遷都に伴ってこの地に移築されたという。現在では遺構として金堂跡と東西両塔跡に大きな礎石が残されているだけである。
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境内には咲き始めの彼岸花が。
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萩の花やいろいろな秋の花や実もあった。
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お寺としてはあまり機能していないのか、トイレが見つからなかったので、もう少し見ていたい気もしたが、本薬師寺跡を後にすることにした。
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昼食の後、もう一つ調べておいた橘寺の「酔芙蓉」を見に行くことにした。それは vol.2 で。


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映画『カメラを止めるな!』@ OSシネマズ神戸ハーバーランド [映画]

<映画『カメラを止めるな!』 @ OSシネマズ神戸ハーバーランド
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この映画が話題になったのは8月の初めごろだった。低予算で作られたインディペンデント映画で、初めは都内の2館だけの上映だったのが、評判が評判を呼んで、ついに全国展開することになった。阪神間で上映されるのは少し後になるようだったので、スマホにメールして書き留めていたが、そのうち忘れかけていた。台風21号とその後の雨で、外に出かけることもままならず、ふと今やっている映画を見るとこれがあった。「シネ・リーブル」や「元町映画館」と「OSシネマ」で同時に上演しているところにこの映画の広がり方の特異さを感じた。

ジャンルとしては「ゾンビ映画」ということになるようだ。この手の映画はほとんど観ないので、ゾンビ映画のなんたるかはよく分からないが、どうも普通のゾンビ映画とは違うようだ。ゾンビ映画でありながらコメディ映画であり、ファミリー映画でもある、というような映画である。自分もそうであったが、予備知識なしで観た方が100倍楽しめるので、ネタばれしないように書いているのだがなかなか難しい(笑)。
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本作の英題は『One Cut of the Dead』というようで、ワン・カットの長回しで撮影することを指す。邦題の『カメラを止めるな!』もそれに引っかけられている。内容は「人里離れた山の中で、自主映画の撮影クルーがゾンビ映画の撮影を行っている。リアリティーを求める監督の要求はエスカレートし、なかなかOKの声はかからず、テイク数は42を数えていた。その時、彼らは本物のゾンビの襲撃を受け、大興奮した監督がカメラを回し続ける一方、撮影クルーは次々とゾンビ化していき……。」というものである。
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ワンカットで作るゾンビ映画の撮影風景を撮影した冒頭の37分は、ゾンビ映画特有の?気持ち悪さの中に、所々の違和感や、「ここ笑っていいの」というような部分、低予算なのであちこち編集ミスがあるなあ、と思いながら観ていた。全部で96分のはずだよな、とやや退屈も感じながら観ていると、後半が始まり、この映画の肝に入っていく…。本作のキャッチコピーには「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」であるが、まさにその通りであった。
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この映画に関しては、上田慎一郎監督がかつて劇団「PEACE」(現在は解散)の舞台作品『GHOST IN THE BOX!』を観てインスパイアされて作られたという。元劇団主宰の和田亮一氏が映画の「原作」を主張して、著作権問題が起きているらしい。「原案」と「原作」の違いについては微妙なところがあって何とも言えないが、せっかくの素晴らしい映画なので、うまく折り合ってもらいたいとも思う。また、役者陣は全てオーディションで選ばれた無名の役者さんらしいが、それぞれの役にぴったりとはまり、実に生き生きとした演技をしていた。これは役者を見てから「あて書き」として脚本を作るという手法によるもののようだ。
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テレビドラマとも舞台演劇とも違う、「映画」というジャンルでないと表現できないものとは何か、と映画を観ながら時折考えることがあるが、この映画はそういった「映画」独特の魅力を伝えてくれている作品であることは間違いない。是非予断を持たずに映画館に足を運んでもらいたいと思う映画であった。



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0904 「台風21号」 [日々の雑感]

0904 「台風21号」思いの外被害が大きかった。
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今年の台風21号は1961年の「第2室戸台風」とほぼ経路が同じということで、「第3室戸台風」と呼ぶメディアもあるようだ。前の迷走台風と違ってほぼ正確に進路が予想できたためか、鉄道各社も前日に翌日の運行停止を予告していた。それに伴い、阪神間の多くの学校も前日のうちから翌日の休校を打ち出したのは良策だったと思う。「朝7:00の時点で警報が…」というのに拘って実際の気象と合わないことも少なからずあったから。

