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0708 線状降水帯と住吉川 [日々の雑感]

増水した住吉川。
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梅雨入り宣言してからもう一月近く経つが、しっかり雨が降り続いている(笑)。空梅雨の年もあるような気もするが去年はどうだったんだろう。去年は6月26日ごろの梅雨入りのようだから今年より2週間も遅い。空梅雨だったのかな。
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梅雨の合間の晴れた日曜日。これが正しく「五月晴れ」と呼ばれるもののようだ。
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この日我が家のゴーヤも初収穫。特につながりはないが(笑)。
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ここ数年「線状降水帯」という用語をよく聞くようになった。近年に特徴的な現象なのか、前からあったが新たな気象の見方として出てきたのだろうか。wikiによると「線状降水帯は、『次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50〜300 km程度、幅20〜50 km程度の強い降水をともなう雨域』(気象庁が天気予報等で用いる予報用語)である。」とのことだ。日本では「集中豪雨発生時に線状の降水域がしばしばみられることが1990年代から指摘されていた。1995年-2009年の4月-11月の期間を対象として、日本で起きた集中豪雨事例を客観的に抽出し降水域の形状についての統計解析を行ったところ、台風によるものを除いて、約3分の2の事例で線状降水帯が発生していることが明らかにされた。」近年では、2012年7月九州北部豪雨、2013年8月秋田・岩手豪雨、2014年8月豪雨による広島市の土砂災害、2015年9月関東・東北豪雨、2017年7月九州北部豪雨、2018年7月豪雨(西日本豪雨)とほぼ毎年のように起こっている。
2017年の線状降水帯の説明図(webより)。
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今年の豪雨は初め熊本の球磨川流域で起こったが、その後岐阜や静岡・長野、果ては東北の方まで連鎖的に続いたので、地域を指定できず「令和2年7月豪雨」と名付けられたようだ。球磨川は別名「暴れ川」と呼ばれ、氾濫の多い急流として知られていたが、「脱ダム宣言」の一端としてダムによらない治水を目指していたようだが、それはそれで膨大な費用と期間がかかるので、今回の災害を防ぐのには間に合わなかったようだ。これだけ「過去50年にない豪雨」が続くようだと、最低限のダム建設はやむを得ないのかもしれない。
0706の住吉川。
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次々と「線状降水帯」が発生することの予測は難しいらしく厄介であるが、それでも1・2日前には予測されているので、日ごろから自分の住んでいる地域のハザードマップを確認して早めの避難を心掛けるしかないだろう。でもこれだけ毎年被害があっても、「まさか自分の所は大丈夫だろう」と思ってしまうのは人の性というべきか。コロナの場合もやや似たような受け止め方があるような気がする。

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この日は市民病院でCTスキャンの撮影があったので早朝から出かけた。出るころは雨はほぼ上がっていたが、4時ごろ1時間に50㎜の豪雨だったらしいので、阪神魚崎駅の辺りから住吉川の様子を見てみた。右岸の遊歩道が冠水しているのが見えたが、2年前の豪雨の時ほどではないようだった。
0708の朝の住吉川。
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午後になって再び川に行ってみた。
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何ヶ所か冠水している遊歩道があった。去年の秋からやっていた川底の浚渫作業がどれだけ功を奏したのかどうかはよくわからない。

打ち上げられたウナギがいたのでびっくり。
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勇気ある?おっちゃんが川に下りて水に返してやったようだが、なかなか立派なウナギだったのでちょっともったいない気も(笑)。
同じく打ち上げられていた木の一部。直径30㎝はあった。
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夕方になって水が少し引いた頃少し歩いてみた。阪神の下まで行ってツバメの巣を見ると、雛のいる気配がない。巣立っていったのか川に落ちたのか…。
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0704に見た時かなり羽が黒っぽくなっていたので、巣立ったと思いたい。
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