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0803 MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)@ 滋賀県甲賀市信楽町 [展覧会]

0803 MIHO MUSEUM 特別展「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」。
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MIHO MUSEUM(ミホ ミュージアム)は、滋賀県甲賀市信楽町田代にある滋賀県の登録博物館である。山の中にある「桃源郷」をイメージして造られている美術館で、建物が素晴らしいという話だけを聞いてこの日行ってみることにした。近くに「鶏鳴の滝」という名瀑があるらしいのでそれとセットで、猛暑が続く中少しは涼感があるかなと思ったので。

行きは高速に乗って、新名神の草津田上ICから地道。珍しくも大津SAで休憩をとる。通り過ぎることが多いが、琵琶湖が遠望できるいいSAだ。
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途中の道沿いに「秀明自然農法しがらきの里」という看板があり、??と思いながら通り過ぎた。これが目的地のミュージアムと関連があるとはつゆ知らず。11時過ぎに駐車場に到着。係員が丁寧に誘導してくれてちょっと驚く。駐車場から先ず入ったのはレセプション館というところ。
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ここから徒歩もしくは電動バスでミュージアムに移動するようだ。レストランでは先ほど見た農場で採れたものが出されているという。今回は食べなかったけど。
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暑いので無料のバスに乗ることに。
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トンネルを抜けるとそこは桃源郷、という趣向らしい。春は枝垂桜が美しいという。美術館のエリアは完全禁煙ということなので、展示品の保存には相当気を使っているようだ。
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前庭の植栽もかなり手を入れてあるという風情。建物はあのルーブル美術館のピラミッドを設計した著名な建築家 I・M・ペイが設計したそうで、半地下に埋められているのは周囲の自然との調和を目指したものらしい。
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確かにこの建物を見るだけでも価値があるなあと思ったことだ。
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今やっている夏の特別展(6/30~8/26)は「赤と青のひ・み・つ 聖なる色のミステリー」というもので、太古の人々にとって「色」がどのような美的・宗教的意味を担っていたのかを、赤と青という二つの色に絞って探るというものだ。赤と青を表す顔料などを手がかりにして展示されてあった。
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親子連れを意識しているのか、分かり易い説明のパネルやプロジェクターで投影されるイラストなど、子供にも興味を持たせる工夫を感じさせるものが多々あった。
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webより
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こういう古代の遺物についての知識はあまりないが、素人目に見てもこんな貴重なものを良く集められたな、という思いで、次々と現れる展示物に見入ってしまった。これを見るだけでかなりの労力を費やした。
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こちらにも喫茶のコーナーはあって、珈琲や軽食をいただくことができた。珈琲を飲んで一休み。
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かなり見疲れたので、後半は常設館をチラ見しながら電動バスの乗り場に行き、レセプション館に帰った。
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たくさんのものを一度に見たので、未消化の感が強かったが、もうお腹いっぱいという感じだった。JAF割引で900円という、この手の美術館(博物館)としては格安なので、また来たいと思ったことだよ。

MIHO MUSEUM という名の由来がよく分からなかったので、帰ってから調べると、このミュージアムは世界救世教(更にたどると大本教にたどり着くらしい)から分立した宗教法人神慈秀明会の会主・小山美秀子のコレクションを展示するため、1997年に開館したのだと知った。膨大なコレクションの数々、係員の不思議に丁寧な対応ぶりなど、ややいぶかしく思っていたことが氷解した。ただ、宗教法人の運営といっても、政治的な活動の要素はあまりないようで、若干の宗教的なアピールは感じられるにしても、芸術は芸術と割り切ればさほど問題はないようにも思われた。ちなみに初代館長はあの梅原猛さんだったそうだ。それにしても宗教団体の資金力のすごさには驚かされたが。

1時過ぎにミュージアムを出て、次の「鶏鳴の滝」に向かったが、自然食のレストラン「Peach Valley」で昼を食べればよかったなあ、と後になって思ったことだよ。

<参考>「永遠の至福を求めて」「MIHO MUSEUM世界の古代美術」

後半に続く…。
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omachi

歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。
by omachi (2018-08-14 21:00) 

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