当日の朝、とりあえず暴風警報は出ていたから、結果は同じだったかもしれない。雨は昼前から次第に強まり、風も激しくなってきた。1時過ぎに一度停電になり、一度は回復したが、1時50分ごろ再び停電して、いつ通じるのかなと待っていたが、夜中の2時過ぎまで直らなかった。ただ、今回の停電はかなり広範囲にわたるものだったようで(この記事を書いている時点で20万戸以上の家庭が停電しているとのこと)、この程度で済んだのは不幸中の幸いと言わざるべからず。95年の震災の時は電気はわりと早く回復したような記憶があるが、どうだっただろう。あの時はガスも上下水道も全部ダメだったので、水や食糧をどう調達するかで頭がいっぱいだったようにも思う。

今回気づいたことは、屋上に揚水している住宅は、電気が通らないとやがて上水道も出なくなるということだ。また、前と違ってスマホもカーナビもあるので、車に乗れば充電もでき、TVも見ることができるが、逆に暗い家の中で過ごすことの不如意を強く感じてしまうようだった。自分は前の金曜日の夜飲み屋で食べたものがあたったのか、感染性胃腸炎のような症状が続いていて、水やポカリ・コーラの類を飲んでは寝ているかトイレに入っているという状態だったので、電気のない生活の不便さは少し軽減されたのかもしれない(これも不幸中の幸い?)。おかげで3kgも減量出来てしまったが(笑)。
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4時ごろになって風雨が少しおさまったので、スマホの充電を兼ねて?車で出かけてみた。芦屋浜(第一・第二)は全域停電のようで、信号も消えていた。幸い?車もそう走っていないので、あまり不便は感じなかったけど。R43に入ると信号は点いていた。薬屋さんも大半閉まっていたが、ウェルシアが開いていたので、ガスター10といくつかの日用品を買って帰った。住吉川も増水していたが、7月の豪雨の時ほどではなかった。家では震災以来常備していたいくつかの懐中電灯や蝋燭があり、重宝した。一番重宝したのは100均で買ったこれ。
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ポンと押すと点き、もう一度押すと消えるので、トイレと玄関に置いて使った。
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当たり前だが扇風機もつかないので暑い。涼みがてら車で潮芦屋を回ってみたが、スーパー・コンビニも含め全域真っ暗で不気味だった。さほど被害はないように見えたが、一番南の涼風町の南端は高潮の被害があったようだ。ちょっと見回っただけでは分からないね。
今日になって見た涼風町の海沿い。
六甲アイランドから流れ着いたコンテナ。
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道路には高潮が乗り越えたため上がった砂が。
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今回一番の被害と感じられたのが関西空港。連絡橋に係留中のタンカーが流れて激突し、交通が遮断されていた。(写真はwebより)
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空港内の3000人移動できず孤立状態になった。滑走路も半分は浸水で閉鎖。相変わらず「想定外」とのたまっているが、3mも地盤沈下しているのに対策が甘いのは見え見えだ。一時期存続も危うかったから、危機管理に手を回す余裕もなかったのだろうが、いつも起こってから対処の繰り返しなのはつくづく腹立たしい。ポートアイランドも初めは橋しかなかったが、地震のあたりから地下道路が造られていたではないか。

我が家の母娘も8日から北欧に旅立つ予定だったので、「こんなことになるとは!」と驚きあきれていたが、その後粘り強く交渉して一日遅れの福岡発になんとか変更できることになった。恐るべしその執念!!

最後に知人がFBに上げていた写真をいくつか。
西宮砲台付近。
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西宮浜の中古車展示場の車が炎上。
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こちらはwebから
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六甲アイランドも水びたし。
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よく行っているサンシャインワーフも。
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これを書いている日(6日)の未明、今度は北海道で大きな地震が起きたようだ。まさに災害だらけの今夏の日本列島だが、自分なりに対策をして災害に立ち向かうしかないんだろうな。もちろん行政にもやるべきなのにやれてないことが多々あることも付け加えておきたいが。


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神戸ホンキートンク9月のスケジュールなどなど [神戸ホンキートンクライブ日程]

夏の終わりなのに夏雲。
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9月になっていきなり大型台風が襲ってくるらしいですが、被害が少ないことを祈ります。
西浜公園の「酔芙蓉」。葉はそれなりに広がっているけれど、今年は咲きそうにないなあ。
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台風が過ぎて少し涼しくなっても、また暑さがぶり返すようです。水分をたくさん摂って体調に気をつけたいものです。

さて、今月のライブ(演奏)ですが、
9月16日(日) 
HOBO & New Bohemians @神戸ホンキートンク 19:30 スタートです
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隔月の第3日曜日にやっているバンドです。新曲も少しずつ増えています。翌日も祝日なので是非お出で下さい。

あとこれは10月の初めですが、六甲山牧場でBluegrass Fes.(GGBG)があります。
今年は "The Seldom O'gene" 名義で出演します。
10月7日(日) 
出演時間は13時ごろ。
天気も良さそうだし出店もあるので、一日中楽しめると思いますよ。
六甲山牧場ブルーグラスフェスティバル
兵庫県神戸市灘区六甲山町中一里山1-1  電話:078-891-0280
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神戸ホンキートンク9月のスケジュールがFBにアップされたので転載します。初めて名前を見るバンドもいくつかあるようですので、是非お店にお問い合わせを。日曜日が全部埋まったのでいつ来られても演奏が聴けますよ。

神戸ホンキートンク
神戸市中央区加納町2-2-2
Tel:078-241-2161
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神戸ホンキートンク9月のスケジュール
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(クリックすると少し大きくなります)

また門戸厄神の「壱服庵」でも週末限定でライブをやっています。こちらもよろしく。
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9月イヴェント予定
https://ippuku-an.at.webry.info/201808/article_2.html

それでは、今月もよろしくお願いいたします。

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0830 HOBO & SADAO OHYA vol.12@アビリーン [バンド]

HOBO & SADAO OHYA w/AKIRA YOHIKAWA vol.12@アビリーン
  Special Guest HIDEMICHI HIRAI(Mandolin)
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前回のレポートはこちら
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前の週の金曜日に "The Seldom O'gene" というブルーグラスバンドで出演して、一週間経ってない中今回もアビリーンでやらせていただきました。毎週末ライブをやってるバンドはすごいなあ、とつくづく思いました(笑)。
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さすがに2週連続で来てくださる方はあまりいないだろうな、と思っていましたがその通り(苦笑)。それでもマスターが声をかけてくださったのか、ご近所のご夫婦とカントリー好きのご夫婦の二組の予約があり、ビックリしましたが有り難いことでもありました。また、いつも来てくれる同級生のA比奈君がこれまた同級生の美女を一人連れて来てくださって、華やかに?ステージが始まりました。
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去年の8月のライブの時にMdの平井君に Special Guest をお願いしましたが、「俺はあくまでもゲストだから…」と言っていたわりには、以来7回中6回の出演になってしまいました。ひょっとしてこのバンド好きなんちゃう?と思っていたら、「10月はちょっと野暮用で…」とキャンセルが入りました。また12月には復活してくれるのかなあ。
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1年前、グレン・キャンベルの追悼ということで2曲ほどやったのを思い出して、一周忌ということでやってみました。また、毎回こんなインストをやってほしいと私がリクエストしていますが、"Lonesome Moonlight Waltz"と "Cherokee Shuffle" を。どちらも素晴らしかったです(ほとんど観客のがわですな)。ブルーグラスでやったことのなかった曲も2曲、"Old and in the Way" と "Summertime is Past and Gone" をやりましたが、やはり練習不足感は否めなかったかも。でも、このユニットだから急に言ってもやらせてもらえるので、次回もチャレンジしたいと思ったことだよ。
カントリー好きのお客様のリクエストで、マール・ハガードの "Silver Wings" と "Sing Me Back Home" をやりましたが、喜んでいただけたようでよかったです。ロドニー・クロウェルの "Song For Life" も久しぶりに聴いたよ、と言ってもらえました。カントリーの曲ももう少し増やそうかな。
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遠い明石から毎回のように来てくださる、後輩思いのオッピーさんに、ゲストで何曲か歌っていただいて、つつがなくライブを終了しました。
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来ていただいたお客様、心を寄せていただいたお客様有難うございました。ノン・ジャンルというととっつきにくい感じもするようですが、ブルーグラスをやっていた者たちがこれはいい曲と思った曲を選んでやっていますので、きっと気に入っていただけると思います。Bs の吉川君とお客さんのトリオ・コーラスも少しは様になってきた…かな。
平井君、ビール片手にご満悦。
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次回は10月25日(木)です。是非お越しください。


Set List

I Saw Your Face In the Moon (D)
By the Time I Get to Phoenix (E)
Gentle On My Mind (E)
https://www.youtube.com/watch?v=aN5s9hO2KvY
Blues Stay Away From Me (G) トリオコーラス、少し上達?

Lonesome Moonlight Waltz (Dm)

Old and in the Way (G)
Summer Wages (D)
A Place In The Sun (A)

Did she mention my name (A)
Silver Wings (E)

Sing Me Back Home (G)
Smile (F) ジャズのテンポはすごく遅いと教えられました(笑)
Home (A)
Summertime (Gm)
Summertime is Past and Gone (G)

Cherokee Shuffle (A)

Song For Life (E)

I Shall Be Released (G)

Oppi Time
I Wonder Where You Are Tonight
Okie From Muskogee
Mr. Bojangles
Help Me Make It Through The Night(平井君のリクエストで私が歌いました)


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